2009年03月02日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音
数ヶ月に1度のペースで研修に行ってます。研修に参加して間もない頃は資格維持のための研修ポイント目的というのもありましたが、今では出来るだけの研修に出かけるようにしています。
正直言って、たまにちょっと内容が薄いかなと感じる時もありますが、多くはコーチとしての知的欲求を満たしてくれる内容です。ですから周りの若いコーチも誘って参加するようにしてます。
主催は日本体育協会、日本テニス協会、日本プロテニス協会、その他いろいろです。今回はプロスポーツ指導者連絡協議会が主催で弁護士の方を招いてのセミナーでした。
「セクハラの現状と対策」と「スポーツ事故とインストラクター」の2本立てでした。セクハラの方は、相手の嫌がることをするなという事に尽きると思いますが、同じ事をしても許される場合と許されない場合があるところがややこしいところでしょうね。
その辺の中年のおじさんがやるとセクハラでキムタクがやるとセクハラじゃないというわけだから、納得いかない面もありますが、男性側からの訴えが少ないということは、やはり、嫌な思いをしているのは女性が多いということですね。勉強になりました。
次の「スポーツ事故とインストラクター」の講義は、明日は我が身と思い知らされる内容でした。
何年か前の判例を取り上げての講義で、サッカー大会に出場した高校生が落雷を受けて視力と両手両足の自由を失った事例を取り上げ説明されました。
雷鳴が聞こえたのに適切な処置をしなかった。この過失で何と3億円の賠償金の支払い命令がなされたのです。我が身を振り返ると同じ様に遠くの方で雷が鳴っていても練習を続けたなどということは正直結構あります。
ここでのポイントは安全の手引きにどうすべきと書いてあるかでした。手引きには「遠くてもプレーを止めさせるべきだ」と書いてあったのです。
我々コーチも「スポーツ指導者必携書」を渡されています。何気なく持っていましたが、重要なものなんですね。安全の項目、すぐに読み直しました。恐らく大会関係者にとっていろいろな意味でかなり重い判決だと思います。
それにしても3億円は大きいですよね。被害者が若いということもありますが、最近の裁判は事業者への賠償額を算出する時、保険に入っていることを前提に額を出すので高額の賠償金のケースが多くなるのだそうです。
私の場合もプロテニス協会に属しているので、保険への加入はほぼ義務づけられている関係で保険には入っています。もしもの備えは生徒さんへの配慮にもつながると思っています。
今回思ったことは、その時代によって判断が違う、許容範囲も違う、それが現実だということです。法律という一見揺るぎないと思われる基準でさえ時代によって違うのです。これからも出来るだけ研修に参加して自分を高める機会をもちたいと思います。
時代を感じつつ時代に流されないように。
勝者のフットワーク塾 中屋
正直言って、たまにちょっと内容が薄いかなと感じる時もありますが、多くはコーチとしての知的欲求を満たしてくれる内容です。ですから周りの若いコーチも誘って参加するようにしてます。
主催は日本体育協会、日本テニス協会、日本プロテニス協会、その他いろいろです。今回はプロスポーツ指導者連絡協議会が主催で弁護士の方を招いてのセミナーでした。
「セクハラの現状と対策」と「スポーツ事故とインストラクター」の2本立てでした。セクハラの方は、相手の嫌がることをするなという事に尽きると思いますが、同じ事をしても許される場合と許されない場合があるところがややこしいところでしょうね。
その辺の中年のおじさんがやるとセクハラでキムタクがやるとセクハラじゃないというわけだから、納得いかない面もありますが、男性側からの訴えが少ないということは、やはり、嫌な思いをしているのは女性が多いということですね。勉強になりました。
次の「スポーツ事故とインストラクター」の講義は、明日は我が身と思い知らされる内容でした。
何年か前の判例を取り上げての講義で、サッカー大会に出場した高校生が落雷を受けて視力と両手両足の自由を失った事例を取り上げ説明されました。
雷鳴が聞こえたのに適切な処置をしなかった。この過失で何と3億円の賠償金の支払い命令がなされたのです。我が身を振り返ると同じ様に遠くの方で雷が鳴っていても練習を続けたなどということは正直結構あります。
ここでのポイントは安全の手引きにどうすべきと書いてあるかでした。手引きには「遠くてもプレーを止めさせるべきだ」と書いてあったのです。
我々コーチも「スポーツ指導者必携書」を渡されています。何気なく持っていましたが、重要なものなんですね。安全の項目、すぐに読み直しました。恐らく大会関係者にとっていろいろな意味でかなり重い判決だと思います。
それにしても3億円は大きいですよね。被害者が若いということもありますが、最近の裁判は事業者への賠償額を算出する時、保険に入っていることを前提に額を出すので高額の賠償金のケースが多くなるのだそうです。
私の場合もプロテニス協会に属しているので、保険への加入はほぼ義務づけられている関係で保険には入っています。もしもの備えは生徒さんへの配慮にもつながると思っています。
今回思ったことは、その時代によって判断が違う、許容範囲も違う、それが現実だということです。法律という一見揺るぎないと思われる基準でさえ時代によって違うのです。これからも出来るだけ研修に参加して自分を高める機会をもちたいと思います。
時代を感じつつ時代に流されないように。
勝者のフットワーク塾 中屋
コメント
この記事へのコメントはありません。