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勝者のフットワーク塾 オフィシャルブログ ちょっとしたことです。知ることで何となくもやもやしていることが軽くなります。そして思いがけず道は急に開けるものです。日々 テニスに真剣に向かい合っている人に送ります。オーストラリアでコーチに転身、元高校教師、中屋晋の思考の響き。フットワークがわかるとテニスが変わる。勝者のフットワーク塾の教え。出来ないことが出来るようになるテニススクール開講中。

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ボレーは脇を締めるというより肘を前に

プロの選手のボレーの映像がよくYoutubeに流れていますが、ボレー・ストロークの様子を撮ったものが多いです。

その場合、選手はリラックスしてストローカーとのラリーを続けています。

敢えて腰を落としてボレーをすることはしません。

federervolley

ゲーム中にフェデラーがミドルボレーを打つところです。

この写真の状態の後、肩より上のボールを打ちにいっているわけではありません。

でも、肘をここまで上げてます。

ここから左肩を回すことなく肘でラケットを運び打球します。

脇を締めてボレーをしてうまくいくこともありますが、ポイントは肘を前に動かすことだと思います。

そのためにはこの肘の高さを覚えておきましょう。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

理性を働かせて感情を言語化する  中屋の響き:鐘の音

 先日、ある番組で就職情報サイトを経営する26歳の若き社長村上 太一さんの特集を見ました。
 この方、早稲田大学1年生のときに立ち上げたネットベンチャーを去年東証マザーズ上場し、今年10月に一部に上場させたという若者です。25歳での東証一部上場は、最年少記録だそうです。
 この会社の経営理念は、

「幸せから生まれる幸せ」

 ヒトを幸せにすることによって生まれる幸せを最大化していくことを理念にビジネスをしている

 当たり前のように聞こえる言葉だが、26歳でこの考えに達しているとは、ただものではない。

経営がうまくいかなくなった時に、何でこんなことをやっているんだろうと感情で考えてしまい会社を諦めてしまおうと思った彼。

その時、感情が原動力だったことで、感情に踊らされていた自分に気づき、理性を働かせて自分のやりたいことの言語化を試みた。

「幸せから生まれる幸せ」のためには何をすればいいのか。そのために自分は頑張っていると言えたことが大きかった。

この結果、安定した心の軸を得ることが出来たとのこと。


私はと言えば勝者のフットワーク塾を創設した40代後半で、やっと、やっと

「テニスで幸せに」

テニスで得た幸せをさらに共有する幸せを最大化すること。

自分のやりたい事の言語化にたどり着き、そのためには何をすればいいのか考えることが出来たわけで、村上 太一さん恐るべし。 

理性を働かせて言語化する。

これは、まさにこの発想を言語化したことは素晴らしいことです。

ある意味、テニスの技術の言語化に取り組んでいる私の背中を押してくれる発想です。

このことを手掛かりに考えると、感覚を原動力に作った技術は、感覚に踊らされるとも言える気がします。

そこに理性を働かせて言語化をする手続きを取り入れれば、感覚を頼りに解決するより明確に効果が期待できるのではないか。

そんな気がします。

村上龍との対談、面白いです。これです。(配信期限あるようです。お早目に)
カンブリア宮殿 動画
kanburia2012

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

積極性と自滅の違い         中屋の響き:鐘の音

この前の3連休であるジュニアの全国大会を見てきました。

岩手県の代表で塾生の畠山君が出場していました。

 1回戦を勝ち上がった後の2回戦を見ました。相手は第1シードを破って勝ち上がった選手でした。

 まず、第1セットは6-2で取り、第2セットへ。試合は明らかに相手が勝手にミスをしてくれる展開で、返していればポイントが転がり込んでくる状態でした。
 ところが第2セット5-2のマッチポイントまで取っていながら、相手のボールが徐々に入り始め、返していればよかった試合が防戦一方になり、何と5-7で2セット目を落としてしまいました。
 3セット目のスーパータイブレイクに突入。結局、相手の勢いは止まらず10-3で、敗退してしまいました。
 相手がミスを恐れず積極的に攻めたと言えば、そうとも言えるでしょう。でも、これは結果的に勝ったから言えることです。もし、相手があのまま負けていたら自滅したと言われていたでしょう。

 では、積極性と自滅の違いは何でしょう。

 結果で判断するしかないのでしょうか。

私は自分で決めたことを実行出来たかどうか、それで試合をコントロール出来たかどうか。ポイントはここだと思います。

相手に何かをさせた方が主導権を握れます。
こうしようと思う前に何かをさせられる展開は避けたいです。
速い球を打たせる。緩い球をミスをさせる。前に後ろに走らせる。ボールを待たせる。苦手ショットを打たせる。高い球低い球を打たせる。

何をさせるかを決め、それを実行する。その積み重ねが出来ると積極的に試合が進められたと言えるのではと思います。
試合中は、決めて実行したことは後悔しないことです。

畠山くんは、一気に劣勢になって、それでも何かをさせるプランを立てられたのか、もしかしたら相手のミス頼みになっていたかも知れません。

試合は残念でしたが、最高にいい経験をしたと思います。ここから彼が何を学ぶかですね。楽しみです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニス指導者の組織力

「施設内での盗難、傷害等その他の事故が発生した場合、
    本施設及び会社は一切責任を負わないものとします」

こんな表示を見かけたことのありませんか。

平成12年に制定された消費者契約法では、第8条で事業者の損害賠償責任を免除あるいは制限する条項は無効とすると定めています。

つまり、冒頭の一文は意味がないということです。

指導する者の責任は必ず問われます。

 先日、日本プロテニス協会のコンベンションに参加してきました。私は指導者として日本プロテニス協会に登録しています。
jpta201201

ラフォーレ東京が会場でした

jpta201203

錦織君を育てたIMGよりレポート

jpta201202

谷澤プロの最新コーチング情報、この後安全管理講習会へ

 日本には指導者でありながら、部活動の顧問の先生をはじめ無登録で活動している指導者が多すぎます。国が指導者の育成システムに本気で取り組んで来なかった結果です。

 そんななかにあって指導者の登録者数を調べてみると、サッカーの登録指導者は31,404人で、全競技中トップでした。さすがの組織力です。次いで水泳19,624人。

テニスは何人だと思いますか。

5,491人です。
(日本体育協会会報より)

いかにテニスコーチが自分勝手かわかります。組織力がない。

 自分だけよければいいというコーチが多数いる限り、日本のコーチのレベルを根本的な部分から上げることはできません。

 テニスコーチとして2つのベクトル、自分のコーチ力を高めるというベクトルとコーチ界の全体のレベルをあげるというベクトルを持って活動することが必要です。
 組織に所属すれば、年に何回か研究会に参加するようにもなるでしょう。ネットや雑誌からの聞きかじりでの指導には限界があります。

 資格を持とうとしないコーチの言い分に、「資格がなくてもちゃんとしたレッスンが出来ればいいでしょ」「資格があったら食べていけるの?」「協会の考えるテニスと自分のテニスが違うから」「生徒のことを思う気持ちに資格は関係ない」等々いろいろ聞きますが、その心は資格を取るための費用を遣いたくないというところにあるような気もします。
 指導者のとして費用と時間を掛けてトレーニングを受ける機会を持つことは大切なことです。当然、生徒の安全管理の基礎も学ぶべきです。

31,404人と5,491人、明らかにサッカーの組織力とは差があり過ぎです。

錦織君の活躍だけに頼っていては、一過性の流れしかつかめないのでは、、、

「私は」だけでなく、「私達は」という立場で考える必要を感じます。
本気でテニスを愛するなら、テニスを利用するだけでなく、組織として発展する方向に行動することとは何か。まずはここから。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを見てないって言うが、、、中屋の響き:鐘の音

 コートでミスショットをした時、「ボールを見てないですよ」なんてアドバイスをもらったことはありませんか。
 あ、そっかぁーそうかも知れないなんて一所懸命反省したりして、そんな反応の人は意外と多いのでは。
 ここだけの話ですが、「ボール、見てないですよ」とか、「力は入ってますよ」とか、まあこの辺を言っておけば大抵のミスショットのアドバイスになります。相手も納得してくれるし、自信を持って反論する人もいません。

 コーチには、こんな便利な言葉あるんだということを頭の隅にでも置いて下さい。私は滅多に使いませんが。

 さて、ここでボールを見ると言うことに焦点を当てて考えてみたいと思います。えー次のことを想像してみて下さい。故障している車を必死に押している人の様子です。

 どうでしょう。顔は前を向いてますか、それとも下を向いてますか。

 下を向いている姿を想像した人が多いのではないですか。たぶん、多くの人は力いっぱい何かを前に押そうとした時、下を向くと思います。

 つまり力を発揮しようとする方向とは逆にアゴをもって行こうとすることが効果的だということです。

 テニスの話に戻りましょう。前方にスイングをするためにはアゴをスイングの方向とは逆の方向にもって行くことで力が合理的に発揮できるのです。

ですから、ボールを見ることが目的ではなく、顔を残すことが大切なのです。はっきり言ってボールをずっと見ている一流選手はいません。

 ボールを見続けることを最優先にするとテニスになりません。では、何を最優先に考えるか。

「軸」を保つことです。ということは「軸」が保てなくなりそうになった時、もちろんボールから目を話してもいいです。
 
「そんな時、ボール見てませんよ」なんて言われたら、キッと睨んであげましょう。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:00 | コメント(1)| トラックバック(0)

フォアハンドスライス        中屋の響き:鐘の音

ボルゴポルフ選手と高雄恵利加選手のフォアハンドスライスです。



 フォアハンドスライスをしゃくったり、突っついたり、そんなイメージだけはなく、上から押さえる様な打ち方も練習しましょう。
 ブロックするようなスライスだけではワイドなボールに対して相手のチャンスボールにならないスライスで打ち返せません。
 今ある技術でもゲームは出来るでしょう。2年後3年後変わるために自分にない技術を練習して欲しいです。

知っておきたいのは、グランドストロークの動きとボレーの動き。この二つの切り替えが出来るとストロークの幅がぐんと広がるということです。

Vfootworkは、あくまでも真面目に技術の習得にこだわります。
昨日の舎人塾での練習課題でした。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

肩を入れる          中屋の響き:鐘の音

肩の入れ方には2種類あります。

ボレーにしても、グランドストロークにしても、肩を入れるという動きは必要です。

これには2種類あります。

肘を前に出す方法と後ろに引く方法です。

肘を前に出す方法は、自然と肩が入る気がします。

肘を後ろに引き方法は、間違えると開いたままになってしまいます。

こんなことを試してみて下さい。
聞き手の手の甲を背中にあてて、肩を前に出します。背中に負ぶさった子供に話しかける感じになります。

〇グランドストローク

dateClijsters
後ろに引く方法            前に出す方法

今では前に出す方法が主流でしょうか。
古くはクリス・エバート選手が思い出されます。


〇ボレー

federematsui
後ろに引く方法            前に出す方法

肩が開きやすい人は、松井選手の前に出す方法がお薦めです。
ダブルスチャンピオンのルネ・スタッブス選手も前に出す派でしたね。

いずれにしてもボールを打球するにあたって、横向きを作って壁を作るためには、肩を入れる動きは不可欠です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

指導の定説          中屋の響き:鐘の音

 もっともらしい理屈をつけて、納得させられている指導の定説ってあります。
 その真偽の程、それを検証するには科学的な証明、それかコーチのセンスではなどと思ったりしてます。

 例えばサーブの時のラケットを持っていない左手。いくつかのテニスの指導書には、その手はお腹に抱え込んで終わるべきで、後ろに流すようなフォームは矯正すべきフォームの例にあげられています。
 でも、今やマレー選手、ロディック選手をはじめ多くのプロはこのかたちです。

murrayservefoot

 たぶん、その時代に活躍する選手には確認出来ないフォームだったのでしょう。
 この左手が後ろに流れてはいけないという納得させられる理由も確かに多数存在しました。でも今となって見れば、、、 

 また、サーブの時の左足です。前に踏み込んンだ時に動かさすべきではないという指導もいくつかの指導書に見られます。

nishikoriservefoot

果たして動かすべきなのか、動かさないべきなのか。



ご存じ鈴木貴男選手のサーブです。ものすごい踏み込んでいます。プロの選手でこれだけ踏み込む選手といえば、1990年代に活躍したスペインのモヤ選手がいましたが、後に修正してステップインしないフォームにしました。

それと錦織選手のグリップです。以前は随分グリップエンドを余して持っていましたが、今は変わったようです。

nishikorigrip

グリップについてついでに言うとフェレーロ選手のバックハンドです。両手バックハンドなのですが、右手と左手をくっつけないで、間を空けて握っています。
最近は少し間が狭くなってきた気もしますが。

ferrerbackhand
2012.8

それと両手フォアハンドについては片手に直すべきではないか、もちろん理由はありますが、もしかしたらこれは私の好みかもしれません。
有名どころでは、サントロ選手、ギャンビル選手、セレス選手がいました。日本には結構います。

勝っている選手がいる以上は、それぞれの定説は1つの技術として市民権を得られるべきなのでしょうけど、
・サーブの左手は抱えて終わるべきか
・サーブの踏み込み足は動かさないべきか
・グリップエンドは余さないで握るべきか
・両手バックハンドは左右の手をくっつけるべきか
・フォアハンドは片手で打つべきか


哲学の方でいう「ビュリダンのロバ」ではないですが、条件をいくら揃えても切りがありません。最後は決断しなければいけません。

どこまでを個性と考え、どこまでを基本と考えるかの線引きは個々で持っていた方がいいでしょう。

私は自分が感じ得たもの以上のものは教えられません。情報を集め自分で感じ得たもののなかから伝えたいと思っています。
感じ得た世界の質はコーチそれぞれですから。

皆さんのコーチはどうですか。
「どっちでもいいんじゃないすか」
これが一番、無難ですが、、、

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織圭のフットワークをスローでズーム

フットワークで考えるのは足を細かく動かすこと?

テニスのフットワークの要素を整理することで、具体的に構成要素を点検、修正、トレーニングが出来ます。



映像中のフットワーク分類

1)スタートのためのステップ
Ready step, Split step, Drop step

2)ボールに追いつくためのステップ
Rhythm step, Three step, Running step, Turn around step

3)ボールを打つためのステップ
Stepdown, Backfoot, Trans hot, Lateral Trans hop,Pivot Volley

4)戻るためのステップ
Side step, Cross over, Running back

◆スタンス(発射台):Semi open
(ブレーキングのためのステップ:Side drag)


「Split stepの後にSide stepありません。」


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

山中教授のノーベル賞受賞で思う進歩ということ

山中教授のノーベル賞受賞のニュースが日本中を駆け巡ってますが、山中教授の研究課題への取り組む姿勢を見聞きしてなるほどと思いました。
 取り分けトップクラスの科学者でありながら謙虚な姿勢で物事を見ている点です。
 謙虚というのは、自然や社会に対して驕らない姿勢についてです。つまり、物事を決めつけてかからない姿勢。常に自分の身の回りのものに畏敬の念を持ちつつ前進する。
 そもそも身の回りのもの全てが、ああなればこうなると明らかに決まっているわけではありません。この実験をすればノーベル賞がもらえる、その事を念頭に実験を始めたわけではないと思います。
 進歩というものは、確かにああしよう、こうしようというある程度の計画があって始まると思いますが、実際ああすればこうなると結果を限定出来ないのが現実です。
 山中教授は科学者としての思考は持ちつつ、不確実な現実も認識して不断の努力を続けられたのではないでしょうか。
さもなければ、何万通りもの組み合わせから解を導き出す作業に要する時間を計算した時点で出来ないと断定していたでしょう。
 物事を知れば知るほど、貪欲に前進する姿勢の効果に気が付くことができます。気が付かないのは学習が足りないということです。最後は賢さより貪欲さなのでは。
 実のところ山中教授がやってきたことは結果が計算されていたというより、気になるからとか、当面そうしないと気が済まないからとか、そういった連続の結果だったのでは。
 進歩とは、本当はそういうものかも知れません。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織君が優勝のために変わったこと 中屋の響き:鐘の音

錦織君、優勝しましたね。

もともとセンスはあるので、スタミナを考慮した戦い方を作り上げていけば、トップ10も間近でしょう。

以前は、試合中の表情がいつも苦しそうで、気になっていたのですがそれもなくなり、いろいろ取り組んで来た成果が出たのかも知れませんね。

自分の心というものは、手足と違って意志の通りに自由にならないものなので、自分の意志で動かせるものを使って間接的にコントロールするしかありません。

つまり、自律神経を自分の意志で自由にコントロール出来る人は普通はいないのです。頭で指令をいくら出しても、受け付けない状況はいくらでもあります。

そこで、表情、呼吸、言葉を使うことはスポーツ心理学では、よく取り上げられます。

今回の錦織君は表情がよかったです。去年まではチェンジコートの時、ベンチで眉間に皺を寄せて口を開けて座っていました。この表情は胸で呼吸をしてしまいます。冷静にモノを考えるためには腹で呼吸をする必要があるので、口で息をしていては無理です。

また、眉間に皺を寄せるのもNGです。この表情では自律神経をコントロール出来ません。表情をを変えることとホルモン分泌の関係については、いくつも研究発表がされています。分泌されるホルモンの種類によってをコントロールが可能になります。

以前もいいましたが、テニスは、メンタルの上に技術が乗り、技術の上に戦術が乗ります。つまり、メンタルがコントロール出来れば技術を十分に発揮できる条件が揃うわけです。

是非、皆さんも表情、呼吸、言葉を利用して、メンタルをコントロールして下さい。その気になればすぐ出来ます。技術が光ってきますよ。

そう言えば、錦織君のサーブもよくなりましたね。以前、Youtubeで指摘をしたのですが、今「錦織 サーブ」でググるとトップに出ます。結構な再生回数。

本人の目に触れたかも?なんて勝手な想像してます。

今度はここで錦織君のフットワークを映像で解説します。
乞うご期待!!

とにかく錦織君、おめでとう!


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:54 | コメント(1)| トラックバック(0)

本来の型の意味          中屋の響き:鐘の音

 身体の表現は基本的に無意識であって、なかなか理屈になりません。理屈にならないものをどう教えるのか。
 日本の芸事は、師匠がやる通りにやれといわれます。しようがないから見よう見まねでやると、なかなか「ウン」といってくれない。「ダメダメ」です。
 そのうち「よし」という。そう言われたら合格ですが、言われた方は何でいいのかちっともわからない。
 しかし、長年やっていればだんだんわかってきます。これがまさしく型の典型であって、無意識の表現だから、理屈で説明するわけにはいかないわけです。
 無意識の表現というものがもし存在するとすれば、それは真似してもらうしかない。
 取りあえず真似していって、やがてそれが完成した段階で型が身につく。それが本来の型の意味であろうと思います。
 養老孟司著 「まともバカ」より抜粋。

この文のなかの「長年やっていればだんだんわかってくる」、これが、通らなければいけない道なんだけど、通りたくない道というもので、立ちはだかる巨大な壁です。

でも、そうは言ってもそこを何とかというのが人情ですね。

「齢を取って始めたから時間がない」とか、「仕事と両立しなければいけないから」とか、「負けてバカにされたから早く見返したい」とか、いろいろ事情もおありでしょう。

それでも、上達を焦っている人ほど、10年たっても同じところをグルグル回っているか、冷めて止めているかというパターンが多いです。

回り道をしない方法はありますが、近道はありません。近道をしているように感じることはあるかも知れませんが。

自分のなかの現実主義と理想主義のせめぎ合いのなか前進するしかないのだと思います。

一緒に前進しましょう。

メガホン昨日、新作DVD教材を発売開始致しましたが、たくさんの方から注文を頂きまして、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます。
鋭意、発送作業をしております。お手元に届くまで今しばらくお待ち下さい。
また、ご視聴後に感想等頂けましたら幸いです。


右参加者募集中です!
10月サタデーナイトレッスン
開催日10/6、10/13、10/20

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:55 | コメント(3)| トラックバック(0)

ニック・ボロテリー氏にご挨拶      中屋の響き:鐘の音

USオープンの会場でニック・ボロテリー氏に会いました。
トミー・ハース選手の練習コートでした。

少し立ち話をしましたが、とても気さくな方でした。

何か人を引き付ける空気を感じました。
魅力ある人っていうのでしょうね。

nickbolotelire


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9月サタデーナイトレッスン
開催日9/8、9/15、9/29
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

直線的に引っ張る         中屋の響き:鐘の音

フェデラーのスイングを上からスローで見てみましょう。

スイングは、ご存じの通りにバックスイングとフォワードスイングがあります。

フォアワードスイングについて大事な構成要素が3つあります。

引っ張る --> 振る --> フォロ―スルー

とにかく振ればいいというものではなくて、振るまでに何をしなければいけないのか、どこで振るのか、、、

federefowardS

3枚目の写真。
ボールはすぐそこです。でも、まだ振らない。
これで力強いボールが打てるのか、小手先の弱弱しいボールになってしまうのでは。

当然、そんなことはありません。鞭の先端が最終的に鋭い振りになるのと同じように、強烈なスイングスピードでボールを捕らえます。

ラケットヘッドを遅らせながらグリップを打点まで直線的に引っ張って振るかたちでのスイングになりますが、ここだけを取り上げても体現できるものではないかも知れません。

股関節、肩関節、肘関節、手首、、関節は順に時間差で動かされ、その都度、各関節に窮屈さの形成と解放が繰り返されます。これが運動連鎖の力となるのではと思います。

問題は、窮屈さというものは敢えて作らないと形成されないということです。この瞬間的な窮屈さの連続があるから結果的に楽に打てるようになるわけです。

ここに身体の使い方のトレーニングの目的があります。
打ち方の練習で、結果的、楽に打てる打ち方を身に付けて下さい。



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9月サタデーナイトレッスン
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

バックスイングの重心と頭の位置  中屋の響き:鐘の音

backswing

後ろ足の重心があって後ろ足の股関節を折り込んでます。

頭の位置は前足の股関節の上にあります。

ここからフォワードスイングに。

股関節の折り込みを前足に移し、頭は後ろ足の股関節に上に。

そして、突き放すスイングをすること。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

長いお付き合いです        中屋の響き:鐘の音

久しぶりのラディソンホテルです。

6年前の勝者のフットワーク塾、第1回ワンデーレッスンに参加されたご夫婦のレッスンでした。

長野県から年に1回の受講です。

奥様は全国各地のテニスコーチのレッスンを受けているので、相当目が肥えていらっしゃる。

ただ元気よく走り回るコーチ、ひたすら振り回すコーチ、リアリティーのないテニスを押し付けるコーチ、全てペケです。

テニスコーチの3要件
1.やって見せる。
2.説明してみせる。
3.出来させる。

この猛暑日のなか2日間6時間のレッスンでした。
課題を想定して、その解決に向けてコーチと生徒が一緒に取り組むスタイルのレッスンです。

解決のための糸口を2段、3段構えで用意して集中力を切らさないレッスンをする必要があります。そうでないと、この暑さで、ましてや2人相手のレッスンです。集中力が途切れた瞬間に疲れがどっと襲って来ます。

お二人とも技術の変化に納得されて帰っていきました。

私のレッスンは、2度の納得の機会があります。
レッスン中に1回、帰って自分の練習中に1回。
それでまたお会いすることが出来る流れになります。

また、望月さん会う日まで。

mochiduki20120909

すみません。逆光で顔がわかりませんね。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:13 | コメント(2)| トラックバック(0)

イワノビッチのローターン

低く滑ってくる速い球に対応するフットワークです。

今回の全米オープンの大会でイワノビッチのローターンが妙に目につきました。

Vfootworkでは、よく練習するフットワークなのですが意外と見るチャンスがないんですね。でも、イワノビッチは多くの機会でうまく使っていた気がます。

活躍を期待してます。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 in 全米オープン

ついにVfootworkのコーチ陣が全米オープン会場を訪問。

世界のトッププレーヤーの技術を堪能してしてきました。

これからこの大会で得た経験を皆さんに順次、還元していきます。

乞うご期待!!


usopen2012

アーサーアッシュスタジアムの前にて。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:44 | コメント(2)| トラックバック(0)

JFK空港にて 中屋の響き:鐘の音

JFK空港で搭乗待ちをしています。

広瀬コーチと松田コーチたちより先にニューヨークに前乗りしていたので、USオープンの開会前の予選期間から会場に行っていろいろ思わぬ収穫もありました。

この予選期間は入場は無料なのですが、もったいないくらいのトップクラスの選手の練習を見ることができます。

大会期間中よりかなり練習をゆったりみることが出来ます。フィジカルのトレーニングから戦術の確認やら、基本的はフットワークのパターン練習やら、興味深いです。

ここで思ったことは、どの選手も単純な動きを繰り返し繰り返し集中して練習していることです。
特別なことではありません。信じて続ける力の問題です。

改めて自分のコーチングの方向性を継続して行く気持ちになりました。


搭乗の時間が来ました。

では
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 06:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

USオープン観戦

ニューヨークにいます。

UsOpenの観戦をしています。Vfootworkのコーチ陣、広瀬コーチ、松田コーチも一緒です。

Vfootworkのコーチ陣には、常に研修の機会を奨励しています。
我が社には特に大きな財産はありません。強いてあると言えば人材だけです。

人生を豊かにするための自己投資の意義を理解して実践されている方々のためにも、コーチ自ら豊かな経験をすべき、というのが自論です。

足場を固めしっかりした発展をするためには、教育にお金をかけるしかありません。日本の国はもう少し研究、教育に予算をつけてもいいんじゃないかな。

資源のない国の財産は質の高い教育を受けた人材です。
直接的結果を見るためには時間がかかるかもしれません。でも、揺るぎない発展が約束されるでしょう。

Vfootworkも目先の効用を追いかけない姿勢で頑張ります。

ニューヨークでの様子はこちらをご覧下さい。


http://www.facebook.com/profile.php?id=100001277420305
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 05:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

プロのテニスは別物? 中屋の響き:鐘の音

 Vfootworkのレッスンは、プロのフットワークを分析したメソッドをもとに、分かり易い段階的指導を取り入れたレッスンプログラムです。
 
プロのプレーを見て、「これはこれ、我々とは別の世界」と思っていませんか。

プロのフットワークを一つ一つ分析して、それをプレーで実践出来るところまで練習します。

後半がフットワークに着目して分類した解説です。



例えば、この映像のモーグルというフットワークの段階的指導。

1.右足をラインに乗せます。
2.ラインを左足で踏みかえます。これを頭をライン上に維持し、連続する。
3.ラケットを持ち、つま先をサイドライン方向に向けターンをし、スイング。
4.反対側のラインまで走って、同じステップをして戻る。
5.サービスラインから球出し。ボールを地面に打ち付ける。
6.徐々にボールをネット越していく。
7.ベースラインからモーグルステップを使って打ち返す。完成!

これだけの段階を踏みます。

いきなり完成型を見せて、「では、やって下さい」なんて無理な話です。

実は、このオリジナルの段階的指導がVfootworkの生命線です。

誰でも出来る動作を積み重ねて、組み合わせ、新しい個性を発見してもらう。

自然に上級者のフォームに近づき、使いこなせるようになる。

Vfootworkが多くの会員の皆さんに共感を得ているのは、この辺ではないかなと思います。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

秘伝書が届きました     中屋の響き:鐘の音

 長野遠征から帰ると何やら大き目の封筒が届いていました。
差出人は名古屋のVfooterのOさん。
今まで我々が制作したDVD教材を全巻テキスト化されている方です。
詳しくは
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20100825.html

今回届いたのは、DVD教材をまとめたというより私が今までレッスンしてきたことをテキストにまとめたものでした。

私のレッスンに参加された方はご存じでしょうが、コートサイドにカメラ三脚がずらりと並びます。

cameras

毎回、レッスンで話した内容は全て記録され、その内容をショット毎にまとめたものが、今回”秘伝書”として出来上がったようです。
以下、ご本人のブログです。
http://ameblo.jp/kaz-rock/

ご存じの通り私は、もと高校教師です。やんちゃな子たちの授業も多く持ち、その子たちの目が輝くような授業を目指していました。

全員を取りこぼしなく、集中力のある子ない子、理解力のある子ない子、やる気のある子ない子、全て取り込んで授業をするためには、印象がはっきり伝わる切れ味のいい言葉を使うしかありません。

千葉周作氏の言葉を借りると舌刀(ぜっとう)の使い手になると言うこと。

誰でも理解出来ないことというのはストレスです。耳に入るだけでストレスです。ですから聞き手の理解の連続を意図して説明をすることが集中力を維持するためには必要なことなのだと思います。

ただ、物事の習得について分かり易いことが至上とは思いませんが、伝える姿勢の一面ではそう思います。

この秘伝書には、そんな私の言葉が納められていました。

GW2012nakaya1

GW2012nakaya2

何を信じるかで人生は決まります。テニスも、、、、
それも実力のうちかも知れません。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

サーブのスイングとトス    中屋の響き:鐘の音

 サーブのトスの形で、ボールを出来るだけ上に投げようとすると膝を曲げて、その反動で投げることになります。
 ボールを投げる動作だけ考えるとこうなります。膝を曲げて投げるかたちに。
 サーブの動作の時にも膝を曲げてトスを上げる人がいます。これは、トスとスイングを別々の動作として分けて行っているということです。

 トスを上げる-->スイングを始める

 この順番が問題です。スイングの動作にトスを入れるべきなのです。つまり、トスを上げる時はすでにスイングの動作は始まっていなければなりません。
 スイングの動作は、バックスイングからフォワードスイングに移りますが、バックスイングの始まってから、それに順じてトスを上げなければいけません。フォワードスイングの始まる時にトスを上げればクイックサーブになります。
 いずれにしても、トスを先に上げようとするから膝を曲げて上げることになり、トスの動作とスイングの動作がバラバラになっていまうわけです。
 先にトスの動作を開始するとボールにせかされてスイングをすることになり、手先でボールを操作するようなスイングになってしまいます。
 サーブは、スイングのリズム中心に動作を考えるべきです。その中にトスの動作をはめ込むとスイングのリズムやバランスが保たれ、淀みない一連の動作になります。
 この淀みのなさが手首に加速をつけるためには必要です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

成功を約束されてないけど    中屋の響き:鐘の音

 オリンピックの感動の場面が続いてます。なぜ感動するのか。それは、選手が約束されていない事に打ち込んで来たからです。
 これだけやったら勝てるとか、そんな保証も何もない事に心血を注いで打ち込むことの尊さとその純粋な気持ちに心が打たれるかも知れません。
 自分の自由な時間を削り人知れず地味な努力の連続を課して、かたちとして報われるのはほんの一握りの人に過ぎません。こんなことは誰でもわかっていることです。
 それでも、それをわかったうえで日々挑み続けてきた姿を想像して、その努力が実を結ばれた時、つい感情移入して胸が熱くなってしまうパターンがオリンピックの感動ですね。
 このブログをご覧の方は、テニスの練習に夢中になって何時間も練習していると、「そんなに練習してプロにでもなるの?」なんて皮肉交じりのセリフを向けられたことがあるのでは。
 人知れず挑み続けている自分とオリンピック選手の努力が重なってしまうなんてこともあるのでは。それで苦しみながらも頑張っている選手ほど応援したくなるんですね。
 Vfoot舎人塾の受講生も少しうずつ増えてきています。レベルも年齢もバラバラだけど、少しでも上手くなりたい気持ちは一緒です。Vfootのカリキュラムはそれに応える内容です。
 問題は、自分がどこに向かい、自分とどう向き合うかです。

toneri2012

受講生も少しずつ増えて来ました。1時間目はこれは松田コーチのレッスン。
前足を伸ばさないで軸でハーフバウンドを打つ練習風景。
今日のレッスン後、ある受講生から北海道選手権の優勝報告を受けたりして。今日も充実しました。

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9月サタデーナイトレッスン
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

左肩より打点を出さない    中屋の響き:鐘の音

 Vfootworkではボレーのフットワークも体系化しています。ですから、ボレーのレッスンの前にはボレーの基本5ステップのシャドウスイングから始まります。
 このシャドウスイングを毎回繰り返すことで、実際のボレーのフォームも洗練されてきます。
 この基本5ステップに共通するスイングの原則は、膨らむ曲線と左肩より前に出ない打点の設定です。
 左肩より前に出ない打点の設定とは、ラケットを持っていない方の肩をネット方向に出し、その肩より打点をネット寄りにしないということです。
 そのためシャドウスイングでは左手を基準にして壁と考えて、グリップエンドをその壁にぶつけるイメージでスイングします。もちろん壁としての左手が動かないことが前提です。
 この左の壁を意識してボレーをしている松井選手の映像をご覧ください。
 左手首に右手首を寄せている様子がよくわかると思います。
 フォアハンドボーレー、左手の動きに注目です。



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7月サタデーナイトレッスン
開催日8/4
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

福原選手、石川選手の頷き     中屋の響き:鐘の音

 オリンピックの卓球の試合を見ていて、ポイントとポイントの間のメンタルコントロールにテニスに通じるものを感じます。 
 福原選手、石川選手が、相手にポイントを決められた時、自分がミスをした時に見せる「頷く」という動作は、テニスにも応用出来ます。
 このポイント間に見せる「頷く」という動作は、自分の気持ちに対しても、対戦相手へのアピールとしても有効です。
 ポイントを取られた時に湧いてくるネガティブな思考をどう打消し、平常心を保つかは最も難しいテーマです。手足を自由に動かせるように心も自由になればいいのですが、思い通りにならないのが自分の心です。
 では、どうコントロールすればいいのか。一つは哲学や考え方を身に付けるという方法、一つは呪文を唱えるあるいは表情を作るなどの外的な要素によりコントロールの方法です。
 「頷く」は外的な要素によるコントロールです。ミスショットをした時に、顔をゆがませてしまう、ネガティブな言葉を漏らしてしまう、これらの行為でメンタルが負のスパイラルに入ってしまいます。
 自分で決断して取った行動、あるいは今までベストを尽くして練習した技術の結果であれば納得することが最善の策なのです。
 そこで、「頷く」という動作を利用することで効果を発揮します。絶対にしていけないことは、首を横に振り自分を否定することです。
 淡々と自分を肯定し続けましょう。否定しそうになった自分を「頷く」動作がブレーキをかけてくれます。
 お試し下さい。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

アマチュアスポーツ指導者       中屋の響き:鐘の音

 先日、栃木県の中学でバレーボール部員に対して、顧問の先生から練習試合後「グランド100周、走れ」という指示があり、従った部員が熱中症で病院に運ばれたというニュースがありました。
 この件に関して、同中学の校長は「行き過ぎた指導があった」と謝罪のコメントを出しました。
 こういう事故が起こる度に思うのが、日本のスポーツ指導者の育成体制のお粗末さです。指導員としての任に手を挙げた人が、スポーツの指導者として全責任を負わされる、つまり、第3者機関によるスポーツ指導者として何のトレーニングを受けたこともない人でも責任を負わされているわけです。
 日本の部活動というスポーツ指導システムが、日本スポーツの初期育成段階の重要な活動になっているにも拘わらず、十分な訓練も受けていない指導者がただ自分の経験だけで指導させられている前近代的は体制で現前していることは大問題です。
 こんな体制下でのスポーツ活動は常に危険にさらされていることは明らかなんです。面倒見のいい顧問の先生、あるいは地域住民の善意の指導でも、つい熱が入って重大事故につながるということ十分あり得ることです。
 事故が起きてからその指導者に責任を取らせるより、事故が起きる前に公認指導者のトレーニングシステムを確立して欲しいです。
 テニスコーチにも自称テニスコーチが多いのが気になりますが、是非、文科省や体育協会の関係者の方々には、指導者育成体制の整備を早急に検討をお願いしたいです。
 オリンピック開催期間、「感動をありがとう」というセリフを耳にすると思いますが、その分スポーツや教育のための振興予算を認めて頂きたい、などとスポーツ指導者として末席を暖めながらそう思う今日この頃です。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

水分を受け付けない身体     

夏ですね。ついに来てしまいました。この暑さ。

まさに熱中症の季節です。

私は、今年もお世話になってます。Vfwater。

vfwaterbotle


熱中症で入院したことがある私だから言えることですが、救急車で運ばれた時、実際、水分補給は気をつけていたのに。

じゃあ、なぜ?

よく熱中症にならないように早目早目に水分補給しましょうと言われますが、はっきり言って熱中症になっている人たちも水分補給はしているんですよ。

水分補給しても、熱中症になることもあるんです。

その日の体調や精神状態にもよると思いますが、疲労で水分を受け付けなくなってしまうことがあると言うことです。

飲んでも飲んでも汗で流れ身体に吸収しない状態になって、初めて保水性の重要性がわかります。身体に吸収される、身体に留まる仕組みを持っているのが、Vfwaterです。

少しでも不安のある方はどうぞ。こちらです。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:19 | コメント(1)| トラックバック(0)

三鷹シリーズレッスン松田編   中屋の響き:鐘の音

 カンナの刃を引っ込める時に、直接刃を引っ張らずに台頭を叩いて刃を動かします。勝手なイメージですが、技術の改善と何となく似ています。
 技術を伝えることは、不思議なもので患部を直接的に直そうとするより、別の動きから該当の動きを導き出す方が有効なケースが意外と多いです。
 昨日の三鷹シリーズレッスンは、トムこと松田コーチのメインにレッスンを行いました。手首・肘の使い方をフィーチャーしてのレッスンでした。
 冒頭、利き手の肘を手で押さえてプランプラン振り回す様な動きでボール投げをする練習から入りました。受講者の皆さんは半分「一体、これって何なの?」と思いながら、言われるがままに指示された動作をしていたと思います。
 感覚が染み込むように伝わる方法のコツ。これです。「一体、これって何なの?」と思いながらやっているうちに、大事な動きのポイントと繋がって
 「あーこれがここになるのか」と気づいた時、修正しようとしていた動きを感じた瞬間になります。
 ここで難しいのが、最後まで「一体、これって何なの?」で終わってしまうこと。これはまずいです。
 これは単なる思い込みというか、独りよがりというか、汎用的でないというか、まあ、いわゆる偏った経験値を押し付けると最後まで「一体、これって何なの?」となります。
 松田コーチの伝えたい技術の汎用性が受講生の納得に繋がった気がします。いいレッスンだったと思います。
 肘で引っ張るスイングは、軸の回転に合わせて内側に引き込まないことで、より運動連鎖を有効にスイングに使えるということ。大事なことですね。

mitaka-tom

これからもいい経験をして、いいレッスンをしていって欲しいと思います。

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It's not ganna be easy...

It's not ganna be easy...

マレーの言葉、正直な心の叫びでしたね。

「簡単じゃないよ、、、」
ここまでプレッシャーを背負って、必死で走り抜けてきた人が言うと何だか切ないです。

フェデラーの勝利は伝説のプレーヤーに相応しいですね。

以前、このブログで
「総論 不可能、各論 可能」
という題でコラムを書きました。

http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20120405.html

 テニスは確率のスポーツとよく言われますが、総論での確率と各論での確率は違うわけです。
 フェデラーの年齢、グランドスラムの優勝から遠ざかっていること、ウィンブルドン7度の優勝者はもう出ないと言われていること、つまり、総論では不可能だったわけです。
 各論で考えてみると違います。各論とはそれぞれの立場で考えるということです。個性・特性・環境等を考えるといろいろなことに可能性が出来てきます。
 それは本人にしかわからないこともなので、周りは無理だとアドバイスをくれることも多いでしょう。
 だから自分がやれると思ったらやれると信じるべきだと今回のロジャーの優勝を見て思いました。
 遺伝子が決めていると考えるか為せば成ると考えるか、、、
やっぱり、最後は自分の意思が決めることなんですね。

ロジャー、おめでとう!

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:17 | コメント(1)| トラックバック(0)

フェデラーのフォアハンド「たわむ」動き 中屋の響き:鐘の音

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この写真で注目は、フェデラーの頭の位置と腰の位置です。

打球前の写真では、体重は右足なのに頭の位置は左脚の股関節の上にあります。

打球時の写真では、体重は左足なのに頭の位置は右脚の股関節の上にあります。

フィニッシュでは、頭の位置を更に越して右脚の股関節はネット方向に向かっています。
(ちなみに頭と腰の移動は並行移動とは限りません)

頭の移動距離が少ないことを考えると、腰のたわみがパワーを生んでいるのでは、、、、


短いヒモを用意して、片方の端を左手で持って下さい。

そして、右手でもう片方を持ちます。ピンと張らずに持ちます。
真ん中が垂れて少したわむ状態です。

この時に左手を動かさず右手を素早く小刻みに振って上下してみて下さい。

緩んでいるヒモの真ん中のたわみが勢いよく上下に動くことがわかると思います。

今の操作をヒモを縦にしてやってみます。左手が上です。

このたわみの中心を腰になるというイメージで見て下さい。
それと左手を頭、右手を足という感じでイメージしてみて下さい。

わかったようなわからないような「軸」と「脱力」の正体が少し見えるかも知れません。

腰の移動距離と頭の移動距離が同じ人は「たわみ」を使っていないということだと思います。

鋭い回転によるスイングの一つのヒントですね。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

いつの間にか目立ち過ぎ     中屋の響き:鐘の音

昨年、お招き頂いた大阪テニス協会の白馬合宿に今年もご招待頂きました。
長い合宿期間のなかの数日ですがレッスンをさせて頂きました。その時の様子はこれ
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20110809.html

http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20110815.html



そして先日、お電話で
「中屋コーチ、今年の合宿のパンフレットに中屋コーチの写真を入れといてもいいですか?」と、
浪速のど根性女会長の志賀さんの軽快な大阪弁、

「いいですよ。どうぞお使い下さい」と、

気軽に返事をしたところこんなことに
http://www.d3.dion.ne.jp/~osakasta/hakuba_1.jpg

ちょっと目立ち過ぎと違います?

志賀さん、ええんでっか?

http://www.d3.dion.ne.jp/~osakasta/hakuba_ura.pdf

去年のパンフはもっとたくさんいろいろな写真が組み合わせてあったような、、、

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

アメリカから2人の少年が来日  中屋の響き:鐘の音

アメリカからメールを頂いたのが、4月だったでしょうか。

あるお母さんから、以前より興味があって息子たちにレッスンを受けさせたいということで依頼がありました。

10歳のマサキ、17歳のケンタ、最初、二人とも初めて触れるVfootワールドに戸惑いもありましたが、まさに

「フットワークがわかると、テニスが変わる」

変わりました。

どうかわったか。

1.軸足の決め方
 フットワークといっても、①準備のフットワーク、②ボールに追いつくフットワーク、③ボールを打つためのフットワーク、④戻りのためのフットワークに分かれます。
 ②と③の間には力のベクトルの切り替えが必要です。その切り替え軸、それが発射台のセミオープンスタンスの後ろ脚になります。
 つまり、ボールに追いつくためにはボールが飛ぶ方向に走り、追いついたら打ちたい方向に力のベクトルをスイッチする必要があるわけです。
 ①~④の区別をイメージした練習にも時間を割きました。そして、ボールを追うスピードを打球したボールのスピードに変えられました。

2.腰を使って打つためのフットワーク
 どんなスポーツのスイングも打球方向に対して横向きから前向きになることが原則です。
 これを前向きから前向き、つまり前を向いたままでスイングすることを一般的には手打ちといいます。実はこの類の人が多いです。
 例えばつま先を右サイドライン方向に向け、ネットに対して横向きで立ってスイングをするとします。その場合、右足の靴の内側、土踏まずの方向にスェーして、左足に重心を移します。そこで前を向き始める動作で腰で振るスイングになります。
 今日の二人は二人とも右足の靴の内側方向にスェーするスイングではなく、つま先方向に重心を移動するスイングでした。これではボーリングと同じです。
 この修正でステップダウンやフロントフットホップが腰を使ったスイングで打てるようになりました。

3時間があっという間でした。10歳のマサキも大好きなテニスのためお兄ちゃんケンタと一緒に真剣に私の話を聞いていました。

ただ私の英語が相変わらずでしたが、、


お兄ちゃん、ケンタの直向きで朴訥な様子を見て、お母さんでなくても応援したい気持ちになります。

お母さん、頑張って下さい。 

pogekentamasaki



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:11 | コメント(2)| トラックバック(0)

勝負の心得「振り」         中屋の響き:鐘の音

 伊達選手が試合のコートチェンジで相手選手とすれ違う時、わざと呼吸を静めるそうです。相手に呼吸の荒いところを悟られないようにだそうです。
 何かの振りをするとか、成り切るとか、こんな行為は勝負の駆け引きでは必要なことです。バカ正直にありのままの本音だけで勝負は出来ません。
 スパルタ研修で知られる接遇研修講師の平林都さんが面白いことを言ってました。
ある会社の研修で「こんな研修馬鹿らしくてやってられるか!」と文句を言って退出しようとした男性社員がいたそうです。
それに対して平林さんは「そんな馬鹿正直だからあなたの業績はいつまで経っても上がらないんですよ。黙って座って聞いている振りをしていればいいじゃないですか。黙って振りをしていなさい!」と。研修後、この男性社員の業績は劇的に改善されたそうです。
 テニスも「振り」が出来なければ勝てません。ミスを気にしてない振り、疲れてない振り、一流の選手ほど「振り」を真面目にやっています。
 技術もそうです。「振り」を続けていれば、図らずして本質が身につくものです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:06 | コメント(2)| トラックバック(0)

料理を作る人と食べる人   中屋の響き:鐘の音

試合と練習は全く別物です。

という事をずっと言い続けています。

「考えてプレーなど出来ない」とか、「身体のどこをどう動かすか意識して打てない」とか、「フォームなんてどうだっていい」と言う意見もあります。試合中は技術的なことにあまり意識を傾倒しない方がいいのは事実です。しかし練習は違います。

たぶん、同じテニスをするにしても試合と練習は、料理を作る人と食べる人くらい違いがあります。

材料を決め、手順を決め、味付けを決め、いろいろ考えて料理が仕上がります。練習もそれに似ている気がします。

料理の準備や手順がうまくいけば、おいしく食べられます。料理を食べるのは、作る手間に比べると一瞬です。試合も練習に比べればあっと言う間に終わります。

味付けなど考えず出された料理をパクパク食べるだけの環境にいる人はいいです。でも、自炊しなければいけない人、さらに美味しい料理を追及したい人は、料理の方法を考えなければならないわけです。

フォアハンドのワイドなボールをしっかり打つには?安定したボレーを打つためには?しっかり振り抜いたサーブを打つためは?

きちっとした材料とレシピが必要です。

フェデラーやイチロー、トップアスリートたちですら、身体の動かし方を悩んで練習しているわけだし。やはり、しっかり下ごしらえをして試合に臨んで欲しいと思います。

レシピがない人は仕方ないですが、Vfootworkというレシピを持っているなら、美味しい料理を作って食べることが出来るはずです。

以下、美味しい料理を作って、しっかり味わった方より報告メールを頂きました。

****************************
中屋コーチ、広瀬コーチ、松田コーチ

ご無沙汰しております。
静岡のSです。

3部クラスではありますが、隣の市の大会(ダブルス)で、優勝することができました。
これもVfootworkのおかげです。

これまで準優勝は何回かありましたが、優勝は初めてだったので、うれしかったです。

以下3つのパターンで多くのポイントをかせぐことができました。
・短くなったボールをフロントホップ
・ラリー中に相手が中ロブを混ぜてきたら、それをトランスホップ
・バックハンドに深いボールが来たら、ツーフットピボットでカウンター気味のストレート

いずれもVfootに出会ってなかったら、できなかったことです。
本当にありがとうございます。

ですが、まだまだ課題もあります。
サーブの確率がよくありません。
いつも1ゲーム中に1回ないし2回ダブルフォルトしてしまいます。
準決勝、決勝は、私のサービスゲームががブレイクされ、接戦でした。

合宿では、またよろしくお願いします。
***************************

さらに美味しく頂ける材料とレシピを提供していきたいと思います。

おめでとうございます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

なるほどガニ股打法



日ハムの中田選手のガニ股打法の効果はわかる気がします。

股関節の折りこみの移動によって壁を作るには、早い身体の開きがネックになります。

横向きの腰をほんの数センチですが横にスライドする、スェーする動きがあるかないかで腰で打つか、上半身で打つか分かれ道になります。

これはなるほどです。

問題はこの矯正法をテニスにどう反映できるのか?

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

バックハンドのトランスホップ    中屋の響き:鐘の音

backtranshop

バックハンドのトランスホップの打球後の写真です。

つま先の位置と頭の位置を確認して下さい。

ここでもつま先より頭が前に出ないという点が確認できます。

後ろ足でスイングを作るためには、しがみつくスイングではなく、突き放すスイングのイメージが必要です。

頭と打点との位置関係を改善出来れば、筋力以外の意識でスイングスピードを上げられます。

ボクシングの守りの手段としてクリンチが有効な訳は、打点との距離を作らせないことにあるのだと思います。

昨日の三鷹シリーズレッスンでは、ステップダウンの重心の移動と関節の移動を確認から、バックハンドのトランスホップの動きに繋げて練習しました。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:52 | コメント(3)| トラックバック(0)

普通じゃないテニススクール    中屋の響き:鐘の音 

熱心な生徒に囲まれて幸せです。

足立区のテニススクールなのに足立区の人がいない。
みなさん、毎週1時間以上かけて通ってくれてありがとうございます。

普通のテニススクールは地域の人を集めるのに、地域関係なく全国区を対象にしてます。普通じゃないですね。

しかも6人定員なんて、教わる側には効率がいいですが、経営的には何とも効率の悪い。

レベル分けしません。各々が自分の技術と向き合えるレッスンです。技術改善に正面から取り組んでいるから出来ることです。厄介ですが本当は必要なことです。

こんなテニススクールがいつか広く受け入れられる日が来ると信じています。

toneri20120516
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

手首を速く動かすってことは    中屋の響き:鐘の音

手首を速く動かすというと手首を曲げる速さを速くすると思ってしまうのですが、そうではなくて手首の移動速度を上げると考えて下さい。

そうするとその結果、その手首に一定のブレーキがかかると脱力した手首の曲がる速さが速くなるという仕組みです。

当然、その速さは筋肉の収縮で曲げようとした速さより速くなります。

そう考えると肘についても、肘そのものの移動速度を上げると動きの自由度さえ確保した状態であれば、ある時期のブレーキングで関節は強烈な速さで動き(曲がり)ます。

フォアハンドでもサーブでも、この辺の関節の使い方を知るといわゆる筋肉の収縮を最小限度に最大限のスピードが得られるはずです。

ナダルとジョコビッチが5時間の試合してもスイングスピードが落ちない仕組みはここですね。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

サンフランシスコから5年ぶり   中屋の響き:鐘の音

2年前にこんなお便りをもらいました。

************************************************
中屋コーチ
 こんにちは。3年くらい前に何度かレッスンをしていただいた千葉です。ご無沙汰しております。
 実は1年前よりアメリカの営業所に転勤になり、現在サンフランシスコに単身赴任中です。ご報告、ご挨拶が遅れて申し訳ございません。
 英語も全くダメ、家族も友人もいない、職場には同僚が一人いるだけといった状況で、渡米前は不安で不安でしょうがなかったのですが、こちらに来てからテニスを通じていろいろな人に友達づきあいしてもらうことができ、今ではアメリカの生活を存分に楽しんでいます。 
 英語は1年経っても全くダメなままですが、中屋コーチに教えてもらったおかげで自分のテニスをすごく評価してもらっているようです。
 来て早々に地元のテニスチームにスカウトしてもらったり、面識がない人からも電話がかかってきてシングルスの相手を頼まれたり、人づてに新しいテニス友達ができたりと、本当に恵まれた環境にいます。
 どこでテニスを習ったのか?大学でプレーしていたのか?とよく聞かれます。大人になってからだというとみんな驚いています。
 トーキョーにシンナカヤという日本でナンバーワンのグレートなコーチがいる。俺はそのコーチに直に教えてもらったんだと自慢しています。
 中屋コーチにレッスンをしてもらっているときに、友達には自己投資だと言い張っていたのですが、プロになる訳でもないのに何の自己投資だとからかわれていました。
 しかし今考えるとやはり自分の人生を楽しむための自己投資という点で、自分の考えは正しかったです。
 逆にテニスがなかったら、おそらくノイローゼになって1ヶ月もしないうちに日本に帰っていたんじゃないかなと思います。
 テニスで幸せになる、ということをこれほど身をもって実感することになろうとは3年前には思いもしませんでした。本当にありがとうございます。
 ブログをときどき拝見しております。レッスンの写真を見るたびに羨ましくなります。
 今日から舎人公園で新しいレッスンが始まるとのこと。必ずや成功するであろうと確信しております。
 また日本に帰国した際にはぜひレッスンをお願いしたいです。
 中屋コーチのますますのご活躍を祈念しております。僕も頑張ります!              千葉
**********************************************
こんなお便りを2年前に頂きました。

来ました。連絡が。

昨日、5年ぶりの再会でした。
いろいろつもる話もしました。興味深いアメリカテニス事情を聞かせてもらいました。

 アメリカには全州統一したレイティングシステムというレベル判定システムがあって、その大会でチームがあれよあれよと勝ち上がり、北カルフォルニア州の代表としてナショナルトーナメントに出場したそうです。
 チームで日本人は千葉さんだけだそうです。千葉さんとの出会いは7年前です。まだ、私は日本でテニスコーチを始めて間もない頃だったのですが、出る大会、出ては負けの連続で悩み切っているとのメールをもらいました。
 当時、新しい発想だった私のレッスンからスポンジの様に吸収し、半年ほどで所属クラブのオープンシングルスで優勝してしまいました。千葉さんの毎回の真摯な姿勢がレッスンの効果を倍増させた気がします。
 今回会って、
「中屋コーチの言うテニスで幸せにという言葉が身に沁みましたし、むしろ幸せにというよりテニスに救われました。」

と相変わらずの爽やかな笑顔で語ってくれました。 

当時、いつかは全日本に出たいとおっしゃってましたが、その前に全米クラスに出てしまいましたね。

chiba20120430

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バックハンドスライスの肘の位置  中屋の響き:鐘の音

今日は、Vfoot舎人塾のレッスンではバックハンドスライスをやりました。そこで。
この写真を見て下さい。

backhandslice

バックスイング完了時の肘の位置です。
ここが気になります。肘の高さがかなり多くの人は低い位置にあります。

肘を高くしたら、低い球をどう拾うんだ!?と無邪気な質問をされたことがあります。

スライスのスイング軌道と打球方向の関係を考えて欲しいと思います。
Vfootworkのレッスンでは、膨らむ曲線とえぐる曲線とにスライスのスイング軌道を分けて説明しています。

下のスキワボーネのスライスは、膝くらいの高さですがしっかりラケットを担いでバックスイングしています。これは膨らむ曲線を使ったスライスです。



スライスの指導が出来るテニススクールは本物です。


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差の見極め          中屋の響き:鐘の音

テニスの技術を教えることには、割りとこだわってきた方ですが、どちらに軸足を置いて考えるべきか、きっぱり着地点を決め切れない事項がいくつかあります。

教える行程として、

フラットからなのかスピンからなのか?
スイングからなのかフットワークからなのか?
ゲームからなのか技術からなのか?

自分などうなりたいかのイメージによるのかも知れない。

何年か前は、自分なりに確固たる答えも持っていましたが、物事というものは知れば知るほど確信を持てるようになるものと、その境目や優劣、順番の差の見極めの重さを感じるようになるものとあるようです。


もう少しうまく説明できるようになりましたら、説明したいと思います。

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なぞのメディア             中屋の響き:鐘の音

なぞのメディア、facebookが静かに迫る今日この頃です。
一部、CIAの陰謀説もあり、話題性、怪しさ共に急上昇ですね。

Vfooterの有志の方がファンページを作ってくれました。
http://www.facebook.com/Vfootwork

facebookvfoot

これを機会にどうですか?
vfooter同士の情報交換にご利用下さい。
Vfootworkの輪が広げるツールになれば面白いと思ってます。




SNSと言えば、すでにたくさんのVfooterが参加するソーシャルコミュニティー「Vfoot Community」。
http://www.tennislab.jp/index.php/vfc-guide/


こちらもVfooterの有志の方のご厚意によるもので、感謝です。
もう創設から4年目です。まだまだ有効に利用頂いて、塾生の体験報告、イベント報告、試合報告、自主練習会告知等々の中味の濃い情報が行き交ってます。

vfootcommnity

こちらもよろしければ参加してみるといいと思います。
まずはお気軽にread onlyの立場で覗いてみて下さい。
http://www.tennislab.jp/index.php/vfc-guide/



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成功するための2つの才能   中屋の響き:鐘の音

 センスはあるのにその割に結果がついて来ないという選手は結構多いと思います。逆に努力でセンス以上の結果を出す選手もいます。
 私が思うに第一線で活躍して成功するためには2つの才能が必要なのだと思うのです。
 生まれつきの機能的才能とその機能を活かすための運用的才能です。
 ボールを扱う才能が長けた選手がいるとします。これだけでは親戚や仲間内で自慢する程度で終わります。これにこの才能をきちんと運用できる才能が備わると一流への可能性が見えてきます。
 運用と言っても器用にスマートに機能を利用する能力だけではなく、地味で泥臭い行為をあてもなく積み重ねる能力、仲間を思う能力などです。これで機能的能力は活きてきます。
 結果がすぐ見える事に効果的な機能的能力だけでは、やはり近視眼的な傾向は避けられません。明日の幸せのためを考え続けて、1年後に幸せになれるか。
 一流になる人は、目に見えないことを信じて打ち込める人です。目に見えないことを信じて打ち込む、積み重ねるって結構ストレスなんですね。だから、成功はなかなか出来ない。
 実は明日仕上げるためというより、1年後に仕上げるための仕事の方がストレスは深くて大きいです。連続性があるからです。つまり、ある一定期間に連続して受けるストレスとどう向き合えるかです。
 足が速いとか、記憶力がいいとか、機能的才能は目の前の問題解決には有効です。また、計画性や社会性などをコントロールする運用的才能は目に見えない遠い将来のために有効のような気がします。
 テニスを育てるのに機能的才能だけでそこそこ上達するか。運用的才能も併せてしっかり上達するか。どちらも先天的な才能と後天的な才能があると思いますが、両方が必要だという認識はしておいた方がいいでしょうね。
 
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「テニスのフットワークについて」プロの本音トーク

 フットワークトレーニングの合間にVfootworkにいて語る小野田プロの映像です。

 ATPランキング最高S296位、Jopランキング最高S3位、アジア大会金メダリストという眩い経歴の持ち主ですが、フットワークの基本を真剣に学ぶ姿勢には頭が下がります。
 映像のなかでの一言
「説明できるのが、すごい!」

ある意味、小野田選手が追い求めて来たものなのかも知れません。

年齢的にも後継者を育てる立場になって、自分の経験を活した指導に加え、自分自身が持っている技術を伝えるための指導の必要性とその難しさも感じていたのでは。

技術指導に必要な3要素
1.やって見せる
2.説明してみせる
3.出来させる

3番目の「出来させる」が一番厄介であり、実際にコーチとしての力量が求められるところです。

自分が無意識に体現していたことを明快に説明できる喜びは理解できます。基本に立ち帰れる度量が小野田選手にあればこその喜びなのだと思います。

まだまだ学ぶ姿勢を崩さない小野田選手との付き合いはこれからです。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

レディーステップ10連発    中屋の響き:鐘の音

今回はかなりマニアックです。

Vfooterにしかわからない映像かも知れません。

先日、ある方に
「実際、レディーステップなんて使っているんですか?」

とVfootworkの基本のきの字に切り込む、忌憚のないご質問です。
ということで、ご覧下さい。



これがただつま先でぴょんぴょん跳ねてるだけに見えたら、あなたにはVfootworkが必要です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

ゲームの心掛け「させて、決める」  中屋の響き:鐘の音

 テニスでポイントを取るために心がけ欲しいこと。
「相手に何かをさせる。そして決める」
 この単純で明快なプロセスをいかなる時も忘れないようにしましょう。このプロセスのどちらが欠けても駄目です。
 つまり、「高い球を打たせる」「走らせる」「ボレーを打たせる」、そして、そこから得たチャンスを決めなくてはいけません。
 チャンスが来ても、依然として打たせるというふうに「させる」だけでは、いずれ近い将来に勝てなくなります。
 決めようとするとミスをするかも知れないというリスクを一瞬背負わなくてはいけません。ここが分かれ道です。
 その壁を躊躇なく突破することが必要です。そのために繰り返し繰り返し同じこと練習することです。気が付いたら決めていたというかたちが理想です。
 また、逆に「させて、決める」のプロセスで「決める」だけでも、もちろんポイントには繋がりません。まず相手に何かをさせるべきです。
 何でもいいから「速い球でつまらせる」「弾む球でポジションを下がらせる」「ワイドに走らせる」とにかく、「させて、決める」というキーワードを胸に焼き付けてゲームしてみて下さい。
 「させて、決める」のプロセスを繰り返すことす。あなたが決めたことを相手にさせるのです。それがゲームをコントロールすることになります。
 そして、決して自分で決めたことを実行した後は後悔しないことも大切です。後悔すべきは成り行きに任せた時です。
 心掛けるべきは「させて、決める」です。「させる、させる、させる」でも「決める、決める、決める」でも、いけません。あくまでも「させて、決める」です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

スイングは後ろ足が主人公     中屋の響き:鐘の音

 重心を移動する時、頭を後ろに残す意識で移動します。すぐに前足に頭を乗せると下半身の振りが使えません。ナダルのフォアハンドを見て下さい。
 決して前に突っ込んだ状態で打っていません。しがみ付かず、突き放す打ち方です。基本的にスイングは後ろ足で作りましょう。前足はたまたまボールが短いために先に着地したつっかえ棒のようなものです。
 こう考えるとバックフットがシンプルで合理的な打ち方だとわかります。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:34 | コメント(4)| トラックバック(0)

スピンをかけるための2種類の振り 中屋の響き:鐘の音

 ホウキでゴミを掃く動作を想像してみて下さい。
 
 ホウキを手元から引きますね。つまり柄を引っ張るというかたちになります。コートにブラシをかけるのに柄を引っ張ってかるのも当たり前です。
 ブラッシングという行為は大抵はホウキやハケでゴミを掃く様に柄から引っ張ります。

 海外のテニス解説書によくbrush upという言葉が出てきますが、スピンをかけるための動作の説明に使うわけです。スピンを掛ける動作を「ラケットを使ってボールをブラッシュアップする」という表現を使います。なかなか上手い表現ですね。

 ボールにスピンを掛けるスイングとして、このブラッシュアップするスイングともう1つあります。弾くスイングです。

 これはシングルバックハンドのスイングです。これはボールをブラッシュアップするというよりスイングの曲面で弾くといイメージになります。
 もう1つ弾くスイングがあります。バギーウィップです。つまり、シングルバックハンドのスイングとバギーウィップは、同じスイング構造でスピンを掛けていると言えます。
 
 このスピンを掛けるための2種類の振り、ブラッシュアップの振りと弾く振り、区別をイメージするとシングルバックハンドの方は何かいいことがあるかも知れないです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:04 | コメント(2)| トラックバック(0)

「生きたい、知りたい、仲間になりたい」

「勝負脳を鍛える」林成之氏の主張は、細胞由来の機能としてのいくつかの本能を利用して、組織由来の機能、例えばスポーツに関わる心技体の質を高めるということだった思います。

そこで、人間の本能基盤は3つに分類しました。

「生きたい、知りたい、仲間になりたい」

この3つの言葉に集約したところがユニークです。

また、こんな言葉も使ってました。

・統一一貫性の本能(生きたい)
・同期発火の本能(知りたい)
・仲間になりたい本能(仲間になりたい)

この本能の性質を知って、それぞれの本能を鍛えましょうということです。
この3つの本能は複合的に関連して、心技体の機能向上につながります。

たぶん最初の2つがわかりずらいと思います。簡単に説明しましょう。

統一一貫性の本能
違いを認識し修正する本能です。筋が通らないこと、いつもと違うことを認識し修正し、差を埋めようとします。これは自分自身の防衛本能、つまり安全に生きるための本能です。(生きたい)

同期発火の本能
気持ちを込めて話す→興味を持つ→好きになる→相手を尊敬する、この4つが同期発火の流れです。一言で言えば好きになったものを知りたいと思う本能のことです。(知りたい)

仲間になりたい本能
ともに幸せになりたいという本能です。お互いの違いを認め、ともの幸せになる幸せを求める本能。愛とか仲間意識とか。

この3つの本能の性質を活用した勝負に有効な行動と考え方の例が以下になります。

1.ライバルを敵と見なさず仲間と考える。← 仲間になりたい本能
2.強い心は技を磨くことによって生まれる。← 同期発火の本能
3.自発的に行動できない選手は強くなれない。← 同期発火の本能
4.ゴールを勝敗より先の目標に設定する。← 統一一貫性の本能
5.同じ練習を繰り返す。← 統一一貫性の本能
6.水平目線を維持し、バランス体軸・空間認知能を発揮する。← 統一一貫性の本能
7.期限付き全力投球を繰り返す。← 統一一貫性の本能
8.合言葉を持つ ← 同期発火の本能
9.まだまだやるべきことがあると考える。← 統一一貫性の本能
10.目標達成をともに喜べる仲間を持つ← 仲間になりたい本能

いきなり結論に導いてしまった感じですが、レジュメとして読んで下さい。

もう少し詳しくはこちらです。
サイトの最後にある2分くらいの講演の動画はわかりやすいです。
http://www.kobegakkou-blog.com/blog/2009/10/post-a90b.html

もう一つ、ついでに
http://blog.goo.ne.jp/eye_2007/c/78ad5cc91cfb89412cb8fa2e21c0a59f

以上、林教授の講演の話でした。


手間や費用もかかりますが、いいものを実際に見聞きすることはコーチ活動の質のレベルアップに繋がります。

Vfootのコーチ陣には出来るだけこういう講演、研修会、そしてメジャートーナメントに積極的に足を運ぶことを推奨してます。

これからも雑誌やインターネットで聞きかじった知識では得られない変化を実感してレッスンに還元をし続けていきたいと思います。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

将来、キラッと光る男を見分けるには? 中屋の響き:鐘の音

 先週末、JTAのカンファレンスがナショナルトレーニングセンターで開催されました。全国から300人位でしょうかテニスコーチが集まりました。
 今回の講演は「勝負脳の鍛え方」の著者、林 成之氏でした。水泳の北島選手をはじめ日本のトップアスリートを脳科学の観点からトレーニングして実績のある方です。
 あるテレビ局で番組終了後、一人の女子アナの方にこんな質問をされたそうです。

「将来、キラッと光る男性を見分けるにはどうしたらいいですか」

世界中の女性が求める究極のこの質問、この女子アナの方はさらっと聞いてきたそうです。

林氏曰く「そんなの簡単な話です」

この方、このセリフが口癖のようです。でも、そう言うだけのことはあってサクッと明快な答えを一言で回答してました。

「損得抜きで全力投球している男性を選びなさい」

女性の皆さん、どうですか。周りにいますか?

ちまちま計算ばかりしてのんべんだらりとやっているヤツはダメだということです。

私も同感です。だいたいやらないための理由などというものは、いくらでも思い浮かぶものなのです。ちょっと賢い人なら周りを頷かせる理由付けはいくらでも出来てしまいます。

テニスのゲームで言えば、リスクを取るか取らないか。相手に打たせるだけでミスを待ってポイントを取る。一見、賢いゲーム展開です。でも、これだけでは将来、キラッと光る選手になりません。

美味しい話には食いつくけど、泥をかぶりそうな話には近寄らないなんて、計算ばかり先にたって勝負をしない男は将来、キラッと光りません。

私はもともと高校の教員をしてましたので、基本的に一流大学出の賢い人たちに囲まれて仕事をしてましたが、評論するのは確かにうまい、ところがいざ自分に火の粉が降りかかって来ることがわかると逃げることばかり考えている。結局、大きな仕事が出来ないパターンです。
なかでも「やると決めたら全力投球する男」はいい仕事をしてました。

婚活中の皆さん、勝負出来る男のポイントはここです。
見た目スマートでイケメン、それで何でも他人のせいにして批判ばかりで勝負しない男いませんか?

厄介な仕事について誰かやってくれる者を探している時、誰もがふせ目かちに下を向いているなか「私がやります!」なんて言える男は即買いです。いい仕事をする男です。

「損得抜きで全力投球している男性を選びなさい」

いつか、中屋流「将来、キラッと光る女性」について書いてみたいと思います。婚活中の男性諸君、お楽しみに。

林氏の勝負脳の話しは、なかなか面白い内容でした。

また、このブログで紹介します。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:18 | コメント(2)| トラックバック(0)

結構、うれしい           中屋の響き:鐘の音

 キャンプの参加者の方々から感想のメールとかいろいろ頂くのですが、今回初めて3日間のレッスンのビデオをDVDにしてもらいました。

 実は結構うれしいです。

 自分のレッスンDVDを出しているくせに何を言っているんだと思われるでしょう。


 実際のレッスンでのしゃべりは、瞬発力でしゃべっている部分が多く、伝達力・構成力の実力はこちらの方が数段うえです。
 普通、レッスン前にある程度イメージを持って始めるのですが、気が付くと自分のなかで普段考えていることが勝手にまとめられて出てくるので、我ながら面白いです。もしかしたらゾーンに入っているのかもと錯覚にすることもあります。

himeji2012dvd

そんなわけで興味深く頂いた10枚のDVDを楽しんで見ています。

本当は自分のレッスンを一番受けてみたいと思っていて。皆さんがうらやましい。
何だか変な話になりましたが、DVDを送ってくださった広島のOさんありがとうございます。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

わかりやすく伝えるか正確に伝えるか

 連日、地震関連の記者会見でいろいろな人が発言をしていますが、言わんとすることが伝わってくる会見と頑張って耳を傾けても内容が素通りしてしまう会見とがあって、何が
違うのだろうと思いながら各種発表をみていました。
 相手にわかりやすく伝えようとすると掻い摘んだり、イメージしやすい比喩を使ったり、正規の表現から少し冒険をすることも必要かも。要は全体像をしっかり知っていて
何か大事な部分かを認識しているから、思い切って話の内容の形をかえたり、省いたりできるのだと思います。
 例えば難しいことを短い一言でびしっと説明出来る人は、その事象に対して大枠を集約していて重要項目の優先順位が整理されている人ではないでしょうか。
 逆にわかりにくい説明をする人は
枝野さんの説明はとてもよかったと思います。過去の官房長官を思い浮かべて、枝野さんでよかったと思うと同時に、政治家として今回のことで枝野さんは成長された気がします。

 
 わかりやすく説明するということは正確性を犠牲にしてしまう危険性もある
余分なこだわり
どうか、
冒険する


わかりやすく説明するということは正確性を犠牲にしてしまう危険性もあります。それでも何が大事な部分かの認識を前提に、余分なこだわりを省くとか、正規の表現から少し冒険をするとか、思い切って話の内容の形をかえたり、省いたりできることで曖昧な線を明確な線にする方法のような気がします。
中野氏の理論についてどうというより、それ以外の部分




鐘の音 | 投稿者 vfootwork 03:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボレーインパクト10連発     中屋の響き:鐘の音

「打点をもっと前で」とか「もっとしっかり踏み込んで」とか、こんなアドバイスされたことありませんか。

ボレーのミスの3大パターン
「つまる」、「泳ぐ」、「ふかす」
があります。

常に前で打とうとすると、身体が泳ぎます。
常に踏み込んで打つと、つまります。あるいはふかします。

Vfootworkでは、ボレーのステップを5つに分類して練習しています。もちろん舎人塾のボレークラスは、ボレーの基本5ステップを毎回のウォーミングアップで実践しています。

この5つのステップの練習にスイングの練習をつけると効果があるようです。

さて、先日のVfoot感謝祭でも説明しましたが、ボレーのインパクトについて、打点を前でと考えるのはなく、むしろ、打点は引き付けるべき、そうするとコンチネンタルグリップの特性がうまく活かせます。その際、重要なのは重心の位置です。

ラケットを動かすのではなく、重心を動かすことです。
つまり、打点ではなく重心を前にするということが大切になります。

左肩とサイドラインを最短で結んだ線より打点を前にしないこと。
(フォアの場合)

それでは映像をご覧ください。

「ボレーインパクト10連発!」




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

皆さん。ありがとうございました。    中屋の響き:鐘の音

 今年も「勝者のフットワーク塾」Vfootwork感謝祭に多くの方にご参加いただきありがとうございます。
 昨年は未曾有の災害にみまわれ、多くのことを感じさせられた1年でした。そんななかテニスのレッスンを続けていましたが、そこでテニスコーチとして出来ることの限界も、また可能性も知りました。
 被災された多くの方々のために我々が出来ることをしよう、その思いで義援金の募集活動も行いました。そして、その結果、このテニスというスポーツで繋がった仲間のパワーをかたちにして送ることが出来ました。おかげさまでこのプロジェクトの可能性を改めて実感することにもなりました。
 人は食べなければ生きていけません。でも、食べるために生きているわけではありません。というのは、人生にはいろいろな喜びがあるからです。幸せへの道筋は一つではありません。
 テニスも勝たなければいけません。まずこれは一つの大きな前提です。でも、勝つためだけにテニスをするのではないということは、誰もが何となく思っていることだと思います。これも同様に楽しみ方はいろいろあるとみなさんが感じているからだと思います。
  例えば、自分の技術の上達を楽しむのも一つでしょう。また、技術を分析すること、更にその技術の知識を持って試合を見ること等もそうです。様々な楽しみ方を是非知ってほしいという思いでレッスンをしています。
 ご存じの通りテニスには様々な技術があります。その一部だけを駆使して試合に挑むのもいいでしょう。とにかくボールを相手コートに返すということを考えるのも、その通りです。
 ただ、年齢・レベルに関係なく変化することから遠ざからないで欲しいと思っています。成功の反対は、失敗ではありません。何もしないことです。同じコートに入れるだけでも、ボールの回転や速さ、軌道を自分のフォームを変えることで様々に創造ができます。
 我々は、テニスの深い世界はまだまだあるということも知ってもらいたいと思っています。Vfootwrokは、これからもそのきっかけを皆さんに発信し続けます。そして、テニスを愛する方々が、真の勝者を目指し、テニスを愛し続けられように心より祈っています。

テニスで幸せになりましょう。

         勝者のフットワーク塾  ヘッドコーチ 中屋 晋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ごもっともです。           中屋の響き:鐘の音   

「試合慣れしていつも勝っている人って、フォームなんて関係ない人が多いんですよ。」

「女性は、自分のフォームとかには、まったく興味をもちません!
はっきり言って完全自己流です!そんな自己流じゃ、壁が来るわよ!怪我のもとよ!なんて言われてもね、」

「むかし、スクールでみてもらったら、かえっておかしくさせられちゃったのよ!あーしろ!こーしろ!って言われるとダメなのよ!」

「人それぞれの打ち方でいいからって言ってくれるレッスンって、主婦からテニスを始めた私には正直ありがたいです。」

「学生からやってるわけではないし、キチンとしたフォームで打てるまで練習したら体が先に壊れそう。」

「フォームのことなど、一言も言われないで、レッスンを受けてキチンとボールが狙ったところにボールがある程度行く感覚があればいいです。」

「テニスの技術が100あったとして、そのうちの10しか使ってなくても勝てればいいんです。逆に多く知っているからって勝てるとは限らないし。」


ごもっともです。そうです。幸せのかたちはそれぞれです。



それでも、私は少しでも多くの技術を身に付けること、それを楽しむことをおススメしたいなあと思うのです。

あくまでも、個人的意見ですが、、、


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

2012全豪OP決勝の精察    中屋の響き:鐘の音

 ご存知の通り全豪OPテニス男子は、死闘の末ジョコビッチが征しました。
 長時間の中継だったので、ずっと見ていることは出来ませんでしたが、見ごたえ十分でした。
 ゲームの見所は、ジョコビッチがいかにナダルのフォアハンドを封じ込めるかでした。つまり、バックバンドを打たせる展開にするか。フォアに回り込めないようにするために走らせてフォアを打たせてからバックハンドを打たせる、そんな配球が多かったです。
 バックハンドを打たされたナダルは、今度はフォアの展開にしようとして狙われたそのバックハンドでダウンザラインに打っていました。
 こうすると今度はジョコビッチがバックハンドで打つことになります。普通はストレートの打ち合いの展開になるとナダルのフォア側、クロスに打ちたくなるものです。ところがジョコビッチは執拗にこのバックハンド対バックハンドの打ち合いの形を続けていました。しかも深いボールで。
 これがジョコビッチのナダルのフォアハンド封じの作戦だったのだと思います。このストレートのラリーなら、クロスに比べ距離も近いこともあって、フォアに回り込み難いわけです。
 ナダルのバックハンドで甘くなったボールをジョコビッチが攻めるという得点パターンにナダルが精神的に追い込まれていく様子は、メンタルに技術が左右されるということを如実にあらわしたゲームでした。
 やはり、ナダルのフォアの強烈なトップスピン、それを使った逆クロスへのアングルを織り交ぜたコース自在のストロークは、ジョコビッチならずも世界中の選手が恐怖に感じるショットです。
 これをいかに封じるか、ポイントはそこだったと思います。まだ、録画を見ていない方、是非この攻防を想像して観戦してみて下さい。観戦の味わいがもう一味加わるかも知れません。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 08:10 | コメント(2)| トラックバック(0)

打点に顔を近づけてはいけない 中屋の響き:鐘の音

 格闘技、K1でよく対戦相手に馬乗りになってボコボコにやられているすごいシーンを見ますが、まさに命懸けのスポーツですね。
 この時、このボコボコを避けるために相手に抱き付いて相手の距離を無くし、それで強いパンチを防ぐ作戦があります。クリンチというのでしょうか。
 どんなにハードパンチャーでも相手との距離がないと、持ち前のパンチは使えません。
 さて、テニスですが、同様にボールを強く打球するためには打点との距離が必要です。よくレッスンでもボクシングのパンチを例にしてスイングを説明することがありますが、クリンチされては強いパンチは繰り出せません。
 ところが、どうも打点に顔を近づけたい人が結構います。上半身を打点に近づけて、スイングのスペースが不十分なまま強いボールを打とうとすれば、脇が甘くなり肘に大きな負担がかかるだけです。
 今、盛り上がっている全豪の試合を見てもわかるように、上体を真っ直ぐにして、あるいは胸を反り返らせてグランドストロークを打っています。それで打点までの距離を保っているのです。
 後ろ足に腰を乗せ、頭を残して腰を打球方向にスェーさせてスイングをすべきです。恐らくスイングのために後ろ脚のももの後ろの筋肉を使ってスイングしています。逆に頭から突っ込んで、しがみつくようなスイングをしていると前足のももの前の筋肉を多く使っています。
 スイングの主役は後ろ脚と考えて下さい。そう考えるとバックフットが自然なフットワークになってくるはずです。
 是非、後ろ足に重心を乗せ、頭を残して腰を打球方向にスェーをしてスイングする動きを試してみて下さい。顔と打点との距離感が変われば脱力してしなる様なスイングもわかるはずです。
 そうやってハムストリングを使ったテニスをしている人のお尻はキュッと上がっています。しがみ付くスイングは前側の筋肉です。どちらがいいか、、、余談ですが。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

なぜ、ジャンプする    中屋の響き:鐘の音 

「何でジャンプするのですか」という質問をされることがよくあります。

自分の身体を動かしてボールを打とうするとき、問題になるのは実は自分自身の身の処し方です。

いや、会社で責任を取るとかそういう話ではなくて、自分の身自体が邪魔にならないようにどうすべきかという話です。

フットワークの目的の多くはスイングのスペースをどう確保するか、どうやってスイングのための軸を打点に近づけるかにあります。

打点が遠い場合上半身が前かがみなり、いわゆる泳いだ状態になります。なぜでしょう。自分の足があるために前のめりに突っ込んだ体勢になってしまうわけです。

ならばその足をホップさせれば、腰も、身体の軸も前に折れることはありません。
FrontFootHop TransHop等


また、打点が近い場合、自分の身体が邪魔になって腕が振れない、つまったかたちになります。

この場合は、スイングスペースを確保するために自分の身体をどかすことが必要になります。

つまり、踏み込む足を上げ、後ろ足だけで打つBackFoot、近い場合は更に後ろ足自体も動かしHighTurn、といったフットワークで対処出来ます。

テニスのフットワークの目的はスイングをするための環境を整えることと言えるのではないでしょうか。

ジャンプする理由は、パワーを出すため、躊躇ない打球のため、そして、もう一つはスイングのために障害になっている自分自身をどかすため、その三つが考えられます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

肚                   中屋の響き:鐘の音

 息を胸で吸って、息を止めたままお腹を膨らませます。そして、止めたまま、また胸を膨らませます。
 たぶんお腹を膨らませたり凹んませたりを繰り返すことが出来ると思います。

 息を止めてそれを何回か繰り返して、お腹を膨らませた時に膨らませたまま口から息を吐いて下さい。
 恐らく腹筋に力が入っている状態になると思います。その力の塊がある時が丹田が使える状態です。
 お腹には、腹筋に力を入れて呼吸が出来る場所と呼吸が難しい場所があります。呼吸が出来る場所に力の塊を感じてプレーをして下さい。

 あるプロの選手は試合中は腹筋が疲れると言っていました。肚を活かし続けて打つと結果的に腹筋が疲れるかも知れません。
 手や脚が肚に付いているというイメージで動くと、足元の障害や手元のちょとしたタイミングのズレも、うまく対処できます。
 例えば、普段歩く時に足を運んで先に進もうとするより、肚を意識して、そこを先に進める、つまり肚に手と足が引っ張られるよう感じで先進することを想像できると長い距離も疲れないで楽に早く歩けます。
 少しずれるかもしれませんが、昔、「ど根性ガエル」のピョン吉がヒロシを引っ張っていくシーンがありましたが、少し似ているかな。
 この肚の意識に呼吸法を合わせて練習すると安定した動きに近づけると思います。
 お試し下さい。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

やる気とやる気分         中屋の響き:鐘の音

昨年もいろいろありました。

考えてみると昨年の今ごろ、ほとんどのことが想像できなかったことだらけです。

人生ってそういうものかも知れませんね。それなのにわかったような顔して先を計算する人は多いです。

計算より問題は、やる気です。

私が定義する「やる気」は3つの条件があります。
一、長く続けること。
一、人の真似をしないこと。
一、今より高い位置を目指すこと。

この3つの条件を満たさず「やる気がある」と言っている人を
本当はやる「気分」がある人と言います。

計算が無意味というわけではありません。
計算して準備をすることは大切です。
計算して必要以上に腰が引けてしまったり、侮ってしまったり、チャンスを無駄にしてしまうパターンは多いです。ここが分かれ道です。


なぜなら計算外の出来事が計算上の出来事より多いからです。
常識の罠にはまってしまわないことです。

そのために「やる気」を持って取り組むことは大切です。

Vfootworkは、やる気がある人を応援します。
今年も一緒に幸せを共有しましょう。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

しっかり保持する          中屋の響き:鐘の音

 腕のかたちを保つとか、指のかたちを保つとか、そんな表現をする時があります。
 例えばグリップを強く握らないようにという指導はしますが、完全に脱力してしまうという意味ではありません。
 グリップはしっかり保持はしなくてはいけません。しかし「しっかり保持」と「固く保持」とは違います。
 指のかたちを保って、ラケットの自由な動きを確保しつつ、可動の角度・方向を限定する必要はあると思います。そのためにグリップを固く握らずしっかり保持すべきです。
 また、フォアハンドのフォワードスイングの際の右肘も、しっかりかたちを保ちつつネット方向へ移動するのですが、これも「しっかりかたちを保つ」と「固定してかたちを保つ」とでは違います。
 つまり、かたちが変わらない程度の筋肉力しか使わないという身体の使い方を知って欲しいのです。そのかたちを保った範囲を大きな筋肉で動かすと本当の意味での力強り動きになるのだと思います。
 片手のバックハンドは、腕全体のかたちを保持して肩で振る意識が大きなポイントではないかと考えています。
  

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:37 | コメント(0)| トラックバック(0)

日本中に幸せが訪れますように    中屋の響き:鐘の音

会社を立ち上げて今年で5年目になります。

昨年は東京都の指定管理者として認可を受け、舎人公園でテニススクールを開校しました。3月1日に開校して3月11日に休校。節電対策でナイター利用が出来なくなったからです。

我々の苦しみなど比べものにならない程の境遇の方々を思うと嘆いてもいられません。義援金の呼び掛けの活動にたくさんの方の賛同を得ました。そして、心ある人々に囲まれていることが改めて身に染みました。

教育の世界からテニス界に飛び込んで今年で10年。「やってみせる、説明してみせる、出来させる」プロのテニスコーチとしてゼロから築き上げたスキルが少しずつかたちになってきた気がします。

さて、今年はどうなるか、、、  
日本中に幸せが訪れますように、、

kansyasai2011

今年の感謝祭は2月18日の予定です。詳しくは後程。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

練習は努力、試合は判断 中屋の響き:鐘の音

湯ヶ島から帰ってきました。

今年で平野さんの教えを得て、18年目です。今年もお会い出来て良かった。

帰り際に「中屋さんの10年後が楽しみですね」と平野さんのお言葉。

テニス界に飛び込んで来年で10年です。何とか市民権を得られたかな。

これからです。


さて、

「練習は努力、試合は判断」
これは平野さんの言葉です。

結局のところ技術の習得は努力で何とかなるのです。ところが、試合は努力ではどうにもならない領域と向き合わざるを得ません。

その領域に対し判断が適切かどうかが大きな問題です。正しい判断をしたときに技術がよりいかされます。

攻めるも守るも判断一つ。判断が鈍れば試合もボヤけます。

目の前の試合そのものをどう判断するかも大切ですね。自分にとっての位置付け、自分にとってどういう試合なのか。
その辺もはっきりさせておくと、試合中の判断をよりクリアしてくれるかも知れません。

ついつい試合が始まると目先の判断に意識がいってしまいます。試合でしか試せないこともあります。出来なければ練習で改善していく手続きになります。

「努力」する力も、「判断」する力も、一朝一夕には身に付きません。日常の心構えの積み重ねになってしまいます。

It's important thing is attitude!




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

基本に戻る

湯ヶ島に来ています。川端康成の所縁の宿。

平野さんにテニスを見てもらいます。
基本に帰ることは、常に心掛けなくてはと思います。

今回のテーマは、制御と抑制。
制御と抑制を持ちつつ、必要なスピードに繋げること。

軸と肚で壁を動かす意識で身体を動かします。

基本に帰ると新しいことがわかりますね。

教わる立場も教える立場には大切な指針になります。

来年も頑張ります。

勝者のフットワーク塾
中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:40 | コメント(2)| トラックバック(0)

初心者からプロまで満足するレッスンって

 ラケットを持って間もない初心者の方から現役のプロの選手まで、満足するレッスンとは、どんなレッスンでしょう。
 初心者には初心者用のレッスン、上級者には上級者用のレッスン、という具合に一般的には住み分けがあります。
 同じ道具で同じルールと行うスポーツです。共通して言える原理があるはず。これが私をオーストラリアへのコーチ修行に向かわせた一つの理由です。
 試合も最終的には個性で勝負しなければならないと思うのですが、個性を支える基本があるかないかは大きな違いです。
 コーチとして、そこをしっかり伝えたいと考えています。テニスの基本となる原理の大切さは、初心者もプロも同じなのです。
 だから、今まで初心者からプロの選手までレッスンをやってこられたと思っています。これからもそれぞれのレベルでレッスンの内容について満足のいく指導を目指していきます。
 テニスが強くなりたいと思っている人で、強い相手と練習さえしていれば強くなると考えている人もいます。確かにそれも必要です。
 それだけではありません。どんな上級者でも手出しボールからの練習に時間を割いて、初心者以上に真剣に練習をすべきで、実際、今まで指導をしてきたプロの選手もそうでした。
 ほんの数センチ、数千分の1秒の違いは、ネットの向こうでは数メートルの違いとなってあらわれます。ならばよりシンプルに狂いの少ない安定した合理的な動作を目指さなければなりません.。
 私はコーチとして、そのために必要な良質なヒントと材料を伝えます。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:14 | コメント(1)| トラックバック(0)

両手バックハンド10連発  中屋の響き:鐘の音

 一昔前は前に沈み込むようなかたちでフラット系のボール打つのが主流でした。
 今は前足を伸ばしボールにインパクトして跳ね返るような打ち方で、スピンをかける打ち方になっています。
 ダブルスもスピンを使って足元に、ワイドに落とすボールでアドバンテージを取る攻め方が大会上位進出のカギのようです。
 低い速い球は前足を曲げて、余裕のある緩い球には前足を伸ばしてフットワークを区別してみて下さい。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:04 | コメント(2)| トラックバック(0)

フェデラーの親指      中屋の響き:鐘の音

 サーブのレッスンの時、グリップを握るのではなく、つまむように握って下さいと説明してます。
 昨日も実際自分のグリップを見せて、「親指の形はこうです」と示したところ、皆さんがあまりにも驚いていたので確認です。

フェデラーのサーブの写真、手元をクローズアップしました。
 
federegrip1

 親指は反ってますね。物を摘まむ時と握る時と親指の形を比較してみて下さい。
 握る時は親指の第一関節が曲がりますね。摘まむ時は反りかえります。
 グリップは3点で支えて持ちます。親指第1関節・人差し指第2関節・小指の下です。



federegrip2

今度は違う角度からです。やはり、親指は反りかえってますね。


 コンチネンタルグリップの説明をたくさんして来ましたが、なかなか浸透しないのはなぜなのか。滞った水が流れるポイントがどこかにあるのでしょう。
 まだまだ課題はありますね。









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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:44 | コメント(1)| トラックバック(0)

中心を鍛える         中屋の響き:鐘の音

 軸・肚が大切だと言われても、実際、雲を掴むような話です。目に見えないので、何をどうしてよいやら。
 でも、どの技術にも優先して、しっかり作り上げていかなければならない動作の重要な支えです。
 
 レッスンの時にもウォーミングアップの後に、よく呼吸法の練習をします。

「胸で息を吸い」
「半分口から吐く」
「気を腹に落として」
「残りの息を吐く」
これに腕の動きをつけて練習するのですが、これを日常的に続けると肚は鍛えられます。

ここで一つ大事なポイントは、最後の「残りの息を吐く」この後ですが、いわゆる腹筋を全部緩めてしまうと連続動作が出来ません。

どうするのか。肚に力を残して、溜めたままにしておくことです。

ここがわかり難いですね。

次のことを試して下さい。

まず、腹筋に思いっきり力を入れて下さい。

入れましたか。その状態で声を出してみて下さい。スムーズに出ますか。苦しい人もいると思います。

苦しい人は、腹筋に力を入れて声がスムーズに出せる力の入れどころを探してみて下さい。

声が出せる、あるいは呼吸が自由に出来る腹筋の力の入れどころ、そこが肚です。そこの気の塊が動作を安定させてくれます。

ラリーが続いている間、そこから力が抜けることのないようプレーして下さい。

当然、インプレー中にそんなこと意識出来るわけもありません。ですから、事あるごとに意識して鍛えるべきものなのです。Vfootのウォーミングアップで意識して軸・肚を鍛えて下さい。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:26 | コメント(1)| トラックバック(0)

良い動作        中屋の響き:鐘の音

力を入れたい時、おなかを意識する習慣を持ちましょう。

おなかに重心を感じて動きましょう。

良い動作をするための妨げになっていることを除いて動作を始めるとよいと思います。

例えば関節の硬さ、力の片寄り、筋肉の緊張など、これらを少なくしていけば、ゆったりとした全体の印象で必要なラケットスイングのスピードになるはずです。

身体を移動する時、足で身体を運ぶというより、動かした重心に手足がついていると考えた方がよいと思います。

私のテニスの教授法もいつ完成するのかわかりませんが、こういったことが出来るというところまで、伝えられればいいのかな、などと最近思っています。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

デッサンの教室に通っていたこと  中屋の響き:鐘の音

 シドニーにいたころ、デッサン教室に通ってました。デッサンって対象物を目で見て画用紙にその映像を移す作業の繰り返しなのですが、頭の中の残像をペンで表現することは、テニスコーチとしてのトレーニングに通じるものを感じました。
 つまり、テニスのプレーを見て頭の中に像を残す能力は、例えハイテクな撮影機器がどんな便利になっても、コーチとして欠かせない能力なのだと思います。
 選手の一瞬一瞬の動きの像の比較をするとき、デッザンでペンを走らせている時の集中に似ています。
 レッスンで球出しをしている時、集中して生徒の動きを見ていると連続して写真を撮っているような作業だなあと思うことがあります。
 デッサン教室で対象物を描いている時の没頭している空間は幸せな時間でした。スポーツってそういう楽しみ方もあるのでしょうね。
 スポーツの楽しみ方は、やる喜び、観る喜び、分析する喜び。いろいろです。
 
 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

成長するということ      中屋の響き:風の音

 突然ですが、今50を過ぎて、いつの間にこんなに歳を食ってしまったのかとふと思う時があります。子供のころは40歳の人も50歳の人も区別はつきませんでした。
 それに10代のころも40代の中年の人達の考えてることなど想像もつきませんでした。
 ところが、実際は50代の今、はっきり言って小学生の頃と同じ心で物事を感じ考えている気がします。歳をとったからといって別人になった訳ではないということです。たぶん、60になっても、70になっても同じなのでしょう。
 これって当たり前の話なのですが、でも若い頃は歳をとっていくと別人になるような錯覚がありました。実際はそんなことはなくて、幼い頃の心は変わらずあって、経験でいろいろな心が芽生え束になって集まっている状態です。
 たぶん生まれたときは、人格は1つだったのではと思います。そしてどんどん増えていくのです。家での自分、幼稚園での自分、そして学校に入り学校での自分、就職して仕事上の自分が加わり、そうしてたくさんの人格の総合体が今の自分自身になる。束の中心には幼い頃の心が相変わらずあります。
 悪い事をした人格もあるし、いい事をした人格もあります。これは立場によって増えるわけで、父親としてとか、会社の責任者としてとか。私の場合、教員としての人格もあったと思います。
 人格が増えるといろいろな考え方ができるようになるということです。子供のときのわがままな自分を抑える大人の自分が広い視野を与えてくれます。逆に弱い自分が足を引っ張ることもあるでしょう。
 いい人格が増えれば、いい成長をしたということになるんじゃないだろうか。たぶん私の場合は日本にいた時の人格に加え、オーストラリアで新たな人格が増えた気がします。これが環境が人を育てるということなのです。
 いい環境にいれば、いい成長が出来ます。そして人間は自分が心地よい環境にいたがるものです。実は自分にとって心地よい環境が、運命の分かれ道ということになのかも。これも考え方一つですが。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

プロスポーツ指導者研修会  中屋の響き:鐘の音

 指導者として一番怖いのは狭い世界の独りよがりの考えに偏ってしまうことです。ですから研修は欠かせません。受講料も安くはありませんが、高い指導レベルを維持するために惜しまず定期的に参加するようにしています。

 この高度な情報化社会では、一般のテニス愛好家の方の知識も豊かで、目も肥えてきています。尚更、ネット上の情報や雑誌の記事などを拾い集めただけでプロとしての指導が成り立つ時代ではありません。
 リアルタイムでプロの生のプレーを見て、第一線で活躍する指導者と空気を共有することを心がけて行動に移さなければならないことと感じています。

 さて、今回は筑波大学大学院人間総合科学研究科、白木仁氏の講演を聞いてきました。
 白木氏はスピードスケート、シンクロナイズドスイミングの日本代表、プロ野球の工藤公康投手、プロゴルファーの片山晋呉選手ら、多くのトップアスリートをサポートしてきたまさに第一線で活躍するトレーナーの方です。

 内容で興味深いかった話を箇条書きします。

・ソフトバンクの摂津投手は、プロになる前の身体作りで50mダッシュ100本をやり通した。これをやっていい結果に結びつくという保証もないことでもやり抜く選手が超一流。

・昔はトレーニングは辛いから効果があるという間違った認識で選手を潰していた。

・組織的な選手育成が成功しているのはサッカーが一番。男子より女子に先に結果が出た。

・技術習得には合理的な反復練習必要だ。何万回やっても耐えられる身体を作る。

・末端を動かそうとすると動きは遅くなる。関節の近くを意識すること。

・身体の中心を鍛えること。中心とは重心。重心に手足がついていると考えること。

・ウェートトレーニングの後にすぐ素振り、実戦を混ぜて練習をする。どこの筋肉を使って動いているか意識しやすくなる。

・ランニングの練習も心拍数を上げればいいというものではなく、どこの筋肉を使ってどう動かすかを意識すること。

・実はスクワットは膝がねじれる動きが大きく、半月板を痛めやすい。

・片山晋呉プロは、4、5時間平気で同じ練習、動作を黙々と繰り返す。

・手じゃない腰で引っ張る。

等々まだ、ありますがこの辺で。

jpta20111121

いろいろな競技の指導者が集まりました。


jpta20111121b

資料には、ネットにはないというか、出せないというか、貴重な情報があり、毎回興味深いです。









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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

美濃越舞選手のツアーに同行する(3)

 美濃越舞選手、今週はさらに西に移動してベンディゴでの大会です。
 残念ながら今回はホテルのネット環境が作れないようです。

 以下、先週の大会の報告です。

****************************
  先日のメールにも書きましたが、やはり上位選手の特徴として、コースを先に変えることにより相手を動かせる。逆に、動かされた後のショットがコントロールされている。(相手にチャンスになるような返球にならない)
動いた後の次への対応が早い(ショットの直後にボディーバランスが取れているor次の動作に入っている)

 僕が感じている今大会の上位進出者とそうでない選手の決定的な違いは、上位進出者の動きは1ポイントの中ですべての動きがつながっている。そうでない選手は各ショットとショットの間で動きが途切れている。

 つまり、そうでない選手は一つ一つのショットは上位選手に対して大きく差があるわけではないが、あまりに一生懸命ショットを打つことに集中しすぎて次への動きが遅れる。予測が遅い。

 上位選手はショットの精度はもちろん、ショットを打った直後に次の動作に入っている。(次の予測をしながら動いている)ポイント中の動きが流れるようにとてもスムーズ。

これは、男子でも女子でも感じます。
                            トム
    
****************************

 流れるような動きのポイントは呼吸と肚だと思います。肚を安定させて、いかに軸がぶれないような動きを作るかです。
 不安定な状況でもぶれない体勢を作るトレーニングは大事だと思います。
 より大きな安定はボールを打つトレーニングとは少し離れたところにあるかも知れません。
 テニスと直線で結ばれてない、本当に必要かどかわからないこと、そこに本気で向かい合って取り組めるか、結局ここが大きい差になるのでしょう。
 
 さあ、今日からオーストラリアツアーの2週目です。
 頑張れ!舞ちゃん! 




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 テニスDVD教材の評価

インターネット上にはテニスの上達DVDが溢れています。

最近、そのいくつかを見る機会を得たので勉強させて頂きました。それにしてもなかには、いかがなものかと疑問を抱かざるを得ないものもありました。残念です。

我々はDVD教材の制作に際して、基本構成から議論を始め、解説のセリフ一つ一つを考え、丁寧に作っているつもりです。もちろんオンコートレッスンでの受講者の方々の実感の裏付けのない内容はありません。

現在、サーブ編の編集をしてますが、今までにない最高のものをお届けするために時間を掛けています。

そんな我々のDVDを含め、数多くのテニス教材をまとめたサイトがありました。


http://tennisknowhow.net/vfootwork/vfootwork_005.html


dvdnet

光栄なことに数少ない最高評価でレビューされていました。
わかる人はわかるということなのか。


もう一つ、テニス教材の評価サイトです。

http://www.m-junkanki.com/miscellaneous/tennisDVD.html

dvdnet2

ここでも光栄なことに最高ランク。
やはり、わかる人はわかるということなのです。

わかる人がいるから我々は本気でいいものを作ろうとするのです。


これからも、この姿勢は変わりません。






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:30 | コメント(2)| トラックバック(0)

美濃越舞選手のツアーに同行する

 先週から松田コーチが美濃越舞選手のオーストラリアツアーに同行していってます。いつもは岩見コーチが同行しているのですが、臨時の依頼があり松田コーチが2週間同行することになりました。
 1週目はTraralgonの$25,000の大会です。メルボルンの東にある街です。
 さき程、報告のメールが来ました。

****************************************
無事、予選通過しました!

動きも良くなり、スピン系のボールも使えてきてました。

3-6 6-4 6-4

予選決勝
7-5 6-0
最後は相手がミスりまくりでした。

予選では、いかに相手を下げるか、その後、角度のあるボールで追い込むかがポイントを取れる鍵のような感じです。

サーブが早い選手もいますが、コースを散らせない。
ストロークも早いボールは打てるが、浅い、コースを変えるとミスする。細かいショットは器用じゃない。
予選の選手はそんな印象です。

明日は、シングルスはなく、ダブルスのみです。
ですが、本戦、第一シードに当たってしまいます。
ランキング150位ぐらいの選手です。

                  トム
*******************************************

予選通過してよかったです。実はこの前の日、1セットダウンで雨、サスペンデットの後、今日、調子を上げてきました。さすがよかった。運も大事。


テニスの戦術を大きく分けると4つです。
深く弾ませる・短く落とす・角度をつける・速く打つ

ゲームはこのどれを柱に組み立てるかを最低、イメージすべきです。深く弾ませて、短く落とすとか、角度をつけて速い球で仕留めるとか、相手のプレーを見て決めるといいでしょう。

それといいプレーヤーはこの4種類の戦術にボールの回転のコントロールをつけて組み立てます。技術練習というのはここを目指していると言ってもいいでしょう。

さて、舞ちゃん、明日はダブルスだそうです。

松田コーチのツアー同行レポートをお楽しみに!




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:25 | コメント(4)| トラックバック(0)

その日の調子      中屋の響き:鐘の音

今日は調子いいとか悪いとか思うことはよくあると思います。

この調子がいいとか悪いとかということは、自分ではどうしようもないことです。どうしようもないことを評価していまうとストレスがたまり、本来の実力の足を引っ張る結果になってしまいます。

身の回りのことで自分ではどうしようもないことを評価してしまう場面は意外と多いです。例えば運がいいとか悪いとか、自分ではどうすることも出来ません。

あるいは過去に起きた事、未来に起きる事、これらも自分で自由に変えられません。どうしようもないことです。

変えられるのは、今だけです。ただ決めたことを実行する。テニスゲームで言えば、作戦を決めそれを実行する。すると自分の身の丈の技術が結果を見せてくれます。

背伸びをしたり、必要以上に怖がったりって、自分ではどうしようもないことを何とかしようと思った時の心理状態かも知れません。

積み重ねてきたものを信じ、オートマティックに身体が動くことを実感出来ればいいと思います。それが納得のいく試合に繋がります。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

初心者からプロまで満足するレッスンって

ラケットを持って3か月の初心者の方から現役のプロの選手まで、満足するレッスンとは、どんなレッスンでしょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

チャレンジしない大義名分  中屋の響き:鐘の音

 新しい技術を練習した後、まだ馴染まない技術で試合に臨むといい結果に結びつかないこともあります。
 このことを認識したうえで試合に臨んだ時、厄介なことがあります。ゲームの形勢が不利になった時に、「そうだ、今は新しい技術を練習中だから勝てないんだ」と自分を納得させる大義名分とともにあっさりゲームセット。名誉ある撤退よろしく敗戦に甘んじてしまうケースはよくあります。
 人間は弱いものです。うまく事が運ばないと、逃げ道を探してしまいます。チャレンジしないための理由はいろいろ思いついてくるのです。コートが悪い、ボールが悪い、セルフジャッジが汚い等等。
 以前、あっさり試合に負けてきたジュニアが私に言いました。「今は勝たなくていいんです!」と。納得のいかない勝ち方も頂けませんが、目の前の勝負に都合のいい理由をつけてチャレンジしないのはもっと頂けません。
 ゲームセットの最後の1ポイントまでファイティングポーズを崩さないことは、如何なる事にも優先される大前提だということは胆に命じなければいけないことです。
 「もう、だめだ」と思った時、もう一度「相手を見て、分析して、判断して、打つ」このルーティーンを1ポイント1ポイント毎に続けて下さい。まだ出来る事が見えてくるはずです。
 その時、備えた技術のうち、本当に馴染んでいる技術があなたを助けてくれるでしょう。
 
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:03 | コメント(2)| トラックバック(0)

試合の評価          中屋の響き:鐘の音

 試合が終わった後、いろいろ評論をしてくれる人が周りにいますが、気をつけた方がよい場合もあります。
 例えば、攻めることを柱にしたゲーム展開をする人が負けた場合、もっとつないでチャンスボールをつくらないとと言われ、ボール回しをポイントの柱にしている人が負けた場合、もっと攻めないとと言われます。
 こういう評価というのは往々にしてある方向に傾くことがあります。つまり、その人の特徴をただ批評するという人も多いということです。
 攻めるテニスの人は強打が目立つのは当然です。同様にボール回しを柱にしたテニスをする人はつなぐボールが目立つのは当然です。
 負けた場合はその人の特徴が批判されるということです。特徴が目に付くのは当たり前です。
 しかし、その人の特徴というものは表裏一体です。仕事が丁寧な人の仕事がうまくいけば丁寧ですが、うまくいかなければ融通が利かないとか、とろいとか言われます。
 仕事が早い人は、うまくいけば要領を得ていると言われ、ミスすれば仕事が雑だと言われます。
 人にはそれぞれ持ち味というものがあるのです。その持ち味を活かすアドバイスの方が実際は実りあるアドバイスと言える気がします。さもないとのっぺらぼうな何の面白味のないテニスばかりになってしまいます。
やっぱり、基本と個性は両輪ですね。 






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:30 | コメント(4)| トラックバック(0)

試合の評価          中屋の響き:鐘の音

 試合が終わった後、いろいろ評論をしてくれる人が周りにいますが、気をつけた方がよい場合もあります。
 例えば、攻めることを柱にしたゲーム展開をする人が負けた場合、もっとつないでチャンスボールをつくらないとと言われ、ボール回しをポイントの柱にしている人が負けた場合、もっと攻めないとと言われます。
 こういう評価というのは往々にしてある方向に傾くことがあります。つまり、その人の特徴をただ批評するという人も多いということです。
 攻めるテニスの人は強打が目立つのは当然です。同様にボール回しを柱にしたテニスをする人はつなぐボールが目立つのは当然です。
 負けた場合はその人の特徴が批判されるということです。特徴が目に付くのは当たり前です。
 しかし、その人の特徴というものは表裏一体です。仕事が丁寧な人の仕事がうまくいけば丁寧ですが、うまくいかなければ融通が利かないとか、とろいとか言われます。
 仕事が早い人は、うまくいけば要領を得ていると言われ、ミスすれば仕事が雑だと言われます。
 人にはそれぞれ持ち味というものがあるのです。その持ち味を活かすアドバイスの方が実際は実りあるアドバイスと言える気がします。さもないとのっぺらぼうな何の面白味のないテニスばかりになってしまいます。
やっぱり、基本と個性は両輪ですね。 






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:30 | コメント(4)| トラックバック(0)

楽天ジャパンオープンのすゝめ   中屋の響き:鐘の音

 楽天ジャパンオープン、すばらしい選手のプレーを見ることが出来るいい機会ですね。東レもそうですが、海外に行かなくても一流の選手の試合をじっくり観戦できるのは本当に幸せです。一昔前では考えられないことです。
 それにしても観客席の寂しさが少々残念です。テニス関係者の方は何とか時間のやりくりをして会場に是非足を運んで頂きたいと思います。
 夕方6時、7時からでも夜中11時過ぎくらいまではやってますから皆さん行きましょう。ビール片手にトップ選手のプレーを堪能するのも乙なものです。チケット料金も飲み会1回分くらいでOKですし。
 さもないと招待選手のレベルも、大会の開催さえも維持できなくなるかも知れません。もちろんVfootのコーチ陣は国内だけでなく多少費用は掛かりますがグランドスラムも含め出来るだけトップのプレーを直に観戦する機会を持つようにしています。
 本物を見ないと始まらないですからね。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:39 | コメント(2)| トラックバック(0)

楽天ジャパンオープンのすゝめ   中屋の響き:鐘の音

 楽天ジャパンオープン、すばらしい選手のプレーを見ることが出来るいい機会ですね。東レもそうですが、海外に行かなくても一流の選手の試合をじっくり観戦できるのは本当に幸せです。一昔前では考えられないことです。
 それにしても観客席の寂しさが少々残念です。テニス関係者の方は何とか時間のやりくりをして会場に是非足を運んで頂きたいと思います。
 夕方6時、7時からでも夜中11時過ぎくらいまではやってますから皆さん行きましょう。ビール片手にトップ選手のプレーを堪能するのも乙なものです。チケット料金も飲み会1回分くらいでOKですし。
 さもないと招待選手のレベルも、大会の開催さえも維持できなくなるかも知れません。もちろんVfootのコーチ陣は国内だけでなく多少費用は掛かりますがグランドスラムも含め出来るだけトップのプレーを直に観戦する機会を持つようにしています。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:39 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織&フェデラー サーブ比較  中屋の響き:鐘の音

 錦織選手のサーブとフェデラーのサーブを比較してみました。
 サーブのトスを上げるボールが手から離れた瞬間のラケットヘッドの向きとラケットの支える指によってサーブは大きく変わります。
 ここでは、まず切り替えし、つまりラケットヘッドが上がって下がる折り返しの状態を見てました。
 バックスイングでの錦織選手のラケットフェースの微妙な開きがわかると思います。恐らくここが改善されれば、平均スピード20キロは上がり安定したサーブになる気がします。





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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:53 | コメント(2)| トラックバック(0)

動作のスイッチ       中屋の響き:鐘の音

 レッスンをしていて、改善点はわかっているのにいくら指摘してもそのまま変わらないということがよくあります。
 センスがないとか、染みついて直らないとか、そんな言葉で済まされてしまうのは、よくあるケースです。
 「腕を下げて下さい」とか、「肘を上げて下さい」とか一見、単純な指示なのですが、他の動作と複合的に行おうとするとなかなか簡単には済まされない問題になってしまいます。
 かと言って、どうせ細かい事言っても出来ないんだから、フォームなんて気にせずたくさん打てば、そのうち、、、などという結論にいってしまうのも、どうかと思うのです。
 実際には複合した動作を折り合いをつけて始動させるさせるためのスイッチがあって、そこを押せるかどうか、そこが指導者としての力になるのかも知れません。「センスないですね」で済めば苦労はないです。  
 シングルバックハンドのラケットを持っていない手をフィニッシュで挙げる人がいます。打ち終わると万歳状態のかたち。手を下げて下さいと注意を重ねてもなかなか直らない。
 もっと根源的な繋がりをもった動きの指示が出来るはずといつも思っていました。それは肩の位置でした。
 ボートのオールを漕ぐ動作で、腕を前に出す動作と引き寄せる動作があります。前に出す動作では肩が胸より前に位置します。逆に引き寄せる動作では肩が胸より後ろにあります。
 これを肩甲骨を開く動作と閉じる動作と言うこともあります。いずれにしても肩の位置を意識することは、一つの大きなスイッチのようです。
 シングルバックハンドの話に戻しますが、シングルバックハンドのフィニッシュで、両肩共に胸より前に出ていると万歳状態を引き起こすようです。
 ですから、ラケット持ってない手を動かす肩は胸より前に位置しないように後ろに引く、胸を張ったかたちをとるといいと思います。そうすると開く力が最大限活かせます。
 そして、ラケットを持った方の手を動かす肩はというと、胸より前のままです。飽くまでも背中で打つ意識が中心にあります。開く動作に付随する動きとして結果的に肩が後ろに位置することになりますが、ここは目指す動作ではありません。腹切りショットになってしまう可能性がありますので、ここを注意しましょう。
 両手バックハンドについては、また次の機会に、、
  
  
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:59 | コメント(3)| トラックバック(0)

本物と直観する           中屋の響き:鐘の音

「何でそんなにテニスのことがわかるのですか」

こんな質問をされました。
私自身もわかっているかどうか、いまだにわからないのですが。

言えることは。

「本物を出会って,長く付き合ってきたからかな」

本物を吟味して知れば知るほど辻褄が合ってきます。

でも出会って本物かどうかは、どうやってわかるのか。
それは、直観でしかありません。認定書も試験もありません。


上達するかどうかは、信じるもので確かに差が出ると思います。何を信じるか。これも直観です。

幸せな結婚生活を送っている人、そうでない人、パートナーを選んだのは直観ですね。

直観は、究極の価値観の集約です。
自分がいいと思ってやってきたこと、悪いと思って気が進まなかったこと、そんなことの集約です。

直感して直観する

直観とは、そこまで過ごしてきた時間のなかで身に付けてきたこと、それがものを言うということかも知れません。

やはり、積み重ねですね。その時になってどうなるものでもないということじゃないですかね。

人より少しテニスのことがわかっているって、こういうことでは。
参考にならない答えになってしまいました。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

千葉周作      中屋の響き:鐘の音

 以前、司馬遼太郎の短編「千葉周作」を読み、それ以来、千葉周作という人に興味を持っています。
 人にものを教えるとき、合理的で、わかりやすい方法を常常心がけるべきだと思っていますが。言葉もすっと自然に理解できる言葉を選んで話すように心がけています。難しい言葉で煙に巻いたようなしゃべり方や、形式的で単に自己満足を目的としたしゃべり方は避けたいです。
 千葉周作は北辰一刀流の開祖です。この北辰一刀流のすごいところは、生まれついた素質のある者のためにのみあった古い流儀の教授法から離れ、百人に教えれば百人ともある水準に達するという合理的かつ現実的な教授法を実現したことにあります。
 当時、剣の道は、素質の差が全てを決定していたといっていいほどでした。出来る者が伸び、できないな者は百年学んでもただの棒振りのままでした。周作は、飽くまで技術の合理性を追求し、科学的に分析した結果を教授し、当時のまやかしを一切否定したのでした。
 これだけなら、宮本武蔵の「五輪書」などで勝負の綾を広く世間に伝えなど、啓蒙的な実績はあるので大差ないのですが、千葉周作にはもう一つの才能がありました。
 それは経営に対する才能です。周作が創設した「玄武館」という道場は、玄関に履物が納まらず、庭に広がって、埋め尽くすほど繁盛しただったらしいです。彼が直接稽古をつけた門下生の数は六千人以上だったといわれています。
 剣術の才能、指導者としての才能、そして、加えて経営者としての才能、これら三つの面、全てに卓越していたと思われます。
 技術的才能、それを伝授する才能、そしてそれを生業とする才能、この三つはなかなか揃わないものです。恐らく技術的才能だけでは、彼の名は歴史に刻まれなったかも知れません。
 千葉周作への道は遠い。 



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 08:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

熱中症の人は水分を補給してないのか?

 高温の日の夜のニュースでは、熱中症で病院に運ばれた人たちについて報道があります。
 こんなに水分補給、水分補給ってしつこいくらいに注意喚起しているのに、この人たちは水分補給を怠って病院に運ばれているのでしょうか。
 違います。水分補給はしているのです。身体がある段階を超えると水分を補給しても吸収してくれなくなってしまうのです。私も病院に運ばれた一人ですからわかります。しっかりスポーツドリンクを飲んでいました。なのに、、、
 では、ある段階ってどの段階??厄介なことに自覚がないんです。いつの間にかとしか言いようがありません。ウルトラマンの様にカラータイマーが鳴ってくれればいいのですが、気が付いたら飲んでも飲んでも無駄に汗が流れるだけなんです。
 今年からアクアチャージというサプリを試していて、あまりにいい感じなのでいろいろな人にすすめてます。たぶん、保水効果がすごいのだと思うのです。ある段階を超えても吸収してくれる。
 先日、愚妻が私の顔をまじまじ見て、何かツルツルになって来たねって、そう言えばカミソリ負けもしなくなったし、自分で触ってもしっとりしている感じ。保水ってことか。
 実はこのサプリメントはオーストラリアで知り合ったテニス関係の友人、高野君が扱っているサプリメントで、また、大量に注文してしまいそうです。
 というか、うちの会社で販売したいくらいです。これは熱帯気候になってしまった日本でスポーツをしなければならない我々にとって大切なことかも知れないです。
 そんなことをじりじり暑い残暑のコートでレッスンをしながら思う。今日この頃です。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:26 | コメント(2)| トラックバック(0)

ストーサー優勝          中屋の響き:鐘の音   

 ストーサーがUSオープン優勝しました。ストーサー選手については以前から見本にして欲しい選手と言い続けてきたので、今回の優勝は個人的にもうれしいです。
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20100604.html
 

 ジャパンオープンにもいつも来ているのですが、まだ知名度が今一つなのか練習コートは閑散としていました。ゆったりと見ることが出来るので都合がいいといえばいいですが。
 何よりバランスがいいので技術解説で以前も取り上げました。


サミー、おめでとう!



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:56 | コメント(2)| トラックバック(0)

スマッシュ10連発          中屋の響き:鐘の音

 スマッシュが苦手な人が多いです。原因の多くは練習不足だと思います。
 スマッシュの練習は結構わがままな練習形態になってしまうのです。つまり、練習相手に球出しをしてもらわないと成立しません。多少相手に技術があればロブで返し続けてくれますが、これだって相手は打たれるがままって感じで、スマッシュを練習している方は申し訳ない感が付きまといます。
 だから、相手の練習時間を取っているようで長い練習はなかなか出来ません。そんなことで大抵の人はスマッシュは練習不足のまま本番を迎えます。自信のない人には練習不足は効果てき面です。
 そこでVfootworkの提案はスマッシュのシャドウスイングのススメです。
 レッスンではすでに取り入れてますが、スマッシュの基本パターンを織り込んだフットワークコンビネーションが効果があるようです。 これはボレーの基本5ステップの素振り練習にも言えることですが、ある型を繰り返すことで、動きが身体に馴染み動作のコツに身体自身が気づいてくれます。
 フットワークコンビネーションは、またいつかここで紹介したいと思います。
 取りあえずスマッシュ10連発ご覧ください。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:17 | コメント(1)| トラックバック(0)

志賀のご夫婦         中屋の響き:鐘の音

 昨日はVfootworkの隠しプログラムの成田テニスキャンプでレッスンをしてきました。
 隠しプログラムというと少しオーバーですね。ここで書いてしまうとだいたい隠してることにならですが、要は一旦終了したプログラムを昔からのお得意さんの要望に応えて2日間の集中レッスンをしてきたわけです。
 今回は丁度4年前に開催した第1回ワンデーレッスンに参加頂いた時からお付き合い頂いているご夫婦のレッスンでした。
 4年前も志賀から千葉までわざわざ車で参加して頂いたのですが、今回は新幹線でおいで頂きました。有難いです。
 
 内容は、フォアハンドのリストロール、肘を並行移動させながらプロネーションをする動きとバックスイングの切り返しの位置について、バックハンドはシングルハンドの背中で打つ意識で動作を体験して頂きました。ボレーは基本5ステップの導入をして重心移動をラケット移動より優先すること、打点の位置の確認をしました。

 気心の知れた方とは、会う回数が少なくてもいつも会っているように打ち解けた雰囲気になります。信頼残高がキープされているんですね。離れていてたいして連絡を取らなくても、気心が知れた間柄っていいですよね。

次はいつお会いできるか、楽しみです。それまでにお互い無事と発展を祈ります。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

コーチ会に参加             中屋の響き:鐘の音  

軽井沢で平野三樹氏主催のコーチ会に3人で参加してきました。

「テニスの打球で特徴的なのは取り扱うボールが常に生きているということです。どんな動作でも、打球の一瞬、一点にその焦点が合わないと無駄になります。脱力してラケットを用意して必要なだけの力をインパクトに使いましょう。」  平野三樹


hirano201108yusuge

この小柄な老人が追及、整理したテニス観に触れると心が満足します。

右9月ワンデーレッスン参加者募集中!

右Spotレッスン受講者募集中!

日時:8月24日(水)13:00~15:00
テーマ:「サーブ・スマッシュ」
担当コーチ:松田コーチ

日時:8月25日(木)19:00~21:00
テーマ:「スライス・ボレー」
担当コーチ:広瀬コーチ

日時:8月26日(金)19:00~21:00
テーマ:「スライス・ボレー」
担当コーチ:松田コーチ

日時:8月30日(火)19:00~21:00
テーマ:スマッシュ・サーブ
担当コーチ:中屋コーチ

お申込みお問い合わせは下記↓ からメールでお願いします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

シングルバックハンドで高く弾む球をリターン  

 高く弾む球をトランスホップで叩くというフットワークもあります。
 スライスでリターンする方法も有効です。ポイントは両肘を高くセットして膨らむ曲線のスイングを利用することです。
 スライスのバックスイングを肩より低くセットする人がいますが、どんなに低くても肩にラケットを担ぐくらいの気持ちでセットしましょう。




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日時:8月24日(水)13:00~15:00
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テーマ:スライス・ボレー
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日時:8月26日(金)19:00~21:00
テーマ:スライス・ボレー
担当コーチ:松田コーチ
申込締切 8月19日

日時:8月30日(火)19:00~21:00
テーマ:スマッシュ・サーブ
担当コーチ:中屋コーチ
申込締切 8月23日

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

白馬で拍手               中屋に響き:鐘の音

 今回で2回目になります。長野の白馬で大阪テニス協会主催のテニスキャンプに行ってきました。
 前回より参加者は増えて倍くらい、スタッフコーチの方々を含め約30名の熱心なテニス愛好家のなかでレッスンをしました。

 デモンストレーターの2人のスタッフが休暇中のため、デモから講義まで孤軍奮闘という形でしたが、協会のスタッフコーチの方のアシストでスムーズにレッスンをすることが出来ました。

 ボレーの基本5ステップ、スマッシュのコンビネーションステップ、グランドストロークではリズムステップとリストロールの動きのイメージなど、私の考えるテニス観を多くの方に理解して頂けたのは大きな成果でした。

 全てのレッスンが終わった後、参加者の方々から拍手が沸き起きたときは、少しほっとしました。

 テニスの理論は諸説紛々です。私のテニス観にも賛否両論でしょう。でも、テニスを愛する方、一人でも多くの方に豊かなテニスを感じてもらいたいと思っています。

 単に勝つために必要なだけの装備を備えるというスタンスではなく、多くの技術に興味を持ってもらいたいと思います。そして、テニスという文化の深遠さの一部でも伝えられれば光栄です。

 今回のキャンプにご招待頂き、また段取りを取り、配慮して頂いた大阪テニス協会のコーチの皆さんに感謝致します。

 
hakuba20110815


hakuba20110814


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 03:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

給水と吸収            中屋の響き:鐘の音

 厳しい暑さが続いてますが、あっちこっちで水分補給、水分補給と朝から晩までアナウンスされてます。

 でも、どんなに水分補給しても身体に吸収されずに汗と尿になって排出されていては、身体は水分不足のままですね。

 熱中症になって病院に運ばれる人を見て、「あーあの人水分補給してなかったんだね。でも私は大丈夫、水分補給ばっちりだから」と一人ひそかに頷いてませんか。

 実は熱中症になった人たちも決して水分補給を怠ったわけではないんです。病院に運ばれた経験のある私が言うのですから本当です。

 水分補給が必要なことは重々わかっているのです。じゃあ、なぜ?熱中症になるのだということです。

 よくわかりませんが、ある一定の状態を超えると飲んでも飲んでも汗となって出てしまって、身体が受け付けてくれないのです。つまり、吸収してくれないのです。

 ですから、給水と吸収は違うと理解すべきだと言いたいです。ということは、熱中症になりかかった時は、身体が吸収するようにいかに水分を取るかが問題になるわけです。

 そこで1つの方法としては、塩分を同時に補給するという方法があります。詳しくは昨年のブログここ をご覧ください。私のラケットバッグには食塩がボトルごと入ってます。笑

 そして、もう1つの対策として私が今はまっているのは、アクアチャージというサプリメントです。もうすでに大量に購入して使っています。

 全身痙攣を2度も経験したことがあるほど攣り症なので、痙攣することに人一倍神経を使っていますが、今のところ快調です。なぜか理屈はわかりあせんが、攣らないです。不思議な効果があるみたい。
 
 あと、冷たいペットボトルを脇の下や股に挟んだり、首筋にあてたりして、動脈を冷やして体温を下げると身体の機能が正常に戻るので効果があります。

 衣類にも気をつけた方がいいですね。揮発性の高い素材のものを着ることが大切です。こまめに身体の汗を拭く意識があるとべとついた汗がうつ熱状態を作ることを防いでくれます。

 さあ、まだまだ暑い日が続きますよ。頑張りましょう。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを見あげる       中屋の響き:鐘の音

 ボレーのアドバイスとして伝えたいことはたくさんありますが、そのなかでも一番心がけて欲しいことは、

「ボールを見上げるように構える」

です。


バレーボールのレシーバーが、ボールを受けるときのように、スタンスを広げ頭を起こして、飛び交うボールを見上げるような姿勢を保って下さい。

取れそうもないボールが取れるようになります。

逆にボールを見下ろす姿勢では、上半身でボールを操作してしまい、安定したシンプルな動きになりません。

bryan-miageru

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

歴史の科学            中屋の響き:鐘の音

 決定したことの真価というものは、ある一定の時間を経なければ判断できないのものです。
 不思議なことです。どんなに優秀な人でも、後から「なぜ」と思える決定をしてしまいます。その時、その場にいて熟慮のうえでなぜ平気で誤った決定をしてしまうのか。
 加藤陽子著「それでも日本人は戦争を選んだ」を読んで、改めてその現象の存在感を再確認しました。
 第2次世界大戦へ向かう日本のトップの決定は、今から思えば明らかに偏った一方的なものとしか思えないものです。
 また、泥沼化したベトナム戦争にのめり込んでしまったアメリカの決定もそうですが、当時best&brightestと言われる政府機関のなかでも最も頭脳明晰で優秀な補佐官たちが政策を立案してたはずです。なのになぜ?
 当時の選ばれた優秀な指導者たちが、この様に賢明な判断を欠いてしまったおおもとは、どこにあるのか。加藤女史は、歴史の誤用だったと述べています。
 人は、自分が思いついた事例に囚われてしまうものです。その結果、過去に起きた類推例を頭のなかで素直に分け隔てなく探せなくなってしまうというのです。
 自分の思いつきに有利になる根拠に焦点を絞って、事例を分析しいること自体に気が付かないということが現実にあります。これが問題です。意識が自身の正当化に傾倒してしまうのでしょう。

加藤女史曰く
「重要な決定を下す際に、結果的に正しい決定を下せる可能性の高い人というのは、広い範囲の過去の出来事が、真実に近い解釈に関連付けられて、より多く頭に入っている人」 
 
 テニスの技術を考え、整理して伝える仕事をするうえで、自分勝手な思いつきに囚われることは避けなければいけないと常に思っています。
 ですから、当然、現代だけではなく過去の歴史を知ることは必要です。しかし、自分の思いつきを正当化するための手続きにしてしまわないことを忘れてはいけません。つまり、ある考えに囚われて歴史を誤用しないようにすることです。
 熊谷一弥選手を知らないコーチが時々いますが、熊谷一弥選手は90年前のオリンピック銀メダリストです。ナダルのスイングで有名なバギーウィップをガンガン使って、堂々と決勝まで勝ち上がりました。
 この事実を知っていれば、バギーウィップが苦し紛れに使っている特殊な技術だとは言えなくなるでしょう。
 恐らく、日本の古いスタイルのテニスがイースタングリップだという認識に囚われている人たちは、例え熊谷一弥の功績は知っていても新しい認識にたどり着かないでしょう。
 「広い範囲の過去の出来事が、真実に近い解釈に関連付けられて、より多く頭に入っている人」でいたいものです。常に自分の考えのバランスを点検する試みは欠かせませんね。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:15 | コメント(2)| トラックバック(0)

鋭さと鈍さ              中屋の響き:鐘の音   

鋭い人は鈍い人にかないません。

鋭い人は鈍い人とやり合うと自爆していまいます。

でも、鋭さを持っていないと問題解決に時間がかかります。

だから鋭さは必要です。

世の中で一番強いのは、何にも感じない人です。

プライドがない人、恥を知らない人には、かないません。

「そんなこと俺にはできない」なんてことを平気で出来る人がいます。

「そんなこと」って、そんな心のないこととか、そんな図々しいこととか、そんなことです。

たぶん何も感じないのでしょう。

残念なことに、感じない人は最終的には事を為せません。

何も感じてないようでいて、全てを感じている人が一番いいのかも知れません。

全てを静かに見渡して、抜け抜けと大胆なことをしましょう。

これはテニスの戦いぶりにも言えるようです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

見果てぬ夢             中屋の響き:鐘の音  

 昨日、美濃越舞選手のお父さん、美濃越昇さんと食事に行きました。差し向かいで熱いテニス談義を5時間、あっという間でしたね。
ガブガブ生ビールを飲む私に、ウーロン茶で付き合って頂いて、恐縮です。
 舞ちゃんをプロにまで育てきた指導の神髄は、ご自身の飽くなき理想へのこだわりだったと感じました。
 とにかく強いフォアハンドを作ること、揺るぎないこだわりはこの一点に集中されてきたようです。テニスが上手になるのと、強くなるのとは別物だという話には、深く頷きました。
 今年からプロに転向した舞ちゃんの指導計画は、まだ始まったばかりです。まずは結果よりもプロで通用する強い球を常に打てる土台を作り上げること。
 そうは言っても同世代の選手の活躍は気になってしまうでしょう。しかし、実力が拮抗していることは確かで、今まで同様の揺るぎない信念があれば、いい結果を導き出すことも時間の問題のはずです。
 相変わらず舞ちゃんの攻めのテニスを応援していきます。


「見果てぬ夢」
ラ・マンチャの男より

夢は稔り難く

敵は数多なりとも

悲しみを秘めて

我は勇みて行かん

道は極め難く

腕は疲れ果つとも

遠き星をめざして

我は歩み続けん

これこそは我が宿命

汚れ果てし この世から

正しきを救うために

如何に望み薄く 遥かなりとも

やがて いつの日か光満ちて

永遠の眠りに就く時来らん

たとえ傷つくとも

力ふり絞りて

我は歩み続けん

あの星の許へ




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

失敗レッスン             中屋の響き:鐘の音

久々に大失敗レッスンであった。

原因は途中で諦めてしまったことです。そして、それが生徒に伝わったのでしょう。

ある高校のテニス部のレッスン。
何でこんなことが出来ないの?何で言った通りにで出来ないんだ?

これは先に出来ている者の勝手な驕りです。

明らかに動きの領域が何人かの生徒にとっては未開拓地で、思うに立ち入った形跡がない領域だったようです。

だから出来ない。出来ないことを理解しようとしない自分がいました。その動きの領域へ通じる道を通行止めにしていることに、イラついていました。

きちんと道を示しているのになぜ進まないのだ。

人の気持ちいうものは、自分の実体験で想像するしかないです。人の出来ないことも自分が意識して再現できないと、修正のためのきっかけを示すことは出来ません。

出来ないことがやる気がないように思えてしまうことがあります。出来ない責任を全てコーチが追わなければいけないとは思いません。ただ諦めてはいけないのです。

人の可能性を決めつけるって、思い上がっている証拠ですね。

明日、第2ラウンド。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:49 | コメント(3)| トラックバック(0)

小野田倫久選手のレッスン   中屋の響き:鐘の音

小野田選手のレッスンも回を重ねる毎にVfootworkへの納得度が高まり、イメージが洗練されてきました。

一人の時に何をするか、それで成功するかどうかが決まります。ある意味、Vfootのメソッドは一人で取り組む努力を裏切りません。

日本を代表する選手が、基本の動きを真剣に見直して、それを黙々と練習する姿は、言葉じゃない何かを教えてくれます。

フットワークトレーニングは心肺機能や瞬発力を高めたりすることだけが目的じゃありません。どう足を動かくすかに重点を置くことも重要です。

高いレベルのプレーを続けて来たからこそ、その大切さを痛感している。華麗なプレーを乗せる土台を鍛えること、そして修正するため基準を持つこと、これらは誰でもそうですが、積み重ねて身に付けるしかありません。



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一番奥が小野田選手です。次が西改選手です。西改さんは先日、徳島県国体予選で優勝し代表を決めました。おめでとうございます。




プレー中の土台を安定させるために軸・肚・呼吸への意識が大切です。軸は意識をすれば鍛えられます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

効率が一番か

効率至上主義の立場でものを考える人とは昔から一線を画していた。
しかし、その時々で結果は出してきたという自負はあります。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

企業の価値              中屋の響き:鐘の音

 企業の真の価値を決めるのは、社員です。資本でも株価でもありません。
 目的が効率とか能率みないなものだけなく、そこに人間を作り上げるものがなければただの利益集団でしかないでしょう。
 自己管理が出来なければ、管理されるしかありません。管理されると自由な発想は出来ません。
 我々は常に創造的発展をしたいと思っています。もちろん、社会貢献は企業の使命であることは忘れてはいません。
 そして、皆さんと一緒にテニスで幸せになることも。
 



さて、何をやっているのでしょう?これでも仕事です。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:03 | コメント(1)| トラックバック(0)

清新              中屋の響き:鐘の音

 世界剣道選手権大会の覇者は栄花直輝さんが色紙に書くのがこの「清新」という言葉です。常に清らかで新しい気持ちを心がけている方なのです。
 世界的にも剣道の競技人口は柔道に匹敵するくらいの数なのですが、オリンピック種目には敢えて名乗りを上げていません。柔道とは違う道を歩んでいます。
 「ただ勝ってもダメだ」。「勝ってなおかつ正しくなくてはならない」 勝ち負けを重要とする論理しか持ち得ない文化では、オリンピックに参加することで、きっと、いまの剣道はよそのところに行ってしまうような気がします。
 世界選手権大会はイギリスで開催され、エリザベス女王も観戦に来られたとのことです。日本の伝統の精神世界の理解者は結構いるものです。
 何者にも囚われない不動心というものは、剣の道では特に重要で、剣道は瞬速の世界であり、しかも常に相手と向き合うことを互いに課しています。
 だから、何かに心を捉われてはならないのです。逆を言えば、あらゆることに注意を向けておく必要があります。相手の出方や相手の呼吸を量るには、目・竹刀・腕・足・顔(表情)などすべてに気を配らなくてはなりません。それをどこか一箇所に捉われすぎると、他の部分からの情報取得が疎かになってしまうのです。そして対応を誤ることになります。
 テニスもゲーム中に心を囚われてしまうことがよくある。そして、一つどころか何も見えなくなっています。本来持つ力を発揮するためにはそれではまずいです。余計なこだわりやエゴを捨て、相手を尊重する姿勢は剣道の精神に学べる点だろうと思います。
 栄花さんは、毎日道場の雑巾がけを欠かしません。それは初心のころと変わらないそうです。まさに「清新」だ。毎日新しい気持ちで過ごしましょう。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

コーチが決める限界2        中屋の響き:鐘の音

6月8日の「コーチが決める限界」ブログにコメントを頂きました。

http://blog.tennis365.net/atblog/articleInsert.blog

テニスボール「プロが使っている打ち方は色々なフットワークに分類されること、そして一般愛好家にも習得可能であること、尚且つそれを使うとテニスの幅がぐっと広がり格段に面白みが増すことが判った時は、当に天地がひっくり返るほどの衝撃でした。
 またVfootにしかない『初級~上級が混じったクラス編成』にも本当に貴重で感謝しています。
 正直、以前はその環境の中で自分のレベルを情けなく思い、落ち込むばかりでした。
 たまに少しマシになったかと思うこともありましたが、周りは更にレベルアップしているのを見ると、永遠に埋まらない格差にテニスを続けることを諦めかけたりもしました。
 しかし最近ではそれがかえって私のテニス熱に拍車をかけて大きな励みになっていますし、相乗効果で自分も上達できる気がしています。
 テニスって本当に奥が深くて何て面白いのでしょう!
普通のスクールだけに通っていたら、こんな大きな喜びを得る事はできませんでした。
 宝物をくれたVfootにはいつも、いつも感謝の気持ちで一杯です!!」


テニスボール「導入メソッドは本当にすばらしいと思います。応援しています!!」

テニスボール「カリキュラムの確立と全国的な普及ですね
中屋コーチのやろうとしていることが、改めて整理されて理解できたような気がします。
 まだそこにはない完成形の「Vfootカリキュラム」を目指して、vfoot自体も進化し続けているのですね
 自分もそれにあわせて進化したいと思いますし、その過程を感じることの感謝と幸せを噛み締めながら、レッスン受けたいと思います。今後もよろしくお願いします。
 いつの日か自分の習ってきたことも、自分のフレームでまとめてみたいと思います。」

テニスボール「以前入っていたスクールで、一般人はこの程度のテニスでいいですよ、と決め付けてくるコーチが多く、心のどこかでツマラナイと思っていました。
 Vfootレッスンを受けてみて、テニスの王道は、すぐに結果は出なくても、ずーっと先まで延々と道が続いていて、上達し続けられることを知りました。
 せっかく大好きなテニスなので、すぐ行ける近くではなく、うーんと遠くまで行ってみたいと思います。」



 私の今の活動はある意味、新しい一つのレッスンの形態を作るという挑戦なのかも知れません。
 フットワークにどんな種類があるという紹介だけなら、あれが出来る、あれが出来ないという反応で終わってしまうでしょう。
 コーチに必要な力は、
技術力・・やってみせる
分析力・・整理してみせる
指導力・・出来させる

 このうちの技術力・分析力に加え、やはり指導力が本来一番大切なことのように思えます。出来させること。当然、情熱や愛情はもっと大切ですが、
 技術力と分析力がないと指導はできません。出来させるということは、完成形を知っているというだけでなく未完成形の構造も知り、その2つの橋渡しとなる要素を示すことが必要です。
 さて、ここで問題となることがあります。完成形とは、その状況にあったテニスらしい動きのかたちのことなのですが、そのテニスらしい動きでテニスをしなくてもゲームはできるので全ての人が必要だと思わないということです。
 全てを羽根つきのようにしてボールを返してもテニスは楽しめるわけで、それでいいという方には余計なお節介ということもあります。
 コーチが決める限界は生徒が決める限界が見えるから、存在するということも気もします。
 私のレッスンは、結果的に進化改善した方々に有効有力なレッスンと言えるのかも知れませんが、基本的に根本を変えてしまうところがあるので、ある種ストレスを感じる方もいらっしゃると思います。
 最終的には全ての方にストレスのないかたちのカリキュラムにしたいという思いがあるのですが、これも一つの挑戦です。出来るかどうかわかりません。やるだけです。
 一つ言えることは、出来なかったことが出来る、それもさらさら出来ると思えなかったことが実を結んだ時の幸せ感は確実に人生を豊かしてくれる思います。  
 いずれにしても、どのコーチのどの形態のレッスンを選ぶかは、それぞれの人生で育んだ直観で判断するしかないことです。出来ないと思った時、難しいと思った時、やめる選択が悪いとは思いません。それが必要と思うかどうかですから。
 コメントありがとうございます。また、一緒に頑張りましょう。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:53 | コメント(5)| トラックバック(0)

コーチが決める限界

 テニスコーチがうれしい光景というのは、生徒同士のラリーが続いている時です。
 一人でも強打して和を乱すような打ち方をすると自分の楽しみを奪われた不満が、ラリーを続けなければいけないというアドバイスになって現れます。
 続けることも大切です。でもそれはやらなければならないことの一要素に過ぎないわけで、それを最大の目的にするのはいかがなものか思います。
 コーチとして嫌な場面というのは、自分の指示したことを生徒が出来ない時です。一人や二人ならまだいいですが、生徒のほとんどが出来ないとなると厳しい状況になります。
 それで生徒が首をひねり出す。コーチの言っていることが無理があるのか、生徒が不器用なのか。こういう場合、信頼関係がないと生徒は離れていきます。
 この状況を出来るだけ作りたくないコーチはどうするか、特別なことはさせずに打ち方もあまり変えずに続けることに集中させます。そして、これを乱す生徒は自分の技術でねじ伏せ、おとなしく続けることを別の言葉でもっともらしく理屈でこじつけるわけです。
 結局、ゲームで1ポイントにラリーが何往復かした様子を見て上達したと満足し、生徒も満足します。本当にこれでいいのか。
 私が取り上げているフットワークメソッドは、もともと選手レベルのものでした。一般愛好には無理だと思われていました。
 7年前、オーストラリアである駐在員の家族に少し工夫してトライしてもらいました。段階的に内容をまとめブレークダウンして、ほとんど初心者の方に対してのレッスンだったのですが。予想に反して、何と出来るではないですか。そこには出来なかったことが出来たという深い喜びがありました。
 これがきっかけで、このフットワークメソッドをより真剣に考えるようにななりました。わかりやすく、面白く、深く教えること。教師として長年追及してきたことです。
 先日、そのご家族からお手紙が届きました。小学生だったお子さんは、もう高校生だそうです。当時、そのご家族とチャレンジした経験はお互いに深く心に刻み込まれたようです。  
 昨今、テニス愛好家の技術的限界をコーチたちが決めつけてしまって、限られた世界に囲っている傾向は感じます。出来ないと決めつけて適当な段階でお茶を濁しているのでは。
 今いる私の周りの生徒は、変化から進化をすることを経験しています。表面的にかたちの整った練習ではなく、技術の本質に触れる喜びを追及する練習をしたいと望んでいます。
 そのためにオーストラリアで学んだフットワークメソッドをもとにオリジナルの段階的指導法、そしてテニス技術を馴染ませる工夫をカリキュラムに織り込むことを常に考えてます。

 上級者から初心者まで通用するカリキュラムの確立と、それを全国的に普及させること、それが私の使命です。
  
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:17 | コメント(4)| トラックバック(0)

小野田倫久選手のフットワーク   中屋の響き:鐘の音

小野田プロのレッスンも、いい雰囲気で進んでいます。

回を追うごとに動きが洗練されてくるようです。
ご本人もまだまだ、うまくなるということを実感していて、今後が楽しみです。

自分がどうなりたいかという自己実現を目標に出来れば、どんなことも成長過程ということになります。成長過程のなかにいるって幸せですよね。

今回のレッスンは、コーチ仲間の方も参加。楽しいレッスンになりました。

では、小野田プロのフットワークを紹介します。





※緊急募集
6月11日(土)の6月度ワンデーレッスンが1名欠員が出ています。参加可能な方ご連絡下さい。
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20110517.html
systemg@mbr.nifty.com


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参加者募集中!締切間近。詳しくは↓
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

Vfoot的試合観戦法

フェデラー、やりましたね。

この試合を前にジョコビッチのダブルバックハンドの統計を取ってみようと思い立ちました。

Vfootworkを知っているからこそ出来る楽しみ方です。

統計の対象は、フットワークの種類です。
ジョコビッチのダブルバックハンドのフットワークを分析しました。第1セットについてです。

以下、結果です。

ステップダウン 67本
バックフット   1本
モーグル    13本
トランスホップ 11本
スライス     8本
パワームーブ   5本
フロントホップ  6本

圧倒的にステップダウンが多いですね。
でも、ステップダウンの中にはフロントフットピボットとツーフットピボットも含まています。
印象ではフロントフットピボットが多く占めていた気がします。

意外とバックフットが少ないのは、ジョコビッチのバックフットが深い球をモーグルのように打っているかたちになるのでモーグルに含まていると考えてもいいです。

全てのショットをチェックするのは難しいですが、ある部分を限定して数字をまとめてみると面白い結果が見えてくるかもしれません。

こんなことを試合を見ながら統計を取って分析をすると、1回の試合で2回楽しめます。

決勝では、フェデラーのバックハンドのツーフットピボットとバックフットの数を比較してみるのも面白いかも知れないですね。

決勝が楽しみです。

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期間7月14日から18日 締切間近!詳しくは↓
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:28 | コメント(3)| トラックバック(0)

美濃越舞選手、プロデビュー

活躍する勝者のフットワーク塾、塾生もう一人は美濃越舞選手。

6月1日付でプロ登録になったとのこと。所属は吉本興業です。以下、先日掲載された記事です。少し芸能寄りの内容で気になりますが、、、
http://news.livedoor.com/article/detail/5586029/


実質、三重国際女子オープンテニスがプロデビュー戦になりました。

結果、ほろ苦いデビュー戦でしたが、当然目標はここではありません。ここからがスタートです。


今年1月にレッスンの依頼を受け、約1か月マンツーマンでレッスンをしました。

正統派の正攻法テニスは私のテニス観に合っていたということもあり、集中してフットワークを整理しながらトレーニングが出来ました。

・スタートと戻りのフットワークにメリハリをつける練習。
・打つための安定した発射台を作る動きの練習。
・発射台から各種ボールに対応するフットワークの練習
・軸・肚のバランスと呼吸法の練習

激しい練習を淡々と苦しい素振りも見せずやり抜きました。

やはり、舞ちゃんの自己実現の根底にも、大切な家族や周りのスタッフと喜びを共にしたいということがあって、強い力になっているのだと思いました。

今度は有明ですね。

*舞ちゃんのブログを始まりました。
http://mai-minokoshi.laff.jp/blog/





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期間7月14日から18日 申し込み締め切り6月10日
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:48 | コメント(1)| トラックバック(0)

小野田倫久選手のチャレンジ

結果は惜しくもフルセットの末に敗退。

小野田選手の試合をする姿を見るのは今回が初めてでした。
自分のテニス観と違うテニスだったらと思うと
正直、見るのが怖いとも思っていました。

でも、見ることができて本当によかったです。
格式の高い立派な正攻法テニスで、気に入りました。

フットワークもバランスよくプレーに組み込まれてVfooterのお手本としたい技術でした。

小野田選手の片手バックハンドを紹介します。



挑戦はまだまだ続きます。






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

復活!小野田倫久

人は何のために頑張れるのか、

それは、

大切な人と喜びを共にするためです。

今日、小野田選手は3年ぶりに公式試合に復帰しました。

日本ランク最高位3位、ATP最高位S296位の男が、なぜ敢えてここでチャレンジするのか。

それは、自分の栄誉のためでも名誉のためでも、富のためでもない、自分の周りの大切な人たちのために今自分が出来ることを考えた結論でした。

人のやる気ってなんでしょう。


最近、よく勇気をもらった、元気をもらったとかいう表現を耳にします。個人的にはあまり好きではありません。

なぜかを考えてみました。

「気」というものを受け渡しする感覚に違和感があるのかも知れません。そもそも「気」って湧いてくるものではないか、自分がある方向に進みたいという思いをもとに自分のなかから湧いてくるものではないか、そう思うからです。

小野田選手の中から復帰への「気」が、湧いてリングに上がる決意になったのだと思います。


小野田選手のブログの一説です。
「昔のようないいときのプレーとはほど遠いですが、自分らしさを出し、プロはプロとしてテニスで人を幸せに出来たら最高です。」

幸せっていくらお金や名誉があって一人で喜んでも感じられないものです。つまり、一人では幸せは成立しないように出来ているのです。

Vfootのプロジェクトも、より多くの人と喜びを共有したいという思いが根本にあります。

誰でもそうですが、一人で死なないように食いつなぐこと、一人でお金を自由に使うこと、そんなこと簡単に出来ます。でも、幸せじゃないです。

今回の復活劇、大切な人たちのために頑張る小野田倫久選手の前進する背中をしっかり見守りたいと思います。

そして、みんなで一緒に幸せになりましょう。



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ある夜、小野田さんから電話がありました。復帰宣言とレッスンへのお礼でした。
それと
「しんさん、Vfootworkのワッペンをつけて試合に出たいんですけど、、」と唐突な提案。

急遽、針仕事を致しました。反対側には「凌駕」のワッペンも、高野も針仕事を致しました。

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初戦終えて勝利のVfootポーズ。
小野田選手のコーチしているジュニアも喜んでいるでしょう。

明日も埼玉グリーンに応援に行きます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニス専用サプリメント

まずは以下の私の過去に書いた 2007年9月17日の日誌を見て下さい。

http://homepage2.nifty.com/shin-nakaya/essayframe.htm

さて、という訳で全身痙攣の恐ろしさを知っています。
実を言うと過去にもう1度、入院こそしませんでしたが、全身痙攣はこれで2度目でした。

相当攣りやすい体質なのです。

先日はテニスフォーラムというテニスサークルにお邪魔して4時間テニスをご一緒しました。30度を超える暑い中、経験からいうとどこかしら攣る確率は100%の覚悟で。

問題はどのくらい軽度におさめるかでした。

こんな体質なので、今までいろいろ試行錯誤をしました。

芍薬甘草湯しかり、タイガーバームしかり、各種スポーツ飲料しかり、結構やりました。

今回は、、

そうだ、高野君からもらったサプリメントを試してみよう。

ということで、水筒に彼にもらった粉末のテニス専用サプリメントを溶かし、バックに忍ばせて現場に向かいました。

予想以上の暑さでした。駐車場の上のハードコートで、照り返しもあり体感35度以上でした。

結果・・

奇跡か、これは。

その後、飲み会に参加して散々アルコール分を摂取したにも拘わらず、どこも攣りませんでした。
正直、!嘘だろという思いでした。

いやいや偶然というか、たまたまかも知れません。

水分補給で大切なことは、よく言われます。
でも大切なことは

「水分摂取の量ではなく

        水分吸収の量が問題なのです。」

つまり、いくら飲んでも身体が吸収しなければ意味がないわけです。大切なのは体中の細胞が吸収しやすい状態にすることです。

私の経験上、脱水症状が始まったてから、いくら水分を補給してもお腹がぽちゃぽちゃ言うだけで、吸収されていなということを感じました。

「身体に水分を吸収しやすくするためにはどうしたらいいのか」


今回試したサプリメントが効いたのかまだわかりません。
たまたまかも知れません。

攣り症の私の救世主なのか、これから試してみたいと思います。





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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 08:16 | コメント(2)| トラックバック(0)

アジリティーステップ10連発    中屋の響き:鐘の音

アジリティーステップが理解できないという意見を時折、耳にします。

スプリットステップ → ボレー

 という説明はよく聞きます。
 でも、実際のファーストボレーを打つ時は

スプリットステップ → ???? →  ボレー

 のパターンが多いです。


スプリットステップからすんなりボレーが出来ればいいですが、「????」を何とかしなければならないのが現実です。

そこでアジリティーステップです。

「動から静へ動きの質が変わる過程で、
    軸を保ちつつ移動するためのステップ」

ご覧ください。







実際、意識する余裕なんてありません。
でも、存在を知って練習で身体に馴染ませると試合で無意識に使えると思います。






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:00 | コメント(2)| トラックバック(0)

コーチ会に参加          中屋の響き:鐘の音

コーチ会に参加してきました。

定期的にレッスンを受ける側のポジションに立つことは、教える側の立場の人間として必要だという思いと、大切な仲間と時間を過ごしたいという思い、そんな思いがもとになって参加を続けています。

この平野氏の主催するコーチ会という練習会で心がけてきたこと、それは「自分の打ちやすい打ち方を封印すること」です。

こういう打ち方でこういうボールを打ちましょうという指示があったら、その指示通りに自分の身体に意識を集中して体現することだけを考えます。

ややもすると「こんなボールが打てるんだ」みたいな見栄が顔を出してしまいます。そこで得た優越感が未来のためになることはあまりありません。

信頼する指導者のもとで、練習内容と目的を理解して、自分では呼び起こせない感覚を得る、あるいは呼び戻す、そのためには今の打ちやすい打ち方は返って邪魔になることがあります。



私のレッスンで「練習と試合は区別して考える」ということをいつも言ってます。

技術面について、
練習では、自分がこうなりたいという打ち方を追求すること。
試合では、自分の今ある力をいかに発揮するかを追求すること。

このことが重要です。

これが逆になると練習・試合、それぞれの効果的な目的達成が出来ません。

例えば、練習中に自分の実力を発揮しようとしても、今の自分のままです。練習内容は置いといて自分の出来ることをアピールする人がいますが、それでは進歩はありません。
試合中はプレッシャーもあり、こう打ちたいということを試すチャンスは少ないです。練習中には試すチャンスたくさんあります。


また、試合中に理想ばかり追求する人もいますが、それではテニスのゲームになりません。はやり、試合では今持っている力を発揮する集中力や相手との駆け引きに重点を置くべきでしょう。今あるもの以上のものを発揮しようとすると空回りしてしまいます。



こんなボールを打ちたい、こんなプレーをしたい、それは練習で存分に経験しておくべきです。それによって身に付いたもので勝負をするのです。試みのない練習から得るものは少ないです。





yusuge20110524

今回も「ゆうすげ温泉」です。同部屋のテニスコーチで記念写真。
右:岡田さんはICUの体育の先生
左:田上さんはテニスコーチ&整体師
http://tagamiseitai.com/
http://tagamikimiaki.com/

何とお二人ともVfooterなんです。


最終日、「中屋さんほどいい意味で変化した人は珍しいですね」と、習い始めて20年目に頂いた言葉でした。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:55 | コメント(2)| トラックバック(0)

瞬間風速

瞬間風速でトップ10入り。

3年前にトップ100にちょろっと顔を出して、出たり入ったりしてました。

tennis365blogtop10

皆さんと共にに歩んできました。

これからも一歩一歩ですね。






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:54 | コメント(4)| トラックバック(0)

スピード感と到着時間       中屋の響き:鐘の音

 時速100キロで100キロ走った場合、何時間かかるでしょう?まあ質問にするほどの内容ではないですね。はい当然1時間です。
 では、時速120キロで100キロ走ったらどれくらいかかるでしょう。早く着くことはわかりますね。でもどれくらいか。
 50分です。時速120キロで100キロ走りと続けるのと時速100キロで100キロ走り続けるのと、到着時間の差は10分です。
 10分の差ってどうですか。私の個人的な感覚では120キロで走っているスピード感からすると20分以上の差を期待して走っている気がします。
 何を言いたいのかというと、スピード感ってそんなものだということです。確かにスピード感は焦っている気持ちを和らげてくれます。でも求めるあまりにリスクが伴うことの認識も必要です。
 スピード感と到着時間について現実的な相関関係をよく考えてみることは、冷静に判断しステップを踏むうえで大事なことだと思います。
 焦ってくると、ついスピード感を求めてしまします。だから、焦らずペースを守って進みましょう。そうすればゴールに着実に近づき到着します、と言いたいところですが、、
 しかし、これは間違えのない道を走っていることが前提なわけです。本当のポイントはここです。実は焦る気持ちの裏には間違っている道を走ってはいないだろうかという不安があります。正しい道を走っているかどうか、ここが人生の分かれ道です。
 不安が募るとついつい飛ばしてみたり、近道を探してみたり、余計なことをしてしまいます。
 はっきり言ってここが勝負なんですが。頼りになるのはその人の今まで生きてきたなかで培われた直観しかありません。
 スピード感に頼らず、自分の直観の選んだ道を堂々と進みましょう。こういうのを運命というのでしょうかねえ。






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

コーチが決める限界

テニスは本当は奥の深いスポーツです。ただの得点のやりとりだけに意識を向けるにはもったいないです。
意味のあることに意識を向けて技術を向き合うと違う次元のゲーム性を味わえるはずです。
テニス愛好家の技術的限界をコーチたちが決めつけてしまっ
て、限られた世界に囲っている傾向は感じます
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

スイングの切り返し       中屋の響き:鐘の音

塾生同士の情報交換サイトVfootCommunityで紹介された映像です。

http://youtu.be/pPLmCqGIotM

バックスイングからフォアードスイングに動きの方向が一気に変わる瞬間があります。

3:58でバックスイング完了

4:01でフォアードスイングへ

注目はグリップエンドの位置をラケットヘッドが通過するところです。


この切り返しの瞬間にヘッドがグリップエンド位置を通過しないと鋭い切り返しがないということです。

いわゆるムチ打ちのパワーが使えていないということです。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

Glenn Gould  中屋の響き:鐘の音

レッスン前にいつも聞いてます。Glenn Gould。

オーストラリアで知り合ったご家族に頂いたものです。
音楽は詳しくありません。

でも、なぜか放せません。












Glenn Gouldこんな人です。



鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:18 | コメント(0)| トラックバック(0)

舎人塾と市川塾   

いわゆる本拠地と言える自前のコートもなく、今までいろいろな場所を訪れてレッスンを続けてきました。

そして、今回、都立舎人公園を会場としてテニススクールを開校したわけですが、節電対策の一環でナイター利用が中止になっている状態です。

我々の活動を支えてくれたのは、イベントの度に応募頂きレッスンを受け続けて来てくれたリピーターの方々の存在です。3年前の旗揚げから受講続けておられる生徒さんも多く、有難い限りです。

テニス界全体から見れば小さな存在で、数の規模も一般のテニススクールに比べれば決して多くありません。数は少ないですが、その一人一人の期待の大きさ、心のなかにある「信」の一字重さは比較にならないほど感じられます。

舎人塾開校に各方面から応募頂きました。神奈川県から静岡県から、都内は八王子市から、足立区までとんでもない距離です。まさに距離の壁を越えて応募頂きました。

またわざわざ練習スケジュールや環境をレッスンに合わせて応募頂きました。はやり多くは過去にイベントに参加頂いたリピーターの方です。

5月9日に、3月の震災以来休校していた舎人塾を会場を変えて開校致しました。この2か月の休校で退会された方は一人もいませんでした。感謝の一言です。

我々3人はレッスンの内容でお応え致します。ありがとうございます。

6月は舎人で出来そうです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:15 | コメント(4)| トラックバック(0)

両手バックハンドボレー 中屋の響き:鐘の音

バックハンドには、両手と片手があります。

どちらにしてもスライス回転のボレーは覚えておいて欲しい感覚です。

バックハンドスライスのレッスンでは、まず両手バックハンドのスライスを導入として、膨らむ曲線のスイング軌道を実感を得てもらいます。

先日、村上龍氏の「快楽のテニス講座」をたまたま読み返していたら、スライスの打球前の膨らむ曲線のスイング軌道の図がありました。驚きました。参考までにP58です。


さて、瀬間選手の両手バックハンドボレーの映像を紹介します。いいイメージを出来るのでは。




スライス回転のボレーですが、サイドスピンをイメージしてもいいと思います。手の甲がネット方向のままフォロースルーします。


多くの女性は両手バックハンドを使いますが、バックハンドボレーについては、下からの突っつくボレーを多く見かけます。また低いボールに対して下からすくい上げるような、いわゆるドブさらいボレーというかたちになってしまっているケースも多いです。

下から突っつくボレーは反応が遅れたり、守備範囲が限られたりします。

つまり、バックスイングから打点までワンスイングで到達したいところですが、突っつくボレーは一端ボールの下にラケットを置いて、そこから振り上げる過程を経ます。ツースイングになってしまいます。

これは意識して直さないと直りません。なぜならこれでもゲームになるからです。

食事のマナーを知らなくても、食べることだけを考えれば不都合はありません。不都合が生じるシチュエーションに近づかなければいいのです。

テニスも仲間うちで楽しむことが出来ればいい、それも一つの考えです。また、別の角度の努力でその技術を補うことも出来ます。


我々は、どのシチュエーションでも通用する技術を考えて練習するというスタンスです。それは上級者でも初心者でも同じです。どのレベルにも通用する内容が本物です。





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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:51 | コメント(2)| トラックバック(0)

小野田倫久選手のレッスン2

スタートのためのフットワーク
追いつくためのフットワーク
ボールを打つためのフットワーク
戻りのためのフットワーク

この基本の練習の方を繰り返し練習しました。

実践と理論が面白いように当てはまり、トッププレーヤーとしての実践経験が豊富な小野田選手の感覚が次々と紐解かれ、刻一刻と整理される。

コーチに必要な力は

技術力、分析力、指導力です。

技術力はやってみせること。
分析力は整理してみせること。
指導力は出来させること。

これらを愛情をもとに発揮することが大切だと思います。

小野田選手のハートが、小野田選手の生徒に伝われることを願ってます。


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デモンストレーターとして広瀬コーチ、松田コーチも参加。
いい雰囲気でしたね。


小野田選手、
http://www.tennis-navi.jp/blog/michihisa_onoda/
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:01 | コメント(0)| トラックバック(0)

想像出来るから創造出来る 中屋の響き:鐘の音

 0.2秒で8個の数字を覚える、出来ますか。算盤の名人なら出来そうですが、普通出来ないです。
 テレビの放送大学の講義は結構面白いです。先日は京都大学の先生がチンパンジーの学習能力について講義してました。
 その中でチンパンジーのアイちゃんが、画面に写し出される数字、アトランダムに散りばめられた数字を1から順に押させる実験をしてました。
 何と数字の順番を認識しているらしく、見事に順にタッチしていました。これも驚くのですが、すごいのは次の実験でした。
 一瞬、画面に散りばめられた数字が現れ、すぐに反転してそれぞれの数字が全部四角になってしまうという状況での実験をしました。
 つまり、一瞬のうちに数字の場所を記憶して、反転した四角いボタンを順にタッチ出来るかという実験です。
 驚きの光景でした。一つも順番を間違えることなく、1から8までの数字をいとも簡単にタッチしていました。
 数字が見える瞬間は、0.2秒。瞬時に8つの数字の場所を記憶出来ているということです。これはすごいと思って見ていたのですが、話しはこれだけでなく人間との違いについて展開されていきました。
 確かにチンパンジーの短期記憶というのはかなり優れてはいるのですが、その後の長期記憶はというと人間の方が圧倒的に上なわけです。
 人間は長い間詳細を記憶できるという能力があるお蔭でチンパンジーには出来ない能力を発揮できます。それは想像するということです。
 この想像するという能力のお蔭で道具を使い、社会を作り、文明を発展させてきたのです。
 ところがこの想像するということ。いいことばかりではなく、なまじっかこの想像するということが出来るせいで、人間は悩むという厄介なストレスとともに生きなければならない生き物になってしまいました。
 ある脊髄の病気になったチンパンジーのエピソードで、首から下が完全に麻痺してしまったのですが、そのチンパンジーは以前と変わらず無邪気に遊び、いたずらし、そのある意味悲惨な状況下で普段と変わらず闘病を続けたそうです。
 そのチンパンジーの様子を観察してあることを研究者たちは感じました。想像しないから絶望もしないのだと。そうです。その時その時に生きているチンパンジーには絶望ないということです。結局、そのチンパンジーは周りの研究者の熱心な介護の結果、回復したらしいです。
 短期記憶と長期記憶、この2つの優劣が及ぼす心理的な影響はマインドコントロールをするうえで大変参考になる事象ですが、行動パターンの特徴も参考になります。
 道具を使うチンパンジーを観察してわかったことで、チンパンジーの教育法の特徴が面白いです。これも短期的記憶と長期的記憶の能力の特徴からくる手法の違いだと思います。
 チンパンジーの親が子に何かを積極的に何かを教えるということはないそうです。基本的に見て感じさせるという手法です。
 つまり、教えない教育、見習う学習がチンパンジーの教育の基本なのです。教われば長期記憶が必要になります。ただ見て感じたものをやってみる、習得するには最後はここが大切なところだと思います。
 動作パターンの習得は「見て」、「やってみる」が基本ですが、人間はそこに「計画」を入れて、習得範囲を広げてます。plan-do-seeです。
 1つ1つ積み重ねることです。途中、想像力が不安、怒り、絶望を掻き立てますが、想像しないことをプラスに作用させましょう。
 気が付いたら高い山の頂きにいるはずです。 




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

小野田倫久選手のレッスン

高野くんの紹介で小野田倫久選手にレッスンをしました。


私のレッスンを受けたことがある方には御馴染みのウォームアップのステップ練習から始まって、これだけで1時間回ってしまいました。

続いて手投げトスからのリズムステップとスリーステップのステップダウン。これもシャドウスイングから始めてあっという間に予定の2時間。ここでレッスン延長の要望にお応えして、1時間延長。

テニスに真剣に追及してきた小野田さんは、研究熱心で私の言葉を克明にメモを取りながらの受講で、さすが一流になる人は姿勢が常に前向きです。

普通、「どうやったら入るんだろう?」という悩みですが、小野田さんの場合「どうやったら入らないんだろう?」、つまり、出来てしまうから、なぜ出来ないかが疑問に思うところらしいです。

そこで、自然に出来てしまうメカニズムを知ってもらいました。それと同時に小野田さんのスッテプを整理してその特徴も浮き彫りになって、面白いレッスンになりました。

いつものようにあっという間の3時間でした。




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Vfooterの仲間入り。

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そして、夜footへ。やはり、テニス談義。濃い内容でしたね。話しに夢中になって気が付くと深夜1時半。

高野くんのサプリを飲んだせいで不思議と二日酔いは全くなし。体内の水分代謝に効果があるらしいんだけど。これはもしかして、、、、うーん、もう少し試してみよう。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:23 | コメント(2)| トラックバック(0)

本当に評価されるべき人 中屋の響き:鐘の音

 人の能力は想像できないくらい高いものと低いものがあります。その様々な能力が一人の人間のなかにあり、たまたま社会に適合した能力を持った人が評価され普通に生活できます。
 人間の価値は果たして社会に適合するか否かによるものでしょうか。
 テニスという球技の動きにたまたま適合した人がテニスの世界では評価されます。
 問題は適合していない部分といかに向かい合い、解決するかではないでしょうか。
 これが生きるということにおいて評価される人とそうでない人の差かも知れません。
 Vfootworkは、真面目に問題を解決しようとする人を最も評価します。
 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

肩口の弾む球を打ち込む 中屋の響き:鐘の音

4月度のワンデーレッスンのテーマでもあるトランスホップを紹介します。

 右足と左足の体重移動の間(空中)でコンタクトするためのフットワークはいくつかありますが、そのなかでも攻撃的でパワフルなフットワークです。コツさえつかめば非力な人や女性でも力強いボールが無理なく打ち込めるフットワークです。
 スイングはコンプリート、フラット系のボールを打ち込むためのスイングを使います。
 セミオープンスタンスをセットするための左足のキックバックもポイントです。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:33 | コメント(4)| トラックバック(0)

ステップダウン

メルツァーが打っているボールはやや正面の踏み込んで打てるボールです。

左足をまず横向きにする訳ですが、右足を軸にして骨盤ごと横向きにします。

左足の靴の内側がネット方向に向いたらネット方向に横向きのままスェーします。

この同じボールを正面を向いたまま横に身体をずらして打つことも出来ます。いわゆるボレーのステップで打つこともできます。

ボレーとステップとグランドストロークのステップをしっかり区別しましょう。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:26 | コメント(2)| トラックバック(0)

願えば叶う       中屋の響き:鐘の音

 「願えば必ず叶う」といいますが信じられますか。叶うと言ったって叶うものと叶わないものがあるでしょうと普通思いますね。
 人間の動作のもとになる意識には、潜在意識と顕在意識があります。簡単に言えば潜在意識は無意識にすること、顕在意識は意識してすることのもとになっているわけです。
 さて日常の行動はどれくらいの割合で、この潜在意識と顕在意識によってコントロールされているのでしょう。
 これは90%が潜在意識です。つまり、内臓やホルモンの分泌の動きはもちろんですが、歩く、食べるなどの動作は意識して動かしているケースはほとんどありません。
 このことは思考パターン、行動パターンにも同じことが言えます。これらはほぼ潜在意識によって形成されているのです。
 ということは意識的に出来ることというのはかなり限られているということです。限られた意識的に出来ることで潜在意識に働きかけることがポイントです。
 言うなれば、願いを叶えるためにはこの潜在意識に働きかけるしかないとも言えるでしょう。この辺はVfootworkの指導の考えのもとにもなっています。 
 例えば、「優勝する、優勝する」と毎日10回唱えれば潜在意識にインプットされます。バカみたいことですが、これによって思考パターン、行動パターンが形成されるので、結果的に、まさに結果がついてくるということになるわけです。
 「優勝する、優勝する」と唱えるだけで優勝出来れば苦労はしないよと思われるかもしれません。でも、このキーワードがインプットされた潜在意識によって行動パターン、思考パターンを形成するので唱えたことの実現の可能性がどんどん上がっていきます。
 つまり「優勝」に向けた行動がしたくなるということです。あらゆる選択、その唱えたことが実現する方向のものを選択するようになるわけです。
 これによって得られた成功体験は、また潜在意識にインプットされ、成功のためのスパイラルに入っていくことになります。
 潜在意識の今持っている能力への働きかけの他にもう一つ、眠っていた能力への働きかけがあります。直接的には顕在意識には出来ないことです。
 アインシュタインでさえ能力の10%しか使っていませんでした。普通の人は5%程度だそうです。眠っている能力は潜在意識で引き出されます。
 なりたい自分を想像することを習慣にすることが大切です。瞬間的に願っても潜在意識にはインプットされません。意識的に願いを積み重ねていくことです。
 種をまかなければ花は咲きません。成功のイメージを持つこと、それを習慣にすること、全てはここからです。

 「願えば叶う」とはこんなことではないでしょうか。


東日本復興は必ず実現します。さらに発展するでしょう。
なぜなら日本人にはどん底から立ち直った成功体験が、全国民の潜在意識にインプットされているからです。
 
がんばれ!日本!

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:25 | コメント(3)| トラックバック(0)

過去とは他人は変えられない  中屋の響き:鐘の音

 あの大地震の起こった日、横浜にいました。おかげで横浜駅近くの郵便局夜間窓口前のフロアで夜を明かすかと思いました。結局、数少ない運行再開した電車を渡り歩いて、明け方に家に到着出来ました。
 実はその日、プロテニス協会の研修会で横浜に来ていました。2つの講演が予定されていて、1つはEQトレーナーの成田儀則氏、もう1つはオーストラリアから来たビンス・バークレー氏、そうMy Bossです。
 1つ目のEQトレーナーの成田儀則の講演は、申し訳ないがついでのつもりでの参加だったのですが、なかなか面白い講演でした。
 EQとはEmotional Intelligence、心の知性とでもいうのでしょうか。簡単に言えば感情をコントロールする考え方です。
 ベースとなるキーワードは「過去と他人は変えられない」でした。変えられないものを変えようとするからストレスがたまり、感情に任せた行動をとってしまうというのです。
 この論法は結構耳にするのでそれほど珍しくもないのですが、いつも思うのは、他人を変えられないから、まず自分が変わることで他人も変わるようになるって、結局、他人を変えられるってことじゃないだろうか。
 つまるところ、他人が変わることを求めて自分が変わるということでいいのでしょうか。他人は変えられないから相手にしないでは自分が変わらないからだめなのでしょうね。
 他人のことはどうでもいいから自分が変わるようにすれば、結果的に知らないところで変わっていて、自分が変えようと思ったんじゃないと思えばいいのでしょうね。
 要は他人に依らないで主体的に行動することが大切だいうことで、他人の気に入らないところに気を取られ、そのことばかり追いかけてもしょうかないということです。
 自分の計画を立てることです。テニスのゲームも相手がやってくる嫌なことに対して反応するより、自分の計画を立て実行することに集中する流れを作ることが大切なのだと思います。すると結果的に相手が変わっている、つまり負けているということ。
 ここに気が付かねば、、 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

お見舞い

こんな時こそ力を合わせて乗り越えましょう。

日本人なら出来るはずです。

頑張りましょう。

災害に有効な情報、便利な情報がありましたらコメント欄を使ってお知らせ下さい。

鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:05 | コメント(1)| トラックバック(0)

ステップダウンとツーフットピボット 中屋の響き:鐘の音

 前足を踏み込むステップダウンでは、前足をつっかえ棒のようにしてブレーキをかけることで脱力した(フォアハンドの場合)右半身が加速してラケットヘッドをしっかり走らせることが出来ます。

 膝で腰を持ち上げスピンをかける感覚は大事です。膝を曲げたまで軸を移動させないで打つツーフットピボットと使分ける意識があると便利です。
 
フィニッシュでつま先より頭が出ないかたちも一つのポイントだと思います。

ステップダウンの前足について関連参考記事です。
http://blog.tennis365.net/atblog/articleUpdate.blog?articleId=300765












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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:18 | コメント(2)| トラックバック(0)

シェークスピアとシンプソンズ 中屋の響き:鐘の音

 「ハーバード白熱教室」という番組が最近話題になっています。ハーバード大学のある授業の様子を放映した番組です。
 ある回の放映はサンデル教授が功利主義の哲学者、ジョン・スチュワート・ミルを紹介し、道徳性の高さは効用の大きさで決まるという考えを紹介していました。
 それで高級な喜びと低級な喜びを区別することを考えた場合、その区別する方法として、両方を経験した人が選ぶほうが、より好ましい喜びであるという1つの方向性を提示していました。
 その実証のため、サンデル教授が学生たちに「シェークスピア」と、人気のアニメ「シンプソンズ」を比較させた討論が興味深いものでした。
 高級な喜びに選ばれたのは、「シェークスピア」なのですが、より見たいと思うのは「シンプソンズ」でした。
 高級な喜びと低級な喜びに分けて比較したところが面白かったわけですが、私は、この高級な喜びと低級な喜びを手軽な喜びと積み重ねを前提にした喜びというふうに考えました。
 つまり、何の準備もなく喜べるものと何かしら身に付けたことがもとになって喜べるものがあると考えました。「何の準備もなく」と言ってもゼロということはあり得ないのですが、その度合いによって喜べるものと喜べないものがあるのは確かだと思います。
 どちらが高級だとか好ましいということはどうでもいいのですが、この2つの喜びとバランスよく、どう向き合っていくかが、自分の人生をより豊かにしてくれるかを決めるのではという気がします。
 そして、いろいろな喜びを知っている人が、幸せにより近づけるのでは。幸せになるためには、手軽な喜びだけではなく、手軽に喜べないことを積み重ねて、それをもとに喜べることもあります。その点を知ることは重要なことです。簡単に手に入れたものは簡単に無くなります。
 また、一緒に喜びを共有できる人がいることも大事な点だとも思います。
 200年経っても、人の幸せ感の原理は変わらないような気がします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

実があるなら今月今宵  中屋の響き:鐘の音

「実があるなら今月今宵。一夜明ければ誰もくる」 

 高杉晋作と坂本龍馬が功山寺で決起した時の高杉の都々逸です。 
 決起の呼びかけに応じたのは、当初100人に満たない小さな兵力でした。しかし徐々に同調者が増え、2000人規模の兵力を得て正規軍に対して次々と勝利することになり、この決起は世を明治維新に導いた決起と後に評されます。
 この高杉の唄は、大勢が見えた段階で手を挙げるか、見えない段階で誠を見越して手を挙げるか、この辺の機微を唄った都々逸だと思います。
  
 Vfootworkの将来は確かに未知数です。テニス界のほんの片隅で活動しているに過ぎません。しかし、その細やかな活動に注目して信頼を寄せて下さるVfooterの皆さんの誠を見越したお気持ちは大変心強いです。
 
 皆さんのその信頼の気持ちが間違えではなかったと言えるよう、これかも活動を続けていきます。

 コートサイドで貴重な言葉を頂きました。また、レッスン後の交流会では、まさかサプライズプレゼントがあり感激しました。

感謝は物!?のお返しを頂きました。ありがとうございました。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

ウォーミングアップ  

 この時期はケガの多い時期です。特に肉離れや捻挫、靭帯損傷は注意しましょう。
 身体を暖めること、いわゆるウォーミングアップが大切です。ウォーミングアップというとストレッチ体操を始める人がいますが、まず軽い運動をしましょう。
 ストレッチ体操も関節を動かす運動ですが、ウォーミングアップとしてはプロの選手に意外と見ないです。
 あと日本でも爆発的に流行っているショートテニス、これも意外と見ないですね。日本のコートではほぼ100%、ショートテニスからですね。
 こんなウォーミングアップ、どうですか。
最近、レッスンで取り上げてやってみましたが、結構盛り上がります。
 映像では、ワンバウンドテニスは自陣でノーバウンドで打ち返してますが、自陣でワンバウンドさせて、またワンバウンドさせて返球もありにするとやりやすいです。
 また、これをラインを真ん中にして直接手で叩いてラリーするのも面白いです。オーストラリアの子供たちは、どこでも線とボールがあるだけで、そんなゲームをして盛り上っていました。
 単純ですが、こういうゲームが運動センスの重要な部分を付けてくれるのかも知れないですね。特に子供たちにはお奨めです。

 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:59 | コメント(3)| トラックバック(0)

土台を安定させる   中屋の響き:鐘の音

 美濃越舞ちゃんのレッスンも一区切りです。約3週間のレッスンでしたが、あらゆる局面に通用する土台を定着させることを課題としてレッスンをしました。
 レディーステップ→スプリット→ステップアウトorリズムステップorスリーステップor ターンアラウンド
 この動きに安定した軸・肚を定着させることが、コート上の動作に速さと確実性をもたらす重要な要素になると考えます。そのために何を意識すればいいのかを考えなければなりません。
 日頃レッスンでは、いくつかのフットワークとスイングワークの型を簡単な動作導入とともに軸・肚を意識して練習することで、テニスに適した動きの土台を養いたいと思っています。
 テニスは緊急事態の連続であるという言葉を聞いたことがあります。緊急事態へ対処する力は、意識的計算的な創造行為によるものなのか、長い訓練にから得る無意識的な勘によるものなのか、断定できません。
 そのいずれにせよ共通するところは、軸・肚の完成度如何なのではないかという気がします。それにしても厄介なのは肝心なものが目に見えないということでしょう。ならば信頼できる目に見えるものを意識的に取り組むしかないですね。
 「理合い」をもとに練習することが本質に近づく有力な手掛かりになるという考えが今のメソッドの根本です。トップアスリートの試合の差は、ほんの少しの軸・肚の完成度の差ではないかという気がします。
 基本練習で土台を養うこと、今回舞ちゃんは淡々と前向きに取り組んでいました。皆さん、応援よろしくお願いします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

「引っ張る・振る・フォロースルー」 中屋の響き:鐘の音  

 スイング動作を大きく分けると「引っ張る・振る・フォロースルー」、この三つに分かれます。
 フォアードスイングは、バックスイングからグリップをネット方向に引っ張る動作、ラケットヘッドが旋回する振る動作、振ったラケットを納める動作で構成されます。
 しかし、なかには「引っ張る・振る・フォロースルー」ではなく、「振る・引っ張る・振る・フォロースルー」というという人がいます。
 つまり、身体の後ろで振る動作がある人のことです。すごい人はラケットヘッドの軌道が身体をぐるっと回って1周するくらいの人もいます。
 これでは打球までの距離が長すぎて安定したポイントでの打球が難しくなります。また、いわゆるドアスイングになりやすいということもあります。
 今、世界のテニスはコンパクトなバックスイングを基本とする傾向があります。バックスイング完了時からの切り替えしを腰で始動し、肘で引っ張ることで鋭いスイングの実現に繋げています。
 コマ回しをしたことがある人は感覚があると思いますが、鋭いスイングを大きなバックスイングからではなく作り出す感覚です。






もう1つ






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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボレーのフットワーク  中屋の響き:鐘の音

 ボレーの基本5ステップを基準にダブルチャンピオン、ルネースタッブスのボレーを見てみましょう。
 フォアボレーの踏み込む左足が、つま先下がりで踏み込まれ、踵方向に重心が移動していることに注目して下さい。

 ステップダウンボレーとシフトボレー、トランスホップボレーにその傾向があるようです。ピボットボレーは、つま先上がりから踵から着地する傾向があるようです。

 つま先下がりで踏み込むと身体の回転がおさえられ、上半身のブレが少なくなります。







もう1つ、以前も紹介したブライアン兄弟の映像です。




0:21 右足つま先下がり
0:37 左足つま先下がり
1:09 右足つま先上がり

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

ルネースタッブス引退   中屋の響き:鐘の音

全豪オープンの会場で元ダブルス世界チャンピオン、ルネースタッブスの引退セレモニーがありました。

日本にもよく来ているのですが、意外と知らない人が多いので残念です。東レでも4年連続ダブルスを優勝したりして大きな結果を出しているダブルスのスペシャリストです。

もう40歳なんですね。

この引退セレモニーの挨拶での冒頭「自分にテニスというスポーツを一番最初に教えてくれた、ビンスに感謝したい」というメッセージがあったそうです。

マイボス、ビンスにルネーは14歳までコーチを受けたそうです。このダブルスチャンピオンを育てたビンスもすごいですが、その恩を忘れず現役の最後の最後まで感謝し続けたルネーも素晴らしいです。

1つのことを思い続けられる力は、成功する力としては最も重要な力なのではと思います。ルネーのビンスへの恩を胸に秘め戦い続けた力はテニスの技量とともに一流だったわけです。


100%を目指す80%の努力を100%続けること。


ビンスのアカデミーのブログ
http://wave.ap.teacup.com/applet/vince_barckay/20110128/archive


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

人を動かすもの  中屋の響き:鐘の音

 よくアスリートが貧しい状況からや厳しい環境を乗り越えて成功した時にハングリー精神がその源にあるみたいなコメントを耳にします。つまり、物的、金銭的に満たされない状況がエネルギーになるということなのでしょう。(ハングリー精神にはもっと別の意味もあるようですが)
 ある意味、裕福で社会的にも安定した環境にいる人はガッツがないみたいに思われることもあります。果たしてそうでしょうか。今欠けているものを補うために頑張るということが、その人を動かす構図なのでしょうか。
 もちろん自分の地位や名誉、物やお金を得るためということも要素の一つではあると思います。でも、もっと強く人の心を動かすものがある気がするのです。
 それは人とのつながりではないかと思うのです。大切な人とのつながりを保ちたい、もっと豊かにしたい、そんな思いが人の心を揺り動かして行動をおこさせるのではないでしょうか。
 人は一人では生きていけないものです。本能的に人とのつながりを求めるのが人間です。それが親とのつながりだったり、友達とのつながりだったり、アスリートならコーチとのつながりだったり、ということなのだと思います。
 以前、サンプラスが全豪オープンの試合中に号泣していた光景を覚えています。脳腫瘍で倒れた自分のコーチの病気を思ってのことでした。サンプラスが厳しい練習に耐え、戦い続けたのはコーチとのつながりがあったからだと思います。決して自分の勝ちたい気持ちを満たすためだけではなかったと思います。
 多くのトップアスリートは人とのつながりをエネルギーとして活躍しています。人を動かすもの、それは大切な人とのつながりを大事にする心ではないか、そんなことを家族思いの美濃越舞ちゃんがひた向きに頑張る姿を見ていて、ふと思うのでした。

maican

はい、笑顔でVfootポーズ! 今日もよく頑張りました。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

欲望と目標     中屋の響き:鐘の音

 勝ちたいとか何々したいとかいう欲望と目標は違います。違いは目標には過程があるということです。ただ単に勝ちたいという欲望ではなく、自分がどうなりたいかという目標を持つことは大切です。
 その目標の実現まである一定の過程が必要になります。そして過程には失敗はつきものだということを知っておくべきなのです。失敗をしない確率を追い求めると失敗が怖くなるだけです。
 また、目標には短期的、中期的、長期的、更に最終的な目標という種類があります。最終的な目標の実現が全てのことに優先されます。
 最終的に自分がどうなりたいかが胆です。究極は誰でも幸せになることだと思います。
 今やろうとしているこのサーブ、このポイント、この試合、全てが目標の達成のための一過程と考えて欲しいと思います。
 自分の意識では勝ちたいという思いと負けるかもしれないという潜在意識とのずれを埋めるには、自分がどうなりたいかという目標を日ごろから考えるようにすることが大事です。
 それによって勝ち負けを超えた目標に対する意識を持つことが出来ます。その目標のためには今何をすればいいのかに意識を向けると本来の自分のリズムで事に当たれるでしょう。 
 試合では欲望は捨て目標を見つめることです。
♪勝つと思うな~ ♪思えば、負けよ~


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:07 | コメント(2)| トラックバック(0)

錦織選手のサーブ   中屋の響き:鐘の音

全豪オープン、錦織選手が1回戦突破しましたね。久しぶりに錦織選手の試合をみました。

サーブがよくなってます。バックスイングでラケットヘッドが下がってます。正確にはトスアップでボールが手から離れた瞬間のかたちでラケットヘッドが地面に向くようになりました。

もっと正確に言うと手からボールが離れる時、ラケットの重さを親指で感じられるかたちです。

以前はこの時点でラケットヘッドは空を指してました。つまり人差し指側に重さが傾いていたと思います。今回はいい感じです。

私の好みのサーブなって溜飲が下がる思いです。
テレビの前で勝手に頷いてました。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

フットワークのめりはり  中屋の響き:鐘の音

 全豪オープンの前哨戦でもあるシドニーインターナショナルの観戦をしました。
 感想の1つに強い選手のフットワークにめりはりがあったことです。フットワークには、「スタートのため」、「ボールに追いつくため」、「ボールを打つため」、「戻りのため」という分類があります。
 いい選手は「スタートのため」と「戻りのため」この二つの区別が明確です。
 簡単に特徴を説明しますと、「スタートのため」のステップは100%、肩の線、骨盤をサイドライン方向にして進行方向に動き始めます。一方「戻りのため」のステップは状況に応じていろいろです。戻りに余裕がある場合、骨盤をネット方向のまま戻りになります。早く戻りたい、長い距離を戻りたい場合、骨盤をしっかり進行方向に向けて戻ります。
 例えばスタートの時に数歩でもサイドステップ、つまりつま先がネット方向のまま動き始めるステップが入るとスイングのためのステップにいい影響はありません。
 クリターズのフットワークは見事でした。

これからこのブログでいろいろなかたちでたくさん紹介していきますのでお楽しみに。

2011sydenyinter

なぜかビールを手にすると写真を撮りたくなる


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

いつまでもボスはボス  

 昨日今日とビンスのアカデミーで過ごしました。すばらしいレッドクレーのコートで練習が出来て最高でした。今年もこのレッドクレーのコートには一流プロ選手が練習に集まることでしょう。
 ビンスバークレーアカデミーのすごいところは、世界中から一流の人が集まるということです。選手、コーチ、ディレクター、みんな一流です。
 5年前までいた恵まれたこの環境に改めて感謝しました。また、いつでも家族の様に受け入れてくれるこのアカデミーを誇りに思いました。
 マイボス、ビンスの信頼関係が何よりうれしいです。10年前に初めてアカデミーを訪れた時から始まりました。信頼は一日にしてならず、積み上げてこそ本物になると実感してます。
 ビンスはいつまでも頼りになるマイボスです。





vincea
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

シドニーインターナショナル   中屋の響き:鐘の音

 シドニーにいます。全豪の前哨戦シドニーインターナショナルを観ています。トッププレーヤーの練習を間近でじっくりみるにはもってこいの大会です。
 クリステルやガスケなどお馴染みの選手の練習をゆったりと隅々まで見ることが出来る最高の大会です。
 思えばシドニーでコーチをしていた頃はナイトセッションにいい選手とはどんな選手か、いい選手の共通項を求めて毎晩通ったものでした。
 今回も自分の感覚をいろいろ修正確認が出来ました。
やはり、インパクトはブレーキとアクセルを両方同時に踏んでいるような瞬間かもしれません。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

グラインディング動作  中屋の響き:鐘の音

 水を注いだお椀の水面の揺れを最小限に抑えるように歩いてみて下さい。どうでしょう。その時、踵から拇指球に重心を移動し拇指球で何かを踏みつぶす様な動作を経て、もう一方の足に重心を移しています。
 その歩き方と比較して水面の揺れを意識しない歩き方をしてみると重心の移動の仕方が明らかに違います。しっかり軸が出来ている状態では水面への影響が少ないと思います。
 この拇指球で軸を保ちながら重心を移動するグラインディング動作を次の動きを使って整理してみましょう。
 両足を肩幅の広さで真っ直ぐ立ってください。そして両足のつま先を同時に上げます。それから今度は両足の踵を同時に上げます。このつま先と踵を交互に上げる動作を数回繰り返してみて下さい。
 そして次は右足のつま先だけを上げて、そのまま右足踵を上げながら左方向へスライドしてみて下さい。その時拇指球で何かを擦り潰す様なステップによる横移動を意識してみて下さい。最初に記述した水面への波打ちの影響が小さい移動になると思います。
 グラインディング動作には、このように軸を保って横にスライドする動きを横方向へのグラインディングとつま先方向へ軸を保って移動をする前方向へのグラインディングがあります。
 セミオープンからステップダウンをする時、右足のつま先はサイドライン方向です。その状態から横方向へのグラインディングを使ってネット方向に横向きを維持しながらスエーをして腰の回転につなげます。
 よく見掛けるのは、セミオープンスタンスから前方向へのグラインディングを使ってスイングをするステップダウンです。もしくは横方へのグラインディング動作が不十分なパターンです。
 軸や体幹を意識することはよく言われます。テニスの場合は作った軸を維持しながら動くことが必要になります。グランドストローク、ボレーともに必要な感覚です。
 
勝者のフットワーク塾 中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

今年もテニスで幸せに

新年明けましておめでとうございます。

今年もテニスで幸せになるために必要なことをお伝えし続けます。

昨年は従来から続けているイベントも予定通り実施できました。ワンデーレッスン、三鷹シリーズレッスン、GWキャンプ、サマーキャンプ、いずれも例年以上に熱いVfooterの熱意に押され充実したレッスンをすることが出来ました。

また、秋季キャンプは昨年第1回の試みでしたが、施設の印象がとてもよかったので今後も続けていこうかと考えています。

加えて関西方面、さらに南方面でのテニスキャンプも計画しなければと思っております。今後の展開にご期待下さい。

昨年中で忘れてならないのは、待望のVol.5「ボレー編」が発売出来たことです。撮影から随分と時間を要してしまいましたが、このDVDがボレーに悩めるVfooterの上達の一助になり得たのではないかと勝手な想像をしております。

今年はスタッフの体制も変わり、より充実した活動が出来る予感です。まずはVfootwork舎人塾の開校が大きな活動として加わります。

ワンデーレッスンに申し込んでも、なかなかレッスンを受けられないというご意見や、もっとVfootworkのレッスンを日常的かつ定期的に受講したいという要望が今まで多く
寄せられていました。

その声に応えるかたちで今回のテニススクール開校に踏み切りました。とは言ってもどこまで人が集まるかわかりませんが、とにかく開店休業状態でもしばらく頑張ってみるつもりです。

ご都合のつく方は参加して頂ければと思います。

Vfootworkとの出会いがより多くの方の幸せのきっかけになることを今年も念じて頑張ります。
よろしくお願い致します。

勝者のフットワーク塾 中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝負にこだわらない   中屋の響き:鐘の音

 「目の前の勝負にこだわらず、遠くの大きな目標を目指す」
こんなことをよく言います。大切なことですが、この言葉には落とし穴があって、注意が必要です。
 この「勝負にこだわない」ということだけが、脳に刷り込まれてしまうとあまり宜しくないです。というのは、試合の姿勢が淡泊なってしまうことがあるからです。
 試合中に形勢が不利になった時、もう一頑張りしなくてはいけないのに妙に冷めたゲームをしてしまうこと、これはやってはいけないことです。
 この「勝負にこだわらず・・・」という言い訳を隠れ蓑にチャレンジすることから逃げてしまうなどということになりがちです。 
 負けている時は辛い時です。その瞬間「~だから負けてもいい」そんな邪念がよぎる、要注意です。
 「ケガしているから」「風が吹いているから」「相手のジャッジが??いから」「ガット張り替えた人の腕が悪いから」等々、人間とは弱いものです。負けの原因を無意識に自分以外に見出して、負けの花道を作ってしまうことがあります。
 結果については100%自分自身で背負って、最後の最後、ゲームセットまで諦めずポイントを取る努力をすること、どうやったら勝てるか考えに考え抜くこと、そしてそのベースには攻めの気持ちを常に置いて戦うべきです。
 勝ちたいがために安易な判断に走る、逆に勝ちを諦めて負けの言い訳を探す、どちらも陥りやすいパターンではあります。
 勝負にこだわるというより、自分の信念を貫くということ、自分の描いたプランの実現を最後まで諦めないことが遠くの大きな目標に着実に近づくために必要なことだと考えます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:13 | コメント(3)| トラックバック(0)

形をキープするために握力 鐘の音:中屋

 グリップを強く握らないようにということをずっと言い続けています。じゃあ握る力は必要ないのかというそうでもないのです。握力は強い方がいいです。
 グリップを強く握らないようにすればいいのなら握力は必要ないでしょう。そういうふうに考える人は多いでしょう。
 確かに手の平で何かを握る潰すような力は要りません。ある意味形をキープする力を必要とすると考えています。
 普通ラケットのグリップエンド、つまりグリップの端は少し太くなってます。小指と薬指の形をその太さより細い形にキープ出来ればラケットは手から抜けることはないと思います。
 手の中の遊びは必要です。それをうまく使うためには指の力が必要です。指力とでもいいましょうか。スイングの瞬間瞬間で指の接地面圧が違うので、そのためにも強く握りしめるのは避けた方がいいと思います。
 具体的には、まず、親指と中指で常にラケットを保持し、スイングの前半では人差し指が支えになってラケットをリードします。
 この時、指と指の間を詰めて握る、いわゆるドラえもんグリップでは人差し指の第2関節と親指の第1関節で挟むよう保持することは難しいと思います。
 インパクトの瞬間に小指と薬指が保持する力に加わります。そして、スイングの後半は人差し指はほぼグリップの支えの役割はなく、小指と薬指に役割を引き継いでいます。
 この一連の流れは意識して出来ません。手っ取り早い話、強く握らないようにすれば自然にこうなるはずです。そして、360度ではないですが、ある方向に対してのラケットの動きの自由度を高めると打球が安定するためのヘッドスピードが上がります。

Save a little bird.

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

馴染んでいる動きと馴染んでいない動き

 Vfootworkのレッスンでよくする話ですが、学習をするために必要な力には、適応力、理解力、持続力の三つがあります。しかし適応力については歳と重ねるとともに自然と落ちていきます。
 そこで大人の学習としては理解力と持続力を発揮してくださいと提案しています。動きの仕組みとイメージを理解し、それを続けること大切だと思います。そこが大人の強みなのです。
 レッスンでせっかく理解し、実感した動きをその場でおわらせることのないように、また、理解したものの実感までいたらなかった場合でも、更に続けて練習して欲しいと思います。
 形としては目的のかたちにほとんど近づいていたとしても、その動きが身体に馴染んでいない場合、本来のその動きに見合ったパフォーマンスは得にくいものです。
 例えば利き手で持ったペンを反対の手に持ち替えて、字を書いてみた場合、どうでしょう。馴染まない動きで書かれた文字は、やはりぎこちないです。
 左右見比べて持ち方にほんとんど差異がないとしても、すぐに利き手の動きに近づくことはできません。違いは、力の入れどころ抜きどころ、呼吸、リズム、それとそれらによって作られた軸です。
 よく「頭ではわかっているんだけど」というセリフを耳にします。そこまで来たら持続力を発揮する番です。身体に馴染むまで繰り返し練習してみて下さい。
 最初馴染まないからといって見切ってしまわずに理解できたら続けてみて欲しいと思います。でも馴染んでいない動きや形を馴染ませるかどうかは個人の判断です。
 もしかるとそこが分かれ道かもしれません。それは今日まで培ってきた判断力によりますが、右に行くか左に行くか、自分で決めることです。

勝者のフットワーク塾  中屋


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:51 | コメント(2)| トラックバック(0)

ボレーの踏み込みは踵から?つま先から? 

 先週のワンデーレッスンでボレー編を実施しましたが、その際、動作導入の指示のなかで「踵方向に踏み込んで下さい」ということを伝えました。
 これはシフトボレーを想定したネット際での練習でのコメントです。
 さて、皆さんはボレーの踏み込みを踵から入りますか、つま先から入りますか。
 シフトボレーとステップダウンボレーの左足はつま先から踵へ重心を移しているパターンが多いようです。また、ピボットボレーとトランスホップボレーは踵からつま先に重心を移しているパターンが多いようです。
 その辺に注目してBryan兄弟の映像で確認してみましょう。興味深いです。
 もしかするとステップダウンボレーを左足踵からつま先への重心移動している人は、つま先から踵への重心移動にしてみるといいことがあるかも知れません。
 お試し下さい。

 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:44 | コメント(1)| トラックバック(0)

マスターズクラッシック2010

 先週末、とどろきアリーナで開催されたマスターズクラシックを見てきました。
 出場選手は石黒修、渡辺功、坂井利郎、竹内映二、佐藤直子他12名の日本のトッププロ、元トッププロの面々でした。
 注目はこの日本のデ杯選手経験など代表選手としての経験を持った一流の選手のテニスが齢を重ねるごとにどう変わるのか、その辺りを見たかったわけです。
 1936年生まれ石黒選手、1941年生まれ渡辺選手、1947年生まれ坂井選手、1959年生まれ竹内選手がどんなプレーを見せてくれるのか。
 大先輩のプレーを批評などおこがましいですが、率直な感想を述べます。
 速さのアウトプットは60歳を超えてもある程度は大丈夫かなという印象です。やはり速さのインプットは少し見劣りがあるのかも知れません。
 技術については、会場の実況で鈴木貴男選手が「体力は衰えても技術は衰えませんね」と言っていましたが、その通りですね。
 生涯スポーツと言われるテニス、いつも2年後3年後のテニスのための練習を、、などと言ってますが、20年後の自分のテニスのために何をすればいいのか、やはり技術を磨くしかない、そう思いました。
 イベント期間中、選手たちのラリーをたっぷり見せてくれましたが、貴男選手がラリーをしている時に客席から「タカオ、スライスのコツは?」と唐突な質問があり、それに対し気さくに貴男選手は「切り過ぎなーい!」と一言答えてました。うーんそうだろうなあと頷いてました。
 ちなみにオーストラリアのビンスにアカデミーにいた頃、トニーローチさんに同じように「スライスのポイントは?」聞いたところ「Penetrate」という単語で答えてくれました。鋭く貫くということらしいです。
 皆さん、技術を磨きましょう。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:28 | コメント(2)| トラックバック(0)

ステップダウンの前足2  中屋の響き:鐘の音

 この厄介なステップダウンの前足をうまく名脇役として使えれば、他のショットにもいい影響があると思います。
 さて前回は着地から重心移動の時のつま先の向きに注目しました。
 今日は膝の曲げ伸ばしです。基本的に余裕を持って打てるボールは膝を伸ばしてしっかりとして軸を作って欲しいと思います。
 相手のボールが速いとか打球までに余裕がない場合は曲げたまま打つことになりますが、通常ステップダウンで打つボールは膝を伸ばし、左半身で回転軸を作って下さい。
 その際、膝で腰を持ち上げながらスイング軌道を上げてトップスピンをかける動きにつなげると、安定した弾道を得ることが出来るはずです。
 前足の膝を曲げた打ち方だけの人をよく見かけます。ボールが速くて打球まで余裕がない時に使うローターン、モーグル、ツーフットピボットでは常に膝を曲げたままいいですが、他のフットワークは状況に応じて使い分けられるとプレーの幅が広がると思います。
 ここで注意点ですが、ステップダウンの前足は伸ばしますが、回転軸を安定させるためにつま先より顔が前に出ないようにして下さい。
 回転軸が安定すると右半身の脱力がスイングスピードにつながりラケットヘッドが鋭く走ってくれます。

ではまた

勝者のフットワーク塾  中屋

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昨日の写真と見比べると膝の曲げ伸ばしがよくわかります。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

ステップダウンの前足  中屋の響き:鐘の音

 ステップダウンの前足の扱いというのは意外と厄介です。でも、スイングは後ろ足で作るということを胆に銘じて下さい。あくまでも後ろ足が主人公です。
 前足はたまたま先に着地しているだけですから、前足でスイングを作ってしまわないことです。前足の脇役としての働きをきちんと果たせるように意識を持って下さい。
 さて、前足を着地する時は踵からでしょうか、つま先からでしょうか。テニスの場合は踵からです。ちなみに野球の場合はつま先からです。
 テニスの後にバッティングセンターに行くとわかりますが、うまく打てません。つま先着地に変えるとしっかり打てます。正確には母指球のあたりでしょうか。
 もう一つ注目は、つま先が向きです。いつピッチャー方向を向くかです。ぎりぎりまで横向きということがわかります。
 ゴルフの場合は前足はほぼ横向きのままです。両足を地面につけたままでのスイングの場合、前足の扱いが面倒なところだと思います。
 ステップダウンの場合、踵から着地、正確には踵の内側から着地してつま先の方向をサイドライン方向からネット方向へ回しますが、着地の際つま先を真っ直ぐネット方向に向けてしまっては膝が割れて壁が出来ません。
 着地の際の前足の膝の向きはまだサイドライン方向です。プロの選手のなかにはゴルフのスイングの様につま先をサイドライン方向のままという人もいます。
 大事なことは後ろから前へのスエーの動きと回転の動きをしっかり組み合わせることです。回転してからスエーしても意味がありません。
 ステップダウンの前足について、まだ続きます。

勝者のフットワーク塾  中屋


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

指の働き      中屋の響き:鐘の音

 ボレー編のDVDが発売から一か月以上が経ちます。レッスンでDVDの内容のものを指導しています。
 メソッドの骨子については間違いないものだという確信がレッスンをすればするほど深まってくるのですが、もう一言説明を加えればよかったというところも思いついてきます。
 例えばコンチネンタルグリップについて「握るのではなく、つまむ様に」という解説をしたのですが、もう少し踏み込んだ解説が出来たのかなという思いがあります。
 グリップを握る指の其々について知ってもらう必要があったかも知れません。
 コンチネンタルグリップを握る時は、2つのセットに分けて考えて下さい。
 まず、小指・薬指・テールでラケットを保持します。これら3つが支えでラケットヘッドの上向きがキープ出来ます。 それで人差し指・中指・親指でまさにつまむ様にラケットに添えます。これでラケットの動きをコントロールします。 このことを念頭に柔らかく持つこと。これをつまむ様にという言葉で表したのですが、もう一歩だったかも知れません。
 テールですが、小指の下の手の平の盛り上がりのことです。ここを使ってラケット保持できているかどうか、コンチネンタルグリップで持てている目安になります。
 くれぐれも手の平でべたっと、あるいはぎっちりと握らないように指で握りましましょう。コンチネンタルグリップがボレーを変えてくれます。

勝者のフットワーク塾  中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

グリップにも歴史がある  中屋の響き:鐘の音

 テニスの歴史を知ることでより普遍性に近づけると思います。今見ているテニスは時系列で考えると偏っているかも知れません。
 10年経っても、20年経っても頷けるようなテニスメソッドを基準に練習をしたいと思っています。
 先日、1960年代のテニス教本を読みました。よく古いテニス教本に目を通すのですが、面白いのはほんとんどの著者が今の巷のテニスは古いから、最新の理論を実践すべきだと主張しているところです。
 それでいて、高い弾むボールはしっかり下がって打ちやすい打点に落として打ちましょうという記述がもっともらしく記されているわけです。
 それでも感動する視点はあります。50年経っても色あせない原理を見つけると本物に出会えた満足感に心が満たされます。
 なぜでしょう。本物を見つけると心が満たされます。単なる思い込みや形式主義に基づかない普遍性が自分の確かな拠り所になる気がするからかも知れません。
 若いコーチにはテニスの歴史を勉強して欲しいです。何十年経っても、色あせない主張を持つために過去にさかのぼって自分の主張を検証する必要があると思います。
 

 グリップについて勉強するには、この本がお勧めです。
私の尊敬する原田武一のドキュメントです。

理想は「ノーグリップ、ノーフォーム」。全てはそこに行きつくための道程です。

と考えます。

勝者のフットワーク塾 中屋


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:31 | コメント(4)| トラックバック(0)

シフトボレー   中屋の響き:鐘の音

 
 Vol.5の反響をたくさん頂いております。ボレーの基本5ステップのなかのシフトボレーにつて、Vfoot communityのなかで紹介されていましたので、このブログでもご紹介したいと思います。

 ボレーを踏み込んで打つものだという先入観、なるべく前で打つものだという先入観、ある意味間違いではないです。

 それは軸と打点との位置関係を保つという条件を満たしているという前提です。そのためには、軸の移動の邪魔にならないようなスッテプを身に着けることが大切です。

 例えばボールを打つ練習と並行して、シャドウスイングによる練習をすることも有効です。そのシャドウスイングをするための基準となるパターン、型として基本5ステップを活用して欲しいと思います。

 スイングの軌道や軸、重心の移動などを意識して練習すると無意識の世界に正しい身体の動かし方が移行できると思います。








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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

人生は見て楽しむスポーツじゃない  中屋の響き:鐘の音

 実は今回のVol.5「ボレー編」は多くの方から、発売時期の問い合わせを連日頂いておりました。それだけに期待に応える内容のものをお届けしなくてはいけないと思っていました。
 その中のお一方のVフットクラブの会員プロフィールを見たところ、1926年生まれの方で、何と大先輩でした。
 しかも、送って頂いたコメントが84歳の方とは思えないコメントでした。

「ローターン・・力強よく打てます。
 ハイターン・・コーチも知らないみたい?
 おかげさまで、テニスが面白くなりました。有難うござい ます。
 ボレー編 早く観たいなー(^^)」

失礼ですが、御見それいたしました。
いくつになってもチャレンジしなくてはなどと言ってはおりましたが、心のなかでは正直線を引いてました。

この方のプロフィールを見いて、目を見張るところはまだありました。テニス歴です。4年と書いてありました。ということは、、、

今まで年齢・性別・テニス歴・技術レベルに関係なくレッスンをしてきて、かなりフラットな気持ちで受け入れる心持ち
だったのですが、テニスってどれだけの人を幸せに出来るのでしょう。

テニスコーチが出来ないと決めつけて教えないことってたくさんあると思います。なぜかというと教えて出来ないという事態は避けたいからです。

新しい扉を開ける時は興奮します。怖さ半分楽しみ半分です。この気持ちはいくになっても持ち続けるべきものなのかも知れません。

やはり、人生は見て楽しむスポーツじゃないですね。テニスがそれを教えてくれました。

勝者のフットワーク塾  中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:21 | コメント(2)| トラックバック(0)

ボレーの瞬間にグリップをギュッと握る 中屋の響き:鐘の音

 「ボレーは振っちゃだめですよ。打つ瞬間にグリップを握るだけでいいんです。」
 こんなアドバイスを受けたことのある人は多いと思います。
 確かに打つ瞬間にグリップをぎゅっと握れば勢いよくボールが飛ぶ感じはします。ある意味間違えではないと思います。
 グリップをギュッと握ると手首を内側に回す動作になります。この動作がラケットのスイングの膨らむ曲線に繋がります。小さいですが出来ています。
 小さいということは比較的速いボールには適したスイングなわけです。逆に遅い緩いボールに対しては、このスイングではただ球離れが速いだけでコントロールという面では機能しないという点が気になります。
 遅い緩い球には膨らむ曲線を大きくして、さらにフォロースルーによってコントロールつけるべきだと思います。
 つまり、膨らむ曲線からボールを掴んでフォロースルーをするスイング軌道は相手のボールの速さによって大きさが変わってきます。
 Vol.5でお見せしたボレーのインパクトを作る動作の導入は大きなスイング軌道ですが、この形をボールのスピード(衝撃の度合い)に合わせて利用して欲しいと思います。
 グリップをギュッと握るという対処法は一部のボールには通用するということです。その結果的に起きている現象をよく観察してあらゆる場面に応用できるボレースイングを身に付けて下さい。

勝者のフットワーク塾  中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

フォーメーションの柔軟発想  中屋の響き:鐘の音

 多くのテニス愛好家にとって先日のジャパンオープンはトッププロのプレーを生で見ることが出来る貴重な機会になったと思います。
 私にとってもテレビやネット上の映像では確認できないことを確認できる最高の機会です。頭のなかの仮説をより一般化し洗練されたものにするためにはなくてはならない手続きです。
 今日は私がある本で読んだフォーメーションを会場で実践している選手をみつけたので紹介します。

 リターンをする人のペアのポジションに注目です。まずは、フランスのジュリー選手

doubles1
ファーストサーブの時


doubles2
セカンドサーブの時

これくらいのポジション変えが一般的です。セカンドサーブの時によりチャンスをポイントにつなげるための陣形です。

さて、次はペアのイタリアのアルベルタ選手です。ジュリー選手より身長が7センチくらい低いです。

doubles3
ファーストサーブの時。ほほジュリア選手と同じで一般的なポジションです。



注目は次です。




doubles4
セカンドサーブの時。ネットべた詰めです。


これはサーブ&ボレーをしないサーバー、つまりベースライナーに対するポジションです。

リターンに対するカバーよりベースラインのいる相手に対するプレッシャーを前面に出した戦略です。

こういう発想なかなか出来ないですね。この戦略、実験の価値はあると思います。

せっかくの機会です。独自の確認ポイントを胸に会場に向かうとより有意義な観戦が出来るのでは。


勝者のフットワーク塾 中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

秋季テニスキャンプ  報告5

夜のミーティングのレクチャーで使った映像を紹介していきます。

次はこれです。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

秋季テニスキャンプ  報告4

先日の秋季テニスキャンプのミーティングのレクチャーで使った資料です。

10月4,5日にJPTAのコンベンションで開催されたゲイブ・ハラミロ氏の講演のメモを参考資料として、講演の録画のダイジェストを見ながらレクチャーを行いました。

ハラミロ氏はニックボロテリー育成システムの責任者を約30年間努めた方で、錦織選手の指導にも13歳から携わり、世界トップ10にランクした選手26人を育てたトレーニングプログラムディレクターでもあります。

映像はここではお見せ出来ませんが、講演のメモを見て下さい。私の印象に残った言葉を並べたものですが、何かの参考にして下さい。

ゲイブ・ハラミロ氏の言葉
          2010年JPTAコンベンションより

・何度も繰り返して、ラケットが腕の一部になるようにする。
・盛田会長の目標はスターを作ること。
・オーディションでは錦織選手は3番目の候補だった。
・小さいスペースでもチャンスなら、そこを攻めろ。
・ファームシステム:いろいろなレベルの選手が入った練習をプログラムに入れることを重視している。
・錦織選手はサーブが弱点で、長い時間をかけて練習した。
・日本人コーチ、トオルコーチを変える決断は重大な決断だった。
・錦織選手にはラケットスピードを上げることを言い続けた。
・日本ではフラットで打つことが主流だったが、トップスピンを打つことを意識させた。
・ボレーはネットの向こう側に行ってでも打つくらいの気持ちでネットに詰める。
・バックスイングは  hanging the racket on the wall.壁にラケットを掛ける様にシンプルに構える。
・ダブルハンドのバックスイングはラケットを身体から離す。
・サーブのバックスイングはラケットを外向きではなく、内側を向ける。
・トッププロは今でもサンプラスのサーブを研究している。
・サーブはラケットが背中に落ちれば落ちるほどいい
・とにかくサーブを打ったらフォアハンドの準備をする。
・サーブはワイドに打つことが主流。
・コートを全て空けてでもフォアハンドを打つ
・戦略の3つの要素 1強く深く打つ 2アングルに打つ 3前後を使う
・ファーストはコンチネンタル、セカンドはバックハンドイースタン
・独自の武器は必要だが、穴がないように育てる。
・フォアハンドは武器だと言って育てる。
・クロスに打ったらセンターに戻るな。
・苦しくなったらストレートに深く強く打つ。

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メガホンDVD教材Vol.5「ボレー編」の先行予約受付中です。予約された方についてはサービスとして送料のご負担はありません。発売日は28日です。
詳しくはこちら
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20101007.html
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:25 | コメント(2)| トラックバック(0)

秋季テニスキャンプ  報告3

毎回キャンプの夜のミーティングではレクチャーの時間があります。

今回のミーティングで使った映像や資料を紹介していきます。

まずはこれです。




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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

ノージャッジメントゴルフ  中屋の響き:鐘の音

 宮里藍選手がインタビューで「失敗を単なる一つの事実として考えている」ということを言ってました。その時、昔、読んだ本を思い出しました。
 ピア.ニールソンというゴルフの女性コーチが書いた本です。彼女は「ノージャッジメントゴルフ」を提唱し、ゴルフ後進国だったスウェーデンをゴルフ王国にした実績を持っています。
 この「ノージャッジメントゴルフ」は、非常に興味深いメンタルコントロール理論でした。彼女は、アグレッシブなプレーの基本には必ず冷静な判断力があると言っていました。 つまり、実際に起こった事を感情に結びつけず、客観的な事実として受けとめ、判断する力が必要だということです。
 成功と失敗の繰り返しの連続がテニスのゲームにはあります。しかし、その一つ一つを評価していけないのです。「ダメだ」「口惜しい」「間抜け」「違うよ」というネガティブな言葉だけでなく、「よし!」「やった!」「頑張るぞ」 「グッド」というポジティブな言葉も言うことを彼女は禁止しました。
 パッシングショットがラインの内側10cmにきれいに決まったとしても、そこにボールが行ったという事実のみを把握し、次の判断材料にするわけです。その繰り返しによってゲームを展開すべきだなのです。喜怒哀楽との関連を絶つことが、プレーの安定させ、高度なパフォーマンスを実現させる方法になります。
 例えば、理科の実験をするように、事実がどうであったかを感情に結びつけずに見る習慣をつける訓練を日ごろの練習から訓練をしなければなりません。
 以前、練習中に、ファーストサーブを10球のうち何球入れられるかを選手に試してもらいました。あらかじめ5球以上は合格と伝えておいたのですが、後で心理状態を聞くと、1球打つごとにサーブが入った入らないで、「調子がいい」とか、「もっと頑張らないと」とか、全員が自分の打ったサーブの良し悪しを評価してから、次のサーブを打っていたと言ってました。それがサーブのフォームを崩す原因なのです。評価してはいけないのです。
 しかし、そんなことをしたらテニスが面白くないよというかも知れません。泣いたり、笑ったり、それがあるから楽しいんだよって言うでしょう。それで勝てるテニスに満足するなら、その方がいいでしょう。それ以上を望むなら感情をコントロールする訓練が必要だということです。
 しかし、人間、そんなに簡単に感情をコントロールできるわけがありません。無意識に自分自身を鼓舞しているはずです。また、その方がファイトが湧く気がします。
 それでも淡々と次にやるべきことを事実の分析をもとに判断して、実行するという単純なルーティーンを繰り返しを続けることが大切です。結果がついてくるとは、そういったこと続けた人の感覚でしょう。
 恐らく、トッププロでも感情の結びつきを50%も絶ててないはずです。でも、自分を信じるしかないのです。結局は「信」との向き合い方です。
 事実を事実としてただ把握すること。日常生活でも必要かも知れないですね。

勝者のフットワーク塾  中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:34 | コメント(3)| トラックバック(0)

引っ張って預ける      中屋の響き:鐘の音

先日のワンデー「サーブ・スマッシュ編」で配布した資料の内容です。

①2つの上の振り:サーブ・スマッシュ

②グリップ:コンチネンタルグリップ
・親指の感覚を確認・・・集約拳の感覚
・3本の指でラケットを保持・・・小指、薬指、小指の下
・3本の指でラケットの動きをコントロール・・・親指、中指、人差指

③振り:引っ張って預ける
・後ろに引く→預ける→上に引く→インパクト→預ける
(2回の引きと2回の預け)
・トスの動きにスイングが影響されない
・トスが手から離れる瞬間、ラケットヘッドは地面を指す(預ける)※万歳サーブは避ける
・携帯電話の画面が前を向いたら、一気に胸の筋肉で振り上げる
・画面が自分を向きながら移動し、プロネーションでインパクトを迎える
・重さが打ってくれる
・高いところに鋭い小さい円を作る(ラケット面が胸の前)

④スタンス:ステップアップとノンステップアップ
※高さと身体の開きそれぞれのメリットとデメリットを知る

⑤トス:ベースラインに沿って逆しの時
・手の平を緩める
・軽い者を扱うときは重い物を扱うように
・腰で腕を引き上げる(膝でトスを上げない)

⑥スマッシュ:ステップダウン、シザース、バランススマッシュのシャドウ練習
・前へサイドステップ→ステップダウンスマッシュ→後ろへサイドステップ→シザーススマッシュ→前へ詰める→スプリット→後ろへクロスオーバー→シザーススマッシュ→前へ→前へ詰める

⑦ステップダウンスマッシュ
・前足踏み込み
・上半身のかたちをどんなボールにも変えない
・スタンスを広げる
・すま先の向きとコースの関係

⑧シザース
・後ろ足体重から足を入れ替える。
・ラケットと右足が平行になり、ラケットヘッドでベースラインを指す。



※少し加筆修正しました。

参加の皆さんお疲れ様でした。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:47 | コメント(2)| トラックバック(0)

ドロップボレー      中屋の響き:鐘の音

 レッスンでドロップボレーの練習をすることがあります。似たようなショットでアングルボレーがありますが、技術としては別の技術と考えて欲しいと思います。
 ドロップボレーは基本的にボールにしっかり負けることがポイントです。まともに相手のボールをフラットに受けて勢いを吸収、殺すことが大切です。
 そうすると結果的にボールはほぼ無回転でネット際にポトンと落ちていきます。このボールに対するラケットの負け方の割合を調節することで掴んで運ぶイメージのボレーに近づきます。
 よくボールがラケットに当たる前にラケットを引いてしまい強い回転が掛かりながら浮いてしまうパターンを見ます。自分の軸を崩さずリストを素直に柔らかく反応させましょう。  

勝者のフットワーク塾  中屋





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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:55 | コメント(2)| トラックバック(0)

円運動         中屋の響き:鐘の音

 スイングの基本は円運動を利用することをイメージして欲しいです。付随するものとして直線的な動きはありますが、まず円を基本として考えるべきでしょう。
 つまり、物を押したり、押さえつけたり、あるいは突っついたりという動きとは区別された方がいいです 。
 グランドストローク。ボレーストローク、スマッシュ、サーブ、いずれのスイングもどこかの関節を支点とし、それをある意味固定化してスイングしています。
 てこの原理でいう支点は出来るだけ安定した状態にあった方がより効率よく作用点に力を生むことができます。そう考えると支点を固定化すればするほど動きは円運動にならざるを得ないわけです。
 コンパクトなスイングになると、その円は認識出来ない程になりますが、はやり、円をイメージしておくと筋力以外のもので力を生むことが出来ると思います。
 間もなくvol.5「ボレー編」の先行予約を開始しますが、ボレースイングの膨らむ曲線を利用した動作の解説はその辺を念頭にご視聴頂けれより理解が深まると思います。

勝者のフットワーク塾 中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:28 | コメント(2)| トラックバック(0)

呼吸法           中屋の響き:鐘の音

 ボールを打つ時の呼吸ってどんな感じになっていると思いますか。息を吐いているのか、吸っているのか。
 吸いながら打っているとは普通思わないですね。これは多くの場合、打球前にある程度息を吐いて、打球後に残りを吐き切るというのが正解だと思います。
 ちょっと練習してみましょう。鼻で息を吸って下さい。胸を膨らませます。口から7分ほど吐いてお腹を膨らませます。その時に下っ腹に固まりを感じて下さい。そして、膨らませたまま残りを吐き切って下さい。
 下っ腹の固まりが丹田と言われるものです。打球をするときの大事な軸の一つです。スポール選手が声を出して瞬間的に大きな力を出しますが、声を出しながら途中で止め、また出し始める、そうするとこの呼吸法になります。
 丹田を鍛える呼吸法もあります。胸で息を吸います。口から7分ほど吐きます。そのあとお腹を膨らませたり、へこませたりを繰り返します。3回ほどやったら残りの息を吐き切ります。
 リラックスしたい時など時間をみて練習してみて下さい。

勝者のフットワーク塾  中屋
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:06 | コメント(2)| トラックバック(0)

今に生きろ      中屋の響き:鐘の音

 今ある以上の力を見せようとすると簡単なステップを踏み外す原因になります。今の自分に全てを委ねる気持ちが必要です。
 これから起こることへの不安、起きたことへの後悔を抱えたまま、今に向き合うと精神に余分な負担を抱えたり、変な力みが生じたりで、いい結果は期待できません。
 スポーツ選手のメンタルで特に気をつけなければならないのは、心が何かに捕らわれたり、揺らいだりすることだそうです。
 心が捕らわれる原因は、環境、体調、成績など様々ですが、それらの呪縛を解くキーワードは、ずばり「今に生きろ」です。
 つまり、時系列には過去、今、未来がありますが、往々にして過去と未来に心を捕らわれてしまいがちです。
 なぜか。今というのが一瞬であるのに対して過去は広い、ゆえに過去に心が逃げ込み易いわけです。ところが、過去は変えられません。そこにストレスが生じるわけです。
 そして、同様に未来も今の一瞬に比べれば広いから同様に心が捕らわれ易い、ところが、未来はどうなるかわかりません。それで不安ととものストレスが生じるわけです。
 とにかく今すべきことだけを考えて行動することです。それで心がもし何かに捕らわれそうになったり、揺らぎそうになったら「今に生きろ」と唱えるのです。
 単純に真っ白な心で今と向き合えることが結果的に実力を最大限引き出す結果を生みます。水面に揺れる落ち葉のごとく、今この一瞬を自分自身に全てを委ねることを考えて下さい。
 「あの人にいいとろを見せたい」とか、「失敗したら格好悪い」とか、「さっき何であんなことしたんだろう」とか、余分なつぶやきが心を巡って、過去と未来に心が捕らわれてしまうことはよくあります。
 今すべきことをだけ、試合前なら身体の準備、試合のイメージ描写、試合中なら相手の分析と戦略の構想、ポイントを絞った技術的な確認、目の前のこれだけを考えます。
 とにかく、くよくよしてもしょうがない。今に生きることです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:26 | コメント(2)| トラックバック(0)

読影              中屋の響き:鐘の音

 読影ってご存じですか。健康診断を受けた時お医者さんの読影力が大切になります。
 つまり、レントゲンやCT,MRIの映像から被写体の状態を読みとることをいいます。
 画像を見て、その中に潜む問題を的確に特定することが読影の神髄と言えるでしょう。この世界はテキストを読んで、「はいわかりました」という世界で到底ありません。
 もちろん知識がなくては話になりませんが、知識プラス経験とトレーニングに基づいた感覚が読影力の重要な要素になるそうです。
 どんなに高価な機械がある病院より、きちんとした読影力を持ったお医者さんいる病院を選ぶべきなんですね。
 テニスコーチの場合もプレーヤーのフォームを見て、問題になる箇所、ならない箇所、また、その問題も緊急性のある問題、長期的な視野で考えるべき問題等々、整理していきます。
 その時に正に読影力と同じ感覚が生きてきます。私の場合は、オーストラリアで世界中の選手のプレーを事ある毎に時間を作って、足を運んで見に行きました。
 とにかく見ること。いいプレーも悪いプレーも見ること、そこから勝ち残る選手、残らない選手の特徴を得ようと思いました。 
 例えば私が良いと思うフォームなのにボールに力がなかったり、逆にこれは良くないなあと思う打ち方でもいいボールを安定して打っていることもあります。
 つまり、私がこだわっていたポイントは実は重要ではなく、別の視点で考えなくてはならいというケースはざらにありました。この手続きのお陰でこだわるべきポイントが洗練された気がします。
 フェデラーのフォーム、マレーのフォームのどこを真似るべきなのか、言い換えればどこを基本として取り入れなければならないのかという点がフォームの改善には重要な視点だと思います。
 松井選手がイチロー選手のフォームをそっくり真似てもいい結果は生まれないでしょう。でも、松井選手はイチロー選手のフォームから学ぶべきことは多いはずです。共通する重要なポイントがあるからです。
 私が海外に遙々渡ったのは、そこが知りたかったということが大きな理由です。嫌というほど世界のプロの試合を見て本当の基本とは何なのかを知りたかったのです。
 もちろん、日本でもコーチとしてのトレーニングを受けテニスについて勉強しました。山のようにプロのビデオも見ました。でも、実際に直に見ることで世界中の選手に共通する「基本」を確認、検証を出来ました。
 結果、今のフットワークメソッドを信頼するに致ったのです。ビンスバークレー氏の昔からのこだわりを基に構築されたこのメソッドは、重要な共通項となり得るものだと感じました。
 金太郎アメのように全て同じフォームである必要はありません。しかし、フォームにいくつかカテゴリーを持つ必要はあります。そして、そのカテゴリーを繋げる仕組みを知っておくことも必要です。
 今年も読影力を養うために各地の大会を見て回りました。セミオープンスタンスのセットは、こだわるべきポイントですね。やはり、ここから全てのカテゴリーに繋がります。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

読影 

 読影ってご存じですか。健康診断を受けた時お医者さんの読影力が大切になります。
 つまり、レントゲンやCT,MRIの映像から被写体の状態を読みとることをいいます。
 この世界はテキストを読んで、「はいわかりました」という世界で到底ありません。経験がものを言います。
 もちろん知識がなくては話になりませんが、知識プラス経験に基づいた感覚が読影力の重要な要素になるそうです。
 テニスコーチの場合もプレーヤーのフォームを見て、問題になる箇所、ならない箇所、また、その問題も緊急性のある問題、長期的な視野で考えるべき問題等々、整理していきます。
 その時に正に読影力が生きてきます。私の場合は、オーストラリアで世界中の選手のプレーを事ある毎に時間を作って、足を運んで見に行きました。
 とにかく見ること。いいプレーも悪いプレーも見ること、そこから勝ち残る選手、残らない選手の特徴を得ようと思いました。 
 例えば私が良いと思うフォームなのにボールに力がなかったり、逆にこれは良くないなあと思う打ち方でもいいボールを安定して打っていることもあります。
 つまり、私がこだわっていたポイントは実は重要ではなく、別の視点で考えなくてはならいというケースはざらにありました。
 フェデラーのフォーム、マレーのフォームのどこを真似るべきなのか、言い換えればどこを基本として取り入れなければならないのかという点がフォームの改善には重要な視点だと思います。
 私が海外にコーチの勉強をしに遙々渡った理由は、そこが知りたかったということが大きな理由です。
 今年の夏
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

水分補給と浸透圧   中屋の響き:鐘の音

 やはりコーチの研修会で熱中症がよく話題になります。ちょっと勉強しているコーチなら常識として水分補給に対して正確な知識を持っていると思いますが、なかには「水分、水分」とただただ唱えているコーチもいるのでは。
 大量の汗をかいた時に、水分と同時に塩分(ナトリウム)も放出されます。つまり、体液の塩分濃度が下がるわけです。
 この塩分の急激な放出を視床下部の中枢が感知し、過度な塩分濃度の減少を抑えるため、補給した水の多くを尿や汗として排出してしまいます。
 つまり、いくら飲んでも脱水状態からの素早い回復にはならないということです。 
 また、運動中は、肝機能が抑制されているため筋肉から塩分が奪われます。それによって筋肉の浸透圧が低下して、筋肉へ水が浸透し膨張を起こします。
 この状態が激しくなると筋肉に痛みを伴う熱痙攣を起こしてしまうのです。
 だから、水分と同時に塩分が必要だと認識して欲しいのです。大量に水と塩分が失われている時、塩分(ナトリウム)の補給を怠ると「低ナトリウム血症」を引き起こすことになります。
 水分補給の正しい理解のためには浸透圧について知ってく必要があります。浸透圧は濃い液体の方が高く、薄い液体の方が低いです。また、膜を挟んで水は濃度をなるべく近づけるため薄い方から濃い方へ流れます。昔、生物で勉強したようなことですね。
 スポーツドリンクでアイソトニック飲料とか書いてありますね。アイソトニックとは「同じ浸透圧の」という意味です。
 体液と同じ浸透圧というと飲んだ分だけそのまま吸収されるイメージですが、人間の身体は水分を吸収する時、摂取した水分の濃度を調整します。
 つまり体液より低い浸透圧に調整してから腸で吸収するのです。水など浸透圧が低いためすぐに吸収されます。それでも塩分が不足していると先に述べた様に塩分濃度の一定に保つ指令が脳から送られて、結果的に身体が自発的に体外へ放出してしまい摂取した水分は効率的には利用されません。 
 近年開発されたのがハイポトニック飲料です。ハイポトニックとは「低い浸透圧の」という意味です。これは浸透圧が低いだけでなく、ナトリウムなどの成分も含まれ水のようにすぐに排出されない成分バランスを持っています。
 大量の発汗をした後はハイポトニック飲料が適しているといえます。運動前はアイソトニック、運動中はハイポトニックが適していると考えていいと思います。
 最近お年寄りの熱中症が多いのは、高血圧の予防で減塩が叫ばれているため、体内の浸透圧の調整がうまくいかない事に起因するのではなんて気がしてます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

もう歳だから       中屋の響き:鐘の音  

 「もう歳だから」「若い時は出来たのに」こんなセリフをよく耳にします。何を期待してのセリフなのかよくわかりませんが、自分自身の人生への演出に対するストップ宣言のように思えてしまいます。
 出来たことが出来なくなる認識と出来なかったことが出来るようになる認識、どちらと向き合って過ごすがはそれぞれの選択でしょう。 
 体力、知力、感性が衰えるのは、地球上の全生物の共通事項なわけで、その前提でどうやって充実した人生を送るかを考えるべきでしょう。
 つまり、新たに出来ることを増やす試みから得る喜びを大切にしていくべきではないか、そんな気がします。
 そういう思いもあってレッスンでは、目新しい動きに接して頂いてます。この試みの延長線上には新しい世界があるからです。
 何も考えずに出来てしまう動きで日々過ごすより、少々戸惑うぐらいの動きを課した方が細胞は刺激を受け活性化されるでしょう。
 まだまだ新しい色使いを加えて人生を描き上げていこうとryoさんのブログを読んで感じたのでした。
http://ameblo.jp/yorisoibito/day-20100822.html

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:33 | コメント(3)| トラックバック(0)

ノーグリップノーフォーム

原田武一

歴史から学ぶ

経緯や経過を知らずに本質は語れない
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

中屋の響き 

今持っている力以上のことをするとうまくいかない
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

夏のご挨拶        中屋の響き:鐘の音

 練習と試合では基本的に目的が異なります。練習は、こんな風にできたらいいなあという、自分が打ちたい打ち方やプレースタイルを追求します。
 試合は、日頃の練習で身につけた技術や戦略を実践することを追求します。今持っている力を発揮することを考えるべきです。
 それぞれの目的が逆になってしまうと自分のテニスが育たないばかりか、楽しみも半減するでしょう。
 つまり、試合中に理想の打ち方ばかり追求してもテニスの本質のゲーム性への関わりが薄くなってしまいます。また、練習中に今持っている力を発揮することに気を取られると新しい技術への挑戦や見直しが出来ないまま同じことを繰り返してしまうでしょう。
 スポーツの楽しみ方には、「見て楽しむ」、「やって楽しむ」、この2種類があります。見て他人を評価、分析し、やって自分を評価、分析すること、これらを練習の場と試合の場でいかに楽しめるかです。
 練習の場でどんな自分のテニスを作るか、試合の場でどうやって自分の力が発揮するか。これらのテーマは常に持ち続けて欲しいと思います。
 しかし、練習にしても、試合にしても、楽しいことばかりではないでしょう。泥どろになりながら諦めずに追求する気持ちが必要な時もあるでしょう。
 そんな時、少しずつステップアップして来たことを思い出して下さい。「ここまで来たんだ。もっとやれるはず」と。
 練習で身につけたことが、試合の場で出来た瞬間の喜びは何にも代え難い経験になるはずです。Vfootworkメソッドが皆さんのテニスの追求を少しでも支えられれば幸いです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

指導者のトレーニング   中屋の響き:鐘の音

 連日、猛暑日が続いて、各地で熱中症が続出しているとの報道がなされています。スポーツを楽しみながら心身共にリフレッシュ出来ればいいのですが、この暑さではうっかりすると命に関わる事態になりかねません。
 先日も猛暑のなかグランドで少年野球を何人かのコーチが指導されているところを通り掛かりに見ました。貴重な休みを使って熱心に指導されて本当に大変なことだと思いますが、果たしてこの指導をしている方々はどれほど指導者としてのトレーニングを受けているのだろう。ふと気になりました。
 炎天下での指導は大事故の可能性をはらんでいます。以前より心配していることですが、スポーツの指導者の方々へのトレーニング体制の整備を国は本気で考えなければならないのではと感じています。
 トムラウシ山の事故の記憶は、まだ新しいところです。聞くところによると日本の山岳ガイドのためのトレーニング体制もしっかり確立されているとは言えないとのこと。
 日本のレジャースポーツの指導者に対するトレーニング体制は先進国とは言い難い状態で長年放置されているようです。
 行政の立場からは根本的に所詮遊びだからと軽く見られているきらいがあるように思えてならないのです。きちんとスポーツの指導者に対する資格体制を国が中心になってきちんと確立すべきです。安全管理はもちろんですがスポーツ文化の向上に目を向けて欲しいです。
 近年の山岳事故もガイドの方々の資格体制を背景にした権限に基づく指示があれば避けられたケースもあったのではないでしょうか。
 利用する側とすればどうしようもないことで、何のトレーニングも受けずに無資格で指導をしているコーチの指導をたまたま受けることはよくあることです。通常は問題ないと言えば問題ないのです。
 そんな指導者のもとで大きな事故が起きないことを願うばかりです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

シャドウスイングのすすめ   中屋の響き:鐘の音

ボールを打つだけがテニスのトレーニングではありません。

ボールを打つとコートにボールを入れようとしてしまいます。無意識の悪い癖を直すためにはシャドウスイングが必要です。



 アザレンカ選手のコーチは、アザレンカ選手のフットワークを徹底してチェックしてました。どうのように動かすべきかを一つ一つ繰り返し指示します。
 このようなシャドウスイングでのフットワークトレーニングを意識的に行って、無意識に合理的な動きを自分のものにする手続きは大切です。
 ラリーをしてゲームして、相手のコートに入れることやポイントを取ることに意識を取られると自分の身体の動きに意識を向けるのことが難しくなります。
 実際にゲーム形式でボールを打つことが手っ取り早い様ですが、正しいシャドウスイングを繰り返すことの大切さを認識することも必要です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

バウンスステップ     中屋の響き:鐘の音

レディーステッブからスプリットステップ、これはいつも練習している流れです。
3年前、ビンスが来日して「勝者のフットワーク塾」のクリニックでレッスンをしてくれた時のこと、スプリットステップの説明の後にコート上で何気なくかなり興味深い話を私にしてきました。
 「シン、こういうスプリットステップあるんだ。フェデラーが使っているぞ」と言って、両足を広げてぴょんぴょん跳ねる真似を見せました。
 確かに2回スプリットステップをするようにぴょんぴょんとジャンプしてスタートをする光景はよく目にします。
 その後、確認をしてみるとこれは「バウンスステップ」というもので、相手がネットポジションにいる時、またはファーストサーブもしくは早いセカンドをリターンする時に使うらしいことがわかりました。
 レディーステップからスプリットステップは基本の流れですが、応用のかたちとしてバウンスステップからスプリットステップという流れもあるようです。
 どちらか片方の足に乗ってスプリットステップをするように解説をしてきましたが、ワイドなボールへ瞬時に対応するための準備のステップとして「バウンスステップ」も考える必要がありそうです。
 皆さん、試してみて下さい。




2回目のデュースサイドのリターン時の映像で使い分けていることが確認できます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 08:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

網様体を働かせる     中屋の響き:鐘の音

 学生の頃は覚えることが難しいと思っていました。実は忘れることの方が難しいんですね。
 仕事をしていると毎日楽しいことばかりではないと思います。嫌なことも多いでしょう。一つの小さなことが心に大きく影響して、心を揺さぶる時もあります。
 人の心はもともと不安定なものです。ちょっとしたことで安定を欠いてしまいます。物を右から左へ動かすように心を動かせればいいのですが、なかなか出来ません。
 そこで利用したいのが、脳の中の網様体と言われる神経組織です。脳幹に位置するのですが、基本的には外部からの刺激の量を調整しています。
 ある特定の情報を選択して強調することもできます。例えば、雨が降り出すと、最初は雨音が気になりますが、そのうち気にならなくなります。それは「網様体」が機能しているからです。
 また、人の話しを一生懸命聞かないといけない状態になったとき、その人の話し以外は耳に入ってきても意識には残りません。これも網様体のお陰です。
 この様に網様体は日常では外部からの刺激を調整しているのですが、別にもう一つ大事な機能があるのです。心にあるマイナス要素を消してくれるということです。
 つまり、嫌なことを忘れさせてくれるわけです。何とも有り難い仕事をしてくれる神経組織です。 
 でも、仕事をしてもらうためには自分自身をある状態にしなければなりません。なぜなら基本的に人間は考える事を自分の意思で止めることはできないからです。
 でも、意識をそらしたり、考える事の程度を変えることはできます。この機能を網様体が持っているのです。果たしてどんな時に機能するでしょうか。
 それは何かに没頭することです。没頭して外的な刺激の認識を限りなくゼロに近づけます。完全にゼロにしてしまうと眠ってしまいますが、その一歩手前が網様体が心のマイナス要素を消す仕事をするためには最適な環境です。
 具体的には、映画など芸術的なものに感動した瞬間、好きな趣味に入り込んでいる瞬間です。座禅などは、網様体の働きを期待した一種の宗教行為です。無になると心のマイナス要素が消えます。
 さて、このブログを読んでいる皆さんに最もお勧めしたい方法、もうおわかりですね。テニスに没頭することです。
 勝負がかかると外的刺激が多少生じてしまうので、特に一心に集中して打ち方の練習をしている瞬間が網様体がいい仕事をしてくれるでしょう。そして、いわゆる心のリフレッシュが得られるというわけです。
 心の健康のためにもVfootworkを活用して下さい。いい仕事しますよ。北海道サマーキャンプで、来年もリフレッシュしましょう!

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボレーの基本5ステップ

 DVD教材Vol.5「ボレー編」に収録した内容でレッスンを進めていますが、受講者の方々の反応は上々です。
 グランドストロークと同様にステップワークとスイングワークを整理して解説し、指導しています。
 要はボレーも踏み込むだけではないということです。逆に不用意にステップインすることの障害の方が大きいと言えます。
 踏み込むことで打点を限定しまい、軸と打点との適切な距離が保てないケースは多いです。その結果「ふかす」「およぐ」「つまる」、ボレーでよく見られるミスショットの3大現象が生じます。
 そこで基本5ステップを意識して練習をすることで、踏み込む以外のステップを身体に馴染ませることが出来ます。
 実際は踏み込んでから打球するボレーはほんとんどないのに、「もっと前で!」「踏み込んで!」これでは運動神経のいい人だけが感覚で上手くなるばかりだと思います。 

基本5ステップとは
1.ステップダウンボレー
2.ピボットボレー
3.シフトボレー
4.クロスシフトボレー
5.トランスホップボレー
です。

この5つのステップでボレーをするための練習は、
1.正しいグリップ
2.正しいスイング軌道
3.適切な打点
4.適切な軸の移動
5.適切な姿勢
これらを理解する必要があります。

そのうえで以下応用のステップ
1.アジリティーステップ
2.キャリオカステップ
3.ラテラルホップステップ
を使うとより実戦的なボレーの習得に繋がると思います。

追々、このブログでも説明をしていきます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

誕生日へのメッセージに感謝   中屋の響き:鐘の音

本日、49回目の6月28日を迎えました。

各方面よりメッセージを頂き、この場をかりてお礼を申し上げます。

私の自慢はなんと言っても周りの仲間です。

「世の中は情で動いて縁で成り立っている」と言いますが、昔、経済学で学んだ利他心の大いなる可能性はこの辺りを根拠に考えられそうな気もします。

情に動かされていること、縁に支えられていること。これらを無視して大成した選手はいません。

理論で解決出来ることの限界、自分の力で出来ることの限界、それを知ったうえで理路整然と自分の力で取り組むことを考えたいものです。

50回目の6月28日まで、また、前に進みます。

みなさん、よろしくお願いします。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

技術の美しさ   中屋の響き:鐘の音

「図面を描いて最も美しいと感じる飛行機、それが最も性能の良い飛行機だ」
 これは第2次対戦中、世界をあっと驚かせた戦闘機、零戦、隼、紫電改などを設計した男達の合い言葉です。
 日本の航空技術の水準に脅威を感じたGHQによって敗戦後は徹底的にその研究や教育を禁止されたのでした。そして昭和27年、彼らはやっと研究開発が許され、戦後初めての国産旅客機YS11を設計するに至りました。
 現在でも世界中の空で活躍する息の長い優秀な飛行機が彼らの手によって作られたわけですが、その共通のこだわりが「美しさ」だったという事が興味深いです。
 見た目の美しさという極めて感覚的な要素が、性能を判断する合理的な根拠になりうるのか、やはり疑問です。
 しかし、私自身の感覚の中にも、プレーヤーのフォームを見るとき、私が感じる「美しさ」の基準で善し悪しを判断しているということは否定できません。
 以前、このブログの鈴の音で「テニスは科学であり、芸術でもある」とつぶやいたことがあります。科学的な目を基準するのと、芸術的な目を基準にするのと、両面が必要なのではないかと思っています。
 私が美しいと感じかどうか、それはコーチとしてのセンスなのだと思います。それは科学では整理しきれない部分かもしれません。
 YS11を開発した技術者達も、合理的な理由を求めて突き詰めた結果、自分が感じる美しさが最後に信頼できる基準になるのではと考えたのかも知れません。
 私も最後は自分のセンスが頼りだと思います。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

体現したものしか教えられない

 体現したものを全て教えられるわけではないですが、自分が身を持って体現してないことは教えられません。
 私がレッスンで伝えているこたは、自分の経験をよりわかりやすく一般化したものです。jopを回り市民大会や草トーナメントを繰り返し、
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスは個人スポーツだけど   中屋の響き:鐘の音

 ワールドカップが開幕し、連日報道を賑わせていますね。サッカーはチームスポーツに対して、テニスは個人スポーツと言われます。
 シングルのゲームを見ての意見だと思いますが、シングルスのゲームは1対1のゲームですから、単純に考えれば他人のことを考えずにプレーしていればいいという意見があります。実はシングルスも人の事を考え理解することが必要です。
 というのは、コート上では相手の考えている嫌なことを徹底的にすること、これがゲームに勝つための戦略を築くうえで最も重要なことだからです。
 ですから、人の心がわからない人はテニスは強くなれません。ゲームのなかで相手の嫌がることを察することが大切です。
 何といういやらしいスポーツだと思うかも知れませんが、大抵のスポーツはそういったものです。
 ただ、忘れてはならないことはコートを出たらば相手の嫌がることはしないということです。この事が出来るのも相手の事を考え理解しなければ出来ません。
 コートの中では相手の嫌がることをする。コートを出たら相手の嫌がることはしない。共通することは人の気持ちを理解していないと無理ということです。
 個人スポーツと思われ、自分のことだけ考えていればいいみたいな印象があるかも知れませんが、人の気持ちを理解するってテニスには必要です。
 相手の気持ちを理解したうえで、コート外で相手の嫌がることをする人はたぶんテニスでは幸せになれないでしょう。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

トニーローチの愛弟子     中屋の響き:鐘の音

オーストラリアのビンスバークレーアカデミーからメールが来ました。

全仏オープンではオーストラリアのストーサーが決勝に進みオーストラリアでは大騒ぎだったそうです。

個人的には好きな選手だったので優勝できなかったのは残念でした。ジャパンオープンにも毎年来ているので皆さん要チェックです。

昨年のジャパンオープンも出場していましたが、日本での知名度が今ひとつなため練習コートや試合もかなり客席に余裕のあって、じっくり観察出来ました。みなさん、是非チェックして下さい。

今回の全仏ではオーストラリア勢女子でもう1人注目してました。トニーローチ氏の愛弟子ソフィーファーガソン選手です。

ジュニア時代からトニーと2人3脚で頑張ってきて、今回本戦2回戦までいきました。トニーの喜び様が目に浮かびます。

下世話な話で恐縮ですが、全仏2回戦の賞金はいくらくらいだと思いますか。自動車1台分くらいだそうです。

ビンスバークレーアカデミーでの二人の練習風景を毎日目にしていたので、何だかうれしいです。

彼女のインタビューです。
トニーに君の才能を信じているから自信を持って頑張れと励まされたそうです。




ソフィーとでジャパンオープンで再会記念の写真
http://homepage2.nifty.com/shin-nakaya/syasin06-09-25.htm
このころは勝つことの難しさにもがいてました。


※ビンスバークレーアカデミーへのテニス留学のお問い合わせはこちらまで


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスの好き度       中屋の響き:鐘の音

 前の記事で広瀬コーチのリフティングホールドをお見せしましたが、あの技はまさに彼がテニスをどれだけ好きなのかを表しています。
 広瀬コーチを見ていると、彼ほどテニスが好きな人もいないのではないかと思わされます。とにかくラケットを持ってコートに立っているだけで幸せなんです。
 ところで上達のためには練習の質と量が必要ですね。気の入らない中身のない練習をいくらやってもだめですが、いくら質の良い練習をしてもその質を後押しする量を満たさなければ上達に繋がらないと思います。
 好きなことは誰でも進んでやろうと思うものですが、それでも差があります。いくら好きでもそこまでは、、なんて言われるくらい打ち込んで、自分ほど好きな人はいないだろうと密かに自負している人も多くいるでしょう。
 しかし、上には上がいるのです。かのピカソは生涯で8万点の作品を残したそうです。例えば1日3点を365日描き続けると年に約1000点になります。これを80年続けると8万という数字になります。
 ピカソの生涯は約90年、単純に考えて10歳から描き始めて80年間1日も休まず3点の作品を描くと8万という数字になります。
 天才ピカソは絵を描くことが どれだけ好きだったのか想像出来ますね。好きなことでも続けているといずれ壁に当たります。でも相変わらず好きでいること、これも才能でしょうね。
 努力して好きで居続けているということではないということがポイントです。苦ではないんですね。天才と言われる方々は。
 フェデラーもそうでしょう。身体能力はもちろんですが、プラスどれだけテニスが好きか彼のパフォーマンスには現れているという気がします。 
 広瀬コーチもかなりの域に達している気がします。全日本テニスの好き度選手権で優勝間違いないでしょう。
 そういう私も人の事を言えないことをしてますが。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

後ろ足が主人公       中屋の響き:鐘の音

 スイングをする時、横向きから前向きになる動作は不可欠な要素です。これは当たり前のことなのですが、身体の向きを変えるときに主に意識を据えておくべきは、後ろ足です。
 例えばステップダウンのように踏み込んで打つ場合、前足で身体の動きを制御しようとしてしまいがちです。
 後ろ足に腰の捻り、回転、移動を任せてみて下さい。動作が安定してくるはずです。
 バックフット、トランスホップ、ハイターン、ローターン、様々なフットワークをしっかり稼働させる大切なポイントです。
 セミオープンスタンスは後ろ足の動きを助ける重要な土台というわけです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

プロネーションと内転  中屋の響き:鐘の音

 ここ5年くらいだろうか。テニスの技術解説で回内、回外・外旋、内旋という言葉が、腕の動きの説明する言葉として、頻繁に目にするようになったのは。もともと医学用語としては馴染みがあった言葉みたいです。
 最近、レッスンしていて「手首の内転を使って下さい」と言う私の言葉に反応して、あるコーチが「内転ではなくて、回内ではないですか。内転は・・・・」と丁寧に説明をしてくれました。
 ふむふむ、そう言えば昔、スポーツ医学だのスポーツ生理学だのそんな講習会で、いろいろ丁寧に教わったことを思い出しました。内転という言葉の医学用語としての定義は、確かに自分が伝えようとしている動きとは相違があります。
 随分前ですが、テニスに関する本という本を手当たり次第購入して読みあさった時期がありました。いったい何か正しいと言えるのか、自分が納得出来るものが欲しかったのだと思います。
 その時、まあまあ実際的な解説をしている本には、プロネーションを取り上げ解説しているものもありました。それらの本のプロネーションの訳はというと、手首の内転、肘の内転という表現が一般的でした。
 よくよく手元にある市販されているテニス関連の本を読み返してみると1990年代後半ころから回内、回外・外旋、内旋という言葉が用語として多く使われ始めたようです。
 当初は、認知度の高い「内転」のという単語を使ってプロネーションを説明しようとしたのでしょう。誰でもイメージはしやすいですからね。
 この回内、回外・外旋、内旋という言葉は、馴染みがない分わかりやすい説明には不向きですが、正確な動作の説明には向いているかも知れません。
テニス雑誌でも普通に使われていますが、市民権を得るにはもう少し時間がかかる気もします。ちなみにプロネーションは、簡単にいうと内旋動作と回内動作の組み合わせです。

pronationnaiten

参考までに1995年のある解説書のコピーです。「プロネンション」??



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

無意識から無意識に       中屋の響き:鐘の音

 意識的に練習を繰り返して無意識の世界に持っていくことで技術を自分のものに出来る、レッスンでよくこんなことを言っています。
 これは直接的な会得の道ですが、もう一つ重要な道があります。無意識に練習をして無意識の出来るようにすることです。
 私のボレーのレッスンを受けたことがある方はわかると思いますが、ボレーのインパクトまでとフォロースルーの感覚を分けて練習をしています。
 特にボレーのインパクトまでの練習には、あらゆる感覚を引き出す要素がたくさん含まれています。ですから、繰り返し練習することで、後々知らないうちに習得している事が思った以上にあることがわかってくるはずです。
 はっきり言って直接的な会得の道で得られることより、間接的な会得の道を通じて得られることの方が多いと思っています。
 レッスンのなかでも、これをやってみて下さいとあることをやってもらって、結果的に本人が意識していることとは違うことが身体に自然にしみ込むことが実は主な狙いであったりします。
 知らない間に習得させる方法の一つに、感覚の層を積み重ねていくことがあります。薄い感覚の層ですが、幾重にも幾重にも重ねていくことである感覚が仕上がっていくわけです。意識を幾重にも重ねて仕上げた技術は安定した力になります。
 テニス対して謙虚に献身的に練習しましょう。知らないうち幸せがしみ込んでいるはずです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

外的集中

 意識的に練習を繰り返して無意識の世界に持っていくことで技術を自分のものに出来る、レッスンでよくこんなことを言っています。
 視覚的な情報に集中をすることを外的集中といいます。内的集中客観的に自分のフォームを意識することを的集中といいます。
無意識に無意識の感覚を養う

感覚の層を積み重ねていくこと
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

相手を見切る             中屋の響き:鐘の音

 大きな問題を前にして、ただ漠然とした印象でストレスを受けることはよくあります。
 漠然とした印象が問題をより大きい虚像として捉えてしまう原因です。
 テニスの対戦相手の見掛け、噂、戦績等、漠然とした印象から虚像を作り上げてしまう材料はたくさんあります。
 虚像に怯えた結果、試合開始後、自分のペースを掴めずあっという間にゲームが終わってしまうケースを経験したことはありませんか。
 ゲームは自分でコントロールすることが基本です。ある意味自分勝手な思いこみでもいいと思います。無為無策に相手の反応に合わせるよりましです。
 実行して欲しいことは、相手を見切るということです。例えば対戦相手を見て高い打点が苦手なのではないかと思ったとして、それが現実にそうなのかどうかではなく、それを前提に自分のゲームを組み立ててしまうことです。
 分析が間違っていたとしても、自分の判断でプレーをしたことに意味があるのです。その経験を積み上げることが自分のゲーム脳を育てることに繋がります。
 「見て、分析して、判断して、打つ」この流れはゲームおける大切なポイント毎のルーティーンです。自分で決めたことを実行した結果を後悔する必要はありません。
 後悔すべきは、何となく人に決められたことを実行してしまったことです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

報酬と罰の効果          中屋の響き:鐘の音

 アメリカのある大学の実験で、創造的な作業に対するアメとムチの効果と単純な作業に対するアメとムチの効果を比較するというものがありました。
 いくつかの作業をさせその成績に合わせ報酬を与えるという実験で、自然に考えると報酬に合わせてパフォーマンスも上がるはずです。ところが、作業の種類によっては報酬が期待通りに機能しないケースがあったというのです。
 作業が単純で機械的に出来るものは報酬は期待通りに機能し、報酬が大きいほどパフォーマンスも良くなったのですが、作業が創造的で認知能力が必要なものは、よい大きな報酬はより低い成績をもたらしたのです。
 この実験については文化的なバイアスがあるかもしれないということで、生活水準、地域を変えて実施されましたが、結局、同じ結果が得られたそうです。
 この結果は何を意味しているのでしょうか。実験を行った学者はこう言っています。

 「報酬というのは視野を狭め、心を集中させるものです。報酬が機能する場合が多いのはそのためです。だからこのような狭い視野で目の前にあるゴールをまっすぐ見ていればよい場合には、うまく機能するのです。しかし右脳的でクリエイティブな問題では、そのような見方をしているわけにはいきません。答えが目の前に転がってはいないからです。周りを見回す必要があります。報酬は視野を狭め、私たちの可能性を限定してしまうのです。」

 ルーチン的、ルール適用型、左脳的な仕事、ある種の会計、ある種の財務分析、ある種のプログラミングは、簡単にアウトソースできます。簡単に自動化できます。ソフトウェアのほうが早くできます。重要になるのは、もっと右脳的でクリエイティブな考える能力にはアメとムチとは違う動機付けが必要なのです。
 そして、創造的作業に対する正しい動機付けのキーワードは、自主性、成長、目的だと結論付けています。内的動機付けを利用するというわけです。一方、外的動機付けは報酬と罰で、これは創造的なパフォーマンスにはマイナス要素になる可能性があるということです。
 さて、テニスでの報酬と罰といえば、勝つことと負けることです。単純な練習を何千時間もするための動機付けとしてはこの外的動機付けが機能するでしょう。しかし、創造的な練習をするための動機付けには内的な動機付けの効果を期待すべきでしょう。
 時間の限られた一般のテニス愛好は、いかに内的動機付けを自分に課すかが問題です。勝ちたい負けたくない、この気持ちが返って視野を狭くし、パフォーマンスのレベルを下げているかも知れません。キーワードは自主性、成長、目的です。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:54 | コメント(0)| トラックバック(0)

ドロップショット           中屋の響き:鐘の音

 ボレー編のDVDを制作中ですが、そのボレー編に入れようと思って入れなかった技術があります。ドロップショットです。
 ボレーのドロップショットはレッスンでも、試合でも意外と頻度が高い決めのショットだと思います。
 ところで、ドロップボレーとアングルボレーを混同している人がよくいますが、テニスの技術としては両者は全く別物と考えて練習して下さい。
 ドロップボレーはほとんどボールに回転を与えません。まともにボールをラケット面に受けて、しっかりボールの勢いに負けることが大切です。最高のドロップボレーはほぼノー回転です。ポトンという感じで勢いが完全に殺されているのが理想です。
 アングルボレーは、ネット際に落とすという点ではドロップボレーに似ていますが、角度をつけるためにボールにスピンと掛ける技術を使います。
 つまり、回転を使ってネット際に落とす技術と回転を押さえてネット際に落とす技術とあるわけです。もちろんこの中間もあります。
 それぞれの特性を理解したうえで練習すれば、どんなに速い返球でもネット際に落とせる技術に近づけるでしょう。
ドロップボレーなのか、アングルボレーなのか、区別して練習してみて下さい。

 ちなみに、グランドストロークのドロップショットとボレーのドロップショットも全く別の別物です。この辺は勝者のフットワーク塾のDVD教材でいつか解説してみたいと考えています。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

練習と試合の違い  中屋の響き:鐘の音

 試合と練習は別物と考えるべきと思っています。練習は「自分の理想の打ち方・ゲームにいかに近づくか追求すること」が主です。試合は「自分の今ある力をいかに発揮するかを追求すること」が主です。
 それぞれ主たる心の持ち方が違うのです。つまり、練習で自分の今ある力を発揮していればそれでいいかというと、それでは新たな進歩は得難いでしょう。
 試合で理想の打ち方を追求してばかりなら、勝敗を競う楽しみとは別の方向に行ってしまうでしょう。基本、テニスはゲームですから。
 練習には思い切った変化のチャンスがあります。つまり自分がこんな風に打ちたいと思っているその技術に近づけるための機会に多く巡り会えるということです。
 残念ながら試合におけるポイントのプレッシャー下でのいろいろな試みは難しいでしょう。試合時間で実際に打っている時間は試合時間の15%程度だと言われています。これでは変化のためのチャンスとして少なすぎます。
 はやり、試合では今持っている力を発揮する集中力や相手との駆け引きに重点を置くべきでしょう。今あるもの以上のものを発揮しようとすると空回りしてしまいます。
 こんなボールを打ちたい、こんなプレーをしたい、それは練習で存分に経験しておくべきです。それによって身に付いたもので勝負をするのです。試みのない練習から得るものは少ないです。
 ガルウェイの「インナーテニス」で言うセルフ2を邪魔しないメンタルコントロールは大変、重要な鍵です。しかし、それは試合の場面で使えばより効果があることではないかと思っています。
 メンタルトレーニングも、練習で心がけることと試合で心がけることは違うはずです。練習も試合も何も考えずに自分が打ちたいように打てば自然にいいプレーが出来るという考えは少々乱暴な気がします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

変化のための勇気    中屋の響き:鐘の音

 Vfootworkを実践した塾生の方々から最近、うれしい知らせが相次いでいます。スクール主催のトーナメントで優勝、区民大会で準優勝、県の年齢別トーナメントで優勝など、テニス屋の看板を掲げて仕事をしておりますが心を満たされますね。
 もちろん、勝つことだけが目的とは思ってはいませんが、一つの大きな上達の目安であることは間違いないです。技術の上達を実感して、それを試合で試し、結果として勝利というかたちの評価を得るというのはこの上ないプロセスです。
 以前持ってなかった技術を持って勝利することは最高ですが、勝利しなくても、出来なかったことが出来る様になる経験は人生を幸せにします。知らなかったことを知る経験、わからなかったことがわかるようになる経験は脳を活性化して、精神をリフレッシュしてくれます。その心の余裕がいろいろな恵みをもたらせてくれるのです。
 ところが、出来なかったことが出来るようになる時、知らなかったことを知る時、わからなかったことがわかるようになる時というのは、往々にして出来ない事、知らない事、わからない事を他人や自分自身の前にさらけ出さなければならない場面があります。
 そこを通過するのは誰しも躊躇するものです。それらの場面はなるべくならば見せたくないし、見たくない、やはり避けたい気持ちになります。なぜなら、心に余分なストレスが生じるからです。だから、変化には勇気が必要なのです。変なプライドが変化を邪魔するのです。
 出来ないことに出会った時の全ての機会にチャレンジしろとは言いません。ただ自己実現のために必要だと思ったら勇気を持ってチャレンジして変化すべきだと思います。私が提唱しているメソッドはある変化のプロセスが経なければなりません。間違いない道だという自信はありますが、もしかしたらある意味小さな勇気が要るかも知れません。
 見事な試合結果を報告して頂いた方々のチャレンジしてきた姿勢とその勇気に心より敬意を表したいと思います。そして、Vfootworkの普及によって更に多くの方を幸せに出来る日を夢見ています。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ナダルのリターンポジション  中屋の響き:鐘の音

これはナダルのリターンのポジションです。

どうですか。

ベースラインからサービスエンドラインまでは約5.5mですが、それから推測するに。その4分の3くらいの距離でしょうか。

するとベースラインから約4mです。

nadalreturnposition



ちなみにフェデラーはこちらです。

federerreturnposition

この違い、面白いですね。どちらが正しいということではありません。これが個性なのですね。
どちらのポジションも一長一短はあります。

指導者として個性を伸ばすことが大切だと思っています。指導者としてありがちな間違いに、粘りが信条のプレーヤーには「チャンスボールはしっかり決めなきゃ駄目だよ」と言い、攻撃的なプレーヤーには「決めようとせず、粘らなくちゃ駄目だよ」と言ってしまうケースがよくあります。

負けた選手へのアドバイスをする時、ただ単に表面に目立つその人のプレースタイルを指摘するというのは、本質的な解決にならない気がします。

このナダルの様なポジションの選手が負けた時、「あんなに下がったらワイドなボールが取れないよ」というアドバイスを受けるかも知れないです。

多くのプレーを見て、プレースタイルの可能性を知ることはコーチとして必要だと思います。オーストラリアにいたとき、たくさんのトーナメントの引率をして、世界のジュニアのプレーを山ほど見ました。

また、シドニーオープンでも1日中、プロの選手のゲームや練習を朝から晩まで飽きるほど見ました。これが私の財産です。テニスをプレーとして使える個性、使えない個性を見極める目をこれからも大切にしたいと思います。

コーチの狭い見識で選手の個性を潰してしまうのはもったいないことです。

ナダルのポジションは私の経験からして個性としてありじゃないですか。

このポジションの長所を生かすフットワークは何なのか、それを磨くことを考えればよいと思うのです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

中屋の響き コーチャーズカンファレンス2

 研修会2日目の内容は、講演2つと岩淵選手と森上選手の「理想の指導者像」という題のパネルディスカッション、そしてその後はオンコートで村上武資コーチがダブルスの戦略についての講義もあり、盛りだくさんの内容でどれも面白い内容でした。

 この日特に印象に残ったのは森上さんの独特な選手時代の姿勢でした。とにかく球出しからの基本練習が嫌い、走るトレーニングが嫌い、要するに単調な練習は嫌いだったそうです。

 ある日、コーチが「やる気が出ないなら、帰っていいよ」と単調な練習に気が乗らない森上さんに声を掛けました。すると森上さんはそのままそれを受けて帰ってしまったとのこと。

 私もこんな選手をコーチをしたことがあります。こういう選手はとにかく感覚でプレーをしているパターンが多いです。物事の組み立て方が直接的で土台から順にプロセスを経て作り上げていくより、具体的なイメージを直接作り上げていくタイプだと思います。

 参加者から意見というか要望がだされました。もっと日本のトッププロがテニス普及のために全国を回ってコーチをして欲しいみたいな意見でした。それに対して。

「私は感覚でプレーをしてきたので、その感覚を説明して伝えることが出来ないから、指導者向きではないと思います。だから別の角度からテニス普及に貢献したい。」と答えいていました。

 やはり、感覚派タイプでした。単調な練習の延長戦上にあるものを想像するのが苦手で、とにかくポイント練習、練習のバリエーションを求め、特に感覚への刺激を求める傾向があるという印象です。一見、この傾向を見てわがままと取られがちなのでコーチから誤解を受けやすいです。それで日本ではこの類の選手は潰されてしまうケースが多いと思います。
 
 それで、よくやっていけたなあと思って経歴を見ると、案の定高校時代はアメリカで過ごされたそうです。森上さんの才能が発揮できる環境だったのはないでしょうか。選手時代も最後の10年間は外国人コーチがついていたようです。

 森上さんと言えば、2007年のウィンブルドンの3回戦でビーナスからサービイングフォーザマッチの5-3とゲームを取りながら、惜しくも7-5で敗退してしまったことが記憶に新しいです。その時を思い出して「あの試合で勝っていれば私の人生は変わっていたかも」と話されていました。確かにそうですね。
 
 もしかして、感覚だけでなく、意識下で感覚をコントロールするセオリーを持っていたら、あるいは流れが変わった時に感覚以外の先を見越した見方を持てれば違った展開も、、、
 
 激しい練習を乗り越えてきた選手ですから、我慢がないとは言いませんが、日ごろ、個性と基本などと言っているので、やはりバランスについて考えてしまいます。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

中屋の響き チルデン著「ベターテニス」  

「ベター・テニス」という本を1年前にメールマガジンで探していると告知したところ、親切な方が送ってくれました。
 この本の著者は、1920年から6年間、デビスカップで負けなし、10年間全米ランキング1位であり続けたスーパースター、ビル・チルデンです。今でも最強ではないかと言われている選手です。
 「ベター・テニス」は彼の半世紀に渡る彼のテニス人生の集大成で、本の中にはテニスに本気で向き合い続け、その結果感じ得たチルデンの貴重な金言が溢れている名著です。このブログでも、「鈴の音」でいくつか紹介したことがあります。

一部を紹介します。
「テニスを行っている大多数の者が、短期間に技術を覚えなければ努力のしがいがないと感じているように思える。私はテニスを習得するのに、決して近道はないと断言できる。テニスのごく基本的な技術を、ゆっくりと確実に練習続けるプレーヤーはしまいには良い結果を得ると思う。―中略― 初めの数週間に正しいストロークの土台を築くならば、最後には数年間の努力を節約することになろう。」

 テニスの選手としてビッグプレーヤーだっただけでなく、文才にも長けていて、彼の言葉の一つ一つが色あせず心に響いてくるので読み応えがあり、繰り返し読んでしまいます。テニスの上達には、近道はありませんが遠回りをしないための心構えはあると思います。

「賢明なプレーヤーは、過去のすぐれたプレーヤーのスタイルや方法を出来るだけ身につけ、それと同時に現代のプレーヤーが演じるどんな些細なことも学ぶべきである。―中略― 最近の少年プレーヤーは何も知らないし、そのことについて考えることは馬鹿げていると思っている。もしもこのような考え方が、文化とか教育とか芸術の世界で流行するとしたら、いったいどんなことになるだろう。運動の分野で価値ある財産をかえりみないのはなぜだろう」

 熊谷一弥や原田武一のことを知らないテニスコーチに出会うとがっかりします。技術の変遷を知ることなく、目の前にある技術をつまみ食いするがごとく知識を得ることが本質を理解したといえるのか疑問です。
 フェデラーは還暦を超えるトニーローチにコーチを頼みました。フェデラーは変わらず脈々と流れるテニスの源泉に触れたかったのかも知れません。トニーの持っている道義的、技術的背景は過去に何人ものチャンピオンを育てています。

 この他、技術解説、戦略解説でも興味深い記述がたくさんあります。ネットプレーでの記述です。
「常に身体はストレートショットを防ぐ位置に構え、心は中央のクロスコートに構え、そして非常な鋭角の3分の1に対しては気に掛ける必要はない」


 この「ベター・テニス」を翻訳したのが福田雅之助です。彼は日本にイースタングリップを紹介し、硬式テニスはイースタングリップでプレーすべきという考えを全国的に広めた方です。魅力ある文体から想像するにさぞかし弁舌も秀でた方だったのではないでしょうか。イースタングリップが一気に日本中に普及したことも頷けます。

 現在、絶版でなかなか手に入れることは出来ない本かも知れませんが、ご一読を勧めます。

*大阪のMさん、申し訳ありません。もう少しの間お借りします

bettertennis

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:24 | コメント(1)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  団扇とトンカチ

 手首を使った振るという動作をわかりやすく分けるとトンカチを振る振りと団扇を振る振りに分けられます。どうもグリップの厚い人のサーブはトンカチの振りだけでサーブを打っているようです。
 団扇で自分に風を送る時の振りは、厚いグリップでは難しいと思います。この動きを回内とか回外とかいいます。これはどうでもいいのですが、この振りの感覚はとても大切です。特にサーブで使うのがこの振りの前半です。
 この団扇の振りの前半と後半では、どちらが力が入りますか。前半ではないでしょうか。後半はほとんど前半の振りの惰性で動いている感じです。この辺を感じることがサーブが押さえつけるようなスイングにならないためのポイントです。
 団扇の振りでインパクトをするわけですが、実はその直前までトンカチの振りを使っています。これはスノボー、ハーフパイプのダブルマックツイストではないですが、縦回転横回転をミックスした世界の話になります。
 トンカチの振りで小指から近づいて、団扇の振りになって親指が前に出てインパクトをします。もちろん、コンチネンタルグリップが前提です。団扇で扇ぎやすい持ち方がコンチネンタルグリップに近いです。
 この文章を書いていて気がつきましたが、団扇と扇子とでは振るときの持ち方が違いますね。団扇は柄がありますが、扇子は柄がないため親指と人差し指で挟んで持つ持ち方をしません。
 ですから、ここでは団扇の振りをイメージして下さい。
 


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:46 | コメント(3)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  勝敗という結果

オリンピックで連日熱戦が繰り広げられていますが、各選手の競技ははっきり勝敗として結果に表れます。
 結果に対する評価は、金メダルで満足する人、メダルがもらえて満足な人、6位入賞あるいは予選突破で満足な人それぞれですね。
 誰でも負ければ悔しいわけで、でも1番にならない限りどこかで必ず負けるわけで、それをどう評価するかです。
 評価には勝敗に焦点を置くパターンと勝敗に関わらずどんなことが出来たかに焦点を置くパターンとあります。どちらの考えを取るか議論が分かれるところです。
 ただ勝てばいいかと聞かれれば、勝ちゃいいってもんじゃないでしょとなり、負けてばかりだと勝たなきゃだめだということになるでしょう。
 問題はいくらいい内容のプレーをしても勝つとは限らないというところにあるのだと思います。100回いい内容のプレーを続けても100回負けたら、いい内容とは思わなくなるでしょう。自信もなくなります。
 ここが分かれ目で、この時に将来について深い不安感という霧の向こうを更に見続け、チャレンジを続けることが出来るかどうか、勝敗を超えた自己実現の世界がそこにあります。
 何の保証もないことにがむしゃらにチャレンジした人が成功した時に人間って心を動かされ感動を覚えるのではないでしょうか。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  手首のかたち

 ボレーの説明をする時に、まずコンチネンタルグリップの話をします。一昔前、いや今でもそうかも知れませんがボレーを指導するときにフォアハンドとバックハンドで握り変えるよう指導するコーチもいます。
 私の場合はワングリップを勧めてします。つまりフォアバック握り変えないボレーです。
 全く握り変えないでボレーをするために知っておかなければならないのが、手首のかたちです。これにはフォアのかたちとバックのかたちがあります。
 フォアのかたちでバックボレーを打とうとすると打てません。逆も同じです。バックのかたちでフォアボレーを打とうとしても打てません。
 ここで言いたいことはフォアボレーをする時に、手首をフォアのかたちに維持して欲しいのですが、ある一つのかたちに固定するということではないのです。
 フォアのかたちと思われる範囲内で動くことはあるので、そこは注意したいとことです。がっちり手首をロックしてしまってはボールを受け止める余地がなくなってしまいます。
 「フォアのかたちを維持して下さい」と言うと「固定するんですか」と聞く人が多いです。固定してはいけません。
 ちなみに手首のかたちだけでなく、肩のかたちもフォアのかたちとバックのかたちがあります。この話はまたこの次にしましょう。


 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 反発係数

 あまり人様のブログを拝見する機会はないのですが、昨日たまたま興味深いブログに出会いました。
http://matsubara-y.blog.tennis365.net/archives/article/238269.html
 「ある一定以上のスイングスピードになるとコントロールが安定します」と日頃お伝えしています。これは私の感覚的なところから来る言葉だったのですが、このブログで取り上げている反発係数の話でその仕組みがわかったような気がします。
 スイングスピードが速くなると反発係数がゼロに近くなるという主旨の話で、つまりほとんどストリングではじいている感じではなくまとわりつくボールをねじ伏せている感じになるというのです。
 ある時期からサーブが板で打っているような感覚になったのを覚えています。フォアハンドについても同じです。
 もしかしたら反発係数がゼロに近くなることがコントロールを安定させることに繋がっているのでは。
 つい最近、今は懐かしいウッドのラケットでフラットサーブを打ってみたことがあります。スイングスピードを上げるとやはり同じように板で打ったような感覚に近くなります。
 スイング速度と反発係数の関係についてのこの話、どこかで実証された話なのだろうか。気になります。
 スイング幅に関わらず打球時のヘッドスピードを上げることでボールが安定するという考えが何となく整理出来ました。

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以下抜粋
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反発係数というのはラケット面に衝突したボールがどれだけの勢いで跳ね返るかということ。
たとえば止まったラケットにボールが当たり100%同じスピードで跳ね返っていったら、反発係数が1ということになる。
当たったとたんに止まっちゃったら、反発係数はゼロということになる。
   (こんなことは覚えなくていいですよ)
実はラケットとボールの衝突速度が低いときは反発係数は1に近くほとんど同じスピードで跳ね返るのだが速度が上がるにつれて反発しなくなって行き衝突速度が100km/hに近づくと反発係数はゼロに近くなってしまうという現象がある。

この状態になるとどんなラケットを使っても打つスピードは同じということになる私が石器時代に使っていた石のラケットでもボルグ愛用の木のラケットでも現代のカーボンファイバーのラケットでもスウィングスピードが同じなら打球速度はほぼ同じになるのだ。
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:30 | コメント(2)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 個性と基本

 個性と基本の両面から技術を作ることの重要性を今まで説明してきました。確かに元々ある能力として個性、またある動きを実現するために必要とされる要素として基本があります。
 どの要素を基本と考えるかこれは非常に難しい問題です。過去に基本であると考えられていたことが、時代の変遷と共に変化しています。
 その時代の最高のプレーヤーをサンプルに基本の要素は割り出されるようです。ここで注意をしなければならないのが、そのサンプにしたプレーヤーのどこを個性として、どこが基本として注目すべきなのかということです。
 日本人で成功しているアスリートでまず例としてあげられるのが、イチローです。イチローの考え方、トレーニング方法、使っている道具、生活習慣、もちろん技術、全てが模範的な材料として取り上げられます。
 当然、イチローにも個性があるわけです。テニスで言えばフェデラーだったりします。彼のどこを基本として考えて自分のプレーに取り入れるか、道具の進化を考慮に入れつつ時代を問わずいいプレーヤーの共通項は何なのか、この点に個人的は注目したいと思っています。
 フェデラーの個性を真似て自分のプレーに取り入れることが悪いわけではありませんが、基本と位置づけていいかは別の問題です。
 フットワークの基本をレッスンしていますが、ある程度言いプレーヤーの技術を一般化して整理して伝えたいそう思いながらレッスンしてます。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 帰国しまいた

 メルボルンに21日から滞在し、24日にシドニーへ移動、そして27日の夜の便で日本へ帰国、約1週間のオーストラリアツアーでした。
 テニスコーチとして何を伝えるべきか、4年ぶりのオーストラリアがしっかり教えてくれました。
 テニスが出来る幸せ、テニスからもらう幸せ、どんなに豊かでも、どんなに地位や名誉があっても、幸せは1人では完成しません。
 仲間と一緒に幸せを感じること、このすばらしさをこれからも伝えたいと思います。
 オーストラリアでたくさんの懐かしい仲間に再会して、たくさんの幸せな時間を共有しました。幸せって共有するものなんでしょうね。
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Shige,Shin,Tomの3人で全豪メインドームの前で記念写真

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  テニスコーチとして

 テニスのゲームに負けると相手が何だか偉く見えてしまうものです。相手はボール遊びのゲームで多めにポイントを取っただけなのに。なぜですかね。
 勝った方も何だか相手より偉くなった気分になるもので、それで偉そうにこうやって打てばいいんだよなんてアドバイスしたりして。言われた相手も全く逆らえない状況になります。
 テニスコーチとの関係ってこんな感じで成立していることがよくあります。どんなに社会的地位の高い人でもラケットを持ってコートに立ったら同じです。
 テニスコーチのなかには、終始、アクロバティックなプレーでコート上の生徒を翻弄して、どう俺って上手いでしょみたいなアピールに夢中で生徒を上達させることを忘れてしまっている人もたまに見掛けます。この格好良さに惹かれる方も多いでしょう。
 スキー場のコーチに憧れてデートの約束して街で会って、がっかりという話はよく聞きますが、テニスコーチはどうでしょう。格好はともかく人としてがっがりされたくないですね。
 私が以前、高校の教員だったころ、肩書きがなくても信頼を寄せてもらえるようになりなさいと先輩教員に言われました。
 コートを出てテニスコーチという肩書きから離れた時でも、1人の人間としてがっかりさせない程度の人となりを備えていたいものです。
 テニス屋として多少テニスが出来ることは当たり前として、人としての自分を磨くことは忘れてはいけないと思っています。
 
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  やる気とは

 今、レッスンをしているジュニアにこんな話をしました。「やる気」とは一体どういうことか。「やる気がある人、手を挙げて」全員でした。
 それで私のやる気についての定義を示しました。次の3つの条件を満たすことです。
 第1に今の自分より上を目指すこと。今出来ることにしがみついていてはやる気があるとは言えません。
 第2に継続すること。今日はやる気がありますなんて言うのは、やる気分があるだけでやる気があるとは言えません。
 第3に独自の方法で努力すること。必死になって人のノートを写したり、人の後ろにくっついて歩いているようではやる気があるとは言えないと思います。
 こんな話をして練習をしました。少しやる気のある練習に近づけたようです。今日で終わっては元も子もありませんが。
 そして、最後にもう一言「1人になった時に何をするかで差がつくから、1人になった時にやる気を持って何かをすることが成功する秘訣だよ」と付け加えました。
 頷いてる1人1人の顔、響いたかなあ。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ブレーキング

 Vol.4「ワイドなボールをしっかり打ち返す」のDVD教材で取り上げようとして削除した内容もあります。
その1つがブレーキングです。
 クレーコートやオムニコートではワイドなボールを打つ時にスライディングしますが、これもスライディングの状況に応じてブレーキの種類が分けられます。
 1つはシューズの内側を擦って止まる方法、インサイドドラッグといいます。2:10付近の松田コーチのブレーキングに注目して下さい。これは打つ前、つまり止まってから打つ時に使います。
 ちなみにもう1つはシューズのつま先を擦って止まる方法、足の甲を地面に向けてつま先でブレーキをかけるトードラッグ、打った後に止まる時に使います。



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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  試合と練習

 練習というものは、当然試合を目的にしています。テニスとはゲームであり勝敗を競うスポーツである以上、例えコート上でのラリーがいかにうまく出来るようになったとしてもテニスが上達したとは言い切れない部分が残ります。
 かと言って、個人的には、勝てばいいみたいな立場には立ちたくないと思っています。将来の大きな勝利というか、高いステージを見据えた戦い方をベースにしたゲームへの取り組みを指示したいです。
 そう考えてそれを前提に練習をすると、こんな打ち方をしたい、こんなテニスをしたいという考え方が重要になってきます。それを達成するために日々の練習をすることになるのです。ですから、勝ち方についてもある志向が形成されるはずです。
 しかし、実際の試合でその志向に拘り過ぎるとなかなか勝てないというのが現実です。つまり、ポイントの取り合いというものは、不確実なせめぎ合いの連続でその形態は想像の域を遥かに超えているということです。
 そこで、私が言いたいことは、練習と試合は全く別物だと考えるべきではないかということです。練習は、こうなりたいということを追及しればいいし、それに対して試合はその練習によって身に付いた事をひたすら引き出すことを心がけることが重要で、そのうえに立っていかにゲームを組み立てるかを考え、独自の戦略を駆使して全力で戦うことが大切です。
 練習で自分の身体に沁み込んだものを試合の場で如何に自由に解き放つかが重要で、そのためにも戦略を着実に実行に移すことに神経を集中すべきです。それが自分を信じるということなのだと思います。勝負は最終的には泥だらけになり、そこで意識的に準備したものが無意識に作用する場面が展開するわけです。
 試合という現実を睨みながら、自分がこうなりたいというビジョンは持ち続けて欲しいと思います。
今年もよろしくお願いします。  

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  変化

 一年間、ご愛読ありがとうございました。今日、たまたまこのブログのアクセス数はどれくらいなのだろうと思いアクセスログを見てみました。
 なんと驚きの数字がそこに。有難いことです。1年前とは桁が違う数字でした。それでテニス365のブログランキングも見てみました。なんと54位。これにも驚かされました。昨年はトップ100にも全くかすってもいなかったので、いつまにこんなところまで来たのか、不思議なものです。
 皆さんは去年の今頃と今の自分を比べてみてどうですか。日々の成果はなかなか実感できませんが、1年、あるいはそれ以上の期間で自分を見直してみると変化がわかりやすいと思います。
 例えば10年前の自分と比較してみて下さい。そのときの自分は今の自分を想像できてましたか。なかなか難しいですよね。
 でも、思ったことは10年続けないと真価がわからいと思っています。なりたい自分を思いながら10年続けてみて下さい。きっといい結果が得られます。
 来年はテニス以外のことにも触れてみたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き テニスの心得を活用

 平野先生のテニスと温泉を満喫してきました。平野先生の考え方を集約したキーワードは3つ、「ゆる・腹・軸」です。
 「ゆる」は動きの拠り所である「軸」を生かすためのものです。ですから身体を「ゆる」めないと「軸」が意識出来ません。
 そして、その両方に共通する大切なこと、呼吸法で作られる「腹」があります。「腹」を据える、「腹」を決める,こんなことです。
 これらはテニスだけに通用するキーワードではなく、日頃から心得ておきたい内容です。
 表向きだけ、決まっているように肩肘張って見せ掛けて、でも軸はぶれ、腹も決まらないなんて一番良くないですね。
 何でもかんでも杓子定規に考えようとせず、軟らかく心をゆるめて見ること、そうすることで自分の大切な軸が生きてきます。
 そして、呼吸を整えて腹(肝)を据えて事に当たることを心掛けましょう。

勝者のフットワーク塾  中屋
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 感覚を積み上げる

 ワンデーレッスンのボレー編が先週行われました。そのなかでボレーの動きに必要な要素を体験してもらいました。
 インパクトまでの要素、ホロースルーを含めた要素、それとフットワークを合わせての練習は、参加者の方は始めての体験だったと思います。
 ボレーはグランドストロークに比べ動きがシンプルです。何となく出来てしまう反面、大きな間違えが表に出にくい感じがします。
 その意味で今回のレッスンでは自分のボレーの感覚との差を感じて頂いたと思います。感覚を体験することは大切なことです。
 自分のテニスを育てるのに全てを意識的に、意図的に育てることは出来ません。ある意味感覚の積み重ねで作られていく部分が多いと思っています。
 その場でかたちとして変化を実感された方もおられたと思いますが、表に出ない劇的な変化を感じられた方も多かったのではないでしょうか。アンケートの内容にも、新しい感覚の体験への喜びがたくさん綴られていました。
 私のレッスンの大きな目的の1つは、感覚の積み重ねです。技術については、やはりバランスを追求したいのです。そのためには偏った感覚の経験だけでテニスを育てて欲しくないと思っています。
 技術を司るコアな部分にバランス感覚が必要なのです。戦いを引っ張るのは個性ですが、支えるのはバランス感覚です。

勝者のフットワーク塾 中屋

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾  基本5ステップ

12月度ワンデーレッスン「ボレー編」では、ボレーのフットワーク「基本5ステップ」紹介しました。

①ステップダウンボレー
②ピボットボレー
③シフトボレー
④クロスシフトボレー
⑤トランスホップボレー
以上のステップはボレーをする上で基本として押さえておかなければならないステップです。

グランドストローク同様にただ踏み込むだけではないということです。

12月ワンデーレッスン 資料より

勝者のフットワーク塾 中屋
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:43 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

 今、ある高校のテニス部の練習を、月に数回ですがみています。今日も行ってきました。いつも彼らの熱いエネルギーに圧倒されそうになります。
 練習中、「やべぇ、何か楽しい」なんて声が聞こえてきます。普段は自分たちで練習をしていて、なかなか指導を受ける機会の少ない生徒たちなので、教わることが楽しくて仕方ないといった感じです。
 技術練習からゲーム形式のドリル練習までいつも通りレッスンを進めて、その流れのなかでみる彼らのよろこび様は何とも言えません。
 私のレッスンを4時間、5時間受けて、あっという間だったという感想をよく頂きます。私が心掛けているポイントの1つにレッスンのテンポがあります。間延びしたレッスンは集中力を欠いてしまいます。人間、楽しいと思った時が一番伸びる時です。
 「あーあ、こんなことやらされちゃってよ。まいったな」なんて思っていたら、例え練習目的がどんなにすばらしいものだとしても、その人にとってはただ疲れるだけで何も残らないでしょう。
 私は、オーストラリアのビンスのアカデミーでコーチをしていたころ、「常にアトラクティブなレッスンをしなさい」と言われ続けていました。参加している人達が引き込まれるようなレッスンをするように言われていました。本当に大切なことを学んだと思います。
 ゲーム形式のドリルをやったとして、そのなかに生徒の気持ちが入り込んでいるかどうか大事なポイントです。伊達選手や杉山選手の共通点は、どんな遊びでもそのゲームのなかにどっぷり入り込んでしまうということです。楽しいそうだから一生懸命やるではなく、一生懸命やったから楽しいという順番だと思います。
 残念ながら今教えている高校生は、楽しそうだから一生懸命やってみて、結果、楽しかったという感じです。ゲームへの近づき方が恐る恐るみたいに感じます。
 例えば、ドリルのルール的なことを説明して「よしさあ、やってみよう」と言うと、こんな時は?、こんな場合は?こうなったら?とにかくたくさんの質問が出てきます。
それで、隅々までルールを把握して安心しないと始まりません。
 結局「基本的には遊びなんだら、とにかくやってみようよ」と始めてしまいます。そのゲームのなかで混乱したっていいのです。それも練習です。混乱した時に整理出来る力が必要なのですから。  
 「テニスのゲームは緊急事態の連続だ」と言った人がいました。正にそうだと思います。日本人は混乱とか、乱れることを嫌いますが、ガラガラッポンで出てきたものを整理する力が本来大事なのかも知れません。
 まず、やってみて入り込んで、そのなかでゲームのセンスが養われるものだと思います。フォーメーションのパターン練習ももちろん必要ですが、勝負の綾やゲーム感は混乱した時にいかに対応するか、鍵はそんなところにある気がします。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 努力の等価交換

 レッスンをしていると「何でこんなことするの」という感じの反応をされる方もいます。大抵私が指示した内容のことが出来なくて悩んでいる方です。
 恐らく頭の中で疑問が湧いてきて「そもそも私は何でこんなことやらされているのだろう」なんて思うのだと思います。
 そこで、だいたいこんな目的でやっていますと説明をしてほとんどの場合納得をしてくれますが、そのまま集中力を欠いてしまう人もいます。
 そこで言いたいのは、練習というものは全てが等価交換ではないということです。つまり、やっただけの分、必ず何かのかたちで得ようと考えるのはちょっと違うかなと思うのです。
 その時やっただけの分を得られない時もあります。その時はまだ価値がないというか、まだ価値が生じないものもあるからです。
 時間が経ってから、価値が認識されるものもあるので、もしその時にしか価値を認識出来ないものだけを選んで練習した場合、未来の自分を支える材料がなくなるでしょう。それでかえって遠回りすることになります。
 「先生、何で俺たち毎日学校来なければならないの?」と聞いてきた生徒がいました。たぶん、来ても意味のない日があると思っていたのでしょうね。簡単に言うと無駄なことはしたくないということですよね。まだまだ人生これからという彼らは努力の等価交換を主張すべきではないと思いました。打算は志しを低くしてしまうものです。
 テニスでも本当に上達したいと思ったら、努力の時系列に関係なく上達のための材料を身につけておくべきだと思います。無駄ではなかったと思うのは時間が経ってからですから。
 コーチを信頼出来なければ無理な話かも知れませんが、、
 

勝者のフットワーク塾  中屋
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 努力の等価交換

 レッスンをしていると「何でこんなことするの」という感じの反応をされる方もいます。大抵私が指示した内容のことが出来なくて悩んでいる方です。
 恐らく頭の中で疑問が湧いてきて「そもそも私は何でこんなことやらされているのだろう」なんて思うのだと思います。
 そこで、だいたいこんな目的でやっていますと説明をしてほとんどの場合納得をしてくれますが、そのまま集中力を欠いてしまう人もいます。
 そこで言いたいのは、練習というものは全てが等価交換ではないということです。つまり、やっただけの分、必ず何かのかたちで得ようと考えるのはちょっと違うかなと思うのです。
 その時やっただけの分を得られない時もあります。その時はまだ価値がないというか、まだ価値が生じないものもあるからです。
 時間が経ってから、価値が認識されるものもあるので、もしその時にしか価値を認識出来ないものだけを選んで練習した場合、未来の自分を支える材料がなくなるでしょう。それでかえって遠回りすることになります。
 「先生、何で俺たち毎日学校来なければならないの?」と聞いてきた生徒がいました。たぶん、来ても意味のない日があると思っていたのでしょうね。簡単に言うと無駄なことはしたくないということですよね。まだまだ人生これからという彼らは努力の等価交換を主張すべきではないと思いました。打算は志しを低くしてしまうものです。
 テニスでも本当に上達したいと思ったら、努力の時系列に関係なく上達のための材料を身につけておくべきだと思います。無駄ではなかったと思うのは時間が経ってからですから。
 コーチを信頼出来なければ無理な話かも知れませんが、、
 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース4

 ヨネックスレディース観戦記、第4回です。
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
 何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
 恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
 しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
 想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
 サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
 決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
 ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
 多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
 このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
 その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
 この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
 心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
 出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
 何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、 

勝者のフットワーク塾 中屋
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース4

 ヨネックスレディース観戦記、第4回です。
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
 何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
 恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
 しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
 想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
 サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
 決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
 ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
 多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
 このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
 その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
 この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
 心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
 出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
 何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、 

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:33 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース3

 ヨネックスレディース観戦記、第3弾です。今回はボレーヤーのポジションについてです。
 この大会にかかわらず女子の試合で多いのがいわゆる縦ロブです。本当に多いです。多いペアはリターンの半分以上を前衛の頭を抜く縦ロブを打っていました。当然、ロブが抜けた後は前に詰めてボレーで勝負ですね。
 見ていてもどかしいのは縦ロブを上げまくっている相手に前衛がポジションを全く変えようとしないことです。言うなれば上げられっぱなしです。
 では、どうすればいいのか。前衛は相手にわかるようにポジションを下げロブを打たせないぞというアピールをすべきです。これはサービスラインくらいまで下がってもいいです。
 そこで相手が足元を狙って打てるだけの技量を持っているか測り、もしその技術があるとわかったら、そこから次の駆け引きが始まります。駆け引きのきっかけを作ることがゲームをコントロールすることに繋がります。
 つまり、相手に考えさせることがメンタルを揺さぶるコツでもあります。相手に何も考えさせず、やりたいようにさせないための独自の戦略をなるべく多く用意しておくことが必要です。
 そのために日ごろのゲームでいろいろ試し、戦略を蓄えることが大事でしょう。日ごろのゲームを勝った負けただけで終わらせるのはもったいないですね。新しい技術を身に付けたらそれを使った戦略を持つこと、それでいろいろな勝ち方が見えるはずです。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース3

 ヨネックスレディース観戦記、第3弾です。今回はボレーヤーのポジションについてです。
 この大会にかかわらず女子の試合で多いのがいわゆる縦ロブです。本当に多いです。多いペアはリターンの半分以上を前衛の頭を抜く縦ロブを打っていました。当然、ロブが抜けた後は前に詰めてボレーで勝負ですね。
 見ていてもどかしいのは縦ロブを上げまくっている相手に前衛がポジションを全く変えようとしないことです。言うなれば上げられっぱなしです。
 では、どうすればいいのか。前衛は相手にわかるようにポジションを下げロブを打たせないぞというアピールをすべきです。これはサービスラインくらいまで下がってもいいです。
 そこで相手が足元を狙って打てるだけの技量を持っているか測り、もしその技術があるとわかったら、そこから次の駆け引きが始まります。駆け引きのきっかけを作ることがゲームをコントロールすることに繋がります。
 つまり、相手に考えさせることがメンタルを揺さぶるコツでもあります。相手に何も考えさせず、やりたいようにさせないための独自の戦略をなるべく多く用意しておくことが必要です。
 そのために日ごろのゲームでいろいろ試し、戦略を蓄えることが大事でしょう。日ごろのゲームを勝った負けただけで終わらせるのはもったいないですね。新しい技術を身に付けたらそれを使った戦略を持つこと、それでいろいろな勝ち方が見えるはずです。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース2

 全国の予選を勝ち抜いたペアの試合を見ていて個性的なプレーもありましたが、ボレーついて1つ共通していたことがありました。
 それはボレーをする時の腰の位置が、どのペアを見ても低いということです。でも実際、膝を曲げて構えることはきついです。ですから別の方法で腰の位置を低くすることを考えて下さい。
 それはスタンスを広くすることです。いいボレーのためにはスタンスを広くすることは最低条件でしょう。スタンスを広げることで腰から下が回転しにくくなり、上半身の余分な動きをセーブしてくれます。
 この大会でよく見た光景に、コートすれすれ、あるいは膝をつきながらボレーをしている姿です。みなさんはボレーをした後、膝を擦りむいたことがありますか。
 膝を落としてボールの下に何とか入ろうとすると結果的に膝が地面につきそうになります。そして、ボールを常に上目使いで見上げる体勢でボレーをするように心がけると今まで返せなかったボールが返せるようになるはずです。バレーボールのレシーブのイメージですね。
 ボレーはスタンスを広さげること、まずはそこからです。


勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース2

 全国の予選を勝ち抜いたペアの試合を見ていて個性的なプレーもありましたが、ボレーついて1つ共通していたことがありました。
 それはボレーをする時の腰の位置が、どのペアを見ても低いということです。でも実際、膝を曲げて構えることはきついです。ですから別の方法で腰の位置を低くすることを考えて下さい。
 それはスタンスを広くすることです。いいボレーのためにはスタンスを広くすることは最低条件でしょう。スタンスを広げることで腰から下が回転しにくくなり、上半身の余分な動きをセーブしてくれます。
 この大会でよく見た光景に、コートすれすれ、あるいは膝をつきながらボレーをしている姿です。みなさんはボレーをした後、膝を擦りむいたことがありますか。
 膝を落としてボールの下に何とか入ろうとすると結果的に膝が地面につきそうになります。そして、ボールを常に上目使いで見上げる体勢でボレーをするように心がけると今まで返せなかったボールが返せるようになるはずです。バレーボールのレシーブのイメージですね。
 ボレーはスタンスを広さげること、まずはそこからです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース1

 そこは全国の代表が集まる晴れ舞台で、喜怒哀楽が渦巻く特別な空気に包まれていました。
 全国都道府県の予選を勝ち上がって来た代表たちはそれぞれが誇らしげでにその雰囲気を楽しんでいました。
 本部詰めをしながら、時々試合会場の様子を見に行ったりしたのですが、面白かったのは、個性溢れるプレースタイルでした。
 そこでもやはり、気になるのはフットワーク。あそこまで出来るのにもったいないといった選手がたくさんおられました。
 例えばバックフットまでは出来ているのに、もう一歩深く高いボールに対しても相変わらずバックフットで対応してしまい、窮屈な体勢での返球になっているケースを多く見ました。右足を解放する発想になかなかならないようです。
 前へのリズムステップで威力あるボールが打てるのに、短いボールでもないのに前へのリズムステップを使って詰まった体勢になり、無理をしてスイングした結果ネット、オーバーするケースなど、是非どこかで気が付いて欲しい、そんな思いで観戦してました。
 
勝者のフットワーク塾 中屋 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース1

 そこは全国の代表が集まる晴れ舞台で、喜怒哀楽が渦巻く特別な空気に包まれていました。
 全国都道府県の予選を勝ち上がって来た代表たちはそれぞれが誇らしげでにその雰囲気を楽しんでいました。
 本部詰めをしながら、時々試合会場の様子を見に行ったりしたのですが、面白かったのは、個性溢れるプレースタイルでした。
 そこでもやはり、気になるのはフットワーク。あそこまで出来るのにもったいないといった選手がたくさんおられました。
 例えばバックフットまでは出来ているのに、もう一歩深く高いボールに対しても相変わらずバックフットで対応してしまい、窮屈な体勢での返球になっているケースを多く見ました。右足を解放する発想になかなかならないようです。
 前へのリズムステップで威力あるボールが打てるのに、短いボールでもないのに前へのリズムステップを使って詰まった体勢になり、無理をしてスイングした結果ネット、オーバーするケースなど、是非どこかで気が付いて欲しい、そんな思いで観戦してました。
 
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

yonex09

2日間、ヨネックスレディースの大会本部に詰めていました。会場は全国から集まった魔女たちの熱気に包まれてました。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

yonex09

2日間、ヨネックスレディースの大会本部に詰めていました。会場は全国から集まった魔女たちの熱気に包まれてました。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  テニスの練習

 コーチのレッスンの内容や進め方に問題がある時は当然、レッスンはいい雰囲気になりませんが、受講する生徒の立場で次の3つの点を心掛けてみるとレッスンへの気持ちの入り方が違ってきます。
 1つ目、まずコーチの考えを理解しようとすること。いろいろなコーチがいますがコートのなかではそのコーチの言わんとすることを理解しないと練習の成果は上がりません。
 2つ目、常にチャレンジしようとすること。これがないと向上には繋がらないでしょうね。新しいことでもやってみようと思うことです。
 3つ目、練習相手にも上手くなってもらいたいと思うこと。グループでレッスンを受けることが多いと思いますが、この気持ちが欠けている人をたまに見ます。同じハードヒットするのでもこの気持ちがある人とない人は違いますね。
 以上、3点ですが、逆に言うとこの3点を全て無視するとちぐはぐな練習になって、モチベーションを上げることは難しいでしょう。 
 どうも今日はレッスンに気が乗らないなあと思った時、この3つをチェックしてみて下さい。心掛けると楽しい練習になりますよ。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  

 テニスの指導方法のなかには、なるほどと思うものと首を捻りたくなるものもあります。いわゆる対処療法にしかなっていないものには首を捻りたくなります。
 ある一定の局面には適用できるけど、他の局面には当てはまらないといった指導法は、やはりプレーの幅を狭めてしまう気がします。
 レッスンでもこの打ち方しかないと1つの打ち方に固執する方がおられます。その打ち方が間違っていないとしても、それでは限られた局面でしか通用しないテニスになってしまいます。残りの全てを運とか体力とか反射神経とか、あるいは気力とかで解決するのでしょう。 
 あらゆる局面に通用する理論を追求して欲しいと思います。各局面に共通するもの何なのか、又は各局面特有の必要なことは何なのか、それらを包括的にカバー出来る理論を知って欲しいと思います。
 私がオーストラリアに渡った理由の1つはそこにあります。一部で通用するものではなくグローバルに通用する原理原則を知りたいと思っていました。
 そして、その共通するものを徹底的に鍛えれば、あらゆる局面に繋がる力を養うことが出来るはずです。現象面だけでなくその現象を引き起こす源が大事なのです。そこを知って鍛えることです。
 Vfooworkは、豊かなテニスを目指します。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  心得


                    11月度ワンデーレッスン資料より


勝者のフットワーク塾 中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  300人

 月例のワンデーレッスンを始めてからすでに2年以上が経ちます。毎回多くの方に申し込み頂いて、定員枠から漏れてしまった方々はキャンセル待ちをするかたちになり、申し訳なく恐縮に思っています。
 次回のワンデーレッスンは湘南テニスパークで開催致しますが、今回で25回目になります。月に2回開催の時もありましたが毎回定員数で開催できたことに感謝致します。
 延べで300人以上の方に参加して頂きました。関東近郊から時間をわざわざ作って来て頂いた方々はもちろんですが、特に北は北海道、南は九州長崎県から遙々足を運んで頂いた方々には、その距離だけの甲斐があるようにきちんとしたメッセージを伝えなければという思いでレッスンをして来ました。
 参加者の胸にある期待に添えていたかどうか常に自問しています。どこか気の晴れるようなところに導くことができればよかったと思いますが、やはり毎回課題は残るものです。
 みなさんのテニスに関わる仕事をして思うことは、テニスをして幸せになって欲しいということです。これからもそのモチベーションの維持のサポートが出来れば嬉しいです。
 思えば第1回から参加してお付き合い頂いている方々も大勢いらっしゃいます。これからもまだまだ幸せを呼ぶテニスの法則を伝え続けます。
 今も12月のワンデーレッスンのキャンセル待ちの申し込みが続いているなか、ふと思いました。
 ありがとうございます。


勝者のフットワーク塾  中屋
  
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 思い上がる

 20代終わりの頃、先輩の教員から怒鳴りつけられた言葉です。「思い上がるな!」まあまあそつなく仕事もこなせるようになり、生徒の人気も出て調子に乗っていました。先輩のアドバイスにも屁理屈で応えていた私に浴びせてくれた有り難い言葉です。一撃でした。
 先日テレビの討論番組で「ただ年が上だからって何で敬意を払わなければならないんですか」って鼻息を荒くして無気になって喰ってかかる若者を見ました。いいですね。その青い感じに未来の可能性を感じました。
 でも人間、わかった気になっていい気になることが一番恐いことです。知らないこと見えないことへ敬意を払うことが一生必要です。いい気になっている間にたくさんの掛け替えのないチャンスを失ってしまいます。いつか気が付くのでしょうね。
 テニスのゲーム前の練習で、打ち方もヘンテコでボールもあっちこっち飛んで収集がつかない相手にも、とにかく敬意を払うことから始めましょう。
 そこで思い上がると厳しい試練を味わうことになります。謙虚に敬意を払うことから始めれば、うわついたり、浮き足だったり、要は雰囲気や感情に流されることがなくなるはずです。平常の自分で淡々としかも謙虚に事を進めることです。ポイント以上の価値あるものが見えるはずです。それがその先にある大切なゲームをつかみ取ることに繋がります。
 ナダルのコーチ、トニーナダルの言葉「まず目上の人に敬意を払う、そして当然、周りの人ににも敬意を払う、これが全ての前提になる」世界チャンピオンを育てた言葉は重みがありますね。ナダルの姿勢にかいま見ることが出来ます。
 どんな局面でも思い上がってはいけません。目上の人を尊重すること、お互い様、お世話様、お陰様この心を忘れててはならないのです。少し強くなると思い上がるのが自然の人間です。そこをコントロールする力が本当の意味で物を言う大事なポイントです。思い上がったら、立ち止まって反省です。
 それが目先の勝利だけでなく先々の勝利に繋がる知恵ですね。また、世に溢れる知恵の多くは目上の人から与えられることを忘れてはいけません。 
 
 勝者のフットワーク塾  中屋
 

 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き テニス上達への道

 「讒謗律」、この漢字「ザンボウリツ」と読みます。明治時代の言論統制のための法律です。別にここで日本史を論じようというわけではありません。
 高校時代、この妙に複雑な漢字を覚えるために苦労しました。その時、「こんな漢字一生使わないよ」とその面倒くささを裏付ける不平を呟きながら、渋々試験のために頭に詰め込んだのを思い出します。その通りで未だに使ったことはありません。
 他の教科でも、同じように「こんなの一生使わないよ」と不満たらたらで覚えさせられたことは山ほどあります。なぜ、一生使わないことを勉強されらたのでしょう。
 未だに学生は同じ事をさせられています。同じように不満たらたら言って。なぜでしょうね。こんなこと知らなくても生きていけるといった類のものは省いて、あとの部分は好きな人がそれぞれ勝手に勉強すればいい、そう思っている人は多いでしょう。
 同じ不満を持ちながらも、学生に先々での利用価値がほとんど想像できないことを勉強させている訳を考えてみました。テニス上達への道の歩みに参考にして下さい。 
 さて、ある事を習得するということには、2つの効果があります。意識的に作る効果と無意識的に作られる効果です。意識的に作る効果は、何のためにやるのか、その目的がストレートにはっきりしているので分かり易いです。
 問題は無意識的に作られる効果です。まず、ある目的を目指していたのに、それとは別に思わぬ効果が得られるケースについてはそれ程躊躇なく取り組めると思います。取りあえず目的が分かるから。
 ところが、何の目的のためにやっているかさっぱりわからない場合、そう思い始めたらストレスが溜まる一方ですよね。当然です。人間、理解できないことが目の前にあるとストレスを感じるように出来ているのですから。
 でも、私が思うに無意識的に作られる効果の方が大きな流れを左右しているように思えるのです。多くは理由付けされてなるべくストレスなく取り組める状態にして、取り組んだ結果別の事へ効果も発揮されている、いわば副産物の価値ですが、成長するためにはこの部分の存在を認識することか鍵なのかも知れません。
 この認識がないと辛いです。無意識的に作られる効果は、不確定で約束された部分が少ないからです。つまり、無駄足になる可能性大だからです。効果が想像できないところから始まります。無駄足覚悟の努力に意味があるなどとなかなか思えませんね。でも、自分にとってプラスになることはその時に効果が想像できることだけではないのです。
 そんななかVfootworkは、目的がはっきりしていて既存のメソッドより意識的に作る効果の占める割合が大きいメソッドです。しかも、それが体系的に整理されているので、その場だけで終わらない安心感が得られるメソッドだと考えられます。
 何よりVfootworkを続けることで、ストレスなく無意識的に作られる効果が期待できるというところも大きいところでしょう。
 意識的に作る効果と無意識的に作られる効果、この2つの存在を知って下さい。意識的に作る技術と無意識的に作られる技術があります。
 「讒謗律」という漢字を覚えるための努力で、無意識に作られた効果もある気がします。
 
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 自然なテニス

 頭で考えると動きがぎこちなくなるから、とにかくたくさんボールを打てば自然に上達しますよ。だって歩く動作なんて考えてやってる人いないでしょ。
 こんな考えの人結構います。ただ真っ直ぐ普通に歩く動作だったら、さほど工夫することもないでしょう。なかにはこの段階でかなり工夫されている方もおられますが。
 問題はここに人間が設定したルールが入った時、自然な動きに任せるだけでは対応仕切れない部分が現れるということなのです。
 真っ直ぐ歩くだけではなく、突然曲がらなければならないかったり、スビードを上げなければならなかったり、これらの動作をただ自分の身体が赴くままにしたとして、つまり、クセや体型、呼吸法、注意の向け方、はたまたその人の今までの生活習慣よる影響、こういった個体差をそのまま反映して動作を行った場合、良くも悪くも偏りが生じるでしょう。
 箸を持ち方が汚い人を最近よく見掛けます。ただ物理的に口まで運べればよいと考えるなら、それでよいでしょう。食事にはマナーと言われるルールがあるのです。不快感を与えないためのルールです。
 そうなるとその技術には工夫が必要になります。自然に任せるだけでは解決しない領域です。握り箸で食べている子供には正しい持ち方を教えるべきです。人間社会にはマナーというルールがあるからです。
 テニスの技術も、コートに入れなければならないという最低限のルールを考慮するとただ打ちたいように打っていればいいですよとは、なかなか言えないものです。ポイントを競うのであればなおさらです。
 しかしながら、身体が赴くままに動けないということはストレスになるので、不慣れなかたちを受け入れるためにある程度の覚悟が必要になるわけです。
 たぶんなるべくストレスなく自然に上達する道をほとんどの人が望んでいます。ですから、不慣れなかたちをなるべくストレスなく身につけられる道を追求しようと思っています。
 その人にとっての不自然を続けなければ自然なテニスにならないのだろうか。正しい不自然を自然に伝えたいと思います。
 
勝者のフットワーク塾 中屋

*前の記事で森下テニスさんのリンクを間違えました。
こちらです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:11 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き スイングスピード

基本的にスイングスピードがボールコントロールを生み出す、そう考えています。ラケットヘッドをいかに速く走らせるか、そこがコントロール性を高めるための鍵です。
 身体自体が速く動くということではなく、問題は先端です。手に持っているラケットヘッドを速く走らせるために身体全体を早く動かす必要はありません。
 むしろ、先端のスピードと体幹の回転のスピードに差が出るような動かし方の方が楽にスピードが出るでしょう。見た目はゆったりとした回転に見えるけど、先端は猛烈なスピードになっている、これが上級者のように安定したコントロールを持つための条件です。
 人間の身体の構造をうまく使って、ラケットヘッドのスピードを上げることを追求して下さい。
 スイングスピードを追求すると大振りとか、乱暴とか、一発勝負とか、淡白なプレースタイルのイメージの方向に持っていかれがちですが、決してそうではありません。
 しなやかな動きと鋭い動きを先端に作ることです。身体の各部分を動かなくする仕組み、動きやすくする仕組み、それらの組み合わせることでスピードが生まれます。
 ボールに追いつくためのステップからスイングのためのステップへのめりはりを意識し、土台をセットすることからスイングを考えるべきでしょう。
 一打の動作の始まりが必ず足から始まるということは、おさえておかなければならないと思います。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 20:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 練習は努力試合は判断

 練習は努力、試合は判断が必要だと思っています。試合の日だけ、いきなり熱くなって努力しようとしても恐らく実を結ばないでしょう。試合に勝つためには、試合中に努力をしなくてすむように努力しておくわけです。
 教師時代によく生徒に言いました。頭を使わなくてすむように頭を使えと。行き当たりばったりの、出たとこ勝負では、脳天気にまぐれを期待するしかなくなります。
 試合の場になって、努力しようなどと考えても遅いわけです。そこまでにやるべきこと、身体や心、頭脳の準備を整えること。それを試合の日のコートに立つ前までにやらなければなりません。
 そして、試合は心の底から相手を見て判断をすること、そこに集中することが大事です。感情を挟まない判断です。それこそ目の前に起きていることがらを実験を見るがごとく冷静に見て下さい。
 そして、そこからは想像力です。想像力は心が捕らわれないことがポイントです。先入観やその時に受けた感情とは別に冷静に判断することが出来れば、そのゲームの場面場面に応じた答えを想像力が出してくれるはずです。それが大きな分かれ道になります。
 更に、相手が予想もつかないオリジナルの判断が出来れば、優位にゲームを運ぶ流れになります。つまり、ゲームをコントロール出来るということです。
 ネットを挟んで向き合う前にやるべきことと、その前にやるべきことは質が違うのです。練習と試合は、同じテニスとは言え全く別物と考えた方がいいでしょう。
 そう考えることによって逆に双方の位置が近づいてくると思います。

勝者のフットワーク塾 中屋
 
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:55 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 横リズム前リズム



2:03から2:05に注目して下さい。
 私がいつもレッスンで言っていることです。右斜め前のボールをステップダウンで打つにはどうすべきか、確認できると思います。
 この右斜め前のボールの打ち方が厄介なんですとお伝えしてます。ボールに直線的に近づいて行くと極端なクローズドスタンスになって、腰が窮屈になってクロスコートに打ちにくいだけでなく、ストレートに打つにも力が入らないスタンスになってしまいます。
 この2:03から2:05のエナンのステップを見て下さい。横リズムステップから前リズムステップを使ってステップダウンで打っています。
 左右を判断してから、距離を判断するということです。グランドストロークの場合、短いボールに決して身体の正面から向かって行かないということが大切です。ボレーとは違います。
 オンコートで、私が実演してみせていることを確認してみて下さい。
 
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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 目的別フットワーク

 DVD教材Vol.4「ワイドなボールをしっかり打ち返すフットワーク」をご覧になった塾生から、感想が集まっています。
 そのなかで今回のDVDの最初に解説をしている「目的別フットワーク」についての感想が目に付きます。今までにない発想かも知れません。
 1.準備のためのフットワーク
 2.スタートのためのフットワーク
 3.ボールに追いつくためのフットワーク
 4.ボールを打つためのフットワーク
 5.戻りのためのフットワーク
こんな分類でフットワークを紹介しています。大事なのは3と4です。
 ボールに追いつくためのフットワークの感覚のままボールを打ちにいくケースをよく見掛けます。ただ歩くこと、走ることの延長でボールを打球すると力の向きを変えることは出来ません。
 つまり、ボールを追い掛ける方向とボールを飛ばす方向とは違うわけですから、そこに何らかの動きの調整が必要になります。
 その1つのかたちが、セミオープンスタンスだったり、オープンスタンスだったりするのです。
 今回のワイドなボールを打つためには、セミオープンスタンスに加え、オープンスタンスを使わなければならないケースが多く出てきます。
 セミオープンスタンスは、ボールを打つために軸足を決め、左足でキックバックするような感じが必要ですが、一方オープンスタンスは、そんな余裕がない時に使われます。
 ボールに追いついてから身体の真横、時には斜め前に軸足を置くことでモーグルやパワームーブ、ラテラルホップをうまく使えます。
 今回は、初めてオープンスタンスを使うフットワークを紹介しました。これでセミオープンスタンスとオープンスタンスを分けていたことがわかって頂けたと思います。
 この辺もこのVフットワークのセオリーの1つの肝でもあります。

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*11月20日 ワンデーレッスン 於 テニスパーク湘南
 定員まで若干名の空きがあります。ご希望の方はご連絡下さい。詳しくはこちら
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/day/20091008.html
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 技術の進化させる

 ジャパンオープンでインタビュアーの女性が、ガスケ選手にインタービューしてました。
 「グリップはイースタングリップですか」と。イースタングリップのなんたるかを知っての質問か少々疑問でしたが、それに対してガスケの答えは「??????」でした。
 後でわかった話では、ガスケ選手は「そんなこと考えたこともない」と話したそうです。
 実家がテニスクラブを経営していて4歳、5歳くらいからテニスを毎日して、ジュニア時代はスター選手として活躍していた彼にとって、そんなことを考える必要はなかったのでしょう。
 そんなこと知らなくても、彼はすごいプレーが出来るのです。はっきり言って一般愛好家の次元とは明らかに違います。無意識に出来ているということがあまりにも多すぎます。
 一般愛好家は、その無意識に出来ているものを意識的に作り上げるためにはどうしたらいいのか、それを考えるわけです。
 そこがまた楽しみでもあるのです。進化の楽しみです。技術的な進化は、実は何歳になっても楽しめるものです。そして、その喜びの大きさは変わりません。相変わらずうれしいことです。
 テニス歴に関係なく向上心は、新鮮な喜びをもたらしてくれるはずです。出来なかったことが出来るようになる喜びを追求しましょう。 
 ガスケ選手も無意識に出来ていたことを意識的に再生しなければならい時が来た時、仕組みを理解しながら出来る喜びを味わうのかも知れません。
 こんな楽しみ方があったのか!と思うでしょう。

勝者のフットワーク塾  中屋
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:58 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 変えることに

 ジャパンオープンでは一流プレーヤーの熱戦が繰り広げられていました。興味を引かれるポイントが会場にはたくさんありました。
 やはり、画面では確認できないことがオンコートでたっぷり確認できるので、テニスを指導する者として貴重な機会ではあります。
 例えば、日本の女子の選手で両手フォア&バックの選手は多いですが、そのグリップについて、その特殊性に気が付いたのはこの会場でした。
 サーブ打ってからフォアを打つ時、グリップを持ちかえるということ。左右の手を上下入れ替えるという事実を目の当たりにしてびっくりしました。
 つまり、右利きの場合サーブを打つ時右手がグリップエンドの方を持っていますが、フォアハンドを打つ時左手に持ちかえるんです。「ゲンコツ山のたぬきさん」のように。
 そして、何とバックハンド打つ時、もう一度持ちかえるんです。このことは、テレビでは全く気が付かなかったことです。
 会場で彼女達の試合を見ていて、どうも違和感があったので、よく見たら、器用なことというか、変なことをやっていて驚きました。
 今回も森田あゆみ選手の試合を見て、「やっぱり」と思いました。なぜどのコーチも直そうとしなかったのか、疑問でした。
 変えることには、責任とリスクが伴います。試合にある程度勝てて、いいボールを打っている選手なら、余計にそのことを強く感じるでしょう。
 でも変えるべきところ変える勇気をもたないと選手の将来を左右することになってしまうこともあります。
 今となっては変えることは難しいと思います。何が正解だったのかは誰もわからないです。個人的にどうも気になるところです。

勝者のフットワーク塾 中屋
  
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:26 | コメント(1)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  動作の躾

 ドアのノブは右回りの方向に回します。パチンコのレバーも右回しです。人間の腕の筋肉は右回しの方向に力が入るようにできているようです。
 ですから、初心者の人が何も意識しないでラケットを振ると大抵、手の甲がネット方向を向いて終わるケースが多いです。
 力が入りやすい動きになるのは自然な流れでしょう。でも、人間が考えたスポーツをするわけですから、全てを自然に任せていてはその技術は作れません。
 つまり、動きのある部分に意識を入れなくてはならないということです。私がよくレッスンで言う「動作の躾」が必要になるわけです。
 フォアハンドの動作にしても、サーブの動作にしても、右回しの動作とは逆の動きが必要になります。力の入りにくい方向への動きが必要な以上、出来ればその動きをなるべくストレスなく出来ればいいと思います。
 その方法として、1つはその動作を繰り返すことで身体に馴染ませるということがあります。もう1つはなるべく筋肉でスイングスピードを作らず、身体の部分のかたちと動かす方向に意識を持つようにすることです。
 1つのショットの技術を練習していく過程では、もともと出来ている動作と出来ていない動作が混在します。出来ている動作を伸ばし、出来ていない動作を修正するためには、自分の動きを主観的に感じ、客観的に見ることが大事です。
 自然に任せるだけではテニスに合った自然な動きにはなりません。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き  高校生へ

 先月からある知り合いに頼まれて、近くの公立高校の部活動の練習を見ています。はやり、部活動はどの学校も指導者不足です。日本体育協会と高体連の怠慢としか言いようがないですね。
 今まで学校側と指導者団体の連携関係を作り上げようとして来なかった責任は大きいです。明らかにスポーツ指導者としてのトレーニングをほとんど受けたことのない先生方の善意のうえにあぐらをかいて来たということです。
 この辺の話についにては、言いたいことは山ほどあるのですが、それはまたの機会に譲るとにします。
 さて、この前テニス部員の前でこんな質問をしました。「アルバイトと部活の違いわかりますか。」
 いくつか答えが出ました。当然、お金をもらえることとかありましたね。あと社会経験が出来るとか、まあいろいろありました。
 私が思うに、人にやらされていることと、自分でやっていることの違いではないか、それが大きい気がします。例えば、学校の勉強はやらされている面が多いでしょう。気が進まない時もやらなければならないし。バイトの仕事も同じです。
 そう考えてみて、生活のなかで自分のしていることを、人にやらされていることと、自分でやっていることとを分けてみると面白いです。まあ中途半端なものもありますが、なかには結構、朝から晩まで、人にやらされていることばかりという人もいるのではないでしょうか。
 常に人にやらされている人は、結局失敗すると人にせいにしてしまうものです。人に頼っているのに文句ばっかりって最悪です。バランスが大事なのだと思います。
 人にやらされていることばかりだと豊かな感性を持った人間にはなれないって生徒には伝えましたが、やらされていることに追われているって現実に意外と気が付かないでいるケースは多いです。
 自分の好きなことに没頭出来る人は、仕事もよく出来るわけですが、そもそも自分が没頭出来るほど好きなものを持っていないと話になりません。
 自分でやろうとしていることと人にやらされていることのバランスの中に幸せってある気がします。一生を通じて自分の好きなことにどれくらい時間を作れたか、この辺りが幸せのバロメーターかも知れません。私などは休みの日もテニスをしているということで、どこまで好きなんだと呆れてしまうほどです。
 「授業が終わってバイトに直行もいいけど、今もこれからも自由な時間をどう使うか、使えるか、それが問題なんだ!」つい昔を思い出して熱く語ってしまいました。
 お金は使えばなくりますが、テニスの技術という財産はなくなりません。人生にとって本当に価値があることを知って欲しいという思いで、語ってました。
 生徒達は頷いて聞いてましたが、どこまで心に届いたでしょう。幸せを呼ぶ法則に気が付いて欲しいです。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 意識ポイント

 前に出来ていた事が出来なくなるということはよくあることです。これが一人の人間のなかで起こる現象だから面白いのです。同じことを一人の人が出来て別の人が出来ないということは普通にありますが、同じ人間のなかである動作について出来たり出来なかったりがあるなんて、いかに自分自身の身体を操ることが難しいかということだと思います。
 いわゆる再現性は同一人間内においても全く保障されるものではないということです。それなのに、スポーツのコーチという仕事は、同一人間内においても難しいとされる動作の再現性を他人に対して求めるという極めてハイレベルな到達点を挑んでいる仕事なのです。オーバーですね。
 コンピュータ制御された機械に対して、ある動作をプログラムしてテストデータを流し、テストランをして結果がよければ、その動作はその機械によって半永久的に再現され続けることになるわけですが、人間の場合はそうはいきません。肉体的なコンディションの影響もありますが、複雑怪奇な精神構造がそこに絡むと再現性は一挙に下がるわけです。
 前回のレッスンで仕上げたはずのフォームが、きれいさっぱり戻っているということはよくあります。あんなにきれいに打てたトランスホップなのに、、、なんで?と思うこともあります。ある1箇所を意識してオートマティックに出来ていた動作故にその1箇所が外れると全体が崩れてしまうのです。
 逆もあります。ある1箇所だけポイントを意識するだけで主要なスイッチがうまく入ってしまう場合もあります。その1箇所、知りたいですよね。これは個人差はあるもののある傾向はあるようです。そこのポイントをレッスンでは伝えていきたいと考えています。
 同じ動きをしたい場合は、そのポイントを意識することで関連する筋肉が追随して動いてくれることになることが多いです。ですから、試合中はその重要なポイントを1つでいいから意識すればいいのです。間違えないように、1つです。多くて2つです。これ以上は試合にならなくります。
 意識ポイントの代表的なものに、セミオープンスタンスを意識するということがあります。Vフットワークを実践されている方々は既にこのセミオープンスタンスを意識ポイントに設定した場合の効果の程をご存知でしょう。
 1つの意識ポイントが無意識に出来るようにななれば次のステージに進めるはずですが、そこは人間のなせる技、無意識に出来なくなっていることも、またその影ですでに芽生えています。
 その調整のために日々の練習が必要なんですね。永久に続くモグラ叩きのようですが、テニス自体のレベルはその繰り返しで徐々に上がっていくということです。これが上達への道なんですね。道中、一喜一憂だから面白い。

勝者のフットワーク塾  中屋 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:01 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 先日、秋の新人戦を観戦して来ました。会場になっている大成高校は、今年のインターハイでベスト8の強豪です。監督の小峰先生に会場を案内してもらいました。
 その際、弱小チームから全国大会出場常連校になるまでの苦労話を聞かせてもらいました。成功の保証のないことに全力投球することは難しいことで、その努力は察するに余りあります。
 失敗の可能性だって十分に考えられる状態で英断をして突き進む勇気は、真の勇気と言えるでしょう。後からの賞賛は結果が出ればついて来るものです。でも道半ばでは、批判する人、静観する人たちがほとんどだったと思います。
 幕末の志士の言葉で、私の好きな言葉があります。
「実があるなら今月今夜、一夜明ければ誰も来る」
いい結果が出てしまった後ならみんな集まって来るものだ。結果の見えない時に本気になれるか、何となくそこに誠のかたちが見える気がします。 
 小峰先生を信じてバックアップしてくれた人たちの存在が今の大成高校のテニス部の成績となって表れているのだと思います。 
 最初から何も言わず、この「勝者のフットワーク塾」をサポートをしてくれている広瀬コーチ、松田コーチとは、一夜明けるまで付き合ってもらうつもりです。 
         勝者のフットワーク塾  中屋v4loca
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 先日、秋の新人戦を観戦して来ました。会場になっている大成高校は、今年のインターハイでベスト8の強豪です。監督の小峰先生に会場を案内してもらいました。
 その際、弱小チームから全国大会出場常連校になるまでの苦労話を聞かせてもらいました。成功の保証のないことに全力投球することは難しいことで、その努力は察するに余りあります。
 失敗の可能性だって十分に考えられる状態で英断をして突き進む勇気は、真の勇気と言えるでしょう。後からの賞賛は結果が出ればついて来るものです。でも道半ばでは、批判する人、静観する人たちがほとんどだったと思います。
 幕末の志士の言葉で、私の好きな言葉があります。
「実があるなら今月今夜、一夜明ければ誰も来る」
いい結果が出てしまった後ならみんな集まって来るものだ。結果の見えない時に本気になれるか、何となくそこに誠のかたちが見える気がします。 
 小峰先生を信じてバックアップしてくれた人たちの存在が今の大成高校のテニス部の成績となって表れているのだと思います。 
 最初から何も言わず、この「勝者のフットワーク塾」をサポートをしてくれている広瀬コーチ、松田コーチとは、一夜明けるまで付き合ってもらうつもりです。 
         勝者のフットワーク塾  中屋v4loca
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の鐘の音 重要性の原則

 昔、少々会計畑に関係したことがあって、個人的には会計の世界の厳密かつ公正でありならがら、人間味溢れる一面にとても魅力を感じたものでした。
 当時、企業会計原則という会計処理のための憲法のようなものも勉強したのですが、いくつかは会計以外でも適用するするような原則で、本当によく出来た原則だと感じました。
 なかでも「重要性の原則」は今でも、自分の判断基準に大きな影響を及ぼしているような気がします。間違えのない判断をするために瑣末なものに捕らわれず、本筋を見出すことを強調した、そんな趣旨でした。
 正確を期すと銘打って追求してみたものの、いつのまにか本来果たすべき目標からはさっぱり遠ざかってしまってということはよくあります。単なる自己満足の代償にしかならない意味のないこだわりは目標達成の効率を悪くします。
 ですから、時として重箱の隅を突っつくような技術論議は気をつけなければなりません。本当にこだわらなければならないポイントは何なのか、そこを外してしまうと底なし沼にはまることになるからです。
 かといって、乱暴に突き進めばいいというものではないというところが面白いところです。正確になぞるべき道筋は確かにあるので、そこを見誤らないことが大切です。
 どうでもいいことに気を取られないようシンプルに整理して、底なし沼にはまらないための確かな道標としてVfootworkメソッドが役に立てばと願っています。
 情報が溢れている世の中だからこそ、追求するポイントが大事なのだと思います。大胆さと繊細さは両輪です。目の前の山を見失わないこと。

勝者のフットワーク塾 中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の鐘の音 重要性の原則

 昔、少々会計畑に関係したことがあって、個人的には会計の世界の厳密かつ公正でありならがら、人間味溢れる一面にとても魅力を感じたものでした。
 当時、企業会計原則という会計処理のための憲法のようなものも勉強したのですが、いくつかは会計以外でも適用するするような原則で、本当によく出来た原則だと感じました。
 なかでも「重要性の原則」は今でも、自分の判断基準に大きな影響を及ぼしているような気がします。間違えのない判断をするために瑣末なものに捕らわれず、本筋を見出すことを強調した、そんな趣旨でした。
 正確を期すと銘打って追求してみたものの、いつのまにか本来果たすべき目標からはさっぱり遠ざかってしまってということはよくあります。単なる自己満足の代償にしかならない意味のないこだわりは目標達成の効率を悪くします。
 ですから、時として重箱の隅を突っつくような技術論議は気をつけなければなりません。本当にこだわらなければならないポイントは何なのか、そこを外してしまうと底なし沼にはまることになるからです。
 かといって、乱暴に突き進めばいいというものではないというところが面白いところです。正確になぞるべき道筋は確かにあるので、そこを見誤らないことが大切です。
 どうでもいいことに気を取られないようシンプルに整理して、底なし沼にはまらないための確かな道標としてVfootworkメソッドが役に立てばと願っています。
 情報が溢れている世の中だからこそ、追求するポイントが大事なのだと思います。大胆さと繊細さは両輪です。目の前の山を見失わないこと。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 技術について、バランスよく備え、得意なものを発揮するということが大切だと思います。特にグリップはバランスよく使いこなせるようになるべきです。
 ヴィーナスウィリアムスがWTA100以内に入って、上位の選手に少しずつ勝てるようになった頃の話です。1997年のウィンブルドンの後、彼女はついにグリップを変えることにチャレンジしました。
 そのままでもグランドスラムの本戦に入れるくらいの力はあったのですが、敢えてグランドストロークのグリップを変えることに決めたのです。
 当時、フルウェスタングリップだった彼女は、特定の選手にほとんど勝てないという状況でした。低いボールやネット際のボールが極端に苦手だったのです。厚いグリップの弱点です。
 そこで、彼女はベースラインでイースタングリップでラリーをする練習をしました。当然、慣れないグリップでのグランドストロークでは、ラリーが続くわけもなく、ラリーどころかコートサイドのベンチやサイドフェンス直撃、フェンス越え、とにかく滅茶苦茶でした。それでもヴィーナスは続けました。
 結局、安定したラリーが出来るようになるまで練習しました。もちろんその間の試合は勝てるわけがありません。たぶん、ヴィーナスは自分の技術の再構築の必要性を理解していたことが、やり遂げる原動力だったと思います。自分の志のためのに何か必要なのか、それを理解していたのです。
 そして、薄いグリップの感覚を身につけ、グランドストロークのグリップはセミウエスタングリップに落ち着き、ボレーやサーブの技術にも幅が出て、今のヴィーナスになったわけです。
 恐らくグリップを変えるための努力などしなくても、そこそこは活躍する選手だったと思います。今あるものをある程度壊してでも、自分のテニスを育てる意識は常に必要でしょう。
 本日レッスンした千葉さんにこんな話をしました。千葉さんは「自分のテニスが成長した時の実感を大切にしたい」とおっしゃってました。
 Vフットワークは、真の勝者のためにあります。

勝者のフットワーク塾  中屋
 
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:34 | コメント(2)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 技術について、バランスよく備え、得意なものを発揮するということが大切だと思います。特にグリップはバランスよく使いこなせるようになるべきです。
 ヴィーナスウィリアムスがWTA100以内に入って、上位の選手に少しずつ勝てるようになった頃の話です。1997年のウィンブルドンの後、彼女はついにグリップを変えることにチャレンジしました。
 そのままでもグランドスラムの本戦に入れるくらいの力はあったのですが、敢えてグランドストロークのグリップを変えることに決めたのです。
 当時、フルウェスタングリップだった彼女は、特定の選手にほとんど勝てないという状況でした。低いボールやネット際のボールが極端に苦手だったのです。厚いグリップの弱点です。
 そこで、彼女はベースラインでイースタングリップでラリーをする練習をしました。当然、慣れないグリップでのグランドストロークでは、ラリーが続くわけもなく、ラリーどころかコートサイドのベンチやサイドフェンス直撃、フェンス越え、とにかく滅茶苦茶でした。それでもヴィーナスは続けました。
 結局、安定したラリーが出来るようになるまで練習しました。もちろんその間の試合は勝てるわけがありません。たぶん、ヴィーナスは自分の技術の再構築の必要性を理解していたことが、やり遂げる原動力だったと思います。自分の志のためのに何か必要なのか、それを理解していたのです。
 そして、薄いグリップの感覚を身につけ、グランドストロークのグリップはセミウエスタングリップに落ち着き、ボレーやサーブの技術にも幅が出て、今のヴィーナスになったわけです。
 恐らくグリップを変えるための努力などしなくても、そこそこは活躍する選手だったと思います。今あるものをある程度壊してでも、自分のテニスを育てる意識は常に必要でしょう。
 本日レッスンした千葉さんにこんな話をしました。千葉さんは「自分のテニスが成長した時の実感を大切にしたい」とおっしゃってました。
 Vフットワークは、真の勝者のためにあります。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:34 | コメント(2)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き スイングと筆使い

 小学生の時授業で習字をしたものです。一生懸命にお手本の字のカタチを真似て筆を動かしました。
 なかには悪いやつがいて、小筆を使いながらカタチを微調整したりして帳尻を合わせていました。
 カタチが同じでも字の中味が違うことを理解することが本当は大事だったのだと思います。
 テニスも上手な人のフォームを真似をしながら、自分のフォームを作ったりしますが、最終的な目的は寸分違わぬフォームにすることではありません。力をどこで入れて、どこで抜いているかを知ることです。
 習字の話に戻しますが、筆の使い方に「跳ね」「止め」「払い」があったことを覚えています。
 ここでは特にスライスについて考えてみて下さい。スライスのスイング軌道、フォームをお手本と寸分違わぬものに出来たとしても欠いてはならない要素があります。
 それは筆使いでいう「止め」と「払い」です。私はレッスンでよく言ってますが、「スライスは打球までで8割方完成で、後は流れです。」と。
 バックスイングが完了して、打点で「止め」、そして「払う」、こんな筆使いの感じのイメージでスイングをしてみて下さい。横棒1本引くだけでも筆の走る速さは一定ではない、その抑揚の意識がスイングには参考になるところです。
 要はスイングの焦点を打点に合わせることです。どこに焦点があるかはっきりしないスイングでは、切れのあるスライスになりません。打点への意識の集中の度合いだ物言います。
 字を単なる記号としては考えない日本の伝統はいいスイングに繋がる気がします。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き スイングと筆使い

 小学生の時授業で習字をしたものです。一生懸命にお手本の字のカタチを真似て筆を動かしました。
 なかには悪いやつがいて、小筆を使いながらカタチを微調整したりして帳尻を合わせていました。
 カタチが同じでも字の中味が違うことを理解することが本当は大事だったのだと思います。
 テニスも上手な人のフォームを真似をしながら、自分のフォームを作ったりしますが、最終的な目的は寸分違わぬフォームにすることではありません。力をどこで入れて、どこで抜いているかを知ることです。
 習字の話に戻しますが、筆の使い方に「跳ね」「止め」「払い」があったことを覚えています。
 ここでは特にスライスについて考えてみて下さい。スライスのスイング軌道、フォームをお手本と寸分違わぬものに出来たとしても欠いてはならない要素があります。
 それは筆使いでいう「止め」と「払い」です。私はレッスンでよく言ってますが、「スライスは打球までで8割方完成で、後は流れです。」と。
 バックスイングが完了して、打点で「止め」、そして「払う」、こんな筆使いの感じのイメージでスイングをしてみて下さい。横棒1本引くだけでも筆の走る速さは一定ではない、その抑揚の意識がスイングには参考になるところです。
 要はスイングの焦点を打点に合わせることです。どこに焦点があるかはっきりしないスイングでは、切れのあるスライスになりません。打点への意識の集中の度合いだ物言います。
 字を単なる記号としては考えない日本の伝統はいいスイングに繋がる気がします。

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勝者のフットワーク塾 中屋の響き 取り出して練習

 こんな打ち方したいと思っている打ち方を取り出してコートで練習する機会は、仲間同士での練習ではなかなか難しいでしょう。
 ウィンブルドンの試合で見るすばらしいプレーを何とか自分のものしようと、イメージした部分を切り取って繰り返し練習することは大切なことです。
 練習中に出来ることが、試合で出来るようになるには実戦から練習へのフィードバックを繰り返す必要があります。
 試合で上手くいかないことを持ち帰って練習する機会を持たないと同じ程度の技量でまた試合を運ばなければならいでしょう。技量に比例して戦略の種類は増えれば、質は上がるはずです。
 練習の場に持ち帰る課題を具体的なものにするために、我々のメソッドを利用して下さい。どんな場面にどんな打ち方を練習すべきなのか、反復練習を意味のある練習にするため、フットワークの原理の理解が必要です。
 ゲーム中のボールのやり取りのなかで身に付けなければならないことは、たくさんあります。ただ、ある技術を取り出して反復練習することはできません。
 たくさんのボール出しで練習するにしても、試合の場面を想定することで自分の技術が整理されます。ボールの速さ、回転、弾み方、飛んでくる角度、あるいは自分のヒッティングポジション、自分の打ちたいボールの種類など、これらの条件によってフットワークは違います。
 私は新しい技術について基本的には何年か後に試合中に使えるようになって欲しいという思いでレッスンをしています。
 ただある1つのきっかけだけで大きな変化につながるケースもあるようです。そんなラッキーなケースについては、それはそれで受け入れて下さい。
 とにかく、このレッスンでテニスが一層好きになって頂ければ幸いです。


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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 取り出して練習

 こんな打ち方したいと思っている打ち方を取り出してコートで練習する機会は、仲間同士での練習ではなかなか難しいでしょう。
 ウィンブルドンの試合で見るすばらしいプレーを何とか自分のものしようと、イメージした部分を切り取って繰り返し練習することは大切なことです。
 練習中に出来ることが、試合で出来るようになるには実戦から練習へのフィードバックを繰り返す必要があります。
 試合で上手くいかないことを持ち帰って練習する機会を持たないと同じ程度の技量でまた試合を運ばなければならいでしょう。技量に比例して戦略の種類は増えれば、質は上がるはずです。
 練習の場に持ち帰る課題を具体的なものにするために、我々のメソッドを利用して下さい。どんな場面にどんな打ち方を練習すべきなのか、反復練習を意味のある練習にするため、フットワークの原理の理解が必要です。
 ゲーム中のボールのやり取りのなかで身に付けなければならないことは、たくさんあります。ただ、ある技術を取り出して反復練習することはできません。
 たくさんのボール出しで練習するにしても、試合の場面を想定することで自分の技術が整理されます。ボールの速さ、回転、弾み方、飛んでくる角度、あるいは自分のヒッティングポジション、自分の打ちたいボールの種類など、これらの条件によってフットワークは違います。
 私は新しい技術について基本的には何年か後に試合中に使えるようになって欲しいという思いでレッスンをしています。
 ただある1つのきっかけだけで大きな変化につながるケースもあるようです。そんなラッキーなケースについては、それはそれで受け入れて下さい。
 とにかく、このレッスンでテニスが一層好きになって頂ければ幸いです。


勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

 海外のテニススクールのレッスンと日本のテニススクールのレッスンを比較すると、日本のテニススクールのレッスンの方が圧倒的に親切で分かりやすく、細かい配慮まで行き届いている感じがします。
 コート内の8人から10人程度の生徒に懇切丁寧に教えているスクールが多いと思います。わからないところはわかるところまで噛み砕いて、出来ないことは出来るまで根気よく付き合って、不満や不安な気持ちを持たせないよう対応してくれます。
 実はこの辺が私もジレンマなのですが、解り易いということが果たして本当の強さに繋がっていくのかということで。解り難いということを最高の悪徳のように考えてしまってよいのだろうか。
 考えさせるというか、練らせるというか、心のなかである程度揉んで結論を出すための材料も上達の過程には必要なのだろうと思っています。あのコーチが言ったあの言葉はどういう意味だったのだろうと1ヶ月、あるいは1年くらい思案を巡らせることがあっていい気がします。
 オーストラリアで私のボスが言った「手首に加速をつける」という言葉の本当の意味がわかるために要した時間は1年どころではありませんでした。オーストラリアでの3年間は、直接の答えではなくヒントをたくさんもらいました。
 簡単に身に付いたものは、簡単に失ってしまうものです。私が教えているフットワークも答えではなく、1つの有効なヒントに過ぎないです。正しく有効なヒントには間違えないのですが、ここから目的地に達するまで各自の持続力が必要になります。もちろん誘導役はコーチがします。
 歴史上の武道の達人の面々も、”技”そのものをズバリを言葉で言い表すには余りにも深すぎるので、せめて象徴した言葉を弟子に示すことはよくあったようです。表面的、短絡的な理解を危惧していたのかも知れません。
 当然、全てその場で解らないことのストレスはあるでしょう。それでも、やはり、自分で考えないことには結局道は開けないのです。その過程で得た副産物がゲームでは大きな力となるはずです。
 この文章にしても、いかに解り易く書くかで頭を捻っていますが、この辺もジレンマではあります。こんなにたくさん言葉を使わず集約できる言葉があるのかも知れません。
 結局、コーチの仕事は、あくまでもヒントを示して導くということ、それ以上は本当に本人のためになっているかどうか、、、?。
 カリフォルニアのシンプルなレッスンを見てて思いました。

勝者のフットワーク 中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 一緒に仕事をしているアメリカ人コーチ、ジョシュアのカリフォルニアの彼の家にステイしてきました。ジョシュアはツアーコーチもしたことのある実力のあるコーチです。
 地元のテニスクラブを見学し、併せてテニスもしてきました。朝晩は涼しいですが、日中は心地よい気候で何ゲームでのできるような気候でした。
 カリフォルニアは、最近の選手ではダベンポートヴィーナスを始め有名な選手の出身地でもあり、気候的には集中して長時間練習するために最高の環境だと思いました。
 そういえばこんな気候をどこかで、、そうです。3年前まで住んでたシドニーです。ゲームや技術改善に集中して長時間取り組める環境と言えるでしょう。現実、高温多湿の地方からはいい選手は生まれません。
 もちろん、厳しい環境でメンタルを鍛えながら、テニスをトレーニングすることは必要です。精神的に追い込むことでぎりぎりの場面で差が出るということもあります。
 テニスは自然との闘いと言うことも承知のうえで言うのですが、悪条件を乗り越えて練習をする根性を作ることが最優先になってしまう環境は、本来のテニスを育てる目的が見えなくなる可能性があります。
 近年、東京の気候は熱帯のそれに近づいているようです。そんななかでスタミナの少ない日本人がゲームに勝つためには、いかに相手にスタミナを消耗させるか、いかにスタミナを温存するかというスタミナ勝負のテニスになるケースをよく見掛けます。特にシングルでは多いです。
 果たしてそのテニスが世界で通用するのか、あるいは本来のテニスの味わいができるのか、その辺どうなのでしょう。温暖化が進む今そろそろ時期や時間を工夫する時かも知れないです。 
 学生、社会人ともに大きな大会はこの8月に多いですが、もうろうとなりながら、ボールを追い掛けている様子を見ると何か違うスポーツを見ている気になります。

 何となくやっていることがテニスとは遠ざかっていると感じたなら、少し休憩するのもいいのではないでしょうか。

勝者のフットワーク塾 中屋 

joshua090729
カリフォルニアにて
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 シドニーにいた頃、トレーニグに来ていたプロの選手とある技術について議論になったことがあります。
 私はそのなかでテニスがゲームである以上、テニスの技術として正しいと言えるのはゲームに勝っている人の技術になるのだと主張しました。
 極端な話、過去にナンバー1になった選手の技術がその時には正しい技術だと言うしかないわけです。大抵、それを追認するかたちでもっともらしく理論的な説明が加えられることが多いです。そしてそれは移り変わっていきます。ですから何が肝かが大事な問題になります。
 いかに理論的に合理性があると証明されても、その技術を使って勝てなければテニスの技術として正しいとは言えません。。
 テニスの技術論は世界中に諸説紛々で、議論を始めると切りがありません。どちらが正しいかという判断は「で、それでゲームに勝てますか?」ということになるのでしょう。
 ところで、皆さんはサーブを打つ時に、後ろ足をステップアップさせますか、させませんか。
 例えばステップアップさせることが正しいと主張した人とさせない人が議論になったとして、結局じゃあゲームで決めようということになったとします。
 それでステップアップさせる人がゲームで勝ったとして、そこでステップアップさせることが正しいと決まってしまうでしょうか。当然、そんなことはないですよね。
 やはり、現在、過去問わずテニス界全体を見て、また実験データを見て、さらにそれぞれの試合経験をもとに培われた理念で判断するしかいないのすが、つまるところ好みの問題になるのかも知れません。
 相反する思想を持ったある有名な経済学者2人が寝ずに議論した結果、結局「あんたが嫌いなんだよ」という言葉で終わったという話があります。
 私の持っているテニスの技術論は私なりに裏付けはあります。基本的に好き嫌いだけで考えているわけではありませんが、結局好みなのだと思います。
 個性の強いコーチにバックハンドのダブルハンドをテニスの技術として認めないなどという人もいますが、個人的にはダブルハンド、シングルハンド、これ程違う技術でさえ合理的な根拠を示して優劣決められないこと自体、スポーツの技術の曖昧さというか大なる可能性というか、奥の深さを感じる面でもあります。
 今、ラケットヘッドを上げてバックスイングをするように指導していますが、これはその昔ラケットヘッドを下げてバックスイングをするレンドル選手がナンバー1だったころからの考えです。理由はいくつかありますが、やはり、結局私のテニス観なのでしょう。
 私は自分が行っているレッスンでの技術以外を完全否定はしません。だた、私がコート上でレッスンしている技術が幸せにテニスをしていくためにはお勧めです。


勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 一昔前、多くのコーチはダブルスは平行陣にならなければならないと主張していました。
 この主張は一頃に比べ少なくなったと思ますが今でも結構根強くあると思います。
ネットに近い方が角度もつくし速い攻めも出来る、相手へのプレッシャーも掛けられる等、平行陣のメリットをたくさんあります。
 しかし、私は何が何でもサーブ&ボレーで平行陣を作らなければならないかと言えばそうではないと思います。大事なことはチャンスを作るための方法で、その方法としてグランドストロークという方法もあるし、ボレーという方法もあると思っています。
 日本が世界に誇るナンバー1ダブルスプレーヤー杉山愛選手はほとんどサーブ&ボレーをしません。ベースラインでチャンスを作ってポイントします。
 何年か前に杉山選手が当時ダブルスランキングNo.1のリサ・レーモンドとNo.2のサミー・ストーサーとの試合がありました。レーモンド選手もストーサー選手もサーブ&ボレーヤーでした。まさに雁行陣対平行陣の試合でした。結果、杉山選手の勝利でした。
 もちろん、このカードはこの時だけではありません。勝ったり負けたりです。私が言いたいのは、何が何でも平行陣であければならないということはないということです。
 自分の得意となる技を磨き、それを武器に戦うべきだということです。

勝者のフットワーク塾 中屋
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:41 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 先日、久々に時間が空いて天気も良かったので散歩に出かけました。近くの公園で空を眺めながらブランコを揺らしていたところ、隣に母子連れが来て、5歳くらいの男の子が私の横のブランコに座りました。 
 お母さんが最初の揺れのきっかけは作ってくれるもののなかなかうまく漕げません。すぐにブランコの揺れは小さくなり結局止まってしまいます。
 男の子は目でお母さんに「揺らして欲しい」と訴えてましたが、お母さんはもう1人の小さい子に手を取られ余裕がない様子、「自分で揺らしてごらんなさい」と優しい言葉で応えてました。
 その後も何度かお母さんは揺れのきっかけを作ってくれますが、やはり、ブランコの揺れはだんだん小さくなり、止まってしまいます。男の子はブランコを揺らそうと上半身を前後に動かしますが、ブランコはスムーズに揺れ続けてくれません。
 横にいた私、ついに揺れに合わせて「足、伸ばしてー、曲げてー」と小声でアドバイスをしていました。男の子がそれに合わせて足の曲げ伸ばしを始めると、ブランコが安定して揺れ始め、声を上げて大喜びで乗っていました。
 お母さんも「よかったねえー、上手になって」とニコニコしてブランコを楽しむ男の子を見守るのでした。そのお母さんの会釈に見ず知らずのおじさんが余計なことをしてしまったのではという思いが少しほっとしました。
 そして、男の子の風にそよぐ髪の毛を見ながら、ここでもフットワークの指導をしている自分にふと気づき呆れてしまいました。これが私の性分なのか、困ったものです。
 ちょっとしたきっかけですね。テニスも一生懸命に上半身を前後させて、なかなかブランコが漕げないでいるこの男の子の状態でいる方はたくさんいると思います。
 この風を切ってブランコに乗る男の子の爽快さを皆さんに感じてもらうために、これからもテニスコーチをしていきます。伸び悩んでいる皆さん、ちょっとしたきっかけです。
諦めないで下さい。
 ともあれ、フットワークは大切だと再確認しました。
勝者のフットワーク塾 中屋


鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 勝者のフットワーク塾DVDのデモンストレーターとしてお馴染みの2人のコーチは、現在、テニスコーチとしての資格取得のために勉強中です。
 先日、あるコーチにテニスコーチの資格を取るべきかどうか相談されました。私は若いコーチにはテニスコーチの資格を取るようすすめています。基本的にテニスでメシを食っていこうと考えているコーチに限りますが。
 以前から感じていることですが、日本ではスポーツ指導者に対するチェック機能が無さすぎるのではないかと感じています。先進国では無資格の指導者が一般の人を指導することの危険性は広く認識されています。法的な整備もされています。
 海外のコーチから、「多少経験があるからということで人を集めてスポーツを指導する仕事をしている人に対して、もし事故が起きたら誰がどんな責任を取るんだ」と聞かれたことがあります。はっきり言って学校現場をはじめシステムが整っていないとしか答えようがありません。日本の場合スポーツが社会に及ぼす影響が大きい割りには、スポーツへの政策的なアプローチや扱いが軽い、というか詰めが甘いというか、適当な感じに思えてならないのです。国はスポーツに頼るだけで本格的にイニシアティブを取ろうとしないことも問題です。
 無資格の医者が病気が治せるからと言って、制限なく医療行為を出来るようになったらどうなるでしょう。一定の医療水準を保つことは難しくなるでしょう。無資格でも上手い医者と資格があっても下手な医者がいたとして、医療行為を受ける側からすると病気が治せればいいという意見もあるでしょう。これは法的な問題を抜きにすればの話ですが。
 テニスもレッスンを受ける側からすれば、楽しく、効果的なレッスンを情熱を持ってしてくれればそれでいいということもあるでしょう。でも、コーチを職業と考えている者がその認識だけではいかがなものか。スポーツ界全体を支える発想にはたどり着かないし、どうしても偏った見識の押しつけになるでしょう。
 コーチという職業を本気で志すなら、スポーツ指導の社会のシステムを整備するための志しも持って欲しいわけです。自分だけよければいいというコーチが多数いる限り、日本のコーチのレベルを根本的な部分から上げることはできません。
 テニスコーチとして2つのベクトル、自分のコーチ力を高めるというベクトルとコーチ界の全体のレベルをあげるというベクトルを持って活動することが必要です。
 資格を持とうとしないコーチの言い分に、「資格がなくてもちゃんとしたレッスンが出来ればいいでしょ」「資格があったら食べていけるの?」「協会の考えるテニスと自分のテニスが違うから」「生徒のことを思う気持ちに資格は関係ない」等々いろいろ聞きますが、その心は資格を取るための費用を遣いたくないというところにあるような気もします。
 指導者のとして費用と時間を掛けてトレーニングを受ける機会を持つことは大切なことです。当然、生徒の安全管理の基礎も学ぶべきです。
 私の場合はテニスについては日本テニス協会と日本プロテニス協会、2つの協会のトレーニングを受けて認定され、スポーツ指導者としては日本体育協会の認定を受けています。現在は日本プロテニス協会と日本体育協会の資格を維持している状態です。
 いずれの取得も簡単なものではありませんでした。100時間を超える講習を受けるための研修合宿、これも1回や2回ではありません。その後レポート提出、実技、ペーパー試験などあり、結構きついです。
 事実、お恥ずかしい話ですが、プロテニス協会のストローク分析やグループレッスンの実技の試験で、私は一度落ちてます。

 でも、それがあったから今のレッスンが出来るのだと思っています。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:34 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

オーストラリアにいた頃、毎日のテニスレッスンの他に夜、市民講座のような教室に通ってデッサンを習っていました。これには自分のコーチング技術の向上を念頭に、ある目的がありました。
 それは「見る力」を養うということでした。コート上の生徒がボールを打つ姿を見て、フォームの修正をすることは大事なコーチの仕事です。通常はいちいちビデオに撮ってスローモーションにして分析していている時間などありません。
 では何で判断するかと言えば頭に残る像、残像です。見た次の瞬間に頭のなかに残された静止画像を自分独自のチェックポイントで確認します。
 例えばヒッティングポンイント、ラケット面がどこでどう向いているか、スイング後の腕のかたち等々、経験をもとにミスの原因となる動きを1つ1つ検証します。
 そのときデッサンの教室でトレーニングした見る力が役に立っている気がします。デッサンによる写実という作業は、対象物を見て頭に画像を残したまま、スケッチブックの紙のうえに目線を移し、ペンでその形状を再現する作業の連続です。
 もちろん「描く」というテクニックも必要ですが、対象物の細部まで集中して観察する習慣は大切なことです。これはプレーヤーのフォームをチェックには欠かせません。
 全仏でシャラポアのサーブのフォームが変わったことは誰もが気づいたと思いますが、私は見た瞬間にあれ!と思いました。
 ビデオカメラが小型化した現代においては、その場で撮影したものを再生して確認することが気軽に出来るようになりましたが、コーチの見る力はあらゆる場面で必要でしょう。
 カメラのない場面でふとした瞬間に目の前のプレーに違和感を感じたり、感銘をうけたり、これはいつの時代も変わらないと思います。
 これからも観察する目は磨いていきたいと思います。
勝者のフットワーク塾 中屋

右の海岸の写真を写生しました。
dessan
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

JPTA080526
JPTAの研修会に行って来ました。日頃考えていることが、一人よがりに偏らないようするためにもこういった機会は、やはり貴重です。
 さて今回のテーマ、一つ目は明治乳業のVAAM営業担当の方による疲れを残さないエネルギー代謝のメカニズムについての講演でした。
 要するにVAAMの宣伝でしたがエネルギー代謝のメカニズムについては勉強になりました。
 注目は第2部。吉田友佳プロによるオンコートセミナーです。
「合理的な打ち方」、「クローズド、オープン、スクエアを使いこなす」と題して何やら人知れず必要以上に興味をそそられていました。
 いよいよ吉田選手登場。93年にUSオープンJrで準優勝した時以来いい選手だと思っていたのでフットワークにどんな意識を持っているのか知りたいと思っていました。
 彼女がどうフットワークを説明するかは、はっきり言って問題ではないです。知りたいのは、どういう意識でどんなつもりで打っているかでした。
 まず、吉田さんが言っていたのは、基本の打ち方は必要だけれど、1つの打ち方に捕らわれずいろいろな打ち方を練習したとのこと。その場面々応じた打ち方を練習すべきだと。
 彼女のいう基本的な打ち方とは、Vフットワークでいうステップダウンのことだと思います。そして、いろいろな打ち方を披露してくれました。
 それらはツアーを回っている時にコーチと相談しながら相手やシチュエーションに応じて編み出した打ち方で、結果的にいろいろな打ち方を頭に入れて試合をするようになったとのこと。
 彼女のデモの種類はVフットでいう、バックフット、トランスホップ、パワームーブ、フロントフットピボットでした。その他ドロップショット、アングルショット、スライスがありました。
 そして、Vフットで言っているセミオープンスタンスの構えついて、これは「間合い」と言ってました。ここが一番興味深いところで、その辺がやはり整理のされ方が選手っぽいところで、自分的は基本的な打ち方の時、つまりクローズスタンスで打つ時は「間合い」はいらないのですか、と聞いてみようと思いましたが話がややこしくなるのでそこで納得しました。
 ジュニアの頃から注目していたのですが、予想通り態度も技術もいい選手で安心しました。
 
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

JPTA080526
JPTAの研修会に行って来ました。日頃考えていることが、一人よがりに偏らないようするためにもこういった機会は、やはり貴重です。
 さて今回のテーマ、一つ目は明治乳業のVAAM営業担当の方による疲れを残さないエネルギー代謝のメカニズムについての講演でした。
 要するにVAAMの宣伝でしたがエネルギー代謝のメカニズムについては勉強になりました。
 注目は第2部。吉田友佳プロによるオンコートセミナーです。
「合理的な打ち方」、「クローズド、オープン、スクエアを使いこなす」と題して何やら人知れず必要以上に興味をそそられていました。
 いよいよ吉田選手登場。93年にUSオープンJrで準優勝した時以来いい選手だと思っていたのでフットワークにどんな意識を持っているのか知りたいと思っていました。
 彼女がどうフットワークを説明するかは、はっきり言って問題ではないです。知りたいのは、どういう意識でどんなつもりで打っているかでした。
 まず、吉田さんが言っていたのは、基本の打ち方は必要だけれど、1つの打ち方に捕らわれずいろいろな打ち方を練習したとのこと。その場面々応じた打ち方を練習すべきだと。
 彼女のいう基本的な打ち方とは、Vフットワークでいうステップダウンのことだと思います。そして、いろいろな打ち方を披露してくれました。
 それらはツアーを回っている時にコーチと相談しながら相手やシチュエーションに応じて編み出した打ち方で、結果的にいろいろな打ち方を頭に入れて試合をするようになったとのこと。
 彼女のデモの種類はVフットでいう、バックフット、トランスホップ、パワームーブ、フロントフットピボットでした。その他ドロップショット、アングルショット、スライスがありました。
 そして、Vフットで言っているセミオープンスタンスの構えついて、これは「間合い」と言ってました。ここが一番興味深いところで、その辺がやはり整理のされ方が選手っぽいところで、自分的は基本的な打ち方の時、つまりクローズスタンスで打つ時は「間合い」はいらないのですか、と聞いてみようと思いましたが話がややこしくなるのでそこで納得しました。
 ジュニアの頃から注目していたのですが、予想通り態度も技術もいい選手で安心しました。
 
 


鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:23 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の鐘の音

 相反する二つの感覚を持ち使いこなすことは難しいですが、しかし、相反する二つの感覚は備えておく必要があります。
 相反する二つの感覚とは例えば、ボールに回転をかける感覚とボールに回転をかけない感覚、あるいはトップスピンの感覚とアンダースピンの感覚、厚いグリップの感覚と薄いグリップの感覚などのような技術的に相反するもの。
 また、伸ばす感覚と折り曲げる感覚、緊張する感覚と弛緩する感覚などのような身体的動作の相反するもの。
 そして、棒の感覚とひもの感覚、包む感覚と弾く感覚、べたぁという感覚としゅっという感覚などのようなイメージ的な感覚で相反するもの、個々のプレーヤーをみるとこれらのような二つの相反する感覚は必ずどちらかに偏っています。どんな名プレーヤーでも偏っています。しかし、名プレーヤーになればなるほど偏りの度合いは少ないです。
 興味深いのは相反する感覚を持ち合わせているのですが、実際にゲーム中の多くの場面では自分の得意とする感覚を使ってゲームを戦っているということです。感覚は持っているけど見せる場面は少ないわけです。当然ですね。
 恐らくフェデラーはコンチネンタルグリップのきれいなフラットでグランドストロークを打ち合うことが出来るでしょう。しかし、試合ではほぼセミウェスタングリップからのトップスピンでゲームを展開します。
 コンチネンタルグリップのフラットで打つグランドストロークの感覚は使う場面は少ないけど、絶対的にそれでなくてはならない場面があるのだと思います。だから、その感覚のあるなしが大きな差となってゲームに出るのでしょう。
 正式な礼儀作法なんて使う場面は少ないけど、知らないとどうにもならない場面ってありますよね。これもバランスの問題でラフなスタイルだけに偏ると乗り切れない場面があるということで、堅苦しい感覚、ラフな感覚、両方を備えておく必要があるわけです。
 テニスに話を戻しましょう。プロの選手の試合中のボールの回転量を計測すると、トップの選手になればなるほどその試合中の最大値と最小値の差が大きいという結果になります。つまり、ボールに回転をかける技術とかけない技術のメリハリがあるということです。これこそ二つの相反する感覚を持ってプレーをしている現われだと思います。
 自分の得意としない感覚の習得は容易ではありません。でも、必要なことなのです。フットワークのレッスンをしていると必ず何らかの偏りが表面化します。当然ですが、それを直すと弱点が減っていきます。相反する二つの感覚に注目して下さい。
勝者のフットワーク塾 中屋     
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 03:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 相反する二つの感覚を持ち使いこなすことは難しいですが、しかし、相反する二つの感覚は備えておく必要があります。
 相反する二つの感覚とは例えば、ボールに回転をかける感覚とボールに回転をかけない感覚、あるいはトップスピンの感覚とアンダースピンの感覚、厚いグリップの感覚と薄いグリップの感覚などのような技術的に相反するもの。
 また、伸ばす感覚と折り曲げる感覚、緊張する感覚と弛緩する感覚などのような身体的動作の相反するもの。
 そして、棒の感覚とひもの感覚、包む感覚と弾く感覚、べたぁという感覚としゅっという感覚などのようなイメージ的な感覚で相反するもの、個々のプレーヤーをみるとこれらのような二つの相反する感覚は必ずどちらかに偏っています。どんな名プレーヤーでも偏っています。しかし、名プレーヤーになればなるほど偏りの度合いは少ないです。
 興味深いのは相反する感覚を持ち合わせているのですが、実際にゲーム中の多くの場面では自分の得意とする感覚を使ってゲームを戦っているということです。感覚は持っているけど見せる場面は少ないわけです。当然ですね。
 恐らくフェデラーはコンチネンタルグリップのきれいなフラットでグランドストロークを打ち合うことが出来るでしょう。しかし、試合ではほぼセミウェスタングリップからのトップスピンでゲームを展開します。
 コンチネンタルグリップのフラットで打つグランドストロークの感覚は使う場面は少ないけど、絶対的にそれでなくてはならない場面があるのだと思います。だから、その感覚のあるなしが大きな差となってゲームに出るのでしょう。
 正式な礼儀作法なんて使う場面は少ないけど、知らないとどうにもならない場面ってありますよね。これもバランスの問題でラフなスタイルだけに偏ると乗り切れない場面があるということで、堅苦しい感覚、ラフな感覚、両方を備えておく必要があるわけです。
 テニスに話を戻しましょう。プロの選手の試合中のボールの回転量を計測すると、トップの選手になればなるほどその試合中の最大値と最小値の差が大きいという結果になります。つまり、ボールに回転をかける技術とかけない技術のメリハリがあるということです。これこそ二つの相反する感覚を持ってプレーをしている現われだと思います。
 自分の得意としない感覚の習得は容易ではありません。でも、必要なことなのです。フットワークのレッスンをしていると必ず何らかの偏りが表面化します。当然ですが、それを直すと弱点が減っていきます。相反する二つの感覚に注目して下さい。
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勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

ASIJ
 都内のインターナショナルスクールでレッスンをしてます。世界中の子供達と接するといろいろな感覚を学ぶことが出来ます。
 なかでも「コーチありがとう。楽しかったよ」と毎回言いに来てくれる子が何人かいます。自分で「ありがとう」って言えることは大事なことなんだとわかります。
 その他大勢に紛れたなかで一緒に言う「ありがとう」、あるいは決められたルーティーンのなかでの「ありがとう」は、受け身というか受動的な感じがします。悪くないですが。
 別に言わなくても済んでしまうシチュエーションでの能動的な「ありがとう」っていいですよね。
 この子のその言葉で救われる人がこれからたくさんいるのだろうなと感じました。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 

ASIJ
 都内のインターナショナルスクールでレッスンをしてます。世界中の子供達と接するといろいろな感覚を学ぶことが出来ます。
 なかでも「コーチありがとう。楽しかったよ」と毎回言いに来てくれる子が何人かいます。自分で「ありがとう」って言えることは大事なことなんだとわかります。
 その他大勢に紛れたなかで一緒に言う「ありがとう」、あるいは決められたルーティーンのなかでの「ありがとう」は、受け身というか受動的な感じがします。悪くないですが。
 別に言わなくても済んでしまうシチュエーションでの能動的な「ありがとう」っていいですよね。
 この子のその言葉で救われる人がこれからたくさんいるのだろうなと感じました。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 GWテニスキャンプin豊橋 4

toyohashi10    手首の力を抜くことによる手首とラケットヘッドの軌道への影響と引っ張る、振る、フォロースルーの3段階の説明をしているところです。

toyohashi11
ハイターンのフィニッシュで最後は締めました。
12人のサムライは、また全国各地に帰って行きました。青森から参加のCさんをはじめ遠くから本当にありがとうございました。

サマーキャンプもまだ募集してます。詳しくはこちら。
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/category/8909.html
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:14 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 GWテニスキャンプin豊橋 4

toyohashi10    手首の力を抜くことによる手首とラケットヘッドの軌道への影響と引っ張る、振る、フォロースルーの3段階の説明をしているところです。

toyohashi11
ハイターンのフィニッシュで最後は締めました。
12人のサムライは、また全国各地に帰って行きました。青森から参加のCさんをはじめ遠くから本当にありがとうございました。

サマーキャンプもまだ募集してます。詳しくはこちら。
http://systemg.blog.tennis365.net/archives/category/8909.html
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勝者のフットワーク塾 GWテニスキャンプ3

toyohashi6 toyohashi7
誕生日おめでとうございます。Vフットファミリーの北村さんのお誕生日でした。ご家族に代わって祝福させて頂きました。北村さん、驚かせてすみません。
toyohashi8 toyohashi9
今回はPowerPointを使ったレクチャーでVフットワークメソッドの解説をしました。アニメや動画を使っての1時間半、あっと言う間でした。
また、新作オリジナルTシャツもお配りしました。ご希望の方は必勝祈願タオル、必勝祈願グリップテープと併せて、必勝祈願用品として販売予定です。お楽しみに。
腰のデザインを見せるためにポーズのセットに苦労しました。それにしても理屈抜きでとにかくいいメンバーでした。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 GWテニスキャンプ3

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誕生日おめでとうございます。Vフットファミリーの北村さんのお誕生日でした。ご家族に代わって祝福させて頂きました。北村さん、驚かせてすみません。
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今回はPowerPointを使ったレクチャーでVフットワークメソッドの解説をしました。アニメや動画を使っての1時間半、あっと言う間でした。
また、新作オリジナルTシャツもお配りしました。ご希望の方は必勝祈願タオル、必勝祈願グリップテープと併せて、必勝祈願用品として販売予定です。お楽しみに。
腰のデザインを見せるためにポーズのセットに苦労しました。それにしても理屈抜きでとにかくいいメンバーでした。



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勝者のフットワーク塾  GWテニスキャンプ2

toyohashi2
豊橋駅に到着。天候は上々。

toyohashi3
全国各地から12人のサムライが結集。男塾の様相。


toyohashi5
オンコートでレッスン。真剣勝負


toyohashi4
技術の仕組みを解き明かしてから段階的指導。
動作が染みこむ。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾  GWテニスキャンプ2

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豊橋駅に到着。天候は上々。

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全国各地から12人のサムライが結集。男塾の様相。


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オンコートでレッスン。真剣勝負


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動作が染みこむ。



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勝者のフットワーク塾  GWテニスキャンプ

GWテニスキャンプin豊橋、大成功!
順次報告していきます。

勝者のフットワーク塾  中屋

toyohashi
全員でVフットポーズで記念写真
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾  GWテニスキャンプ

GWテニスキャンプin豊橋、大成功!
順次報告していきます。

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toyohashi
全員でVフットポーズで記念写真
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勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 テニスのゲームに限らずゲーム運びが上手いというか、ゲーム勘がいいというか、持っている技術以上の結果を出せる人はよくいます。
 先日、あるブログでマレーはテニスIQが高い選手だという記述を見ました。
 コート上で認識した事象からポイントを取るための最適な結論を導き出す能力が高いらしいでのです。
 認識できる事としては、例えば自分と対戦相手の位置関係、打点までの距離、その時の球種、球の速度、風向き、相手のプレースタイルなど判断材料になる要素はたくさんあります。
 テニスIQの高い選手は最適の解をすぐにプレーに表します。
 打つところ打つところ、先回りした様にそこにいる、そんなプレーが出来るのは、瞬発力や反応の早さの問題だけではないと思います。
 その時のシチュエーションを総合的に判断し、次のプレーを考えられる力には個人差があります。
 ではどうしたらテニスIQを高めることが出来るのでしょうか。
 まず、日頃から成り行きでゲームをすることをしないことです。ゲーム慣れしてるから強いということをよく耳にしますが、ただゲームの回数だけ増やせばいいとうものではなく、出来るだけ効率のよいテニスIQのトレーニングを心掛けるべきです。
 やることはまず、相手を観察することです。そして、作戦を立てる習慣をつけることです。その結果のデータの積み重ねが、あなたのテニスIQの能力のもとになります。
 例えば、ドロップショットを拾った相手はどこに打ち返してくることが多いのか、それは走ってくる角度によってどう変わるか、など自分が仕掛けた作戦に対するサンプルを収集することが出来ると思います。
 そして、自分の得意とする勝ちパターンを見つけるのもいいでしょう。練習問題を自分で作って、答えていくような感じです。
 よく昔、返却された答案を見返しなさいと言われましたね。やはり、それは大事なことなのかも知れません。
 昔と違って今度は自分の好きなテニスです。出来るはずです。

「勝者のフットワーク塾」  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 テニスのゲームに限らずゲーム運びが上手いというか、ゲーム勘がいいというか、持っている技術以上の結果を出せる人はよくいます。
 先日、あるブログでマレーはテニスIQが高い選手だという記述を見ました。
 コート上で認識した事象からポイントを取るための最適な結論を導き出す能力が高いらしいでのです。
 認識できる事としては、例えば自分と対戦相手の位置関係、打点までの距離、その時の球種、球の速度、風向き、相手のプレースタイルなど判断材料になる要素はたくさんあります。
 テニスIQの高い選手は最適の解をすぐにプレーに表します。
 打つところ打つところ、先回りした様にそこにいる、そんなプレーが出来るのは、瞬発力や反応の早さの問題だけではないと思います。
 その時のシチュエーションを総合的に判断し、次のプレーを考えられる力には個人差があります。
 ではどうしたらテニスIQを高めることが出来るのでしょうか。
 まず、日頃から成り行きでゲームをすることをしないことです。ゲーム慣れしてるから強いということをよく耳にしますが、ただゲームの回数だけ増やせばいいとうものではなく、出来るだけ効率のよいテニスIQのトレーニングを心掛けるべきです。
 やることはまず、相手を観察することです。そして、作戦を立てる習慣をつけることです。その結果のデータの積み重ねが、あなたのテニスIQの能力のもとになります。
 例えば、ドロップショットを拾った相手はどこに打ち返してくることが多いのか、それは走ってくる角度によってどう変わるか、など自分が仕掛けた作戦に対するサンプルを収集することが出来ると思います。
 そして、自分の得意とする勝ちパターンを見つけるのもいいでしょう。練習問題を自分で作って、答えていくような感じです。
 よく昔、返却された答案を見返しなさいと言われましたね。やはり、それは大事なことなのかも知れません。
 昔と違って今度は自分の好きなテニスです。出来るはずです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 地球上に存在するものは、人工的に出来たものと自然に出来たものとに分けられます。エジプトのピラミッドは人工的なもので、砂漠は自然のものです。この「人工」と「自然」がいい塩梅で機能することが地球の未来にとっては大きな課題です。
 個々の人間について目を向けてみても、この「人工」と「自然」の融合というのは大きな課題です。養老孟司氏の著書によると基本的に脳は人工的に影響され、身体は自然に影響されるものだとあります。
 例えば身体のカタチを人工的に操作をすることは難しく、逆に脳は本来人工的に作られる性質のもので、意識で脳の中味は変えることはできます。。
 身長を大きくしたり小さくしたり、鼻の高さを高くしたり低くしたり、これをやりすぎると身体は滅茶苦茶になります。本来自然に出来るものだからです。
 身体のカタチと同様に、動き、動作についても本来自然に影響されるものです。そこで人工的に考えられたものに近づけるには、やはり努力が必要になります。
 養老氏の言葉を借りると、身体表現に対する努力を古くは「修行」といい、その具体的な方法を「道」といい、それが表現として完成したものを「型」というそうです。
 我々の心、脳、意識は人工的なものです。自然に出来た身体を脳は人工的な方に寄せようとします。しかし、自然というものはある意味、非常に安定したものですから出来ればそのままにしておいた方がいいのです。
 ところが完全に自然に任せてしまうと社会活動、経済活動は営めません。そこである程度手を入れる必要があるわけです。テニスという人工的な営みを自分の心が望むものにしたいと考えた場合、やはり手を入れる必要があります。
 私はテニスコーチの仕事を大きく「解説」と「指導」に分けて考えています。「解説」は理解させること、「指導」は出来させること。 
 脳への働きかけと身体への働きかけ、両方が必要だと思っています。よく頭でわかってはいるけど身体が言うことを聞かないという言葉を耳にするのですが、それはある意味自然です。
 養老氏がいう身体表現に対する努力、「修行」もある程度必要になるのでしょう。その助けをするのがコーチの「指導」だと思います。
 解説力と指導力とも充実したコーチを目指しています。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 何の気なしに毎日生活していますが、我々の心というのは実は大変不安定なものです。かなり微妙なバランスのうえにある程度の安定を保っているようです。
 テニスのプレーを構成する大きな要素にメンタルがあります。つまり、精神的なものです。いかに心をコントロールするかについてはどんな名プレーヤーでも大きな課題として考えています。
 冒頭「何の気なしに」といいましたが、ここが大切です。本当は「何の気なしに」に安定している時間というのはそんなには多くないのではと思っています。
 人の心の安定というのは、やじろべえのように微妙なバランスのうえに成り立っていて、ですからちょっとしたことでバランスは崩れ、ゆらゆら動き出すような気がします。
 大切なのはこのデリケートさを認識することです。心はちょっとした負荷をかけられただけでゆらゆら揺れてしまうものです。そのゆらゆら揺れていることに気づいて、それが収まるように落ち着かせたり、負荷のかからない状態に持っていったり、とにかく精神のバランスを戻さない限り更に精神のバランスは崩れていってしまいます。
 問題の多くは心のデリケートさを認識できていないところにあります。それで振れ幅がみるみる増幅した結果、思った以上に傷が深くなることがあります。
 心が人の言葉や期待通りにいかないことに心がぐらつくのは当たり前で、もともとやじろべえのように不安定なものなのです。心にやじろべえがゆらゆら揺れいている様子を想像してみて下さい。
 テニスのゲーム中は特にゆらゆら、ぐらぐら揺れていると思います。揺れて当然です。ですから不安定なもののバランスを保つ工夫をするしかないのです。
 やじろべえの乗っている軸を動かないようにしっかり支えるか、余分な負荷がそれ以上かからないように心掛けることが大切なのです。揺れるがままにしていると揺れは大きくなるばかりでしょう。
 客観的にその心のやじろべえの揺れを感じてみて下さい。そして微妙なバランスを取るために何か工夫をすることです。その方法として呼吸法や気分転換、ストレス発散、瞑想などが助けになるでしょう。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:30 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 ある技術の習得をテーマにしたレッスンに当たり私が考えることは、いくつかの段階的な指導を取り入れることです。一口に段階的な指導といってもいろいろな要素を考慮して作っていきます。
 イメージとしては水が流れる道筋を作る感じです。能力が千差万別な受講者の出来ることを少しずつみつけ、ある方向に導いていくわけです。
 大切なことは上から下へ流れる水の基本的性質があることを忘れないことです。必ずきちんと道筋をつけると勢いよく流れるものです。
 この段階的な指導の興味深いところは、同じ能力を持った人に違う手続きで指導をすると違う結果になるということです。指導手続きによって技術習得の到達度が違うわけです。
 水の流れの道筋のつけ方を細かくし過ぎても、大雑把にし過ぎても水は滞ります。例えば1つの指導ステップを省略してしまうことで技術の習得の割合に大きな差が出ます。
 どんな人でも流れる道筋を持っています。そこに導くイマジネーションを持つことがコーチとしての大切な技量と言えると思います。
 私はもともと教員ですが、同じテキストをもとに授業をしても授業の方法によって生徒の理解度は違います。つまり、教える内容は同じでも伝えるその方法をいかに工夫するかがポイントです。正しい知識を備えていることと同時に、それを伝える方法を持っていることが指導者として大事なことなのだと思います。
 以前、先輩教員にこんなことを言われました。教科の専門性はそれを研究している研究者に負けるかも知れないが、忘れていけないのは我々は教えることの専門家だということ、それで負けてはいけない。
 その言葉は今でも心に残っています。スムーズに水が流れるためにどうしたらいいのか、そのことをいつも考えてます。勢いよく流れるせせらぎの音は心地いいです。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 終業式が終わり、学生の皆さんは楽しい春休みですね。通知票をもらって一喜一憂したことでしょうね。
 保護者の方々はお子さんの通知票を見ていろいろお感じになっることが多いでしょう。通知票を前にしての親子の話し合いの空気はどうでしたか。
 例えば通知票でオール3にただ1つ「1」の評価がついた科目があったとしたらどう考えますか。
 恐らくその「1」を無くすように子供に言うのではないですか。ごく自然な感覚だと思います。他の科目が普通で、1つだけ見劣りがするなら気になりますからね。
 ところでテニスの話ですが、皆さん苦手なショットってありますよね。大抵何とかその苦手ショットを克服しよう一生懸命努力すると思います。
 私は基本的に得意なショットをしっかり磨いて、苦手ショットは時間を掛けてという考えで指導をしています。不得意を修正することを優先的に意識を向けてしまいがちですが、より優先すべきことは得意ショットを伸ばして磨くことだと思っています。
 USPTAの会報に、その昔ニックボロテリー氏がインタビューで答えていた記事を読んで、その通りだと思いました。
 その時、ボロテリー氏は学校の成績に例えていたのですが、力を注ぐ割合は不得意科目に2割、得意科目8割でいいと、まず大事なことはすばらしい才能を伸ばすことだ、そして慌てないで時間を掛けて不得意を克服するよう努力すればいい。そう言ってました。
 つまり、評価「3」のなかの得意な科目をみつけ、それを伸ばすことを考えることの方が、その後の大きな成長につながるというわけです。とは言っても「1」ついた科目も全く見過ごすわけにはいきませんから、不得意科目の修正にも取り組む姿勢が必要なわけで、でもそれについては時間をかけていけばいい、そういうことです。
 王者フェデラーでさえフォアハンドに比べバックハンドは苦手なのです。また世界の王さんは現役の頃、王シフトといって内野手が全員ライト寄りになっている状態でもガラガラのレフト方面に打とうとしませんでした。並はずれたライトスタンドに打ち込む力を磨き続けたと言えるのかも知れません。
 苦手ショットを克服しようとして、自分の得意ショットを磨くことを忘れてはいませんか。最後は自分の得意ショットでの勝負です。キラーフォアハンドを目指して下さい。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 先日、VIP・TOPグループの総支配人の中嶋博康さんのお話を聞く機会がありました。
 テニススクール事業を立ち上げ運営されてきた、その苦労話は興味深く大変面白い話でした。やはりエネルギッシュで熱意に満ちていた印象です。
 ボーリング場跡地でインドアの壁打ちテニスをして遊んでいたところに運命的な誘い、そのフロアの運営を頼まれたそうです。縁です。
 スクール立ち上げ当初から今まで一環したポリシーは「上手く打てない人と初心者を大事にする」ということでした。さすが当時は人気コーチで常にレッスンはキャンセル待ちだったそうです。
 それも100人以上のキャンセル待ちというのですから、規模が違いますね。自分のスクールでのレッスンとプライベートレッスンで忙しく立ち回る日々が10年以上続いたというのですから、私などまだまだだと思い知らされました。
 お酒の入った席でも気さくで楽しい会話が出来る方で人を引きつけるお人柄を感じました。いろいろな方が中嶋さんを助けてくれたという理由がわかる気がします。魅力ある人との出会いで楽しい時間を過ごせました。
 やはり、周りへの感謝を忘れない人でしたね。。見習います。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 フェデラーのコーチをダレン・ケーヒル氏が辞退したようですね。ケーヒルコーチを皆さんご存じですか。
 オーストラリア、デビスカップ監督だった人です。その前はアガシヒューイットのコーチだったこともあるのですが、名コーチであることに間違えないでしょうね。
 ビンスバークレーテニスアカデミーにも何度か来てコーチをしていました。そんな名コーチがどんなコーチングをするか興味あります。
 ケーヒルコーチに匹敵する、あるいは彼以上の名コーチと言えばトニーローチ氏です。そのローチ氏のコーチングをアカデミーで毎日のように見ていたのを思い出します。
 ベースラインからのラリー、ボレーストローク、球だしの位置を変えてのラリー練習は実戦的、そして迫力もありました。
 ある時、トニーさんにバックハンドスライスのコツについて聞いたことがあります。その時に確か「penetrate」という単語を使っていたと記憶してます。突き刺すとかという意味になります。
 今回Vol.3バックハンド編でスライスを解説しましたが、その辺を意識しての解説をしました。力のないふわふわしたスライスとは別物です。突き刺すようなイメージで練習して下さい。
 今から考えるとビンスバークレーアカデミーでは、本当に貴重な経験させてもらったとつくづく思います。皆さんも機会があれば短期間でもトレーニングに行かれることをお薦めします。
 トニーローチ氏がホームコートとのようにコーチをしています。勉強になりますよ。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 「勝者のフットワーク塾」Vol.3発売でいろいろな反響を頂いてます。どの意見もこれからの私の動向への期待の高さを感じさせられます。しっかり受け止めなければと肝に銘じてます。
 満足・感動・感謝。期待通りなら満足、期待を超えれば感動、それ以上なら感謝、こんなことがサービスに対する目安にあるそうです。
 期待を超えるものを追求していきたいといつも思っています。まだまだ皆さんに伝えたいことはたくさんあります。いかにして伝えるかです。
 今、Vol.4の具体的な制作準備に入りました。まず私のDVD制作の第1歩は絵コンテです。オンコートでレッスンをしているイメージを出来るだけDVDでお伝えできればと思いながら下手な絵を駆使して考えてます。
 さて、本日はVol.3の絵コンテを本邦初公開です。この絵コンテが書き込みでぐじゃぐじゃになります。

ekonte
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 数ヶ月に1度のペースで研修に行ってます。研修に参加して間もない頃は資格維持のための研修ポイント目的というのもありましたが、今では出来るだけの研修に出かけるようにしています。
 正直言って、たまにちょっと内容が薄いかなと感じる時もありますが、多くはコーチとしての知的欲求を満たしてくれる内容です。ですから周りの若いコーチも誘って参加するようにしてます。
 主催は日本体育協会、日本テニス協会、日本プロテニス協会、その他いろいろです。今回はプロスポーツ指導者連絡協議会が主催で弁護士の方を招いてのセミナーでした。
 「セクハラの現状と対策」と「スポーツ事故とインストラクター」の2本立てでした。セクハラの方は、相手の嫌がることをするなという事に尽きると思いますが、同じ事をしても許される場合と許されない場合があるところがややこしいところでしょうね。
 その辺の中年のおじさんがやるとセクハラでキムタクがやるとセクハラじゃないというわけだから、納得いかない面もありますが、男性側からの訴えが少ないということは、やはり、嫌な思いをしているのは女性が多いということですね。勉強になりました。
 次の「スポーツ事故とインストラクター」の講義は、明日は我が身と思い知らされる内容でした。
 何年か前の判例を取り上げての講義で、サッカー大会に出場した高校生が落雷を受けて視力と両手両足の自由を失った事例を取り上げ説明されました。
 雷鳴が聞こえたのに適切な処置をしなかった。この過失で何と3億円の賠償金の支払い命令がなされたのです。我が身を振り返ると同じ様に遠くの方で雷が鳴っていても練習を続けたなどということは正直結構あります。
 ここでのポイントは安全の手引きにどうすべきと書いてあるかでした。手引きには「遠くてもプレーを止めさせるべきだ」と書いてあったのです。
 我々コーチも「スポーツ指導者必携書」を渡されています。何気なく持っていましたが、重要なものなんですね。安全の項目、すぐに読み直しました。恐らく大会関係者にとっていろいろな意味でかなり重い判決だと思います。
 それにしても3億円は大きいですよね。被害者が若いということもありますが、最近の裁判は事業者への賠償額を算出する時、保険に入っていることを前提に額を出すので高額の賠償金のケースが多くなるのだそうです。
 私の場合もプロテニス協会に属しているので、保険への加入はほぼ義務づけられている関係で保険には入っています。もしもの備えは生徒さんへの配慮にもつながると思っています。
 今回思ったことは、その時代によって判断が違う、許容範囲も違う、それが現実だということです。法律という一見揺るぎないと思われる基準でさえ時代によって違うのです。これからも出来るだけ研修に参加して自分を高める機会をもちたいと思います。
 時代を感じつつ時代に流されないように。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 08:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

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●負け方
 ゲームというものは勝ったり負けたりがあって当たり前です。そこに一喜一憂があるので面白いのでしょう。勝った時は嬉しく、負けた時は悔しい、それが普通の感情です。
 テニスというものは、その人の性格が出てしまうもので、特に負けた時に嫌な面が見えてしまうものです。まず、いろいろないい訳が始まる人は、自分を正面から見れない傾向があります。
 私はコーチとしてゲームを見る時、技術や戦略もですが態度も参考にしたいと思って見ています。特に負けゲームの後は興味深いです。嘆き崩れる人、深くうなだれる人、怒りを露わにする人、それぞれです。
 仕方ない部分もあると思いますが、握手が終わってから後になって、ラインジャッジのこと、サーフェイスのこと、天候のこと、怪我のこと、並べ上げてるのはどうも頂けない気がします。
 勝ち方も大事ですが、負け方も大事です。上手い負け方の人を見ていると、考え方が生産的で次のゲームにこのゲームを活かそうという意思が伝わってきます。
 上手い負け方が出来た時は、先の見通しが冷静に出来た時ですね。

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鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:24 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 ある一定以上スイングスピードを上げるとボールコントロールが安定します。中途半端なスピードでは返って乱れてしまうこともあるかも知れません。
 では、どうしたらスイングスピードを上げることが出来るのかということです。まず言えることは筋力にものを言わせる方法は、思ったより効果がないと言うことです。
 筋力はあると使ってしまうので、邪魔になることも時としてあると考えてよいでしょう。まあ、ムキムキにすればいいという問題ではないと言うことです。
 私が思うにスピードとはどこか固定された状態があって、初めてその周辺に生まれるものではないか。
 弓矢の弓にスピードが生まれるのは弓が固定されているからですね。コマの回転にスピードが出るのは軸がぶれず固定されているからですね。 
 昔、ディレクトシステムという運動理論を読んだことがあります。そのなかではその固定された部分をディレクターと呼んでいたように記憶してます。
 それはいわゆる軸と言われるものです。軸というと線をイメージしますが、このディレクトシステムではそれが、線であったり面であったり、点であったりするということなのです。
 達人たちの動きはこのディレクターを組み合わせて動いているらしいのです。それぞれのディレクターの設計図を書くことも可能だそうです。ですから、素人でもその設計図通りにディレクターを再現すると達人と同じ動きができるのです。
 でも人それぞれディレクターを意識することには差があるわけで、それに比例してパフォーマンスも差がでるわけです。そのディレクターをいくつも意識するのは、実際一般的には難しい話だと思います。
 そこで極大雑把にテニスの動きのディレクターを考えてみます。例えばグランドストロークはディレクターを線で考えた方がいい場合が多いです。ボレーは面ですね。低い球の処理は点です。
 点とは、よく言う丹田という部分を想像するといいでしょう。相撲などは丹田が重要なディレクターになります。
 軸と言われるものを意識するとその周辺の動きが素早くなると言いましたが、これにはもう1つ大切な条件があります。
 それはゆるんでいるということです。いくらディレクターを意識できてもガチガチに固まっていてはスピードは生まれません。筋肉をゆるめること、これって意外と難しいものです。力づくで何とかしてしまおうとするのが人間の悪い癖です。
 大切な軸だけをぶらさないようにして、身も心もゆるめて生活してみましょう。結構楽に問題が解決出来るものです。
 
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 原田武一。私が尊敬する選手の一人です。全米3位、世界7位、戦前に日本の男子が世界の強豪と称された時代があったのです。弾まないボールを擦り切れるまで打って練習していた時代が日本男子テニスの黄金時代だったとは不思議なものです。
 武一の唱える「ノーグリップ・ノーフォーム」説は共感出来ます。全てのグリップで全ての球種を打ちこなせるというのが究極の理想だと私も考えます。もちろんグリップに特性があることが大きなネックとなりますが、その理想に少しでも近づくことが本当の意味でボールを操る技術となるのではないか、また、それが全てのグリップの可能性を最大限に引き出すということになるのだとも思います。
 私がオーストラリアに渡った理由の1つは、普遍的なテニスの原理を知るためです。幸いシドニーには世界のトップクラスの選手が集まるビッグトーナメントがあり、朝から晩まで飽きるほど彼らのプレーを見る機会がありました。
 そこで気が付いたことは、我々が試合で見ているのは彼らの技術のほんの一部で、研ぎ澄まされた一級品の技術だけを試合の場で目にしているのだということです。
 「個性」と「基本」についてよくレッスンで話をしますが、技術は「個性」と「基本」で構成されています。彼らの「個性」は計り知れないものがあります。1年に1度使うかどうかという技術、例えばコンチネンタルグリップでトップスピンを打つなどということは基本からは外れていることですが、彼らの個性的な技術の1つとして時に垣間見ることが出来ます。
 この彼らの持つ多種多様な「個性」はかたちに捕らわれない「ノーグリップ・ノーフォーム」説につながると考えています。それこそ、普遍的なテニスの原理に基づくテニスなのかも知れません。
 一方「ノーグリップ・ノーフォーム」の近づいた時に大切なことは、逆に「基本」を知っているということのような気がするのです。ウェスタングリップでボレーをするにしても、それしか出来ないという人とそれも出来ることの1つという人では全然違います。幅広い個性と基本に基づいた技術を備えて初めてバランスのとれたテニスになるのでしょう。
 本当の原理を知れば「ノーグリップ・ノーフォーム」が実現する気がします。
 粋で豪快な反面ナイーブな男の生き様を描いた「フォレストヒルズを翔けた男」テニスの風雲児・原田武一物語 小林公子著。一度読んで見て下さい。

勝者のフットワーク塾 中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 11:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

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 「進化論」で有名なダーウィンが著書「種の起源」のなかで、「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い物が生き残るのでもない。最も変化できるものが生き残れる」と唱えているそうです。
 中野区スポーツ連盟のレッスンを引き受けてもう2年が経ちます。最初は今まで経験したことのない動きを取り入れたレッスンに戸惑い、やや引き気味の雰囲気がありました。
 今、参加者の皆さんはレッスンのたびに変化し、新しい感覚の発見に活き活きとしています。
 新しい技術の習得のための段階的な導入後、いつものように「さあ、じゃあ、実際にボールを打ってみましょう。さあどうなるか。」という私の掛け声で実験開始。
 その瞬間、生徒さんの顔から笑顔がこぼれ、わくわくした気持ちが伝わってきます。それは変化を楽しむことを知ってしまったが故の光景かも知れません。
 「変化」は与える側も受ける側も勇気がいるものです。なぜなら現状維持にはリスクはないという錯覚を持ってしまうからです。
 実際、ファハンドのジャックナイフを教えるコーチもなかなかいないと思いますが、それがボレーの動きのヒントになることを知ってもらいたかったわけです。
 こんなレッスンも少々勇気がいりますが、それ以上に皆さんの動きの大胆さに驚きました。
 中野区の生徒の皆さん、引き続きお付き合い下さい。

写真をクリックして下さい
nakanoku
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:50 | コメント(3)| トラックバック(0)

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 「進化論」で有名なダーウィンが著書「種の起源」のなかで、「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢い物が生き残るのでもない。最も変化できるものが生き残れる」と唱えているそうです。
 中野区スポーツ連盟のレッスンを引き受けてもう2年が経ちます。最初は今まで経験したことのない動きを取り入れたレッスンに戸惑い、やや引き気味の雰囲気がありました。
 今、参加者の皆さんはレッスンのたびに変化し、新しい感覚の発見に活き活きとしています。
 新しい技術の習得のための段階的な導入後、いつものように「さあ、じゃあ、実際にボールを打ってみましょう。さあどうなるか。」という私の掛け声で実験開始。
 その瞬間、生徒さんの顔から笑顔がこぼれ、わくわくした気持ちが伝わってきます。それは変化を楽しむことを知ってしまったが故の光景かも知れません。
 「変化」は与える側も受ける側も勇気がいるものです。なぜなら現状維持にはリスクはないという錯覚を持ってしまうからです。
 実際、ファハンドのジャックナイフを教えるコーチもなかなかいないと思いますが、それがボレーの動きのヒントになることを知ってもらいたかったわけです。
 こんなレッスンも少々勇気がいりますが、それ以上に皆さんの動きの大胆さに驚きました。
 中野区の生徒の皆さん、引き続きお付き合い下さい。

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勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 フットワークは重要だということはテニスをする人の常識です。しかし、フットワークについて普段の練習で意識していることってどんなことがありますか。スプリットステップ?それから?細かく足を動かす。一生懸命動く。他にありますか。
 フットワークと一言で言ってもいろいろあるのです。まず分類すると5つになります。①準備のためのステップ②スタートのためのステップ③ボールに追いつくためのステップ④ボールを打つためのステップ⑤戻りのためのステップ。
 注目すべき点は③のボールに追いつくためのステップと④のボールを打つためのステップを区別出来ている人は本当に少ないということです。恐らくコーチの間でもなかなかいないでしょう。
 オープンスタンスで打つ、クローズドスタンスで打つとよく言いますが、大抵③と④をごちゃごちゃに考えているケースが多いです。③のボールに追いついて取るスタンスはセミオープンスタンスとオープンスタンスしかありません。
 また、④のボールを打つために取るスタンスには、クローズドスタンスからオープンスタンスからスクエアーズスタンス、セミオープンスタンスまでいろいろです。これはスタンスを「足の位置」という意味で考えた場合です。
 そもそもスタンスを「構え」という意味で考えると④のボールを打つためのステップの前段を指すことになり、それは取りも直さずセミオープンスタンスかオープンスタンスしかないということになります。
 この辺りは「勝者のフットワーク塾」のレッスンで散々説明している点なので、参加された方は理解して頂けると思います。もしピンと来ない方は是非、レッスンに参加してみて下さい。疑問にお答えできると思います。
 関東から遠い方はDVDをご覧頂くしかないのですが、とにかく、フットワークについてやみ雲に動かすという意識は変える必要はあると思います。
 上記の①から⑤をヒントに整理してみて下さい。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:50 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音

 フットワークは重要だということはテニスをする人の常識です。しかし、フットワークについて普段の練習で意識していることってどんなことがありますか。スプリットステップ?それから?細かく足を動かす。一生懸命動く。他にありますか。
 フットワークと一言で言ってもいろいろあるのです。まず分類すると5つになります。①準備のためのステップ②スタートのためのステップ③ボールに追いつくためのステップ④ボールを打つためのステップ⑤戻りのためのステップ。
 注目すべき点は③のボールに追いつくためのステップと④のボールを打つためのステップを区別出来ている人は本当に少ないということです。恐らくコーチの間でもなかなかいないでしょう。
 オープンスタンスで打つ、クローズドスタンスで打つとよく言いますが、大抵③と④をごちゃごちゃに考えているケースが多いです。③のボールに追いついて取るスタンスはセミオープンスタンスとオープンスタンスしかありません。
 また、④のボールを打つために取るスタンスには、クローズドスタンスからオープンスタンスからスクエアーズスタンス、セミオープンスタンスまでいろいろです。これはスタンスを「足の位置」という意味で考えた場合です。
 そもそもスタンスを「構え」という意味で考えると④のボールを打つためのステップの前段を指すことになり、それは取りも直さずセミオープンスタンスかオープンスタンスしかないということになります。
 この辺りは「勝者のフットワーク塾」のレッスンで散々説明している点なので、参加された方は理解して頂けると思います。もしピンと来ない方は是非、レッスンに参加してみて下さい。疑問にお答えできると思います。
 関東から遠い方はDVDをご覧頂くしかないのですが、とにかく、フットワークについてやみ雲に動かすという意識は変える必要はあると思います。
 上記の①から⑤をヒントに整理してみて下さい。
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1月:中屋の響き 鐘の音

●練習の種類
 テニスが上達したいのなら練習はしなければなりません。問題はどうのように練習するかですね。ただ時間だけ長い練習をしても意味がないことは言うまでもないでしょう。
 皆さんはどのような練習をしていますか。ゲーム中心ですか。ラリー中心ですか。かたちとしていろいろあると思います。
 先日、ある方からこんな話を聞きました。練習には、打ち方の練習、打ち返し方の練習、ゲームでの練習の三種類があるとのことです。
 つまり、打ち方の練習とは、いわゆる球出しのボールをポイントに関係なく打つ練習です。また、打ち返し方の練習とは、相手と打ち合う練習です。そして、ゲームでの練習は、ポイントのやり取りがある練習です。
 これらの練習は、それぞれ想定した目的達成までの期間が違うのです。打ち方の練習は長期的な視野を念頭に取り組むものです。目安として3年後の自分のテニスを考えて打ち方の練習をすることが大切です。
 打ち返し方の練習、ゲームでの練習はより実戦に近づいた練習になるわけですから、打ち方の練習よりも中期的、短期的な視野で取り組むものだと考えてよいでしょう。
 実戦から遠いところにある打ち方の練習は上級者になると疎かにしてしまうものです。当然、打ち方の練習だけではテニスという競技の練習としては効果的とは言えません。しかし、本当に自分のテニスをしっかり確立したいのであれば、この打ち方の練習は欠かせない練習だと思います。
 ただ、打ち方の練習をする時は正しいテニス観を持ったコーチがそこに必要になるので、そこが意外とネックとなるところかも知れません。私はテニスコーチをしていますが、そこが私の存在価値なのではと考えています。
 打ち返し方やゲームの練習はコーチがいなくても、出来る練習形態は多いです。でも、長期的な視野を考慮した効果的な練習になかなかならないものです。テニスコーチでも、打ち方の練習をきちんと出来るコーチはなかなかいません。
 ラリーをさせて、ゲームをして楽しませる。それだけではテニスらしいテニスの仕組みを理解してもらえない気がしています。とどのつまり、バランスのよい練習をしなければいけないということです。そのバランスの保つための要素は知っておいた方がいいでしょうね。 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

1月:中屋の響き 鐘の音

●練習の種類
 テニスが上達したいのなら練習はしなければなりません。問題はどうのように練習するかですね。ただ時間だけ長い練習をしても意味がないことは言うまでもないでしょう。
 皆さんはどのような練習をしていますか。ゲーム中心ですか。ラリー中心ですか。かたちとしていろいろあると思います。
 先日、ある方からこんな話を聞きました。練習には、打ち方の練習、打ち返し方の練習、ゲームでの練習の三種類があるとのことです。
 つまり、打ち方の練習とは、いわゆる球出しのボールをポイントに関係なく打つ練習です。また、打ち返し方の練習とは、相手と打ち合う練習です。そして、ゲームでの練習は、ポイントのやり取りがある練習です。
 これらの練習は、それぞれ想定した目的達成までの期間が違うのです。打ち方の練習は長期的な視野を念頭に取り組むものです。目安として3年後の自分のテニスを考えて打ち方の練習をすることが大切です。
 打ち返し方の練習、ゲームでの練習はより実戦に近づいた練習になるわけですから、打ち方の練習よりも中期的、短期的な視野で取り組むものだと考えてよいでしょう。
 実戦から遠いところにある打ち方の練習は上級者になると疎かにしてしまうものです。当然、打ち方の練習だけではテニスという競技の練習としては効果的とは言えません。しかし、本当に自分のテニスをしっかり確立したいのであれば、この打ち方の練習は欠かせない練習だと思います。
 ただ、打ち方の練習をする時は正しいテニス観を持ったコーチがそこに必要になるので、そこが意外とネックとなるところかも知れません。私はテニスコーチをしていますが、そこが私の存在価値なのではと考えています。
 打ち返し方やゲームの練習はコーチがいなくても、出来る練習形態は多いです。でも、長期的な視野を考慮した効果的な練習になかなかならないものです。テニスコーチでも、打ち方の練習をきちんと出来るコーチはなかなかいません。
 ラリーをさせて、ゲームをして楽しませる。それだけではテニスらしいテニスの仕組みを理解してもらえない気がしています。とどのつまり、バランスのよい練習をしなければいけないということです。そのバランスの保つための要素は知っておいた方がいいでしょうね。 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:31 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが上達するための意識

突然ですが、クイズです。サッカーにあってテニスないもの、バスケットにあってテニスにないもの、あるいはバレーにあってテニスにない、そして、野球にあってテニスにないものは何でしょう。
 え?いいから早く教えろ。わかりました。それは自分の身方にパスあるいはトスをすることです。テニスの場合は身方にパスをすることはないわけです。
 野球などは特に相手に取りやすいボールを投げることは、プレーをするうえで重要な技術になります。ですから、キャッチボールで基本的に相手の胸元を目掛けて投げる練習を毎日します。
 ところがこの考え方がテニスに持ち込まれているような気がするのです。ベースラインで打ち合うラリーで相手の打ちやすいところに打ちやすいボールを打つ練習をいつまでも一生懸命しているケースをよく見掛けます。
 最初のウォームアップで10分、15分程度のそんなラリーをするのはわかりますが、1時間も2時間もやる意味はないと思っています。テニスは相手に続けさせないスポーツですから、相手の打ちやすいボールを打つ練習ばかりすることに疑問を感じます。
 とは言ってもきれいに安定したラリーに憧れる気持ちもわかります。しかし、ラリーを続けることを主たる目標にするのは違う気がします。あくまでも技術の上達の結果として安定したラリーが打てるようになるわけで、それを目標にしてしまっては、ウィナーを取れる鋭いショットの習熟を遅らせてしまうと思います。
 オーストラリアで、ろくにラリーも続かないのに強い人はたくさん見ました。
相手の打ちにくいボールを打ってつい「ゴメン」なんて言ってしまう練習は変えるべきでしょう。
 この辺りをビンスは特にこだわっていました。だらだらラリーをいつまでもしてようものなら、生徒達はクラブハウスから出てきたビンスによく怒鳴られていました。「いったい何の練習をしているのだ」と。
 コーチとしてラリーが続くようになると見た目に上達したように思えるし、生徒自身もそんな気になります。ですから、相手の打ちやすい、ゆったりとした球を打つことが身に付いてしまうのかも知れません。
 野球のように安定したキャッチボールをイメージして、ラリーの練習をしてしまうことの意味をもう一度考えた方がいい気がします。
 今回オーストラリアのビンスバークレーアカデミーへテニスツアーを企画しました。本格的なオージーテニスのなか、刺激を受けテニス観が変化すると思います。よかったら、一緒に行きませんか。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが上達するための意識


突然ですが、クイズです。サッカーにあってテニスないもの、バスケットにあってテニスにないもの、あるいはバレーにあってテニスにない、そして、野球にあってテニスにないものは何でしょう。
 え?いいから早く教えろ。わかりました。それは自分の身方にパスあるいはトスをすることです。テニスの場合は身方にパスをすることはないわけです。
 野球などは特に相手に取りやすいボールを投げることは、プレーをするうえで重要な技術になります。ですから、キャッチボールで基本的に相手の胸元を目掛けて投げる練習を毎日します。
 ところがこの考え方がテニスに持ち込まれているような気がするのです。ベースラインで打ち合うラリーで相手の打ちやすいところに打ちやすいボールを打つ練習をいつまでも一生懸命しているケースをよく見掛けます。
 最初のウォームアップで10分、15分程度のそんなラリーをするのはわかりますが、1時間も2時間もやる意味はないと思っています。テニスは相手に続けさせないスポーツですから、相手の打ちやすいボールを打つ練習ばかりすることに疑問を感じます。
 とは言ってもきれいに安定したラリーに憧れる気持ちもわかります。しかし、ラリーを続けることを主たる目標にするのは違う気がします。あくまでも技術の上達の結果として安定したラリーが打てるようになるわけで、それを目標にしてしまっては、ウィナーを取れる鋭いショットの習熟を遅らせてしまうと思います。
 オーストラリアで、ろくにラリーも続かないのに強い人はたくさん見ました。
相手の打ちにくいボールを打ってつい「ゴメン」なんて言ってしまう練習は変えるべきでしょう。
 この辺りをビンスは特にこだわっていました。だらだらラリーをいつまでもしてようものなら、生徒達はクラブハウスから出てきたビンスによく怒鳴られていました。「いったい何の練習をしているのだ」と。
 コーチとしてラリーが続くようになると見た目に上達したように思えるし、生徒自身もそんな気になります。ですから、相手の打ちやすい、ゆったりとした球を打つことが身に付いてしまうのかも知れません。
 野球のように安定したキャッチボールをイメージして、ラリーの練習をしてしまうことの意味をもう一度考えた方がいい気がします。
 今回オーストラリアのビンスバークレーアカデミーへテニスツアーを企画しました。本格的なオージーテニスのなか、刺激を受けテニス観が変化すると思います。よかったら、一緒に行きませんか。

勝者のフットワーク塾  中屋

鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが上達する人としない人

●必要なものを見極める
 フットワークのレッスンで新しい動きを教えた時、「難しい」という言葉を耳にすることがあります。私のレッスンでは「難しい」の代わりに「面白い」という言葉をお願いしています。
 「難しい」と口にすれば身体の細胞から拒否反応を示してしまいます。「面白い」という言葉で受け入れ体勢を柔軟なものに変えないと新しいことは始まらないと思うからです。でも、 そうは言っても、心のブロックは完全にははずれないものです。
 人は難しいことに出会った時に2種類に分かれます。ますますそのことに夢中になる人と、そのことを避けて諦める人に。さて、この違いはいったい何なのでしょう。
 誤解のないように諦めるからと言って悪いと言いたいのではありません。例えば先般、ノーベル賞を受賞した「小林・益川理論」の説明を聞いて、難しいと感じましたが、はっきり言って益々夢中になるとは私自身思えません。
 大事なことは、自分が目的と定めたことにそれが必要なものかどうかだと思います。そして、それを見極める目がポイントです。つまり、テニスの技術について言えば、その見極める目が正しいかどうかが上達への道の分かれ道なのです。
 ある程度上達の実感が出来て、その方法を選ぶのは当然ですが、その時点では出来なくてもこれは自分の目的にとって必要なことだと判断すれば、その方法を身につけるために努力すべきでしょう。
 しかしながら、一般テニス愛好家に「あなたがテニスをする目的は何ですか」と聞かれはっきり答えられる人はそうはいないでしょう。目的を意識していなければやはり、基準が曖昧になるわけで、結局のところ直感やフィーリングで決定することが多いと思います。
 自分が何となくやりたいと思っていることを実現するために必要なことを見極める目は、いずれにしてもキーポイントになります。おいしそうに見えるものだけでなく、本当に栄養のあるものを選ぶことです。
 あなたの目が何を見抜くかです。どんな場面においても何が自分の目的には必要なのかを判断する力が成功のカギでしょう。難しいと感じることだけを基準に避けて通るべきではないこと言うまでもありません。
 あなたのテニスにとって、ひいてはあなたの人生にとって必要なことをしっかり選びたいものです。10年後に違いが出ます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが上達する人としない人

●必要なものを見極める
 フットワークのレッスンで新しい動きを教えた時、「難しい」という言葉を耳にすることがあります。私のレッスンでは「難しい」の代わりに「面白い」という言葉をお願いしています。
 「難しい」と口にすれば身体の細胞から拒否反応を示してしまいます。「面白い」という言葉で受け入れ体勢を柔軟なものに変えないと新しいことは始まらないと思うからです。でも、 そうは言っても、心のブロックは完全にははずれないものです。
 人は難しいことに出会った時に2種類に分かれます。ますますそのことに夢中になる人と、そのことを避けて諦める人に。さて、この違いはいったい何なのでしょう。
 誤解のないように諦めるからと言って悪いと言いたいのではありません。例えば先般、ノーベル賞を受賞した「小林・益川理論」の説明を聞いて、難しいと感じましたが、はっきり言って益々夢中になるとは私自身思えません。
 大事なことは、自分が目的と定めたことにそれが必要なものかどうかだと思います。そして、それを見極める目がポイントです。つまり、テニスの技術について言えば、その見極める目が正しいかどうかが上達への道の分かれ道なのです。
 ある程度上達の実感が出来て、その方法を選ぶのは当然ですが、その時点では出来なくてもこれは自分の目的にとって必要なことだと判断すれば、その方法を身につけるために努力すべきでしょう。
 しかしながら、一般テニス愛好家に「あなたがテニスをする目的は何ですか」と聞かれはっきり答えられる人はそうはいないでしょう。目的を意識していなければやはり、基準が曖昧になるわけで、結局のところ直感やフィーリングで決定することが多いと思います。
 自分が何となくやりたいと思っていることを実現するために必要なことを見極める目は、いずれにしてもキーポイントになります。おいしそうに見えるものだけでなく、本当に栄養のあるものを選ぶことです。
 あなたの目が何を見抜くかです。どんな場面においても何が自分の目的には必要なのかを判断する力が成功のカギでしょう。難しいと感じることだけを基準に避けて通るべきではないこと言うまでもありません。
 あなたのテニスにとって、ひいてはあなたの人生にとって必要なことをしっかり選びたいものです。10年後に違いが出ます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが強くなるレッスンとは

 レッスンではわかりやすいレッスンを心掛けています。しかしながら、実際のところわかりやすければ、それだけでいいかということには少し疑問を持っています。
 以前、平野三樹先生の話をここで書きましたが、先生の言っていることで10数年経ってようやく理解できたということが最近ありました。でも、先生の思いがここにあったのかと気が付くまでの長い道のりを無駄だったとは思ってはいません。
 女子プロゴルファーの上田桃子選手は、ゴルフが一番自分の思い通りにならないスポーツだったからゴルフの道を選んだそうです。彼女にとって難しいスポーツだったからこそ一流になるチャンスが巡ってきたのではないでしょうか。
 これはテニスに限ったことではないのですが、自分で解決する力はあらゆる場面で必要です。特にテニスコートでもゲーム中は難問の連続です。それを自分で何とかしなくてはならないわけです。
 試行錯誤をしながら解き明かす過程を経験することなく、コートに居ながらにして出来るようになる、それはそれで快適ですが、つまるところ誰かに教わらないと何も出来ないという体質を安易に作ってしまう恐れがあります。
 私はオーストラリアでコーチをしていましたが、その時わかりやすさだけなら日本のコーチの方がわかりやすく教えることはできるかもと思いました。ただその親切に教えてくれることが強さにつながるかどうかは別問題です。
 オーストラリアのテニスコーチのレッスンはシンプルです。それを親切じゃないと感じる人もいるかも知れません。でも、大事なことは自分で組み立てていく力です。そして、正しい方向を向いて歩いているということです。
 ここまで私のテニスを育てたのは、実はわかりやすさではなく正しさだったような気がします。指導の指針として、第1に正しさで、第2にわかりやすさという優先順位を認識すべきだと思っています。
 正しさを犠牲にしてわかりやすさを追求してしまうことはあってはならないことです。時間を掛けてでも身につける正しい技術があるということ、そしてそれが自分自身を育てる大切な機会になっていることを知って欲しいと思います。
 わかりやすく教えることを心掛ける反面、教えすぎてしまうことによってたくましく育つためのチャンスを潰してしまう気もして、正直いつも複雑な気持ちです。
 とどのつまり教えることはヒントに過ぎないので自得することを忘れないことが大事なのかも知れません。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが強くなるレッスンとは

 レッスンではわかりやすいレッスンを心掛けています。しかしながら、実際のところわかりやすければ、それだけでいいかということには少し疑問を持っています。
 以前、平野三樹先生の話をここで書きましたが、先生の言っていることで10数年経ってようやく理解できたということが最近ありました。でも、先生の思いがここにあったのかと気が付くまでの長い道のりを無駄だったとは思ってはいません。
 女子プロゴルファーの上田桃子選手は、ゴルフが一番自分の思い通りにならないスポーツだったからゴルフの道を選んだそうです。彼女にとって難しいスポーツだったからこそ一流になるチャンスが巡ってきたのではないでしょうか。
 これはテニスに限ったことではないのですが、自分で解決する力はあらゆる場面で必要です。特にテニスコートでもゲーム中は難問の連続です。それを自分で何とかしなくてはならないわけです。
 試行錯誤をしながら解き明かす過程を経験することなく、コートに居ながらにして出来るようになる、それはそれで快適ですが、つまるところ誰かに教わらないと何も出来ないという体質を安易に作ってしまう恐れがあります。
 私はオーストラリアでコーチをしていましたが、その時わかりやすさだけなら日本のコーチの方がわかりやすく教えることはできるかもと思いました。ただその親切に教えてくれることが強さにつながるかどうかは別問題です。
 オーストラリアのテニスコーチのレッスンはシンプルです。それを親切じゃないと感じる人もいるかも知れません。でも、大事なことは自分で組み立てていく力です。そして、正しい方向を向いて歩いているということです。
 ここまで私のテニスを育てたのは、実はわかりやすさではなく正しさだったような気がします。指導の指針として、第1に正しさで、第2にわかりやすさという優先順位を認識すべきだと思っています。
 正しさを犠牲にしてわかりやすさを追求してしまうことはあってはならないことです。時間を掛けてでも身につける正しい技術があるということ、そしてそれが自分自身を育てる大切な機会になっていることを知って欲しいと思います。
 わかりやすく教えることを心掛ける反面、教えすぎてしまうことによってたくましく育つためのチャンスを潰してしまう気もして、正直いつも複雑な気持ちです。
 とどのつまり教えることはヒントに過ぎないので自得することを忘れないことが大事なのかも知れません。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

大人のテニス習得術

 新しいことを学び、身につけるようという気持ちは何歳になって必要だと思います。
 以前、高校の教員だったころ、生徒に何のために学校に行かなければならないかという質問されたことがありました。
 その時、私は「ものを学ぶ姿勢を身につけるため」と答えたことがありました。学校でいろいろな事を知ったり、出来るようになったりしますが、大人になってまで覚えていることは少ないです。活用する場面もなかったりします。
 でも、歴史の年号を忘れても「ものを学ぶ姿勢」が身に付いていれば、何でも出来ます。新しいことを身につける手順やコツ、また教わる人との関係、これさえ心得ていれば自分の人生を豊かに出来るはずです。
 そして、この学ぶ姿勢に加えて、新しいことを身につけるために必要な3つの力があります。適応力、理解力、持続力です。私がテニスを教える生徒さんの多くは30代以上の社会人です。よく聞く言葉に「頭では理解しているのに身体が動かない」
 これは理解力はあるけど適応力が追いつかない例ですね。やはり歳を重ねると適応力は若い時に比べると落ちてくるのは当然です。
 そこで、社会人の方には理解力と持続力に注目して欲しいと思います。これらの能力を十分に使って習い事を身につけていくべきなのです。
 ただ聞くだけで英語が身に付くなんて広告をよく見ます。赤ちゃんの時に文法を知らなくても言葉がしゃべれるようになったではないですかって。はっきり言って赤ちゃんとは全然適用力が違います。
 大人はある程度理解したうえで、それを繰り返して自分のものにしていく、つまり、理解力と持続力を発揮して新しいことを習得していく、これが大切なのではないでしょうか。習った瞬間に出来てしまう必要はないのです。
 理解したことを根気よく繰り返す力は、圧倒的に若者より上ですからね。もちろん若い時に身につけた「学ぶ姿勢」がベースなることが必要ですが、とにかく、何歳になっても勉強をしていたいものです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

大人のテニス習得術

 新しいことを学び、身につけるようという気持ちは何歳になって必要だと思います。
 以前、高校の教員だったころ、生徒に何のために学校に行かなければならないかという質問されたことがありました。
 その時、私は「ものを学ぶ姿勢を身につけるため」と答えたことがありました。学校でいろいろな事を知ったり、出来るようになったりしますが、大人になってまで覚えていることは少ないです。活用する場面もなかったりします。
 でも、歴史の年号を忘れても「ものを学ぶ姿勢」が身に付いていれば、何でも出来ます。新しいことを身につける手順やコツ、また教わる人との関係、これさえ心得ていれば自分の人生を豊かに出来るはずです。
 そして、この学ぶ姿勢に加えて、新しいことを身につけるために必要な3つの力があります。適応力、理解力、持続力です。私がテニスを教える生徒さんの多くは30代以上の社会人です。よく聞く言葉に「頭では理解しているのに身体が動かない」
 これは理解力はあるけど適応力が追いつかない例ですね。やはり歳を重ねると適応力は若い時に比べると落ちてくるのは当然です。
 そこで、社会人の方には理解力と持続力に注目して欲しいと思います。これらの能力を十分に使って習い事を身につけていくべきなのです。
 ただ聞くだけで英語が身に付くなんて広告をよく見ます。赤ちゃんの時に文法を知らなくても言葉がしゃべれるようになったではないですかって。はっきり言って赤ちゃんとは全然適用力が違います。
 大人はある程度理解したうえで、それを繰り返して自分のものにしていく、つまり、理解力と持続力を発揮して新しいことを習得していく、これが大切なのではないでしょうか。習った瞬間に出来てしまう必要はないのです。
 理解したことを根気よく繰り返す力は、圧倒的に若者より上ですからね。もちろん若い時に身につけた「学ぶ姿勢」がベースなることが必要ですが、とにかく、何歳になっても勉強をしていたいものです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織選手のデータはどこへ

 みなさん、日本のスポーツ科学って世界的に見て進んでいると思いますか。そりゃこれだけハイテクノロジーが発展、普及している日本ですから、当然先進国でしょうって普通思いますよね。
 私ははっきり言って疑問です。例の国立スポーツセンターがやっと出来たのですが、まだ歴史は浅いです。国を挙げて本格的にスポーツに取り組むシステムができてまだ8年です。
 マスコミでの取り上げ方は派手ですが、日本のスポーツ科学は各種目が各地で勝手にやっているだけで、組織的な取り組みはまだまだ遅れているのが現状です。
 独自の優れた指導法で選手を指導している方はたくさんいます。残念ながら組織としての取り組みには発展してません。きちんと指導データを集め科学的に選手を育てるシステムが必要だと思います。
 経験を超えた知識を科学といいます。ただ自分の経験だけで選手を教えているのが日本の指導者の現状です。過去のデータを分析して選手を育てる方法をきちんと研究するべきです。
 あるジュニアのお父さんと話していて、実際日本の現状に驚きました。彼は今年のUSオープンJrで本戦3回戦まで行った日本のトップジュニアなのですが、国立スポーツセンターでトレーニングを受けようとしたところ、過去のデータがほとんどないと聞かされたそうです。
 それぞれのコーチが自分の経験で選手を育ててきて、ある者は成功し、ある者は失敗し、ただその繰り返しだったわけです。どう考えても科学的とは言えない気がします。成功した選手が最初にどんな状態で、どんなトレーニングを受けて、結果どうなったかを誰も集約していないということです。
 国は何とか協会や何とか連盟に任せっきり、その協会や連盟も組織の温存を考えるだけで科学的な取り組みへのアプローチを完全に怠ってきたわけです。その証拠に何の訓練も受けていない学校の先生方にスポーツの指導を任せているのが現状です。
 スポーツに群がる企業は多いのですが、人を育てるシステムまで目を向けて欲しいです。錦織選手もアメリカに育ててもらったので、彼の指導データも活用できないかも知れません。
 根性とか気合いのみを根拠に指導しているナショナルクラスの指導者はまだ結構見掛けます。これから科学の力が組織的にスポーツに注がれることを祈ります。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織選手のデータはどこへ

 みなさん、日本のスポーツ科学って世界的に見て進んでいると思いますか。そりゃこれだけハイテクノロジーが発展、普及している日本ですから、当然先進国でしょうって普通思いますよね。
 私ははっきり言って疑問です。例の国立スポーツセンターがやっと出来たのですが、まだ歴史は浅いです。国を挙げて本格的にスポーツに取り組むシステムができてまだ8年です。
 マスコミでの取り上げ方は派手ですが、日本のスポーツ科学は各種目が各地で勝手にやっているだけで、組織的な取り組みはまだまだ遅れているのが現状です。
 独自の優れた指導法で選手を指導している方はたくさんいます。残念ながら組織としての取り組みには発展してません。きちんと指導データを集め科学的に選手を育てるシステムが必要だと思います。
 経験を超えた知識を科学といいます。ただ自分の経験だけで選手を教えているのが日本の指導者の現状です。過去のデータを分析して選手を育てる方法をきちんと研究するべきです。
 あるジュニアのお父さんと話していて、実際日本の現状に驚きました。彼は今年のUSオープンJrで本戦3回戦まで行った日本のトップジュニアなのですが、国立スポーツセンターでトレーニングを受けようとしたところ、過去のデータがほとんどないと聞かされたそうです。
 それぞれのコーチが自分の経験で選手を育ててきて、ある者は成功し、ある者は失敗し、ただその繰り返しだったわけです。どう考えても科学的とは言えない気がします。成功した選手が最初にどんな状態で、どんなトレーニングを受けて、結果どうなったかを誰も集約していないということです。
 国は何とか協会や何とか連盟に任せっきり、その協会や連盟も組織の温存を考えるだけで科学的な取り組みへのアプローチを完全に怠ってきたわけです。その証拠に何の訓練も受けていない学校の先生方にスポーツの指導を任せているのが現状です。
 スポーツに群がる企業は多いのですが、人を育てるシステムまで目を向けて欲しいです。錦織選手もアメリカに育ててもらったので、彼の指導データも活用できないかも知れません。
 根性とか気合いのみを根拠に指導しているナショナルクラスの指導者はまだ結構見掛けます。これから科学の力が組織的にスポーツに注がれることを祈ります。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

見抜いて信じ抜く

 私のテニスの先生といえる人は2人います。1人はここでいつも紹介しているオーストラリアのビンス・バークレー氏です。もう1人は日本にいます。平野三樹氏です。
 先日、平野先生のテニス合宿に行ってきました。久しぶりに長時間に渡って平野先生のレッスンを受けることが出来て、自分のテニス向けの思考回路がフル稼働したような気がします。
 60歳半ばを過ぎる先生は、その小柄な身体で当時では珍しい厚いグリップでトップスピンでぐりぐり言わせてプレーされていたそうです。当時イースタングリップの選手ばかりが活躍するなか一際異色を放っていたのです。
 正確にはわかりませんが背丈も150センチに届いてない気がします。その小柄な身体から繰り広げられる鮮やかで多彩、そして重厚なショットの数々、国宝ものです。
 私は先生が「この方法で出来る」と言ったら、どんなに自分であり得ないと一瞬思ったとしても絶対に否定しません。なぜなら、その凛としたコーチの姿の後ろにある計り知れない泥臭い努力が想像できるからです。
 自分の思いつきの疑問など先生の果てしない裏付けの1%の価値もないと思えます。昔地球が丸いなんてあり得ないなどと言っていたようにアホな反論になってしまう気がするのです。それほど信頼を置いています。
 先生との出会いは16年前、すっかり自分勝手にテニスしていた自分のテニスをしっかりシツケてくれました。感謝しています。
 上達の条件を1つ加えるならば、いい物を見極める目だと思います。私がテニスの師と仰ぐのは日本では平野三樹氏、オーストラリアではビンスバークレー氏です。この2人が本物だと判断し得たことが、私の誇りです。
 今、私は2人から得た物を融合し、化学反応させて新しい自分独自のスタイルを創っています。2人の師のテニス観は裏と表くらい違う気がしますが、根っこの方で何かつながっている気がします。そして、私も根っこの方ではしっかりつながっていたいと思っています。
 合宿の食事時、平野先生は以前お土産に買ってきたビンスバークレーアカデミーのTシャツを着て、バックプリントを指しながら「ビンスバークレーさんもよろしく」とにこにこして宣伝してくれました。なぜか、その瞬間とっても不思議な気がしました。
 いいと思ったら心底信じることです。中途半端じゃ意味がありません。その意味でいい物を見抜く力って大事ですよ。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

特訓は意味がない

 ある時期に集中して訓練することを特訓といいますが、私は短期間に急激に上達をすることは無理だと思っています。コーチとしては遠回りをしないように導くことは出来ますが、基本時に近道はないと思っています。
 皆さんも学生時代に、試験の前夜にまさに一夜漬け勉強をした経験のある方は多いと思います。試験が終わるときれいさっぱり忘れてしまいましたよね。
 テニスでも夢中になっているある時期、とにかくがむしゃらにたくさんテニスをやっている人がいます。上手くなりたい気持ちはわかりますが、どんなに焦っても前進のスピードは変わりません。時間が経てばわかることです。
 インターネットの広告にも、10分で上手くなるとか、瞬間的に上手くなるとか、甘いキャッチコーピーが踊ってますが、全て後から考えれば普通の一歩に過ぎないのです。それでもどこかに抜け道があるはずだと思ってしまう気持ちはよくわかります。
 例えば上達までに10段の階段を登らなければならないとします。2段飛ばし、3段飛ばしはありません。どんなに上手くなった気になっても10段のうちの平凡な1段に過ぎないわけで、要するに10段をどんな気持ちで登るかの問題なのです。
 私は上手くなった気になってもらいながら、正しい方向に導きたいという意識でコーチをしています。でも、なかには別に正しくなくなっていいから、簡単うまくなる方法を教えて欲しいと言う人がいます。
 原理原則からどれだけ外れようが、時間をかけずに勝てるようになればいいというわけです。それでも余分な過程を省いたとしてもはずせない部分はある
のでそこは譲れません。逆にそこのはずせない部分を知っているかいないかが、コーチとしての生命線であるとも思っているので。
 得てしてそこのはずせない部分の習得が一番時間がかかるもので、そこを何とかストレスなく通過できるようにレッスンをしたいと思っています。でも、正直、時間はかかります。そこを特訓という方法では乗り切ることはできないのです。はっきり言って特訓は意味がありません。量は少しでも長く続けること、積み重ねることを強くお薦めします。
 なぜなら、簡単に身につけたものは簡単にダメになりますから。

鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

緊急事態脱出法

● 緊急事態の連続
 「テニスのプレーは緊急事態の連続である」とある有名なコーチが言っていました。まさにインプレーの間はじっくり落ち着いてなどと言ってられませんね。
 「え!」「あ!」「う!」なんて言っているうちにポイントは終わっていることはよくあります。緊急事態というのは誰でも慌てふためき、冷静な判断を失うものです。咄嗟の判断から思いつきで行動しがちになります。
 そんな時、頭でいちいち考えてられないよと自分の勘だけに頼って、逃げ場を失いパニックに陥るケースはよくあることです。
 もちろん自分の勘や感覚を信じることは大切です。でも、それだけでは緊急事態は乗り切れません。だから、避難訓練でマニュアルに沿った行動を訓練する必要があるわけです。
 テニスも同じです。緊急事態で冷静な判断が難しくなるからこそ、予め考えた行動を訓練する必要があるわけです。それが基本練習なわけです。何も考えずに自然にテニスしましょうなんて甘い言葉は少々現実性に欠ける気がします。
 正しいマニュアルに沿ってきちんと訓練された感覚を頼りにすべきです。基本に沿って躾られた感覚を自由に泳がすことが大事なのです。無秩序に野放しに育てられた感覚は安易な判断に流れるだけです。
 緊急事態に何をすべきか、日頃から準備している人としてない人ではその事態に直面した時に差がでるものです。まず正しいマニュアルを知ることが大事です。
 一昔前は「地震だ!まず火の始末」が標語のように言われてきました。最近は「地震だ!まず身の安全を確保」だそうです。今は出火原因になる生活器具のほとんどに安全装置がついているので火の始末は後回しでいいそうです。ある程度落ち着いてから火の始末で充分だそうです。
 この基本を頭に入れておくだけで緊急事態での安全の確保に差が出ます。テニスにおいても正しい基本を知っているのと知らないのとで差が出るのは当たり前です。
 自分のコーチが常に新しい情報を研究し正しい基本を知っているかどうか。もしそうでなければ理にかなった緊急事態への対処を身につけられないでしょう。
 正しい基本に沿った訓練をしていますか。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

選手がメディアに言わないこととは

 連日ウィンブルドンの熱戦が放映されています。録画して後で見るということもできるのでしょうが、ついつい見てしまいますね。
 それにしても解説者の解説の内容は何とかならないものでしょうか。もっときちんと伝えるべきポイントはたくさんあるのではと思うことがよくあります。
 先日のイワノビッチの試合の解説です。アナウンサーのゲーム展開を見ての質問
「今どんな狙いを持ってプレーしてますか。」という質問に
「とにかく自分のブレーをしようと思っていると思います。」って、答えになってないですよね。
 どう見てもイワノビッチはバックハンドでボールを打つのを嫌がって無理して回りこんでミスしているのに。それには全く触れませんでした。
 あるいはナダルの試合の解説もしょうもないことを言ってましたね。
 例えば「先にミスした方がポイントを失いますね。」って当たり前です。見たままをなぞってるだけで当たり前のことじゃないですか。
 また、相手が追い上げてきた時のアナウンサーの質問
「何か変わったことはありますか。」これに対して
「今まで決まっていたボールが決まらなくなってきましたね。」
思わず「それは何?」とテレビの前で突っ込みを入れてました。
 私が思うにその試合では序盤、相手を走らせていたのですが、逆にカウンターでポントを取られていたのでワイドにボールを打たなくなったのがポイントだったと思いました。
 私の考えが正解かどうか、実際ナダルに聞かなければわかりませんが、そういった戦略上の想定を示したりすることが視聴者の興味関心に応えることにつながるのではないでしょうか。
 ただ走らせるだけでなく、走らせないで打たせると急にミスをし始める選手もいます。そういう視点で見るとなぜかつまらないボールをミスしたりしていて、そんな発見があると面白いと思えるのではないですか。
 ロシアのディメンティエアという選手はテニスはチェスのように頭を使うスポーツだと言ってました。実際、見えない駆け引きが渦巻いているのです。そこを解説して欲しいと思うのです。 
 ちなみに、そういう駆け引きについて選手は試合後のインタービューや雑誌の取材では、絶対触れません。なぜなら、また手の内が明かしてしまっては次回の対戦で使えないからです。
 でも視聴者はそこが知りたいのです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

バックハンドスライス

 バックハンドのスライスがきちんと打てる人はバックハンドボレーも打てます。逆にいうとバックハンドのスライスが打てない人はボレーもきちんと打てません。
 ところが、バックハンドのスライスの指導というのが結構難しいのです。皆さんの周りでバックハンドのスライスのきちんとした指導法を持っているコーチは本物だと思っていいです。
 恐らくバックハンドのスライスをシングルハンドとダブルハンドで分けて指導出来るコーチはまずいないと思います。シングルハンドとダブルハンドの根本的な身体の使い方の違いを理解しているコーチが少ないからです。せいぜい両手打ちバックハンドを左手主導で打つことを指導するくらいだと思います。 
 つまりフェデラーアガシのバックハンドスライスは違ったものだということを理解しているかどうかです。シングルハンドとダブルハンドの身体の使い方の特徴を理解していないと違いはわからないでしょう。
 シングルハンドは身体を開く力でスイングします。ダブルハンドは回転の力で打ちます。まず、この点が大きな違いです。
 簡単にいうと左肩が後ろに残るのがシングルハンドでネット方向に向かって動くのがダブルハンドなわけです。
 順回転のスピンを掛けるためのスイング軌道は下から上、スライスの場合は上から下へ、これはダブルハンドもシングルハンドも同じです。しかし、身体の使い方はダブルハンドとシングルハンドでは大きく違います。
 ところが、女性プレーヤーの多くがダブルハンドなのにも拘わらず多くの方はシングルハンド型のスライスしか教わっていないのです。バンクハンドボレーもシングルハンドの動きしか教わっていません。
 シングルハンド型のスライスのカタチとしては間違ってはいないのですが、ダブルハンドにはダブルハンド用のスライスを指導した方がスライスの導入としてはスムーズで、ストレスも少ないです。当然、バックハンドボレーの習得にも効果的です。
 やはり、バックハンドボレーが突っつくだけになってしまう人にはスライスの感覚が必要なのです。何がなんでもシングルハンドのスライスでなければならないわけではないの、皆さんのコーチにダブルハンド型のスライスのことも聞いてみるといいと思います。
 シングルハンドのバックハンドを打っている人にも正しいスライスを理解するためには有効です。
 ちなみに伊達選手のスライスはダブルハンド型ですね。 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝ちてーぇと思っている人へ

 人間社会で生きていくためにはお金が必要です。ですから、お金を得るためにあらゆることをするわけです。そこで、得てして陥りやすいのがお金を得ることを人生の目的にしてしまうことです。
 その結果、欲に溺れ、しなくてもいい過ちを犯してしまいます。お金を得るために自分の幸福を犠牲にしてしまうパターンです。お金は幸福に暮らすための手段であって、人生の目的ではないのです。
 テニスのゲームにおいても同様に勝つことが唯一の目的になって、テニスが全然楽しめない人が結構います。テニスで勝つことは目的ではなく、手段と考えるべきだと思います。
 あくまでも目的は心豊かに幸せに生活することです。テニスはそのための手段です。テニスで勝とうと思うことを手段と考えて健康的にテニスと付き合うことをおすすめします。
 負けず嫌いも結構です。ただ、負けず嫌いの自分と焦らず対話するとです。
テニスで勝てれば幸せになれるのか、そんなことはありません。私はテニスが強くても不幸な人をたくさん知っています。
 一番大事なことはテニスを利用して豊かな人間関係を作り、向上していく過程を味わうことです。テニスが強くても不幸な人は、テニスでの友好的な人間関係がなく、向上しようとする過程を好まない人々です。
 勝った時の快感、負けた時の不快感はわかりやすいです。ですから、安易に快感の方を目的にしがちになるのです。でも良く考えてみてください。その快感も不快感もその瞬間だけのことです。
 10年後、思い返した時に幸福感を構成するする要素としては勝敗は意外と小さなものになっていることに気が付くはずです。
 もちろんテニスを楽しむうえでゲームに勝つことが伴えばそれに越したことはありません。しかし、忘れてはならないのは手段と目的をしっかり意識することだと思います。
 目的は人生というゲームに勝つことです。お金もテニスもそのための手段です。本当の勝敗はずっと後であわかることです。そして敵は自分のなかにいます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:05 | コメント(0)| トラックバック(0)

伊達選手から学ぶこと

 伊達選手が復活しました。37歳という年齢からして、そう長くは続くかないでしょう。でも復活を決意したのです。かつての自分を凌ぐことなど到底できないことは、重々承知の上での復活だと思います。
では、何が彼女にその大きな決断をさせたのでしょう。察するに今の若い選手へのメッセージを自分のプレーに託して残そうと考えたのではないでしょうか。
現役を引退してから彼女なりにテニス界にたくさん貢献してきたのは事実です。そして、若い選手へのアドバイスも数限りなくして来たに違いありません。
そこで、どんなにたくさんの言葉を並べても伝えきれない現実を知ったのではないでしょうか。比較するのもおこがましいですが、かつて自分も教壇に立っていた時同様の思いをしたことを思い出します。
いろいろな理屈を上手く組み立てて話をしても大事な事を伝えきれない空しさを感じていました。「情熱を持つこと」「夢を持つこと」「誠実に生きること」言葉にしてしまえば簡単なことで、言葉の上でみんな大事なことだともわかっていたと思います。
それらを本気で生徒たちに伝えようとしていたのですが、結局、教壇の上で偉そうにしゃべっている自分の説得力に限界みたいなものを感じたのです。言葉以外で、自分の行動で示して教えるしかない、そんなことを思っていました。結局気が付いたら教員を辞めていました。
伊達選手もそんな似たような思いがあったのではないでしょうか。テニスというゲームの奥の深さや本当の面白さ、そして戦うことの意味。それを身を持って伝えたかったに違いありません。是非、世界に通用する一流プレーヤーの姿勢を若い選手に見せつけて欲しいと思います。
たぶん、テニスコート以外でも彼女の態度に注目の目が注がれる事を計算していると思いますが、オフコートでの立ち居舞いにも現役のプレーヤーは学んで欲しいことはたくさんあるはずです。
人の言葉からではなく自分で気づくことが大切なことなのです。何か気づいてくれれば有り難いと思います。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

バックハンドが苦手な人へ送る言葉

 バックハンドが苦手な人は、バックハンドが狙われていると思っただけで、普段以上にぎこちなくなってしまうものです。
 苦手な技術については、人が思っている以上に苦手意識を持っているというのが現実です。ですから実際は平気でミスをするくらいが調度いいのです。
 以前、ある試合で私が相手のバックハンドを攻めた時のことです。シングルスだったのですが、アドサイドからのサーブをサイドラインぎりぎりから打って露骨にバックハンド狙ったりして、徹底して攻め続けていました。
 するとシングルハンドの彼がついにダブルハンドで打ち始めたのです。その時改めてそんなに苦手だったのかと思いました。その後、当然ですが更に確信を持ってバックハンドを攻めることになりました。
 たぶん、平気な顔してミスし続けたらそんなに苦手だということに気づかったと思います。それで何かの拍子に相手のいいショットが返ってきたら、別の作戦に変えていたかも知れません。
 自分が苦手なことへの苦手意識が余計に足を引っ張るという悪循環が多くあるパターンです。大事なことは過剰に反応し過ぎないことなのです。
 面白いことに、バックハンドが苦手な者同士が試合をした時、さきに相手のバックハンドを攻めた方が有利に展開できるんですね。つまり、先に意識させて相手のプレースタイルを崩してしまうことがポイントなんです。
 人からどう思われているかって誰でも気になるし、欠点を暴かれたくないのが人情でしょう。そこをいかに自然体で対応できるか、そこなんですよ。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 02:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

上達までにどれくらい時間がかかるのか?

 テニスがうまくなるポイントは、練習の質、練習の時間、個人の能力です。つまり、質のいい練習を長時間、能力の高い人がやればうまくなるということですね。
 この3つのポイントで基準を一番示し易いのが練習の時間です。例えば、良しとされる練習の質ってどれくらいでしょう。また、個人の能力はどれくらいでしょう。これについてははっきりした数字出せないですよね。
 でも、一角のモノになるまでの練習時間の目安はだいたい5000時間と言われます。これは大抵の習い事の世界に当てはまるようです。
 具体的には、1日2時間の練習を週5日で1年間やってだいたい500時間です。それを10年間やると5000時間です。
 個人の能力、練習の質によって多少の誤差はありますが、まあだいたい多かれ少なかれそんなものです。
 つまり、どんなに急いでも焦っても仕方ないということなんですよ。5000mの山を登るのに一気に登ろうとして途中で終わってしまう人もいるし、登り切っちゃう人もいます。
 あるいは、途中、時間を置きながら確実に登る人もいるでしょう。たぶん、人それぞれなのだと思います。センスがあると言われ調子よく来たのに途中で終わるパターンって意外と多いです。
 覚えが悪いと言われながらも、結果的に高い水準に達する人もざらにいます。今歩んでいる道が果てしないと思うとモチベーションの維持が難しいですが、だいたい5000時間を区切りに考えてみるのもいいかも知れません。
 大切なのは、険しい道、穏やかな道をどんな気持ちで進んで行くかです。うさぎでも亀でも、気持ちの持ちようですね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

格上の相手に勝つ方法

 相手をただ漠然と見ていて、相手の空気に飲まれたままゲームが終わってしまうことはよくあります。自分で勝手に作りあげた虚像に怯え為す術もなくゲームを進めた結果です。どんなに強い相手でも冷静に相手を観察することです。
 宮本武蔵の著「五輪書」には「相手を見切る」という一説があります。相手のグリップ、スイングやポジションの癖、性格など動きの特徴を観ることが大事です。
 宮本武蔵はこれを「見切る」という言葉で表現しました。単純な印象だけで事を進めてはいけません。相手と対峙してその雰囲気のかたまりを相手にするのはなく、分解することです。
 「一乗寺下り松の決闘」という逸話を紹介します。この時武蔵は百人以上の吉岡一門の門弟を一人で相手をすることになったのです。百人対一人、普通に考えれば勝ち目はないです。ここで、武蔵が見切ったこととは。
 百人の側には油断が生じること、党首の首さえ取れば勝負をものにできるということ。この二つを自分よりも巨大な勢力を持つ相手方より見出し、見切ったのです。そして、武蔵の取った策はこうです。
 まず明け方誰もいない一乗寺に赴き、次に下り松付近で党首が陣取りそうな辺りに身を隠し待つということです。
 そこへそうとも知らず、百人以上の徒党を組んで門弟達は現れました。案の定相手が一人ということで完全に気持ちも緩み、武蔵の気配を察する者など誰一人としていませんでした。
 結局、物陰より躍り出た武蔵は党首を切り捨て、そのまま混乱の中立ち去ることに成功しました。してやったり武蔵の勝利です。
 印象だけではなく、相手の実像を正確にとらえ、無用な恐怖心を取り除くことを心掛けるべきです。そのためにどんなに強い相手でも、厳しい困難でも見切る心は忘れてはいけないということです。必ず勝機は見出せます。
 例えばグリップが薄くベースラインから離れない人は、高い球を速い球で返球することはできません。そんな相手なら高く弾む球を利用してゲームを組み立てます。
 その見切ったことが見当違いでもいいのです。相手を冷静に観て、見切るトレーニングをすることで、要はいたずらに相手の虚像に怯えることをなくすことが必要なわけです。
 日常生活の困難も同じではないでしょうか。見切った後は決断です。大切なことは、出来るか出来ないかではありません。やるかやらないかです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

ゲーム中の怒りについて

 うまくいかなっかた時、その怒りをふてくされたり、投げやりになったり、やる気のない態度に変えることがありますね。「こんなに困っているのだから誰か何とかしてくれ」という深層心理の現れだと思います。不満を態度に表すのは基
本的に甘えている証拠です。要するに周囲に対して不満を解消して欲しいという甘えがそこにはあるのではないでしょうか。
 また、「あいつのせいで」とか、「あんなことされた」とか、恨み辛みなどの怒りでも攻撃のエネルギーにはなるわけですが、結局、恨みを晴らしてをいい思いをしたとしても、誰かを踏み台にしていることには変わりはありません。やは
り、そこにも他人を宛てにする甘えの構造はあるのです。
 私自身、子供の頃、自転車を買ってくれる約束だったのに、急に買ってくれなくなった時のことを思い出します。その時は、やっぱり、怒りの余りふてくされ、食事も取らず誰とも口も聞かずに寝てしまった。自分としては精一杯の不
満の表現だったのでしょう。結局、買ってもらえることになったのですが、人はそんな感じで不満を態度で表すことの効用を覚えてしまうのだろうと、今思えばそんな気がします。
 しかし、テニスのゲームでは、どんなに怒ってふてくされてもポイントはもらえない。オーストラリアで見たオーストラリア人のゲーム中の怒りの表現は桁外れに激しかったです。ところが、その多くは自分を鼓舞するというか、励ます怒りのように感じました。思うに怒りには、ポジティブな怒りとネガティブな怒りがあるのではないでしょうか。怒りの対象を奮い立たせるエネルギーになる、つまりプラスに作用するものと、それとは逆に怒りの対象を否定、批判もしくは排除し、マイナスの作用をもたらすものがあるようです。
 ポジティブな怒りは何とかしようという意志が感じられるが、ネガティブな怒りは誰かに助けを求める甘えが感じられます。テニスのゲームで思うようにいかなくなったときに、怒っている自分がどちらなのかを冷静に判断してみるのも面白いかも知れませんね。
 怒ることによって逃げ道を作るのではなく、新しい道を切り開く、そんなきっかけにしたいものです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織君の今後

 「テニスコートでは相手が何をされたら嫌がるか良く考え、それをする。コートを出たら、相手が何をされたら嫌がるか良く考え、それをしないこと。」
 これは、私が日本で唯一テニスの先生と呼べる人、平野三樹先生の言葉です。
結局、人の心が読めない人はテニスでも、テニス以外でもうまくいかないということでしょう。
 テニスのゲーム中の思考の傾向として、独りよがりになって周りが見えなくなることがあります。ネットのこちらからの視点でしか状況が見えなくなるということです。
 ネットの向こう側にいる人の気持ちに成りきって、相手の心を客観的に想像して嫌がることを見抜けるかどうかがポイントです。自分からの視点だけで勝手に思い描いてしまっては結局、閉塞感のなか苦しむだけです。
 例えばダブルスでリターンをする場合、まず相手のボレーヤーに取られないようにと考えますが、自分がボレーヤーになった時のことを想像すると強いリターンを自分目掛けて打たれるのは結構嫌なものです。
 その時、ボレーヤーに捕まらないようにという考えに加え、ボレーヤーに打たせるという発想もできるはずです。
 ただぼんやりと想像しても相手の心は思い描けません。自分がその立場で嫌だと思ったことを心に留めておきましょう。それをゲームで利用することで、そのゲーム全体が見渡せることになると思います。
 そして、コートを出たら人の嫌がることをしないことです。テニスは個人スポーツのようで、実は人との関わり方が影響するスポーツでもあります。客観的なな視点で心を読むことが出来ない人はただ力づくでの勝負になると思います。
 錦織くんはトッププレーヤーに値する技術を持っていると思います。あとは人の心をきちんと読めるかどうか。彼を育てるためにどれだけの人やお金が動いたか、周りのスタッフの心を読んで感謝する心を持てる力を期待します。
 それでこそ真のチャンピオンになる資格があると私は考えてます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:12 | コメント(0)| トラックバック(0)

攻めるテニスの心得

 なぜ、攻めることが大事なのでしょう。わかりますか。答えはシンプルです。
「攻めることは正しいから」です。テニスのゲームにおいて攻めることは正しいのです。
 正しいことは堂々とやりましょう。勝った負けた、結果はいろいろですが、正しいことをやって後ろめたいことはありません。
 世の中には、汚い手を使ってお金持ちになっている人たちがいます。それを羨んではいけないのです。正しいことやり通すこと、そこに人間として生きる価値があるのです。
 攻めるとミスをする危険があるから攻めないではなく、攻めることは正しいから攻める、それが正解です。
 常に自分が損しないように細かく計算して、毎日、爪に火をともしてひたすらお金を貯めること、それが果たして人間として価値があると生き方といえるのでしょうか。
 自分を高めるため、人を育てるため、お金はそのために使えばいいのです。お金を使わないようにと、ミスをしないようにと、何だか似てますね。
 攻めないでしょぼい勝ちを拾っている人は、お金を使わないで薄っぺらな人生を求めているようなものです。何のために生きているのかわからないです。
 よく学生のテニスで、負けないことが至上命令となって、ロブを何十回も続けて、1セットが3時間も4時間も掛かる試合があります。なぜなら、攻めてミスると「なぜ攻めたんだ!」と監督に怒られるからです。
 正しいことをしたのに、監督の面子のために怒られるのは何とも理不尽ですよ
ね。日本では正義より面子を重んじる空気を時々感じます。
 攻めることを正々堂々とやって下さい。相手任せの事なかれ主義はテニスの正しい姿ではないです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスコーチの言葉

 今私のレッスンでは、独特のフットワークを取り入れてレッスンをしていますが、それは私がコーチとしてお世話になったビンスバークレーアカデミーでノウハウを学んだものです。http://ttn.yyr.co.jp/barclay/index.html
 当時は、このフットワークは競技志向のプレーヤーにしか通用しないものかと思っていたのですが、なんのなんの、一般のママさんテニス、シニアテニス、ジュニアテニスにも応用できることがわかったのです。
 ボールを打つ技術って意外と整理されていないものです。ですから、一環しないコーチの思いつきのアドバイスに、要領を得ないテニス愛好家の方は多いのではないかと思います。
 軸を作れとか、力を抜けとか、ボールをよく見ろとか、ヒザを曲げろとか、打点を前にしろとか、体重移動しろとか、こんなアドバイスをしていればだいたいコーチは務まってしまうんですね。
 そうじゃなくて、実際に飛ん来たボールに対する身体の動かし方の規則性みたいなものをきちっと示す必要があるのだと思います。
 つまり、料理でいうレシピがきちんと出来てないものだから、辛めにとか甘めにとか、しっかり煮込んでとか、いい加減な指示になるわけで、砂糖を大さじ何杯とか、強火で何分煮込むとか、具体的にどんなことをしたらいいがをはっきりさせるべきなんですよ。
 お伝えしたいのはそこなのです。具体的な状況を想定して、身体のどこをどう動かしたらいいのかを一環したセオリーに基づいてわかりやすくお伝えしたいと思っています。
 「肩に力入ってますよ」、「ボール見てないですよ」、「軸がぶれてますよ」、「打点違ってますよ」、こんな事をその時の気分で言ってれば生徒は言い返せないわけで、そうかなと思うしかないんですね。
 「ボールに気持ちがこもってない」とか「お祈りが足りない」とかいうレベルのアドバイスと大して変わらないのでは。空中浮遊の練習をさせられないよう気を付けて欲しいです。
 冗談はさておき、コーチが実践的で科学的なアドバイスをしてくれているかどうか、皆さんよく見極めましょう。試しにオープンスタンスとセミオープンスタンスで打つ時の違いを聞いて見てください。
 
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニス・人生・幸せ

 テニスコートに立っている時間だけが、その人のテニスを育てる時間ではありません。もちろんメンタルトレーニングの時間が重要であるということは言うまでもありません。
 加えて人としての奥の深さ、人格の豊かさもその人のテニスを構成する大きな要素には違いないと思うのです。
 以前、伊達公子さんがインタビューで言ってました。
「外国人選手と日本人選手の違いはなんですか」との質問に伊達さんは。「ポケットの数が違うんですよ」と答えていました。
 つまり、日本の選手はテニスというポケットとしか持ってないということなんです。外国の選手はスポーツに限らず文化的にもいろいろな事に関わって、いろいろなポケットを持っているというのです。
 かの女王グラフは、テニス以外に乗馬をやったり、マリンスポーツを楽しんだり、演劇鑑賞やら美術鑑賞やらとにかくポケットをたくさん持っていたと言います。
 それに対して伊達さんは学生時代、休みに宝塚の演劇を見に行ってコーチにこっぴどく怒られたらしいです。そんなヒマがあったらなぜ練習しないんだと。
 私も今まで全国レベルで活躍するジュニアと付き合ってきて思うのはあまりにもテニスに偏りすぎた教育を受けているということです。
 本は漫画本だけ、テレビはお笑いバラエティーだけ、スポーツはテニスだけ、何とも薄っぺらな人となりの選手がコートで必至にボールを追い掛けている感じです。寂しいです。
 難しい局面に直面して答えを出すのに、余裕を持って多くのポケットを持っている人はテニスだけでなく、人生においても幸せになる確率が高いと思いますが。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

自己流でも勝てるテニス

 自己流でテニスをしても結構勝てるものです。週に4日とか5日とかテニスをしている人は独特の感覚でボールを操る術を身につけているようです。
 例えばボレーはコンチネンタルグリップで打つのが基本なわけですが、これをイースタングリップや、あるいはもっと厚くウェスタングリップ寄りに持ってボレーをしている人はたくさんいます。
 ボレーを厚いグリップで打つと何が困るかといと、①低いボールが取れない。②高いボール遠いボールが取れない、③バックハンドは大きくグリップチェンジをしなくてはならない、大きくこんなことがあげられると思います。
 でも、低いボールを上手く拾う人がいるんですよね。また、高いボールも下から突っついて深く返したりして、ゲームとしてはそれなりに対応しているわけです。
 本人がこれで満足している場合はコーチとしては何も言いません。本人が今の状態を何とかしたいと思って相談をされた時に初めてコーチの出番になるわけです。
 何とかしたいと思っていても技術は変えたくないという人が困りものなのですが、これが意外と多いです。なぜかというと一見それなりにできているように見えて、それである程度勝てるからです。
 意識の問題ですが、その状態はコーチから見れば補助輪をつけて自転車に乗っているようなものなんです。小さい子供はよくつけて乗ってますよね。
 自己流でうまくいっている人は、補助輪付き自転車をびゅんびゅん飛ばして乗っているようなものです。一見、乗れているようですが本当の意味で乗れているとは言えないということです。急カーブでひっくり返らないうちに補助輪を外した方がいいと思います。
 コーチのなかには一見、出来たように見せかける指導をする人もいます。先日見たDVDのなかのコーチはそうでした。はっきり言って憤りを覚えました。
その場だけ補助輪をつけて自転車に乗れているよう見える、そんな技術指導をしていました。理にかなった質のいいコツを教えて欲しいものです。
 どんなレベルでも通用する原理原則が大事なのです。どの時代、どの年代、そしてどこの地域にも通用する原理原則を追求たいと思っています。
 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーの勝負運

 全豪オープンでは男子シングルスでジョコビッチが、大相撲では白鵬が優勝しました。テニスと相撲を並べてどうするのだ。特に理由はないのですが、白鵬の優勝にちょっと思ったことがあったものですから。
 勝負の世界にはいろいろなことが影響します。個人的にそう思っています。
その一つに身の回りの揉め事というのがあります。
 「家族や身の回りに揉め事がある人は勝負事に勝てない」これは私の持論です。過去のアスリートの例を見てもこれは例外ないと確信しています。
 理由は2つです。1つは集中力の問題です。大事な場面で勝負に集中しなければならないと思っていても、実は頭のどこかに揉め事に関わる雑念が拭いきれずに残るもので、それがマイナスの影響になるのです。
 もう1つは、揉め事に対する向かい方の問題です。優れたアスリートは困難にシンプルな解決方法を選ぶ能力を持っています。逆に余計に問題を複雑にしてしまうのが勝負事に弱い人の特徴です。
 朝青龍は確かに実力はあります。しかし、今は周囲に揉め事が多すぎたと思います。これは勝者になるコンディションではないです。ですから、最後、白鵬との勝負にマイナスの影響が働いたのだと思います。
 テニスのゲームでも、勝負運をつかもうとするなら周囲の揉め事を出来るだけ整理するよう心掛けるべきでしょう。人間関係にトラブルを抱えている人、心豊かにして、その問題をシンプルに解決していきましょう。勝負運が
ついてきますよ。
 もしかしたら、フェデラーは何かプライベートで何か問題を抱えているのかも知れないですね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 01:15 | コメント(0)| トラックバック(0)

ゲームの実力をつけるには

 スポーツの修得には、特定のパターンというか型を身につける必要があります。
 そして基本パターンを繰り返す練習と実践に即したゲーム形式の練習、その2つのバランスを考えて練習を計画するべきでしょう。
 人によって様々ですが、パターン練習は全然だめなのに、ゲームになると途端にいいプレーを見せる人と、その逆の人がいます。
 たぶん、実力から言えばゲームが得意という人の方が上なのだと思います。なぜなら、パターン練習はゲームのためにやっているわけですから、やはりゲームに強い人がテニスの実力があると言わざるを得ません。
 しかし、その実力の将来的なことを考えるなら基本の型を知っている人の方が見通しが明るい気がします。いずれにしても、今勝つことと将来勝つことの両方を見据えると、2つのバランスが重要になってくるわけです。
 ところで、ゲームを見ているとポイントの序盤ではある程度、パターン化した展開が多くて、ラリーが続くに従ってパターンから外れた展開になるように思うのですが、どうでしょう。
 サーブを打って、ファーストボレーをして、そして、そこからパターンがどんどん細分化していきます。つまり、徐々に予想から外れた展開に対応しなければならなくなるわけです。
 テニスの実力はそこに現れる気がします。そうです。パターンから外れたとこにです。全ての練習はそこの能力を高めるためにあると言っても過言ではないかも知れません。
 もちろん、サーブが入らなくて、ファーストボレーもミスっていては元も子もないですが。型を重視した練習と実践を重視した練習の両方が実を結んで、その先の展開で安定したポイントを得られるようになると思います。
 実力というものはパターンから外れた時に発揮されますが、それは基本パターンの積み重ねが土台にあるのです。もしかしたら、基本パターンの積み重ねで得た合理的な身のこなし方、それがキーなのではないですかね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 13:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

全豪オープンジュニアを見て

 全豪オープンでは白熱したゲームが続いています。ジュニアの試合の中継を見ていたら、懐かしい顔が目に入ってきました。
 江原弘泰君14才、私がシドニーにいた時にトレーニングをしに来ていた少年です。彼は三兄弟の末っ子で、お兄さん2人と一緒に練習してました。
 その時江原君は10才でした。お父さんがビンスのレッスンに惚れ込み、わざわざ家族全員で夏休み期間を使って、アカデミーに滞在して熱心にビンスのレッスンを受けに来ていたわけです。
 あれから4年、お父さんからメールを頂きました。家族でテニスに打ち込む真っ直ぐな姿勢が伝わってくる内容でした。
 「諦めたらそこで終り、ダメならその時点で人生やり直せる、と親子で決めて、無謀かもしれませんが、ここ20年間、日本人がやらなかったことをやるつもりで、テニスにチャレンジしていこうと思っています」 
 お父さんの鼓動が伝わってきました。当時、私のHPに「日本のジュニアは自分の人生をかける覚悟が必要だ」と書いたことに強く共感してもらったことを思い出しました。
 若いうちにやれるところまでチャレンジするじゃなく、人生かけてやってやるという覚悟を持って欲しいと思っていました。フェデラーだって、ナダルだって、トッププレーヤーになれると保証されて打ち込んきたわけじゃないです。
 人生は何度でもやり直せます。口先だけで他人事として言っているつもりはありません。私自身も恥ずかしながら40才にしてコーチ業をスタートしました。
 テニスのゲームも同じですが、勇気と覚悟が大事です。保証のない大志でも、真面目にとことん打ち込む経験を持つことこそ、人生の成功への道だと信じています。 
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

ストレッチをするからケガをする

 みなさんのなかで練習中に肉離れを経験をされた方はいらっしゃいますか。その方たちにお聞きします。その時、練習前にストレッチをしましたか。
 恐らく答えはYesですね。練習中にふくらはぎの肉離れをされた方のほんとんどが練習前にストレッチをされています。
 はっきり言いましょう。練習前のストレッチは危険です。え!何で?ケガを防止するためにしているのにと思われると思います。
 そうです。ウォーミングアップ後のストレッチはケガの防止になります。しかし、ほとんどの人がいきなりストレッチをしています。テニススクールでもそうです。
 恐ろしいことをしています。冷えた筋肉を無理に伸ばしてケガの防止になる訳がありません。筋繊維に亀裂をもたらすことになるからです。
 そのまま、運動するとどうなるか。よく聞きますね。後ろからボールをぶつけたれたような感覚、そうです。肉離れを引き起こしてしまうのです。
 その証拠にふくらはぎの肉離れをした人に聞くとほぼ全員、練習前にストレッチをしているんですよ。寒い季節は特に注意した方がいいと思います。
 でも、このことをいくら主張しても、このお決まりの儀式は蔓延してしまっているので、なかなか聞き入れてもらえないです。
 冷えたお餅を無理に曲げているようなものです。暖めてから伸ばすことをお勧します。暖める時間がないのなら、むしろ、ストレッチはしない方がよいとさえ
私は思っています。それくらい危険なんですよ。
 これはオーストラリア、ビンスバークレーアカデミーで学んだことです。周りが当たり前にやっていることをきちんと自分で検証することは大事なことです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 22:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが本当に好きな人なら

 先日、たまたま日曜日がオフになったので某区民大会初級ダブルスを見に行ってきました。知り合いのグループを応援していたのですが、そのうちの一つのペアが見事優勝しました。
 初級といっても、ご存じの通りどう考えても初級じゃない人が出ているものです。ですから決勝戦あたりは、初級とは名ばかりのレベルの高い試合を見ることになります。
 その優勝したペアは、67歳のYさんと34歳のTさんペアでした。TさんはYさんの娘婿で、学生時代には軟式テニスに情熱を注いだ経験を持つ静かに燃える獅子といった雰囲気の人で、口数は少ないけどガッツあるプレーが印象的でした。
 そんな娘婿のプレーを100%信頼するTさんもなかなか味のあるプレーで要所要所を押さえ、絶妙なコンビネーションをしっかりかもし出していました。
 でも、私が最高にいいと思ったのは、何と言っても決勝で優勝を決めた直後のTさんの言葉でした。ゲームセット後、応援のみんなが「よく走ったねえ」とか「大事なとこでよくしっかり振り抜いてたよ」とかたくさんネギラいの言葉を掛
けられたTさんは一言だけ「テニス、好きですから!」と笑顔ではっきり答えてました。
 みなさんはマズローの欲求階層モデルをご存じですか。人間の欲求を寝たい食べたいという基本的な生理的欲求からより人間として高度な欲求へ階層化したモデルのことです。
 人間として最も高度な欲求は自己実現を満たす欲求だそうです。その下の階層に自尊心を満たす欲求があります。
 つまり、勝って周りの人に認められたいというのが自尊心なわけです。でも、それよりも高度な欲求、自己実現を考えてプレーが出来ればよりハイレベルな精神状態で質の高いプレーをすることができるのです。
 Tさんの一言「テニス、好きですから!」には勝ち負けを超越した思いが込められていたと思います。好きなテニスのために最高のプレーを実現したいというTさんの欲求レベルの高さが今回の勝因ではないかと私は思いました。
 結果より、どんなテニスをしたいかを考えてプレーしましょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

1回戦負けについての考察

 フェデラーナダルっていつも順調に勝ち進んでますよね。勝つべきして勝っているといった感じで、正に安定した勝ちっぷりに見えます。
 市民大会で1回戦負けを続けている人々にとっては、本当にうらやましい話です。
 せっかく早起きして会場に入りし、本部よりアナウンスを受け指定のコートに行ったはいいが試合前のウォームアップから舞い上がり、気が付いたらゲームセット。
 経験が大事なのだと自分に言い聞かせてはみたものの、やはり1回戦負けが続くとかなり滅入るものです。
 さて、フェデラーについての実話、彼が19歳になった2000年の話です。その年のスランプの時期、なんと彼は21大会で1回戦負けを喫したのでした。
 みなさんのなかで1年に21回も1回戦負けをしたことがある人はいますか。たぶん、いないのではないですか。注目したいのは21回の1回戦負けでも戦い続ける強さです。
 勝つための強さだけでなく、負けを受け止める強さも我々とは違う次元にある気がします。ある方向に打ち込む気持ちの強さと言っていいでしょう。並大抵のことで止まらない圧倒的な勢いがあるんですね。
「成功とは成し遂げること」という言葉があります。みなさん、我々もちょっとやそっとのことでもビクともしない思いを遂げるパワーを目標にしましょう。
 ちなみに、2000年のフェデラーはシドニー五輪で準決勝進出などして、世界ランク29位で締めくくり、結局、スランプを感じさせない飛躍的な伸びを見せたのでした。  
 技術だけじゃなく、精神的にもチャンピオンってことじゃないですか。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

ダブルスを勝ち抜くための発想

 昨年のフレンチOPを覚えてますか。日本勢では、杉山が決勝に進出しました。すごいですね。それにしても日本の報道の扱いのお粗末な事。「はにかみ王子」がトップニュースってどういうことですか。
 去年もそうでした。ただちやほやされただけの実力の伴わない日本のサッカーチームに国民全員、たぶらかされて本当に情けないです。マスコミに踊らされない本物を見る目をもつべきだと思います。
 まあ、ぼやきはこの辺にして本題ですが、杉山の準決勝での戦いぶりは見所満載のすばらしいゲームでした。
 なんと行っても対戦相手の第1シード、ストーサー・レイモンド組に勝ったということが本物の証と言える一戦だったと思います。WTAダブルスRNKのNO1,NO2ペアに勝ったんですよ。
 さて、ゲームで注目して欲しいポイントですが、杉山・スレボトニク組のリターンの時の陣形です。
 杉山組がリターンの時、ダブル後衛、二人ともベースラインに下がっていました。これはもうすでに何年も前からブライヤン兄弟をはじめに採用されている作戦です。
 基本的にベースラインのプレーとネットプレーだとネットプレーが圧倒的に有利だというのが今までの説でした。でも、この陣形はグランドストロークでチャンスを作って決める作戦です。
 型にはまった陣形はあくまで基本です。自分に合った陣形や相手に対して有効な陣形などいろいろ想像力を使って考えられるはずです。
 基本は大事です。でも捕らわれてはいけません。基本と個性が融合することが大事だと思います。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

自分のテニスを育てる

 栄養バランスのいい食生活が健全な心身を作りあげますね。みなさんのテニスはどうですか。栄養バランスはいいですか。
 偏ったテクニックを駆使して、ポイント獲得に余分な時間を使っていませんか。グリップ、ステップ、スイングがテクニックのなかにバランス良く構成されいるかどうかが問題です。
 自分のテニスをたくましく育てるためには、バランスの良いテクニックを身につけることです。
 つまり、薄いグリップに偏ったテニスなら、厚いグリップも練習しましょう。
前に踏み込むだけのステップなら後ろ足の軸で打ってみましょう。アンダースピンを打つスイングだけでなく、トップスピンを打てるスイングも練習しましょう。
 あなたの武器である得意なショットを殺せと言っているのではありません。あくまでも自分の得意なショットは磨くべきです。ただ練習のなかはテニスの世界を広げる努力はした方がいいと思います。
 中華料理が得意でも、フレンチ、和食、イタリアンのテクニックを知っているコックさんは料理人として応用力がありあらゆる場面に対応できる力があると言えるでしょう。
 ここぞという時に日頃の心構えとしっかり育てられたテニスがモノを言うのです。偏ったテクニックにしがみついて、悩んでいる人は是非新しい世界にチャレンジして欲しいです。
 きっとその勇気は報われるはずです。今年も頑張りましょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝者の集中力を分析!

 「集中しろ!」って言われて、具体的に何をしたらいいのかわかりますか?たぶん、ゲームのことだけをを考えるっていうのが一般的に集中するってことなのでしょうね。
 「疲れたなー」とか「負けたらどうしよう」とか「なんでこんなゲームしかできないんだろ」とか思ったり、ゲームに関係なくただただ来たボールを打っているだけとか、自分がゲームのなかに入って行かない状態、こんな時、集中してな
いと感じるのだと思います。
 どうしたら以上のようなことを避けられるのでしょうか。キーワードは目的意識だと思います。一つ一つのプレーに目的を持たせることが大事です。勝つことを目的にしてゲームをするのは当たり前ですが、そのための下ごしらえ、味付
け、仕上げ、一つ一つ段階に目的を作って根気強く実行することが大事だと思います。
 どういう味付けにしようか想像して、そのためにどのタイミングで、どんな作業をする必要があるかシミュレーションしてみて、それを実行していくわけです。
 集中には外的集中と内的集中があります。目の前にある材料を見ることを外的集中といいます。特に全体を見渡すような集中を広い外的集中といいます。
 そして、どんな料理にしようか想像する。これを内的集中といいます。特に全体のイメージを想像する集中を広い内的集中といいます。
 更に具体的に何をするか考える。これが狭い内的集中です。最後に、まな板と包丁を用意する。これが狭い外的集中です。
 つまり、広い外的集中→広い内的集中→狭い内的集中→狭い外的集中といったような一つのルーティーンを一般的に「集中」と言っているわけです。
 ちょっと、小難しい話になりましたが、何しろどんなにリードされようと、どんなに疲れていようと、根気よく目的意識を持ち続けることが大事だということです。
 集中を欠いたゲームとは、何を料理しているのかもわからず料理しているようなものです。どうせ食べるならおいしいものを食べたいですよね。人生も同じですからね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

呼吸で心をコントロール

ゲーム中にわき起こる感情の種類にはいろいろあります。そのなかで問題になるのが、怒り、萎縮、落胆などですね。
 これは、出来るはずのことが出来ない時、考えすぎて方向性を見失っている時、ビックチャンスを逃した時などなど、メンタル面にストレスがかかった時に生じます。
 この解消法の1つに呼吸法がよく使われます。呼吸によって感情をコントロールしようというものです。
 大事なことはバランスのとれた緊張感を持つことなんです。覚醒レベルを保つなんて言い方をしますが、かっか来て熱くなり過ぎてもよくないし、ぼーっとして冷め過ぎてもよくないということです。
 それで使う呼吸法は2つ、1つはお腹で呼吸する方法、ゆっくり鼻から吸ってお腹を膨らまして口から吐いてお腹をへこませます。
 もう1つは、胸で呼吸する方法です。口を軽く開けて「ハッ、ハッ、ハッ」という感じでテンポよく息を口から吐いて胸で呼吸します。
 試合中に熱くなり過ぎてると感じた時は、お腹で呼吸する方法を10回、これですーっと筋肉が和らぐはずです。
 冷めてやる気を無くしそうな時には胸で呼吸をする方法を試してみてください。意識の高まりを感じるはずです。
 人間は、基本的に手足を動かすようには感情をコントロールできません。ですから、意識的に動かせる動作をうまく利用して感情をコントロールする方法を身につけると便利です。
 試合中に何でって思うくらい勝手に舞い上がってしまって、こんなに簡単に指とか動かせるのに、自分の気持ちが思うようにならないという経験、ないですか?試してみてください。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:36 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニス文化

 テニスって、テレビでの放映の機会が少なくなったと思いませんか。テレビでよく放映されるアメフトとかF1とかに比べたら、愛好家の数は相当多いはずだと思うのですが。
 こんなことを話題にしていたところ、ある方がこんなことをおっしゃってました。「テニスは見るより実際にやって面白いと思うスポーツだから、実際にやったことのない人達を引きつけられないんじゃないですか」
 確かにそうかも知れないですね。シャラポアブームはありましたが、みんなテニスが好きになったわけじゃなく単に下心がエネルギーになっただけのことですからね。
 でも、基本的に日本全体がスポーツ自体にもっと興味を持つべきではないかと思います。人生を豊かに送るために、スポーツに関わっていくということはライフプランとしてかなり有望な方向性です。いろんな意味で。
 涙、感動、笑い。スポーツと二人三脚で生きて行けたら幸せになるに決まってます。逆に、豊かな心がないとスポーツに関わって行けないとも思います。
 今、高校野球が某国営放送で連日放映されてますが、高校野球だけでなく他のスポーツもお願いしたいです。ま、個人的にはテニスが見たいわけですが。
 オーストラリアでは、見る人もやる人もスポーツを愛してました。ただひたすら本気でスポーツをする人をみんなが応援してました。カッコ悪くても、勇気を持ったチャレンジャーが英雄なんですよ。
 日本のスポーツ文化の今後に期待します。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスだけでいいのか

 ボールの球種を大きく分けるとフラット、スライス(アンダースピン)、トップスピンの3種類があります。
 そして、人それぞれで得意の球種があるようです。スライスの好きな人、トップスピンの好きな人。これはその人の特性ですから、その特性を活かしてゲームでポイントにつなげていけばいいわけです。
 ただ打てる球種の少ない人は、ある一定の弱点を抱えてプレーをしなければなりません。例えば、スライスしか打てない人は、球速がないということ、角度がつけ難いこと、これらを覚悟してプレーしなければなりません。
 また、トップスピン、アンダースピン、どちらもスピンボールですから、空気抵抗で球速は落ちます。ただ、弾道の後半が全然違います。トップスピンの速く落ちます。アンダースピン、つまりスライスはゆっくり落ちます。
 つまり、ポイントと取るためのラリーを余計にせざるを得ない現実があるのです。このことを承知の上でゲームを組み立て、テニスを楽しむことは充分可能です。
 ですから、いつも勝てない人になんとか勝ちたいとか、1回戦負けから脱したいとか、何か今以上のものを達成しようとするなら、はやり、新しい球種が打てる技術を身につけることを勧めます。
 住み慣れた町を離れ新しい町で新鮮な体験をすることは、脳に新しい刺激的を与えてくれます。そして人としてまた成長することにつながるのでしょう。
 成長するとは新しく一つ人格が加わわるということです。サーブ、ボレー、グランドストローク、どれでもいいです、一つ球種を増やしてみませんか。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

テイクバックじゃなくバックスイング

 ラケットを引くことをよくテイクバックっていいますよね。だから、テイクバックをしてからスイングをすると思っている人が多いんです。
 実はスイングは、ラケットを引き始めから始まっていると考えて欲しいのです。一つの円運動のなかにヒッティングポイントがあるということです。
 野球のバッターは最初にバットを立たせて構えますよね。そのままバットを後方に移動して、グリップをピッチャー方向に引っ張りながらバットを寝かせてスイングします。
 テニスも同じです。グリップエンドを地面に向けたまま身体を横向きにします。そして、ラケットヘッドを落としながらグリップを打球方向に引っ張るわけです。
 これを一連の円運動としてスイングにすると腕の力だけで打つと言うことにはならなくなります。
 よく雑誌の写真でプロのラケットを引いた状態を見掛けます。それで、そこからスイングが始まっていると思っている人が多いです。そこはスイングの途中です。
 それで、私は敢えて、レッスンではテイクバックという言葉は使わないのです。私は、ラケットを後ろに持っている動作をバックスイングと言ってます。単なる後ろにラケット
を引く動作ではなく、あくまでもスイングだといいたい。
 ラケットの重さをちゃんと利用したスイングを身につければ、力づくではなく力のある速い球が打てます。力でラケットを操作していては止めてください。
 力づくで解決しようとすると自滅します。肩の力を抜いて自然の力に身を任せると思った以上の効果が見えてきます。
 バックスイングをしてください。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 12:17 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスが上達したいなら

 1冊5千円以上の本を買ったことがありますか。1時間1万円以上支払って習い事をしたことがありますか。ちょっとハードルが高そうに見えますよね。
 それに対して、飲み会で5千円以上の会費を払う。買い物で1万円以上のバックを買う。これなら結構、ありますよね。物を買うとか、飲食代を払うとかというと、1万円前後の金額ってざらに動くと思いまいます。
 3千円とか4千円の本を買うと贅沢したなあって思ってしまうのはなぜでしょう。ですから、私は金銭感覚をなるべくフラットにして、お金の流れが自己投資へ傾倒するよう少し意識しています。
 なぜなら、自分の技術や知識への投資を自分のなかでどう位置づけるかは、人生の豊かさと大きく関係しているような気がするからです。
 映画も見ない、本も読まない、自分を高める努力もしない、ただ、流行のドラマを見て、バラエティー番組に興じ、飲み会では芸能ゴシップの話題で盛り上がる。
そんなおバカな人生でいいのでしょうか。
 知的到達度、技術的到達度を高めようとするための自己投資を惜しむと、結局、本物に近づく機会がないまま、確かな方向性もなく漂うだけになってしまうでしょう。
 イチローは、小学校から中学にかけて、毎日バッティングセンターに通ったそうです。当時の彼のバッティングに月に15万円くらいを使っていたわけです。その投資が今、実になっているわけです。
 テニスについて、本気で上手くなりたいのなら自己投資をしっかりすることです。自己投資先の選択もその人の能力です。何が本物か見抜く力、そこが分かれ道になります。
 いずれにしても、とにかく安上がりにという頭だけで上達しようなどという考えは結果的に自分で遠回りの道のりを選んでいることになるのです。
 例えば、プラモデルを説明書なしで作っているようなものです。結局、手順の違いや部品の取り違えで作り直しをしなければならないのです。
 私はコーチとしても技量を上げるために、研究会や研究のための教材への出費は、自己への投資として怠らないようにしています。レッスンの質を維持するためには必要なことですからね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

上達したという錯覚

 「早く上達したい」って誰もが思うものです。それに対して「30分で上達するとか」「瞬間的にテニスが変わる」とかいうキャッチコピーをよく見掛けます。
 実際、ある言葉をきっかけに出来なかったことが出来るようになることはあります。でもそれはそれなりのバックボーンを持った方でないとその場限りの誤魔化しにしかなりません。
 つまり、実はその時一瞬出来たような気になるだけで本当のところ、いつもの上達の1ステップとそう変わりはないのです。
 私が思うに、簡単に身につけたものは簡単に失うことになると思います。ですから、基本を積み上げて来た人の開眼のきっかけを作ることは出来ますが、時間を掛けて来なかった人に対して上達のコツを教えてもすぐにメッキがはげることになると思っています。
 結局、試合に勝ったり負けたりしながら、1つ1つのステップを上がっていくしかないのではないでしょうか。
 近道よりも頂上に続く道を着実に歩むことをお勧めします。そうすれば、道は開けます。それは急にやってきます。
 そのために誤魔化しのテクニックではなく、その過程を楽しみながら、正しい技術を地道に繰り返すことが必要なんです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:38 | コメント(1)| トラックバック(0)

グリップについて言いたい

  私のレッスンでは生徒にまずグリップを強く握るなということを言います。手の中に小鳥がいるつもりで握ってくださいと。
 でも、生徒のなかには打つ瞬間は握り締めろと指導されたという生徒もいます。実は私自身もオーストラリアでコーチをする前はそう考えていました。
 しかし、私のボス、ビンス・バークレー氏に指導されて、考えが180度かわりました。つまり、握り締める意識は必要ないということを知ったのです。
 例えばボールを軽く握って手首を回してください。自由に回りますね。では握り締めて手首を回してください。完全に手首がロックされてしまいますね。
 ボールに回転をかけるためには、手首の自由な動きが必要です。握り締めた状態で手首を使うことは不可能です。恐らく一昔前は手首を固定して打つように指導されていた時代もあったので、その影響もあるかも知れません。それはほとんどフラットで打っていた時代です。
 グリップを強く握るなというと、ラケットが飛びそうとか、手の中でグリップが回りそうとか、いろいろ想像だけで及び腰の人になる人もいますが、実際にやってみることで全ての不安が吹き飛ぶはずです。
 グリップの握る強さについて、科学的データがあります。これを見ると実際のところ筋肉を動かす神経は打球時に反応しているという結果が出ています。
ですから、全く握らないということは出来ないのですが、握らないという意識を持つことがポイントになるのかも知れません。
 握り過ぎないことの効果は3つです。1つ目は先に触れた様に手首が使えるのでスイングスピードも上がりスピンが掛かりやすくなります。2つ目にテニスエルボー防止になります。
 3つ目は、指のそれぞれの役割をきちんと機能させることが出来るということです。スイングの時の指の役割をご存じですか。
 まず、親指と中指が基本的な軸になります。そして、スイングの前半で人差し指が補助してラケットを支え、スピンを掛ける動きをリードします。
 そして、スイングの後半は薬指と小指が補助してホロースルーの動きをコントロールします。ですから、フィニッシュのかたちの時、人差し指の役割はほとんどありません。
 ぎっちり握った場合、この指の機能は殺されます。テニスには握力は必要だと言う人がいますが、握力というより指の力と言った方が正確かも知れません。
 繊細な動きがダイナミックなスイングを生んでいるのです。いいですか。無神経に力を込めて帳尻を合わそうとしてはいけません。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:46 | コメント(0)| トラックバック(0)

これが試合の実力っちゅもんだ

  実力というものは、パターンから外れた時に発揮されものです。ですから、パターン練習を繰り返しやっていても限界があります。実戦で使える技を身につけることが、練習の本来の目的なのです。
 かといって実戦だけでは、プレーに偏りが生じて自分の穴が見えなくなってしまいます。だから、いくつかパターン化されたプレーのサンプルを見て、自分のプレーを整理する必要が出てくるのです。
 地図をただ眺めて行った気になる人、また、地図も持たずにひたすら歩いて肌で空気を感じる人、どちらも楽しいと感じるとは思いますが、やっぱり、地図をもって歩いている方が圧倒的に効率的と言えるはずです。
 しかし、本当は地図が頭に入っていて自由に歩き回れるのが1番です。つまり、小さな路地に迷い込んでも、全体の地図がだいたい頭に入っていれば対処に困らないからです。
 戦略のパターン、技術のパターンを自然に使えるようにするというのが、練習の目的です。いろいろなパターンの相互作用が、結果的に実力として表れると思います。
 そして、パターンから外れた時こそ、実力を試すチャンスなのです。しかし、残念なことにパターンから外れることを嫌う人、恐れる人が多いです。
 レッスンでちょっと風変わりなドリルに戸惑っでパニック陥った時、そこに実は本性が現れるわけです。自分の本性が現れるような練習をしてますか。
 整然とした練習は、実力をつけるには足りない部分があるということを理解して、実りある練習をしたいものです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 18:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

スピンとテニスの技術

  ブルゲラが809、サンプラスが2409。この数字は何だと思いますか。
これはベッカー、グラフを育て上げたコーチ、リチャード・ショーンボーン氏の著書に掲載されたデータの1つです。
 この書は4000円という書籍としてはかなりお高いものでしたが、中味は興味深いデータ満載で、私のテニス的好奇心を本格的に満足させてくれました。
 さて、上記の数字の正体です。ストローク時の毎分のスピンの最大回転数と最小回転数の差をプレーヤ別に表したものです。つまり、スピンの少ないボールと多いボールの回転数の幅がどれくらいあるかということです。
 これは、そのプレーヤーのスピンの多様性を表しています。そういう事で、改めて文頭の数字を見てください。圧倒的にサンプラスの数字は大きいです。
つまり、スピード、角度、球種にどれだけ変化をつけてプレーをしていたかがわかります。
 同様なデータが女子についてもあります。サンチェスが125、ビーナスが2417。サンチェスのストロークはビーナスのストロークに比べ、いかに単調なものだったかがわかります。
 このデータを一般のプレーヤーも参考にすべきです。薄いグリップだけでスライスとフラットだけでテニスをテニスをしている方々は是非、グリップをもう一つ覚えて内容豊かなテニスしましょう。
 グーとチョキだけでもジャンケンは出来ます。でも、グーを出すとわかっている相手に無駄な時間を使ってしまうことになるでしょう。パーを覚えることを怖がっている人が多いです。
 一度きりの人生です。チャレンジしてみませんか。
http://vfootwork.com/
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:55 | コメント(1)| トラックバック(0)

テニスで幸せになる法則

  先日、行われた男子ゴルフの「ブリヂストンオープン」最下位予選落ちの苦杯をなめた石川遼選手のコメントには、思わずうなってしまいました。
 「うまくなるために試合に出ているので、今はうまくなっている途中だと考えてまた練習を頑張りたい」このコメントが散々に打ちのめされた17歳の青年の言葉とはにわかに信じがたいですね。これはただものではない。
 勝つために試合に出ているというより、ゴルフがうまくなるために試合に出ているという、この石川選手の思考方法はテニスの愛好家のみなさんも是非、活用して欲しいと思います。
 これは試合に振り回されるのではなく、自分がうまくなるための手段として試合を利用するという立場で、それぞれの試合と向かい合うわけです。
 えてして、いつの間にか試合に振り回され、だた勝った負けたの価値観でしか考えられなくなるものです。結果、苦しみの渦のなかに入ってしまうのです。
 うまくなりたいという気持ち、また、テニスというスポーツを尊重する気持ちが主たる思いであることを確かめながらプレーが楽しめれば、テニスを通じて確実に自分の人生を幸せに近づけることができると思います。
 そうです。全ては幸せな人生を築くための途中経過なのです。今日の失敗は結果ではなく、途中経過だと思うことです。そして、失敗を恐れず真の目標に向かって頑張ればいいのです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

日本人が上達する方法

 最近、古武術の教えをスポーツに活用するケースをよく耳にします。私も何冊かの本を読んでみました。なるほど、長い歴史がバックボーンにあるだけに合理性を追求した成果をかい間見れる様な気がしまいた。
 その合理的な身体の動かし方の根拠になっているのが「理合い」と言われる特別に洗練された考え方というか理論というか、元になる理屈だそうです。
 それを言葉で言い表せない代わりに武道の世界で伝えられてきたのが、「型」と言われるものです。空手の型、柔道の型、剣道の型などです。
 「剣術の基本は素振りです。その回数を重ねることによって理合いを理解するのです。」これは、ある剣道の師範の方から聞いた言葉です。
 何となくわかるのですが、一方では実戦が基本の型通りになるとは限らないという声もあり、「型」がきれいに出来ていることが実戦での強さに必ずしもつながらないという意見もあります。
 私のテニスのコーチングでの課題は、言葉では伝えられないものをいかにわかりやすく伝えるかということです。見てすぐ出来てしまう人や、もともとの運動能力で勝ってしまう人は「型」を気にすることなく、実戦を戦えばいいと思います。
 基本の「型」など知らなくても強い武道家はいくらでもいます。持っている身体能力をベースに戦えばいいわけですから。後は身体能力の限界にどう対処するかだと思います。
 言葉では言い表せない「理合い」を基本の「型」を繰り返し練習することによって、身体が覚えてくれる、その「型」を使った効果を私は期待しています。そして、その「理合い」は身体能力以上の力を引き出してくれるわけです。
 当然、試合では相手が型通り動くわけないのですが、型」を繰り返し練習することによって、その場その場に合った「理合い」を瞬間的に使えるようになると私は考えてます。
 私のレッスンではフットワークのいくつかの型を使ってボールを打ち返したり、あるいは、基本のいくつかの型を素振り練習するなどしてます。この様にいくつかのフットワークの型を繰り返すことで、テニスの「理合い」を身につけてもらおうと思っています。
 武術の達人が自らの技を世間一般に広めるために「型」を用いてきた様に、テニスでもトッププロの技を「型」として普及できないか。それが「勝者のフットワーク塾」の発想
の基でもあります。
 基本を繰り返すことで言葉で伝えられない身のこなし、理合い」が身に付くのです。
この考え方って日本人に合っているような気がするのですがどうでしょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

レッスンで快感

 人間はいろいろな欲望を持ってます。食欲、性欲、睡眠欲その他。その中に人間であるが故にもっている欲望に知識欲というのがあります。
 何となく頭の中でもやもやして答えの出ないことってありますよね。そんな時特に「理解したい」とか「知りたい」とか、こんな欲望が湧いてくるわけです。
 そして、その事がわかった時、あるいは答えを知った時の気持ちよさ、大きな快感ですよね。逆にわからないままでいるストレスも相当なものです。
 以前、ものすごく難解な演劇を見た時のことです。その数時間、理解しようとしたもののわからず仕舞いで、今でもそのストレスは忘れません。
 先日、名古屋からわざわざレッスンを受けに来てくださった方がおられました。正にその方の頭のなかは「?」マークで一杯でした。地元のコーチとのやり取りで生まれた疑問が爆発寸前でした。そのストレスが名古屋から東京まで来る気にさせたのでしょう。
 その方は以前はゴルフでプロを目指す程のトレーニングをされた方だったので、スイングスピードは確かにありまし。ただ、そのスイングスピードをテニスの動きに生かせていなかったわけです。
 そこで、私はいつもの通り、いくつかのスイングとフットワークを紹介しました。すると一変して、気持ちよさそうにスカーン、スカーン打ち始め、「本当にすっきりしまた」と満面の笑顔を見せてくれました。
 地元のコーチのアドバイスの正誤はわかりませんが、いろいろな方向からのアドバイスが絡み合って、「結局どうすりゃいいんだ」という結果になってしまったのではないでしょうか。
 コーチとしては、生徒の「知りたい」「理解したい」の気持ちに応えて、すっきり気持ちよくテニスをするための力にならなければならないと思っています。
 その意味でこの体系的に構築されたフットワークメソッドを多くの悩めるプレーヤーのために、これからも広めていきたいと思ってます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

本物のスイング

 ラケットを引くことをよくテイクバックっていいますよね。だから、テイクバックをしてからスイングをすると思っている人が多いんです。
 実はスイングは、ラケットを引き始めから始まっていると考えて欲しいのです。一つの円運動のなかにヒッティングポイントがあるということです。
 野球のバッターは最初にバットを立たせて構えますよね。そのままバットを後方に移動して、グリップをピッチャー方向に引っ張りながらバットを寝かせてスイングします。
 テニスも同じです。構えの状態からグリップエンドを地面に向けたまま身体を横向きにします。そして、ラケットヘッドを落としながらグリップを打球方向に引っ張るわけです。
 これを一連の円運動としてスイングにすると腕の力だけで打つと言うことにはならなくなります。
 よく雑誌の写真でプロのラケットを引いた瞬間のカットを見掛けます。それで、そこからスイングが始まっていると思っている人が多いです。そこはスイングの途中です。
 体操選手が鉄棒で大車輪をする時、一番高い所で止まったように見えます。でも、あの時点で倒立をしているわけではないですよね。なぜなら、あの逆さまの間、腕で体重を支えている状態ではないからです。
 ですから、ラケットを引いた時に一瞬、ラケットが止まったように見えますが、実はスイングの途中なのです。
 それで、私は敢えて、レッスンではテイクバックという言葉は使わないのです。私は、ラケットを後ろに持っていく動作をバックスイングと言ってます。単なる後ろにラケットを引く動作ではなく、あくまでもスイングだといいたい。
 バックスイングからラケットの重さをちゃんと利用したスイングを身につければ、力づくではなく力のある速い球が打てます。そう大車輪でトップから自然に身体が落ちてくる様に、スイングしてください。力でラケットを操作していてはいけません。
 力づくで解決しようとすると自滅します。肩の力を抜いて自然の力に身を任せると思った以上の効果が見えてきます。
 バックスイングをしてください。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

テニスにとって反応,才能,個性,技術,努力,基本

 どんなカタチでも身体が反応して、うまくボールを処理出来てしまう人と基本的技術を身につけたうえで合理的に処理する人。「反応派」と「技術派」、このような対照的タイプってよく比較されます。
 同様に対照とされる言葉として「才能と努力」、また「個性と基本」があります。「才能」と「個性」は自然に出来てしまう派です。それに対して「努力」と「基本」は意思によって可能にする派です。
 やはり、誰もが自然に出来てしまう派になりたいと思うものです。しかし、実は「反応」、「才能」、「個性」って、年と共に失っていくものなのです。
 私の友人で学生時代、スポーツ万能で全国大会に出場して活躍した人がいます。若い頃は何やってもすぐに出来ちゃうわけです。そして、50歳過ぎてテニスを始めました。
 始めた当初は、そこそこうまく出来ちゃって楽しんでいました。つまり、「反応、才能、個性」で無意識にプレーしてうまくいっていたわけです。
 ところが、10年たった今、だんだん思うように出来なくなってきたのです。
以前、勝手に動いていた身体が動かなり、一気にオートシフトからマニュアルシフトになってしまいました。彼の言った言葉はこうです。「技術が欲しい」でした。
 今の彼にとってのキーワードは「技術、努力、基本」です。恐らく「反応、才能、個性」に比べて「技術、努力、基本」は色あせません。ですから「技術、努力、基本」をどれだけ大事にしてきたかが、人生後半戦に大きく影響すると思います。
 テニスと付き合っていくとき、「技術、努力、基本」を大切にして下さい。黙っていても必ずやテニスがあなたを幸せにしてくれます。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーの勝利の思考回路

 ゲームに負けるってイヤなもんです。出来れば、全て勝てればいいのですが、不可能ですね。あの連戦連勝のフェデラーがうらやましいと思いませんか。
 フレンチでナダルに黒星は付けられたもののあれだけグランドスラムで勝ち続け れば、気持ちいいでしょうね。
 ある人からこんな話しを聞きました。ユーズニーというロシアのATPランキン グ24位の選手がいるのですが、フェデラーは普段の練習では彼に勝つことは、ほとんどないそうです。
 このことを聞いて、「やるからには勝つ!」みたいな精神で、どん欲に全ての勝負 にこだわるスタイルとは違う方向性を感じませんか。
 私は、彼がもっと大所高所から勝負について考えて、プレーしているように思えるのですが、どうでしょう。その場の気分を満足させるだけでなく、もっと大きな満足のためにプレーしているような気がします。
 もちろん、常に勝つことにトライすることは必要です。こんな話しをすると、よく負けそうになった時のいい訳に使う人がいるので、念のために言います。最後の1ポイントまでトライする姿勢は持つべきです。
 テニスに強くなるには、そのための材料が必要です。問題は、その材料を得るための計画を立てたとして、その自分の決めた計画を曲げてまで勝とうとするかどうかです。大事なことは自分の意思を貫くことですから。
 そもそも、計画を立てないことには始まらないのですが、一つ一つのミスショットや負けゲームにくよくよせず、すべては途中経過だと考えられれば、しっかり次に進むことができます。
 負けることが怖くて舞い上がってしまったり、大事なポイントでイージーミスしてし まったり、そんな時にこう考えてください。「すべては途中経過だ」と。
 トッププロのフットワークを一般プレーヤーの本質的な上達に役立てたいと思ってます。
 ここを参考にしてください。
http://vfootwork.com  
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:44 | コメント(0)| トラックバック(0)

「踏ん張る」→「蹴る&打つ」→「着地」

「ターン」→「ステップ」→「ヒット」という昔ながらの身体の使い方から、最近は「踏ん張る」→「蹴る&打つ」→「着地」という身体の使い方に変化しています。
 また、すり足のステップもほとんどなくなり 「走る」→「踏ん張る」→「蹴る&打つ」→「リカバリー」となっています。
 トッププレーヤーの技術は明らかに20年前とは違っているのですが、初心者や既に伝統的知識や技術を持っている人が最新式の技術を学ぶことが適当かどうか、テニスコーチの間では常に議論になります。
 トッププレーヤーの技術は、並はずれた身体能力があってのことで、一般のテニス愛好家とは別に考えるべきだという意見、それに対して、トッププレーヤーの動きには合理的な動きが結集されているのだから見習うべきだという2つの意
見があります。
 100年を超えるテニスの歴史を見るとこれ程トップスピンが全盛だった時期はないんですね。確かにウェスタングリップでスピンを打っていた人はいました。
 戦前に世界を席巻した熊谷一弥なんて、軟式テニスで身につけたウェスタングリップでブイブイ言わせてましたからね。でもボレーもウェスタングリップだったところがおしい。
 今から考えると、トップスピンというのは、あの頃のラケットではかなり難しい技術だったのかも知れません。
 今、最新技術に最も大きな影響を与えたのはラケットの進歩です。サッカーとかって20年前と技術的に大きな違いはないでしょ。テニスはラケットが進歩して明らかに出来ることが多くなりました。
 要はそれを利用するかしないかです。伝統的な技術のままでもいいゲームはできす。イースタングリップで打つバレーダンサーの様なフォアハンドでも充分です。
 ただ、多くのトッププレーヤーが使っているセミウェスタングリップの方が高い打点でスピンが打ちやすいです。それが進化したラケットの性能を利用したということなんです。
 私が思うに最新ラケットの効果を最大限に利用した結果がトッププレーヤーのフォームなのではと思います。だから強いんです。
 コーチとしては必要な人に必要な技術を伝えていきます。それが基本姿勢です。
真面目に上達を考えている方、是非、このサイトを見てください。テニスが変わりますよ。
http://vfootwork.com
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

草トー上位進出法

 ボールの球種を大きく分けるとフラット、スライス(アンダースピン)、トップスピンの3種類があります。
 そして、人それぞれで得意の球種があるようです。スライスの好きな人、トップスピンの好きな人。これはその人の特性ですから、その特性を活かしてゲームでポイントにつなげていけばいいわけです。
 ただ打てる球種の少ない人は、ある一定の弱点を抱えてプレーをしなければなりません。例えば、スライスしか打てない人は、トップスピンに比べ急速がないということ、角度がつけ難いこと、これらを覚悟してプレーしなければなりません。
 このことを承知の上でゲームを組み立て、テニスを楽しむことは充分可能です。
 ただ、いつも勝てない人になんとか勝ちたいとか、1回戦負けから脱したいとか、何か今以上のものを達成しようとするなら、はやり、新しい球種が打てる技術を身につけることを勧めます。
 住み慣れた町を離れ新しい町で新鮮な体験をすることは、脳に新しい刺激的を与えてくれます。そして人としてまた成長することにつながるのでしょう。
 成長するとは新しく一つ人格が加わわるということです。サーブ、ボレー、グランドストローク、どれでもいいです、一つ球種を増やしてみませんか。
 *伸び悩んでいるテニス愛好家の皆さん、ヒントになると思います。ここを覗いて見てください。
http://vfootwork.com
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

新説!!サウスポーはなぜ強い

 ウィンブルドンの男子決勝、もちろん見ましたよね。フェデラーが5年連続の優勝を決めた歴史的一戦でしたね。
 私は、その歴史的な記録とはちょっと違った視点でゲームを分析してみました。
それは、サウスポーの強さについてです。
 もちろん、右利きの人がサウスポーに慣れてないから有利だだとか、スライスサーブが打ちにくいとか、今まで語られてきたこととは違う点に注目してみました。
 以前から個人的に実感で思っていたことなのですが、どうもサウスポーのサーブをリターンすると狙ったところより、こちらから見て右側にボールが行ってしまうような気がしていたのです。
 そのメカニズムはわかりません。あくまでも経験上です。そこで今回の決勝ではサウスポー、ナダルのサーブを打つフェデラーのリターンのコースに統計を取ってみました。
 まず、コートを縦に3等分して考えました。そして、リターン側から見て、右側を区分A、中央を区分B、左側を区分Cとしました。2セット分、ミスも含めてフェデラーのリターン72本のデータを集計しました。
 果たしてサウスポーのサーブのリターンはどのような配分になるのでしょうか。
結果は、区分Cに15%、区分Bに39%、区分Aに46%のリターンが返球されていることがわかりました。
 予想通りでした。半分から右側に85%のボールが集まっていることです。それでも、これはフェデラーが右側を狙った作戦上の結果だという想像も付きます。
 しかし、それは考えにくいことなのです。なぜなら、右側というのは、ナダルのフォアハンド側になるため、あの強力なフォアを避けるのは理解できますが、敢えて狙うというのは無理があると思います。
 つまり、サウスポーのサーブは右利きが打つと右側に行ってしまう、そんな結論にならざるを得ないのではないでしょうか。
 そして、なぜ、サウスポーにアドバンテージがあるか、1つの仮説を立ててみました。
 サウスポーのサーブは、サウスポーのフォア側に返球される傾向があるとすれば、そのボールを右利きのバックハンド側に攻めやすく、フォア対バックの展開に持って行きやすいのではないでしょうか。
 ちょっと長くなりましたが、わかって頂けましたでしょうか。
 みなさん、打ちにくいサウスポーのサーブは意識して極端に左側を狙ってみてください。思ったところにすぱっと決まると思いますよ。

勝者のフットワーク塾  中屋
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 19:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

君は変則グリップチェンジを知っているか?

 個性を殺してしまうと、せっかくの才能が芽を出さずに終わってしまいます。
でも、個性だけでは大きな成長は望めません。基本を示すことも大事だと思います。
 ウィンブルドンでは健闘むなしく3回戦で日本人選手の姿は無くなりました。
 今回、日本人女子選手のプレーを見ていて感じることがありました。
何人かの選手のグリップです。特にフォア、バックとも両手ダブルハンドの選手です。
 気づいている方も多いと思いますが、かなり変則的なグリップチェンジなんです。
 サーブを右手で、当然片手で打つわけですが、その後グリップエンド近くを握っていた右手をグリップの上の方にずらして、グリップエンドのところを左手に持ち変えるわけです。
 そして、バックハンドはというと、また更に右手と左手を入れ変えて打つんです。相当器用な打ち方ですよね。
 よく見ているとフォア、バックに関係なく、打つボールの種類によってもダブルハンドの左右の手の位置を変えていました。もう何でもありって感じです。
 日本のトップの選手の技術として見ると何とも複雑な気持ちでした。はっきり言うと、個人的には好きになれません。
 日本人で箸の持ち方がメチャクチャな人を見るとがっかりしますが、それに似た印象です。あくまでも個人的な意見ですが。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 14:32 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーも弱点と向き合っている

 ウィンブルドンの熱戦が連夜繰り広げられてますね。ここ数日少々寝不足の方もおられるのでは。 
 あの芝生の上でプレーする一流プロにも弱点はあるものです。フェデラーだって弱点はあるんです。実際、バックハンドのどうしようもないミスを立て続けにして負けた試合を見たことがあります。
 その時、正直言って彼のバックハンドは危なっかしくて見てられない状態でした。王者フェデラーでさえ弱点を完全に克服することはできないのです。
 私たちの性格にも長所と短所がありますね。子供の頃、短所だと思っていたことが、きれいさっぱり矯正されたという人がいるでしょうか。短所が大きな問題に発展しない程度に調整してきたのではないですか。
 ニックボロテリーは言ってます。練習の割合を得意なショット8割、苦手なショット2割にすべきだと。武器をどんどん磨くことで弱点を目立たなくさせればいいのです。
 技術的な弱点は、メンタルや戦略的な面で充分カバーできます。実は弱点に思い悩み、過剰に意識してしまうことの方が問題なんです。
 バックハンドが苦手な同士試合をした場合、先にバックハンドを攻めて意識させた方が有利になるのです。フォアハンドで回り込んで攻めるのです。そう得意のフォアハンドで。
 一番いけないのは、一気に弱点を克服しよう思うことです。武器はどんどん磨いて、弱点は徐々に改善していけばいいのです。
 弱点とうまく付きあっていきましょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 15:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

スプリットって?へー知らんかった!

 スプリットステップという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。このスプリットステップって何でしょう。
 ボーリングでスプリットって聞いたことありますよね。ピンとピンが間をあけて立っている状態をいいますが、テニスの場合、ピンではなく脚です。両脚を開いた状態にするステップをスプリットステップっていいます。
 もう少し詳しく言うと、どちらかの足を1歩前に出し、その足で踏み切って前に軽くステップし両脚を開いた状態で着地します。これがスプリットステップです。
 コーチはボールを打つ前はスプリットステップが大事ですよなんてよく言いますね。どうして必要なんでしょう。
 弾みをつけるためとか、リズムを取るためとか言われて、ふーんってわかったようでわからないようで。とにかく何かに必要なんだなあって感じですね。
 このスプリットステップ、力を抜くためにする動作だという人がいました。つまり、筋肉には緊張状態の直後は緩んだ状態になろうという性質があるらしいのです。
 握りこぶしをぎゅっと握った後、そうぎゅっの後は自然に脱力した状態になりますよね。同様に両脚で着地した時に一瞬、下半身に力が入ります。そうするとその直後に力が抜けた状態が生まれるわけです。
 どの方向にも素早く動けるその弛緩した状態を作るためにスプリットステップをするということを聞いて、なるほどと思いました。
 この話をある人にしたところ、「じゃあ、あっちこっち動こうと思わない人には必要ないんですね」と聞かれました。
 また、なるほどと思いました。自分のところに来たボールだけを返すという優雅なテニスをなさっている大先輩の方々にスプリットステップなんて無理に押しつけるものでもないのかも知れません。
 もとより大先輩の方々は余計な力が入らない余裕がありますからね。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 17:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

勝利につながるロブについて

 相手の裏をかいて、ロブをうまく上げて決まった時って気持ちいいものですよね。ダブルスのプレーの最中、コートにいる4人全員が足を止めて見守るなかオープンコートにポトンと落ちた瞬間、思わず万歳したくなりませんか。
 さて、このロブですが、技術的にはスライスで上げるロブとトップスピンで上げるロブがあります。
 一流のプロはほとんどトップスピンでロブを上げるのかと思っていましたが、昨年、メルボルンに全豪を見に行ったとき気が付きました。意外とスライスでロブを上げているケースの方が多いんですね。
 ちょっと安心しました。スライスでもいいロブを目指そうなんて思っています。もちろん、トップスピンロブも練習はしますが。
 ロブについては自分では結構自信があります。そのコツは、距離を考えずにとにかく高さを出すということです。
 オーバーしてしまうのではないかとか、短くならないようになんて考えていると難しくなります。とにかく、高く上げることです。考えることはそれだけです。
するとちゃんと距離がついてくるんです。
 例え短くても高さのあるボールはスマッシュミスを誘います。それと距離の短い高いボールって打とうと思っても難しいので、自然に丁度いい距離になることが多いと思います。
 相手がサーブ&ボレーをしっかりしてくるなら、試合の序盤にまず試して欲しい気がします。お試し下さい。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 23:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

これが勝者の思考法だ

以前、テニス協会のコーチャーズカンファレンスに参加した時、辻秀一さんというメンタルトレーニングを専門に活動なさっているドクターの方の講演が面白かったので、その時の話を一つ紹介します。
 まず、スポーツ選手のメンタルで特に気をつけなければならないのは、心が何かに捕らわれたり、揺らいだりすることだそうです。
 心が捕らわれる原因は、環境、体調、成績など様々ですが、その中で指導をしている選手に常に言うことは、「今に生きろ」ということだそうです。
 つまり、時系列には過去、今、未来があるけど、過去にも未来にも心を捕らわれ過ぎてはいけないということです。
 なぜか。ここからが面白いです。今というのが一瞬であるのに対して過去は広い、ゆえに過去に心が逃げ込み易いわけです。ところが、過去は変えられません。そこにストレスが生じるというのです。
 そして、同様に未来も今の一瞬に比べれば広いから同様に心が捕らわれ易い、ところが、未来はどうなるかわかりません。それで不安ととものストレスが生じるわけです。
 辻さんの主張は、とにかく今すべきことだけを考えて行動しろということでした。目標を持てば今すべきことがわかるはずです。
 それで心がもし何かに捕らわれそうになったり、揺らぎそうになったら「今に生きろ」と唱えればいいそうです。
 そうそう、同感です。パチパチ

鐘の音 | 投稿者 vfootwork 09:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

練習相手のレベルが合わない?

「へー、テニスするんですか?」なんて、共通の趣味を持つ人と出会うとちょっとときめきますね。「じゃ、今度一緒にやりますか」と意気投合。
 いざ、一緒に練習をやってみると異常にレベルが高くて、どうにもならないという経験ないですか。自分の居場所がわからないというか、居心地の悪さを感じますよね。
 逆に、何とも微笑ましい限りの超初心者グループという時もあります。どこまで力を入れていいのやらというパターンになってしまって当惑しますね。
 自分に合った練習相手を見つけるって意外と大変です。どちらにしても気を使ってしまうというのが、楽しめない原因じゃないですか。
 私自身も、正直言ってここまでの道のり、本当にあらゆるレベルの人たちと練習してきました。それこそ、プロから始めて1ヶ月なんて人まで。
 ある時期まで練習相手に変にこだわっていましたが、ある時1つのことを決めたんです。
「主体的に練習しよう」と。もっと自分勝手にやっていいんじゃないかって思ったわけです。自分勝手と言っても。平気でミスしまくるとか、あまり打てない人に弾丸サーブを打ち込むとか、そんなことではないです。
 自分の目的を作るということです。レベルの上の相手には自分の得意ショットを試すつもりでチャレンジするとか、同じくらいのレベルの相手なら競った時の試合運びを練習するとか、レベルの下の相手なら、不得意なショットやタッチショットの練習するとか。
 実際、初心者の人とダブルスのゲームして困るのはミスではなくて、気を使って萎縮していることなんですね。
 単純にテニスを楽しもうという意思さえ感じられれば、二人の力でどういうふうにゲームを取るか考えればいいわけですから。変に自分を卑下して気を使われるより、自分が思ったことをやって楽しんでくれた方がお互い気が楽ですよね。
 始めてのデートで、相手がつまらないんじゃないかなとか思ってあれこれ気を使っていることが相手に伝わると、相手もまた気を使いますよね。そんなものです。
 だいたい強い相手とだけ練習してれば強くなれるなんてうそです。ニックボロテリーも言ってます。テニスというスポーツ社会で生きていくことが大切だと。
 フェデラーとだけ毎日打っていれば世界チャンピオンになれるかって、そうじゃないですよね。テニスを愛するなら、その社会を丸ごと愛さないと真の進歩はないと思います。
 いろいろな練習相手との間に生まれた人間関係こそが、本当に自分のテニスを支えてくれるのでは、そう思います。

鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:05 | コメント(2)| トラックバック(0)

突然子供がテニスを止める理由

 緊張する場面に向かう人に、どんな気持ちですか?などとインタービューのマイクを向けると「楽しみたいと思います」という答えをよく耳にします。
 誰でも夢中になると楽しいですよね。他の人に楽しませてもらうか、自分で楽しむかは人それぞれですが、いずれにしても「楽しい」って結果的に楽しいというのと、その過程というかやってること自体が楽しいというのもあると思います。
 最近、ジュニアのレッスンをしていて考えることは大人になるまでテニスを楽しんで欲しいということです。
 親子でテニスに夢中になっているケースはよくあります。その中でありがちなのは勝つことを中心に置いて夢中になってしまうことです。
 私が思うに、勝つことに起因する「楽しい」は長続きしないのでは、そんな気がします。勝たないと楽しくなくなりますからね。
 実は子供って親の喜ぶ顔を見るのが一番の楽しみなんです。だから、勝った時に親の喜ぶ顔見たさに頑張るわけです。それで、負けた時に怒ったり悲しんだりする親の顔を見るとつらくなるわけです。そうなると最初から試合に出なければそんな思いはしなくてすむという考えが生まれてきますよね。
 そこで、ご両親にお願いしたのは、一生懸命頑張った時に喜んであげて欲しいというこです。子供の成長のためにテニスをやっていてよかったと思えるのは、一生懸命にやることの価値を伝えられた時です。
 ベストを尽くすことと勝つことの両方でゲームを楽しむと、本当の意味で緊張も楽しめるはずです。みんなでテニスを楽しみましょう。一生懸命やれば楽しいです。そして、子供達には長くテニスと付く合って欲しいです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

攻めても空回りするテニス

攻める気持ちをもつことは大切です。でも、空回りするとなかなか結果に結びつきません。バカみたいに打ち込む姿は、勇者としては評価されず、ただの無謀な行為と見られるが普通ですね。
 でも、攻める気持ちが大事っていうのって、何か矛盾してませんか。本当は相手のミスをひたすら待つことの方が大事なんじゃないですかね。
 強い人に対する誉め言葉で良く聞くのが、「本当にミスがないよね」ってミスの無さに憧れを抱く人はよくいます。それで攻めないで我慢して我慢して勝つテニスを目指す
、これじゃ日本のスポーツのお先は真っ暗です。
 でも、日本のスポーツの将来なんて考えてテニスなんてしてないですよね。わかりますが、そんな人もこの考え方を参考にしてみてください。
 アガシのコーチのブラッドギルバートが書いた本にあったことです。セットアップゲームとゲームアップポイントについてです。
 ゲームアップポイントは、ゲームポイントの一歩手前のポイントのことです。 つまり、レシーバーで15-30は、あと1ポイント取れば15-40になってゲームポイントになるポイントです。
 また、セットアップゲームはあと1ゲームでセットに王手を掛けられる時のゲームのことです。4-3ならあと1ゲームで5-3になります。ですから4-3の時はセットアップゲームということです。
 さて、このゲームアップポイントとセットアップゲームにどんな意味があるのかが非常に大事なんです。このポイントとゲームは相手を追い込むために重要なタイミングというわけです。
 ここでは無理をしてはいけません。安全策を取りましょう。そして相手を追い込んでから、しっかり相手を叩いてしまうことが得策です。
 わかりますか。やみくもに逃げ回っても、やみくもに攻めまくっても、ワンランク上のテニスは出来ません。相手以上に勝つことについて考え、そしてチャレンジしているかどうかが問題です。ミスを恐れることが一番厄介なクセです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

攻めても空回りするテニス

攻める気持ちをもつことは大切です。でも、空回りするとなかなか結果に結びつきません。バカみたいに打ち込む姿は、勇者としては評価されず、ただの無謀な行為と見られるが普通ですね。
 でも、攻める気持ちが大事っていうのって、何か矛盾してませんか。本当は相手のミスをひたすら待つことの方が大事なんじゃないですかね。
 強い人に対する誉め言葉で良く聞くのが、「本当にミスがないよね」ってミスの無さに憧れを抱く人はよくいます。それで攻めないで我慢して我慢して勝つテニスを目指す
、これじゃ日本のスポーツのお先は真っ暗です。
 でも、日本のスポーツの将来なんて考えてテニスなんてしてないですよね。わかりますが、そんな人もこの考え方を参考にしてみてください。
 アガシのコーチのブラッドギルバートが書いた本にあったことです。セットアップゲームとゲームアップポイントについてです。
 ゲームアップポイントは、ゲームポイントの一歩手前のポイントのことです。 つまり、レシーバーで15-30は、あと1ポイント取れば15-40になってゲームポイントになるポイントです。
 また、セットアップゲームはあと1ゲームでセットに王手を掛けられる時のゲームのことです。4-3ならあと1ゲームで5-3になります。ですから4-3の時はセットアップゲームということです。
 さて、このゲームアップポイントとセットアップゲームにどんな意味があるのかが非常に大事なんです。このポイントとゲームは相手を追い込むために重要なタイミングというわけです。
 ここでは無理をしてはいけません。安全策を取りましょう。そして相手を追い込んでから、しっかり相手を叩いてしまうことが得策です。
 わかりますか。やみくもに逃げ回っても、やみくもに攻めまくっても、ワンランク上のテニスは出来ません。相手以上に勝つことについて考え、そしてチャレンジしているかどうかが問題です。ミスを恐れることが一番厄介なクセです。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 10:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーのパニック

 フレンチOPの男子シングルスの決勝を見ましたか。はやり、ナダルが勝ちましたね。
 お気づきだったですよね。フェデラーがバックハンドでスライスをほとんど打たなかったのを。ナダル対策の作戦だったのでしょうね。
 でも、トップスピンで返していたバックハンドが短くて、逆にナダルのチャンスになってしまって、結局、1セット目を取られてしまったわけです。
 作戦通りにいかなくて、一瞬パニックになったフェデラーを感じたのが、第2セットの第2ゲームだったと思います。バックハンドスライスを打たないようにしていたのに、思わず打ってしまった時があったんです。
 彼は「しまった」と思ったと思います。やはり、そのスライスをナダルはすかさず打ち込んで決めてました。
 その辺から、フェデラーはパニック状態に入っていたということです。
その証拠に、相変わらずナダルに狙われたフェデラーのバックハンドのとんでもないミスショットをたくさん見ることになりました。
 やはり、フェデラーも人間だということですね。頭に血が上るとなかなか戻せないものです。
 恐らく彼の身体の血液は、何とかしなくてはと考える彼の脳に集中していったのでしょうね。そして、考えれば考えるほど血液が脳に集中してしまうという悪循環に入ってしまったのだと思います。
 脳に血液が集中すると、確実に手足の運動機能が落ちます。いわゆる、自分の身体じゃないみたいな状態になってしまうわけです。
 対処法の一つ紹介しましょう。屈伸運動をすることで、がかかとにある自律神経をコントロールするツボを刺激して交感神経の働きを抑えてくれるという説があります。お試しあれ。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーのパニック

 フレンチOPの男子シングルスの決勝を見ましたか。はやり、ナダルが勝ちましたね。
 お気づきだったですよね。フェデラーがバックハンドでスライスをほとんど打たなかったのを。ナダル対策の作戦だったのでしょうね。
 でも、トップスピンで返していたバックハンドが短くて、逆にナダルのチャンスになってしまって、結局、1セット目を取られてしまったわけです。
 作戦通りにいかなくて、一瞬パニックになったフェデラーを感じたのが、第2セットの第2ゲームだったと思います。バックハンドスライスを打たないようにしていたのに、思わず打ってしまった時があったんです。
 彼は「しまった」と思ったと思います。やはり、そのスライスをナダルはすかさず打ち込んで決めてました。
 その辺から、フェデラーはパニック状態に入っていたということです。
その証拠に、相変わらずナダルに狙われたフェデラーのバックハンドのとんでもないミスショットをたくさん見ることになりました。
 やはり、フェデラーも人間だということですね。頭に血が上るとなかなか戻せないものです。
 恐らく彼の身体の血液は、何とかしなくてはと考える彼の脳に集中していったのでしょうね。そして、考えれば考えるほど血液が脳に集中してしまうという悪循環に入ってしまったのだと思います。
 脳に血液が集中すると、確実に手足の運動機能が落ちます。いわゆる、自分の身体じゃないみたいな状態になってしまうわけです。
 対処法の一つ紹介しましょう。屈伸運動をすることで、がかかとにある自律神経をコントロールするツボを刺激して交感神経の働きを抑えてくれるという説があります。お試しあれ。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 21:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

忘れること

 学生の頃、覚えることがなかなかできなくて苦労しました。でも、今思うのは、忘れることの難しさですね。考えるのを止めようと思っても考えてしまうことありませんか。
 人間は、考えることを自分の意思では止められません。「止めよう。止めよう」なんて言って切り替えたつもりでも、いつのまにか、また考えていることってありますよね。本当に厄介です。
 テニスのゲームで、してはいけないタイミングで、してはいけないミスをばっちりやってしまった後、闇の底に落ちていく自分を誰も止めることができないわけです。
 今日は、そんな時に使う気持ちの切り替え術を紹介します。仕事で、イヤなことがあった日にも試してみてください。
 みなさんに聞きたいのですが、雨が降り出した時って、最初は音が気になりますよね。
でも、しばらくすると気にならなくなっている自分に気が付いたことはないですか。
 これは、脳の「網様体」のせいなんです。「網様体」は、特定の情報を強調したり、隠したりできる部分なんです。よく人から呼ばれているのにテレビに夢中になって、返事もしない人いますね。これは「網様体」が働いている状態です。
 この「網様体」は外部からの刺激の認識を調節する働きをします。この働きを利用すると背負ってしまった重荷を一気に軽くすることができるのです。忘れさせてくれるのです。
 脳を刺激している外部情報を消すには、2つ方法があります。
 一つは、単調な作業を脳に課すことです。
 例えば、ゲーム中に集中するためにストリングのよじれ直すなんてよく聞きますね。あるいは、歩き回って歩数を数えたり、何度もボールを地面についたり、なんでもいいです。
単調な作業によって「網様体」が働いて、刺激している外部情報を消してくれます。
 二つ目は、没頭することです。出来る人は座禅ですが凡人には難しいので、イヤなことがあった日には、テニスに没頭する、映画に没頭する、テレビゲームに没頭する。その時「網様体」が働きます。そして、刺激している外部上場を軽くしてくれます。
 私自身、教員時代はよく「網様体」の働きを利用するために週末のテニスに没頭しました。肉体的な疲労感より精神的な疲労感を蓄積することの方が事態は深刻です。
 いくら身体が健康でも心が病んでいては幸せになれません。幸せになるためにテニスをしましょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

忘れること

 学生の頃、覚えることがなかなかできなくて苦労しました。でも、今思うのは、忘れることの難しさですね。考えるのを止めようと思っても考えてしまうことありませんか。
 人間は、考えることを自分の意思では止められません。「止めよう。止めよう」なんて言って切り替えたつもりでも、いつのまにか、また考えていることってありますよね。本当に厄介です。
 テニスのゲームで、してはいけないタイミングで、してはいけないミスをばっちりやってしまった後、闇の底に落ちていく自分を誰も止めることができないわけです。
 今日は、そんな時に使う気持ちの切り替え術を紹介します。仕事で、イヤなことがあった日にも試してみてください。
 みなさんに聞きたいのですが、雨が降り出した時って、最初は音が気になりますよね。
でも、しばらくすると気にならなくなっている自分に気が付いたことはないですか。
 これは、脳の「網様体」のせいなんです。「網様体」は、特定の情報を強調したり、隠したりできる部分なんです。よく人から呼ばれているのにテレビに夢中になって、返事もしない人いますね。これは「網様体」が働いている状態です。
 この「網様体」は外部からの刺激の認識を調節する働きをします。この働きを利用すると背負ってしまった重荷を一気に軽くすることができるのです。忘れさせてくれるのです。
 脳を刺激している外部情報を消すには、2つ方法があります。
 一つは、単調な作業を脳に課すことです。
 例えば、ゲーム中に集中するためにストリングのよじれ直すなんてよく聞きますね。あるいは、歩き回って歩数を数えたり、何度もボールを地面についたり、なんでもいいです。
単調な作業によって「網様体」が働いて、刺激している外部情報を消してくれます。
 二つ目は、没頭することです。出来る人は座禅ですが凡人には難しいので、イヤなことがあった日には、テニスに没頭する、映画に没頭する、テレビゲームに没頭する。その時「網様体」が働きます。そして、刺激している外部上場を軽くしてくれます。
 私自身、教員時代はよく「網様体」の働きを利用するために週末のテニスに没頭しました。肉体的な疲労感より精神的な疲労感を蓄積することの方が事態は深刻です。
 いくら身体が健康でも心が病んでいては幸せになれません。幸せになるためにテニスをしましょう。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

1回戦負け

 フレンチOP決勝、ナダルフェデラーの試合は面白かったですね。二人とも決勝に進べきして進んだと言えるでしょう。
 市民大会で1回戦負けを続けている人々にとっては、本当にうらやましい話です。
せっかく早起きして会場に入りし、本部よりアナウンスを受け指定のコートに行ったはいいが試合前のウォームアップから舞い上がり、気が付いたらゲームセット。
 経験が大事なのだと自分に言い聞かせてはみたものの、やはり1回戦負けが続くとかなり滅入るものです。
 さて、フェデラーについての実話、彼が19歳になった2000年の話です。その年のスランプの時期、なんと彼は21大会で1回戦負けを喫したのでした。
 みなさんのなかで1年に21回も1回戦負けをしたことがある人はいますか。たぶん、いないのではないですか。注目したいのは21回の1回戦負けでも戦い続ける強さです。
 勝つための強さだけでなく、負けを受け止める強さも、我々とは違う次元にある気がします。ある方向に打ち込む気持ちの強さと言っていいでしょう。並大抵のことで止まらない圧倒的な勢いがあるんですね。
「成功とは成し遂げること」という言葉があります。みなさん、我々もちょっとやそっとのことでもビクともしない思いを遂げるパワーを目標にしましょう。
 ちなみに、2000年のフェデラーはシドニー五輪で準決勝進出などして、世界ランク29位で締めくくり、結局、スランプを感じさせない飛躍的な伸びを見せたのでした。  
 技術だけじゃなく、精神的にもチャンピオンってことじゃないですか。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

1回戦負け

 フレンチOP決勝、ナダルフェデラーの試合は面白かったですね。二人とも決勝に進べきして進んだと言えるでしょう。
 市民大会で1回戦負けを続けている人々にとっては、本当にうらやましい話です。
せっかく早起きして会場に入りし、本部よりアナウンスを受け指定のコートに行ったはいいが試合前のウォームアップから舞い上がり、気が付いたらゲームセット。
 経験が大事なのだと自分に言い聞かせてはみたものの、やはり1回戦負けが続くとかなり滅入るものです。
 さて、フェデラーについての実話、彼が19歳になった2000年の話です。その年のスランプの時期、なんと彼は21大会で1回戦負けを喫したのでした。
 みなさんのなかで1年に21回も1回戦負けをしたことがある人はいますか。たぶん、いないのではないですか。注目したいのは21回の1回戦負けでも戦い続ける強さです。
 勝つための強さだけでなく、負けを受け止める強さも、我々とは違う次元にある気がします。ある方向に打ち込む気持ちの強さと言っていいでしょう。並大抵のことで止まらない圧倒的な勢いがあるんですね。
「成功とは成し遂げること」という言葉があります。みなさん、我々もちょっとやそっとのことでもビクともしない思いを遂げるパワーを目標にしましょう。
 ちなみに、2000年のフェデラーはシドニー五輪で準決勝進出などして、世界ランク29位で締めくくり、結局、スランプを感じさせない飛躍的な伸びを見せたのでした。  
 技術だけじゃなく、精神的にもチャンピオンってことじゃないですか。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 00:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

全仏の杉山・スレボトニク組の陣形

  フレンチOPも大詰めですね。日本勢では、またまた杉山が決勝に進出しました。
すごいですね。それにしても日本の報道の扱いのお粗末な事。「はにかみ王子」がトップニュースってどういうことですか。
 去年もそうでした。ただちやほやされただけの実力の伴わない日本のサッカーチームに国民全員、たぶらかされて本当に情けないです。マスコミに踊らされない本物を見る目をもつべきだと思います。
 まあ、ぼやきはこの辺にして本題ですが、今回の杉山の準決勝での戦いぶりは見所満載のすばらしいゲームでした。
 なんと行っても対戦相手の第1シード、ストーサー・レイモンド組に勝ったということが本物の証と言える一戦だったと思います。WTAダブルスRNKのNO1,NO2ペアに勝ったんですよ。
 さて、ゲームで注目して欲しいポイントですが、杉山・スレボトニク組のリターンの時の陣形です。
 杉山組がリターンの時、ダブル後衛、二人ともベースラインに下がっていました。これはもうすでに何年も前からブライヤン兄弟をはじめに採用されている作戦です。
 基本的にベースラインのプレーとネットプレーだとネットプレーが圧倒的に有利だというのが今までの説でした。でも、この陣形はグランドストロークでチャンスを作って決める作戦です。
 型にはまった陣形はあくまで基本です。自分に合った陣形や相手に対して有効な陣形などいろいろ想像力を使って考えられるはずです。
 基本は大事です。でも捕らわれてはいけません。基本と個性が融合することが大事だと思います。
鐘の音 | 投稿者 vfootwork 16:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

全仏の杉山・スレボトニク組の陣形

  フレンチOPも大詰めですね。日本勢では、またまた杉山が決勝に進出しました。
すごいですね。それにしても日本の報道の扱いのお粗末な事。「はにかみ王子」がトップニュースってどういうことですか。
 去年もそうでした。ただちやほやされただけの実力の伴わない日本のサッカーチームに国民全員、たぶらかされて本当に情けないです。マスコミに踊らされない本物を見る目をもつべきだと思います。
 まあ、ぼやきはこの辺にして本題ですが、今回の杉山の準決勝での戦いぶりは見所満載のすばらしいゲームでした。
 なんと行っても対戦相手の第1シード、ストーサー・レイモンド組に勝ったということが本物の証と言える一戦だったと思います。WTAダブルスRNKのNO1,NO2ペアに勝ったんですよ。
 さて、ゲームで注目して欲しいポイントですが、杉山・スレボトニク組のリターンの時の陣形です。
 杉山組がリターンの時、ダブル後衛、二人ともベースラインに下がっていました。これはもうすでに何年も前からブライヤン兄弟をはじめに採用されている作戦です。
 基本的にベースラインのプレーとネットプレーだとネットプレーが圧倒的に有利だというのが今までの説でした。でも、この陣形はグランドストロークでチャンスを作って決める作戦です。
 型にはまった陣形はあくまで基本です。自分に合った陣形や相手に対して有効な陣形などいろいろ想像力を使って考えられるはずです。
 基本は大事です。でも捕らわれてはいけません。基本と個性が融合することが大事だと思います。
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