2008年05月09日
伊達選手から学ぶこと
伊達選手が復活しました。37歳という年齢からして、そう長くは続くかないでしょう。でも復活を決意したのです。かつての自分を凌ぐことなど到底できないことは、重々承知の上での復活だと思います。
では、何が彼女にその大きな決断をさせたのでしょう。察するに今の若い選手へのメッセージを自分のプレーに託して残そうと考えたのではないでしょうか。
現役を引退してから彼女なりにテニス界にたくさん貢献してきたのは事実です。そして、若い選手へのアドバイスも数限りなくして来たに違いありません。
そこで、どんなにたくさんの言葉を並べても伝えきれない現実を知ったのではないでしょうか。比較するのもおこがましいですが、かつて自分も教壇に立っていた時同様の思いをしたことを思い出します。
いろいろな理屈を上手く組み立てて話をしても大事な事を伝えきれない空しさを感じていました。「情熱を持つこと」「夢を持つこと」「誠実に生きること」言葉にしてしまえば簡単なことで、言葉の上でみんな大事なことだともわかっていたと思います。
それらを本気で生徒たちに伝えようとしていたのですが、結局、教壇の上で偉そうにしゃべっている自分の説得力に限界みたいなものを感じたのです。言葉以外で、自分の行動で示して教えるしかない、そんなことを思っていました。結局気が付いたら教員を辞めていました。
伊達選手もそんな似たような思いがあったのではないでしょうか。テニスというゲームの奥の深さや本当の面白さ、そして戦うことの意味。それを身を持って伝えたかったに違いありません。是非、世界に通用する一流プレーヤーの姿勢を若い選手に見せつけて欲しいと思います。
たぶん、テニスコート以外でも彼女の態度に注目の目が注がれる事を計算していると思いますが、オフコートでの立ち居舞いにも現役のプレーヤーは学んで欲しいことはたくさんあるはずです。
人の言葉からではなく自分で気づくことが大切なことなのです。何か気づいてくれれば有り難いと思います。
では、何が彼女にその大きな決断をさせたのでしょう。察するに今の若い選手へのメッセージを自分のプレーに託して残そうと考えたのではないでしょうか。
現役を引退してから彼女なりにテニス界にたくさん貢献してきたのは事実です。そして、若い選手へのアドバイスも数限りなくして来たに違いありません。
そこで、どんなにたくさんの言葉を並べても伝えきれない現実を知ったのではないでしょうか。比較するのもおこがましいですが、かつて自分も教壇に立っていた時同様の思いをしたことを思い出します。
いろいろな理屈を上手く組み立てて話をしても大事な事を伝えきれない空しさを感じていました。「情熱を持つこと」「夢を持つこと」「誠実に生きること」言葉にしてしまえば簡単なことで、言葉の上でみんな大事なことだともわかっていたと思います。
それらを本気で生徒たちに伝えようとしていたのですが、結局、教壇の上で偉そうにしゃべっている自分の説得力に限界みたいなものを感じたのです。言葉以外で、自分の行動で示して教えるしかない、そんなことを思っていました。結局気が付いたら教員を辞めていました。
伊達選手もそんな似たような思いがあったのではないでしょうか。テニスというゲームの奥の深さや本当の面白さ、そして戦うことの意味。それを身を持って伝えたかったに違いありません。是非、世界に通用する一流プレーヤーの姿勢を若い選手に見せつけて欲しいと思います。
たぶん、テニスコート以外でも彼女の態度に注目の目が注がれる事を計算していると思いますが、オフコートでの立ち居舞いにも現役のプレーヤーは学んで欲しいことはたくさんあるはずです。
人の言葉からではなく自分で気づくことが大切なことなのです。何か気づいてくれれば有り難いと思います。
2008年05月02日
バックハンドが苦手な人へ送る言葉
バックハンドが苦手な人は、バックハンドが狙われていると思っただけで、普段以上にぎこちなくなってしまうものです。
苦手な技術については、人が思っている以上に苦手意識を持っているというのが現実です。ですから実際は平気でミスをするくらいが調度いいのです。
以前、ある試合で私が相手のバックハンドを攻めた時のことです。シングルスだったのですが、アドサイドからのサーブをサイドラインぎりぎりから打って露骨にバックハンド狙ったりして、徹底して攻め続けていました。
するとシングルハンドの彼がついにダブルハンドで打ち始めたのです。その時改めてそんなに苦手だったのかと思いました。その後、当然ですが更に確信を持ってバックハンドを攻めることになりました。
たぶん、平気な顔してミスし続けたらそんなに苦手だということに気づかったと思います。それで何かの拍子に相手のいいショットが返ってきたら、別の作戦に変えていたかも知れません。
自分が苦手なことへの苦手意識が余計に足を引っ張るという悪循環が多くあるパターンです。大事なことは過剰に反応し過ぎないことなのです。
面白いことに、バックハンドが苦手な者同士が試合をした時、さきに相手のバックハンドを攻めた方が有利に展開できるんですね。つまり、先に意識させて相手のプレースタイルを崩してしまうことがポイントなんです。
人からどう思われているかって誰でも気になるし、欠点を暴かれたくないのが人情でしょう。そこをいかに自然体で対応できるか、そこなんですよ。
苦手な技術については、人が思っている以上に苦手意識を持っているというのが現実です。ですから実際は平気でミスをするくらいが調度いいのです。
以前、ある試合で私が相手のバックハンドを攻めた時のことです。シングルスだったのですが、アドサイドからのサーブをサイドラインぎりぎりから打って露骨にバックハンド狙ったりして、徹底して攻め続けていました。
するとシングルハンドの彼がついにダブルハンドで打ち始めたのです。その時改めてそんなに苦手だったのかと思いました。その後、当然ですが更に確信を持ってバックハンドを攻めることになりました。
たぶん、平気な顔してミスし続けたらそんなに苦手だということに気づかったと思います。それで何かの拍子に相手のいいショットが返ってきたら、別の作戦に変えていたかも知れません。
自分が苦手なことへの苦手意識が余計に足を引っ張るという悪循環が多くあるパターンです。大事なことは過剰に反応し過ぎないことなのです。
面白いことに、バックハンドが苦手な者同士が試合をした時、さきに相手のバックハンドを攻めた方が有利に展開できるんですね。つまり、先に意識させて相手のプレースタイルを崩してしまうことがポイントなんです。
人からどう思われているかって誰でも気になるし、欠点を暴かれたくないのが人情でしょう。そこをいかに自然体で対応できるか、そこなんですよ。