2009年10月13日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き 変えることに
ジャパンオープンでは一流プレーヤーの熱戦が繰り広げられていました。興味を引かれるポイントが会場にはたくさんありました。
やはり、画面では確認できないことがオンコートでたっぷり確認できるので、テニスを指導する者として貴重な機会ではあります。
例えば、日本の女子の選手で両手フォア&バックの選手は多いですが、そのグリップについて、その特殊性に気が付いたのはこの会場でした。
サーブ打ってからフォアを打つ時、グリップを持ちかえるということ。左右の手を上下入れ替えるという事実を目の当たりにしてびっくりしました。
つまり、右利きの場合サーブを打つ時右手がグリップエンドの方を持っていますが、フォアハンドを打つ時左手に持ちかえるんです。「ゲンコツ山のたぬきさん」のように。
そして、何とバックハンド打つ時、もう一度持ちかえるんです。このことは、テレビでは全く気が付かなかったことです。
会場で彼女達の試合を見ていて、どうも違和感があったので、よく見たら、器用なことというか、変なことをやっていて驚きました。
今回も森田あゆみ選手の試合を見て、「やっぱり」と思いました。なぜどのコーチも直そうとしなかったのか、疑問でした。
変えることには、責任とリスクが伴います。試合にある程度勝てて、いいボールを打っている選手なら、余計にそのことを強く感じるでしょう。
でも変えるべきところ変える勇気をもたないと選手の将来を左右することになってしまうこともあります。
今となっては変えることは難しいと思います。何が正解だったのかは誰もわからないです。個人的にどうも気になるところです。
勝者のフットワーク塾 中屋
やはり、画面では確認できないことがオンコートでたっぷり確認できるので、テニスを指導する者として貴重な機会ではあります。
例えば、日本の女子の選手で両手フォア&バックの選手は多いですが、そのグリップについて、その特殊性に気が付いたのはこの会場でした。
サーブ打ってからフォアを打つ時、グリップを持ちかえるということ。左右の手を上下入れ替えるという事実を目の当たりにしてびっくりしました。
つまり、右利きの場合サーブを打つ時右手がグリップエンドの方を持っていますが、フォアハンドを打つ時左手に持ちかえるんです。「ゲンコツ山のたぬきさん」のように。
そして、何とバックハンド打つ時、もう一度持ちかえるんです。このことは、テレビでは全く気が付かなかったことです。
会場で彼女達の試合を見ていて、どうも違和感があったので、よく見たら、器用なことというか、変なことをやっていて驚きました。
今回も森田あゆみ選手の試合を見て、「やっぱり」と思いました。なぜどのコーチも直そうとしなかったのか、疑問でした。
変えることには、責任とリスクが伴います。試合にある程度勝てて、いいボールを打っている選手なら、余計にそのことを強く感じるでしょう。
でも変えるべきところ変える勇気をもたないと選手の将来を左右することになってしまうこともあります。
今となっては変えることは難しいと思います。何が正解だったのかは誰もわからないです。個人的にどうも気になるところです。
勝者のフットワーク塾 中屋
左右の手の上下を入れ替える行為を頻繁に行うことは、慣れれば問題ないとも思いますが、レベルの高いぎりぎりのゲームをする時、一瞬の間が勝負の分かれ目になることを考えると右手の位置をグリップエンドから一端離し、左手に持ちかえることは大きなリスクではないでしょうか。
私の知る限り両手でフォア、バックを打って成功した選手はモニカ・セレス選手だと思うのですが、彼女は左利きで、左手をグリップエンドに置いたまま、左右の手を上下入れ替えることなくフォアもバックも打っていました。
ワイドで届かないボールは、時には左手1本で打っていました。バックハンドもそうです。恐らく上下持ちかえている選手には出来ないことだと思います。
また、瞬間的な反応を必要とするボレーについては、左右を上下に持ちかえるリスクは更に大きくなると思います。
以上の理由で、個人的には気になる技術ではあります。お答えになっておりましたでしょうか。