2009年12月16日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き
今、ある高校のテニス部の練習を、月に数回ですがみています。今日も行ってきました。いつも彼らの熱いエネルギーに圧倒されそうになります。
練習中、「やべぇ、何か楽しい」なんて声が聞こえてきます。普段は自分たちで練習をしていて、なかなか指導を受ける機会の少ない生徒たちなので、教わることが楽しくて仕方ないといった感じです。
技術練習からゲーム形式のドリル練習までいつも通りレッスンを進めて、その流れのなかでみる彼らのよろこび様は何とも言えません。
私のレッスンを4時間、5時間受けて、あっという間だったという感想をよく頂きます。私が心掛けているポイントの1つにレッスンのテンポがあります。間延びしたレッスンは集中力を欠いてしまいます。人間、楽しいと思った時が一番伸びる時です。
「あーあ、こんなことやらされちゃってよ。まいったな」なんて思っていたら、例え練習目的がどんなにすばらしいものだとしても、その人にとってはただ疲れるだけで何も残らないでしょう。
私は、オーストラリアのビンスのアカデミーでコーチをしていたころ、「常にアトラクティブなレッスンをしなさい」と言われ続けていました。参加している人達が引き込まれるようなレッスンをするように言われていました。本当に大切なことを学んだと思います。
ゲーム形式のドリルをやったとして、そのなかに生徒の気持ちが入り込んでいるかどうか大事なポイントです。伊達選手や杉山選手の共通点は、どんな遊びでもそのゲームのなかにどっぷり入り込んでしまうということです。楽しいそうだから一生懸命やるではなく、一生懸命やったから楽しいという順番だと思います。
残念ながら今教えている高校生は、楽しそうだから一生懸命やってみて、結果、楽しかったという感じです。ゲームへの近づき方が恐る恐るみたいに感じます。
例えば、ドリルのルール的なことを説明して「よしさあ、やってみよう」と言うと、こんな時は?、こんな場合は?こうなったら?とにかくたくさんの質問が出てきます。
それで、隅々までルールを把握して安心しないと始まりません。
結局「基本的には遊びなんだら、とにかくやってみようよ」と始めてしまいます。そのゲームのなかで混乱したっていいのです。それも練習です。混乱した時に整理出来る力が必要なのですから。
「テニスのゲームは緊急事態の連続だ」と言った人がいました。正にそうだと思います。日本人は混乱とか、乱れることを嫌いますが、ガラガラッポンで出てきたものを整理する力が本来大事なのかも知れません。
まず、やってみて入り込んで、そのなかでゲームのセンスが養われるものだと思います。フォーメーションのパターン練習ももちろん必要ですが、勝負の綾やゲーム感は混乱した時にいかに対応するか、鍵はそんなところにある気がします。
勝者のフットワーク塾 中屋
練習中、「やべぇ、何か楽しい」なんて声が聞こえてきます。普段は自分たちで練習をしていて、なかなか指導を受ける機会の少ない生徒たちなので、教わることが楽しくて仕方ないといった感じです。
技術練習からゲーム形式のドリル練習までいつも通りレッスンを進めて、その流れのなかでみる彼らのよろこび様は何とも言えません。
私のレッスンを4時間、5時間受けて、あっという間だったという感想をよく頂きます。私が心掛けているポイントの1つにレッスンのテンポがあります。間延びしたレッスンは集中力を欠いてしまいます。人間、楽しいと思った時が一番伸びる時です。
「あーあ、こんなことやらされちゃってよ。まいったな」なんて思っていたら、例え練習目的がどんなにすばらしいものだとしても、その人にとってはただ疲れるだけで何も残らないでしょう。
私は、オーストラリアのビンスのアカデミーでコーチをしていたころ、「常にアトラクティブなレッスンをしなさい」と言われ続けていました。参加している人達が引き込まれるようなレッスンをするように言われていました。本当に大切なことを学んだと思います。
ゲーム形式のドリルをやったとして、そのなかに生徒の気持ちが入り込んでいるかどうか大事なポイントです。伊達選手や杉山選手の共通点は、どんな遊びでもそのゲームのなかにどっぷり入り込んでしまうということです。楽しいそうだから一生懸命やるではなく、一生懸命やったから楽しいという順番だと思います。
残念ながら今教えている高校生は、楽しそうだから一生懸命やってみて、結果、楽しかったという感じです。ゲームへの近づき方が恐る恐るみたいに感じます。
例えば、ドリルのルール的なことを説明して「よしさあ、やってみよう」と言うと、こんな時は?、こんな場合は?こうなったら?とにかくたくさんの質問が出てきます。
それで、隅々までルールを把握して安心しないと始まりません。
結局「基本的には遊びなんだら、とにかくやってみようよ」と始めてしまいます。そのゲームのなかで混乱したっていいのです。それも練習です。混乱した時に整理出来る力が必要なのですから。
「テニスのゲームは緊急事態の連続だ」と言った人がいました。正にそうだと思います。日本人は混乱とか、乱れることを嫌いますが、ガラガラッポンで出てきたものを整理する力が本来大事なのかも知れません。
まず、やってみて入り込んで、そのなかでゲームのセンスが養われるものだと思います。フォーメーションのパターン練習ももちろん必要ですが、勝負の綾やゲーム感は混乱した時にいかに対応するか、鍵はそんなところにある気がします。
勝者のフットワーク塾 中屋
コメント
この記事へのコメントはありません。