2009年12月04日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース4
ヨネックスレディース観戦記、第4回です。
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、
勝者のフットワーク塾 中屋
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、
勝者のフットワーク塾 中屋
2009年12月04日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き ヨネックスレディース4
ヨネックスレディース観戦記、第4回です。
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、
勝者のフットワーク塾 中屋
ヨネックスレディース、今大会で、地方予選を勝ち上がって決勝大会で見事優勝したペアは大阪のペアでした。
何と言っていいのか、個性の強さの勝利ということでしょう。ペアの1人のボレーのグリップは何とウエスタングリップでした。
恐らく世界中のテニスコーチでボレーをウェスタングリップで打つように指導する人はいないと思います。薄いグリップ、コンチネンタルかイースタンで打つように指導するのが当たり前ですから。
しかも、その方サーブもウエスタングリップでリバースサーブのようなサーブを打ってました。
想像するに、たぶんソフトテニスでかなり経験を積んだ方ではないかとお見受けいたしました。サーブを打ってネット際、1メール半くらいのところまで突進をして浮いたボールをバンバン打って決めるのです。
サーブを打った後、ペアの位置より前に行ってしまうわけで、驚きのセオリーを超えたテニスを見せてくれました。
決勝の対戦相手はオーソドックスなスタイルで、技術的にはこちらの方がバランスは取れていたと思います。だた、超ネット詰めの個性にロブで対抗しようとしてたのですが、気持ちで押されたのか、ロブがことごとく弱きな放物線を描いて、優勝ペアの餌食になっていました。
ということでかなり個性的なペアが優勝したのですが、私の興味は今後、このウェスタングリップでのボレーがどうなるかです。このスタイルを維持するのかどうかです。
多くの方は全国大会で優勝するくらいだから、もうそのままでいいじゃないと考えるかも知れません。確かにそうです。そんな栄冠を勝ち取って、羨ましい限りですよね。
このチャンピオンはテニスをここで止めれば別ですが、続けるとしたら、いつかどこか自分たちより強い相手にぶつかるはずです。
その時に何を思うか。今のスタイルで出来ないことを追求し始めるでしょう。その時は今年優勝したことなどもう過去のことになっています。目の前の自分より強い相手に勝つためにどうしたらいいか、正に壁にぶつかり悩むのです。
この壁の重圧は、初心者での上級者でも同じです。全国大会で優勝した人でも同じなんです。いつかは出会うことになっているのですが、出来ないことに出会った時にどんな行動を取るかが大切です。
心の葛藤で今の技術を変える勇気があるかを問われる時が来て、さてどうするのでしょう。「私はこれで過去にヨネックスレディースで優勝したのよ」と言いながら、その栄光を支えに今のままのスタイルを貫くのか、それはそれですごいことだと思いますが。どうでしょう。
出る杭は打たれる。でも突き抜けてしまえば新たな世界を創造できるものです。
何十年かして、ウェスタングリップのボレーも当たり前に市民権を得ているかも知れませんし、、、
勝者のフットワーク塾 中屋