2010年09月01日
読影 中屋の響き:鐘の音
読影ってご存じですか。健康診断を受けた時お医者さんの読影力が大切になります。
つまり、レントゲンやCT,MRIの映像から被写体の状態を読みとることをいいます。
画像を見て、その中に潜む問題を的確に特定することが読影の神髄と言えるでしょう。この世界はテキストを読んで、「はいわかりました」という世界で到底ありません。
もちろん知識がなくては話になりませんが、知識プラス経験とトレーニングに基づいた感覚が読影力の重要な要素になるそうです。
どんなに高価な機械がある病院より、きちんとした読影力を持ったお医者さんいる病院を選ぶべきなんですね。
テニスコーチの場合もプレーヤーのフォームを見て、問題になる箇所、ならない箇所、また、その問題も緊急性のある問題、長期的な視野で考えるべき問題等々、整理していきます。
その時に正に読影力と同じ感覚が生きてきます。私の場合は、オーストラリアで世界中の選手のプレーを事ある毎に時間を作って、足を運んで見に行きました。
とにかく見ること。いいプレーも悪いプレーも見ること、そこから勝ち残る選手、残らない選手の特徴を得ようと思いました。
例えば私が良いと思うフォームなのにボールに力がなかったり、逆にこれは良くないなあと思う打ち方でもいいボールを安定して打っていることもあります。
つまり、私がこだわっていたポイントは実は重要ではなく、別の視点で考えなくてはならいというケースはざらにありました。この手続きのお陰でこだわるべきポイントが洗練された気がします。
フェデラーのフォーム、マレーのフォームのどこを真似るべきなのか、言い換えればどこを基本として取り入れなければならないのかという点がフォームの改善には重要な視点だと思います。
松井選手がイチロー選手のフォームをそっくり真似てもいい結果は生まれないでしょう。でも、松井選手はイチロー選手のフォームから学ぶべきことは多いはずです。共通する重要なポイントがあるからです。
私が海外に遙々渡ったのは、そこが知りたかったということが大きな理由です。嫌というほど世界のプロの試合を見て本当の基本とは何なのかを知りたかったのです。
もちろん、日本でもコーチとしてのトレーニングを受けテニスについて勉強しました。山のようにプロのビデオも見ました。でも、実際に直に見ることで世界中の選手に共通する「基本」を確認、検証を出来ました。
結果、今のフットワークメソッドを信頼するに致ったのです。ビンスバークレー氏の昔からのこだわりを基に構築されたこのメソッドは、重要な共通項となり得るものだと感じました。
金太郎アメのように全て同じフォームである必要はありません。しかし、フォームにいくつかカテゴリーを持つ必要はあります。そして、そのカテゴリーを繋げる仕組みを知っておくことも必要です。
今年も読影力を養うために各地の大会を見て回りました。セミオープンスタンスのセットは、こだわるべきポイントですね。やはり、ここから全てのカテゴリーに繋がります。
勝者のフットワーク塾 中屋
つまり、レントゲンやCT,MRIの映像から被写体の状態を読みとることをいいます。
画像を見て、その中に潜む問題を的確に特定することが読影の神髄と言えるでしょう。この世界はテキストを読んで、「はいわかりました」という世界で到底ありません。
もちろん知識がなくては話になりませんが、知識プラス経験とトレーニングに基づいた感覚が読影力の重要な要素になるそうです。
どんなに高価な機械がある病院より、きちんとした読影力を持ったお医者さんいる病院を選ぶべきなんですね。
テニスコーチの場合もプレーヤーのフォームを見て、問題になる箇所、ならない箇所、また、その問題も緊急性のある問題、長期的な視野で考えるべき問題等々、整理していきます。
その時に正に読影力と同じ感覚が生きてきます。私の場合は、オーストラリアで世界中の選手のプレーを事ある毎に時間を作って、足を運んで見に行きました。
とにかく見ること。いいプレーも悪いプレーも見ること、そこから勝ち残る選手、残らない選手の特徴を得ようと思いました。
例えば私が良いと思うフォームなのにボールに力がなかったり、逆にこれは良くないなあと思う打ち方でもいいボールを安定して打っていることもあります。
つまり、私がこだわっていたポイントは実は重要ではなく、別の視点で考えなくてはならいというケースはざらにありました。この手続きのお陰でこだわるべきポイントが洗練された気がします。
フェデラーのフォーム、マレーのフォームのどこを真似るべきなのか、言い換えればどこを基本として取り入れなければならないのかという点がフォームの改善には重要な視点だと思います。
松井選手がイチロー選手のフォームをそっくり真似てもいい結果は生まれないでしょう。でも、松井選手はイチロー選手のフォームから学ぶべきことは多いはずです。共通する重要なポイントがあるからです。
私が海外に遙々渡ったのは、そこが知りたかったということが大きな理由です。嫌というほど世界のプロの試合を見て本当の基本とは何なのかを知りたかったのです。
もちろん、日本でもコーチとしてのトレーニングを受けテニスについて勉強しました。山のようにプロのビデオも見ました。でも、実際に直に見ることで世界中の選手に共通する「基本」を確認、検証を出来ました。
結果、今のフットワークメソッドを信頼するに致ったのです。ビンスバークレー氏の昔からのこだわりを基に構築されたこのメソッドは、重要な共通項となり得るものだと感じました。
金太郎アメのように全て同じフォームである必要はありません。しかし、フォームにいくつかカテゴリーを持つ必要はあります。そして、そのカテゴリーを繋げる仕組みを知っておくことも必要です。
今年も読影力を養うために各地の大会を見て回りました。セミオープンスタンスのセットは、こだわるべきポイントですね。やはり、ここから全てのカテゴリーに繋がります。
勝者のフットワーク塾 中屋
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