2012年04月05日
総論、不可能、各論、可能。 中屋の響き:鐘の音
教員を辞めてもう10年になりますが、私が書いた教科書がまだ使われていました。今年度で最後だそうです。
著作者の欄の「元」の字が何とも言えません。この教科書を使っている人たちは、誰も今テニスコーチをしているとは思わないでしょうね。
40歳過ぎてオーストラリアに飛んでテニスコーチに転職なんて、誰もまともにやっていけると思う人はいないです。しかもこの不況下テニス業界の見通しは明るいと言う人もいません。
でも、各論で言うとありなんです。全体的なとらえ方と個々のとらえ方は別のような気がします。
5-0で負けている試合も、いろいろな試合を全体的に見渡して考えるとまず勝てないという結論ですが、個々のレベルでどうかというとその戦い方次第で勝利の確率は全然ありなんです。
全体を見渡した感じで総論では不可能というような実際に無さそうな話でも、各論では可能性有りなんてことは結構あるわけです。
全体の傾向や流れを漠然と見ただけで判断するとチャンスを逃すことに繋がるのではと思うのです。
全体の流れと個人の流れは別にあると考えるべきです。例えばスポーツの経験のない人が、テニスのトーナメントで優勝するわけない、これも総論では不可能なのです。
これも各論レベルで考えた時のやり方次第なんです。テニスは確率のスポーツとよく言われますが、総論での確率と各論での確率は違うわけです。
伊達選手のライジングショットも今でこそ持てはやされてますが、その昔確率が悪いからなるべく打つなと言われていたショットです。
でも各論レベルで考えた時、伊達選手個人のレベルではその選択が正解だったわけです。自分の特性を考えて確率が低いと言われているショットを磨いたことが今の成功につながっているのです。
結局は各論で考えた時のやり方次第なんです。と先日出版社から教科書の見本版が送られて来た時に思いました。
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