2009年07月03日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音
シドニーにいた頃、トレーニグに来ていたプロの選手とある技術について議論になったことがあります。
私はそのなかでテニスがゲームである以上、テニスの技術として正しいと言えるのはゲームに勝っている人の技術になるのだと主張しました。
極端な話、過去にナンバー1になった選手の技術がその時には正しい技術だと言うしかないわけです。大抵、それを追認するかたちでもっともらしく理論的な説明が加えられることが多いです。そしてそれは移り変わっていきます。ですから何が肝かが大事な問題になります。
いかに理論的に合理性があると証明されても、その技術を使って勝てなければテニスの技術として正しいとは言えません。。
テニスの技術論は世界中に諸説紛々で、議論を始めると切りがありません。どちらが正しいかという判断は「で、それでゲームに勝てますか?」ということになるのでしょう。
ところで、皆さんはサーブを打つ時に、後ろ足をステップアップさせますか、させませんか。
例えばステップアップさせることが正しいと主張した人とさせない人が議論になったとして、結局じゃあゲームで決めようということになったとします。
それでステップアップさせる人がゲームで勝ったとして、そこでステップアップさせることが正しいと決まってしまうでしょうか。当然、そんなことはないですよね。
やはり、現在、過去問わずテニス界全体を見て、また実験データを見て、さらにそれぞれの試合経験をもとに培われた理念で判断するしかいないのすが、つまるところ好みの問題になるのかも知れません。
相反する思想を持ったある有名な経済学者2人が寝ずに議論した結果、結局「あんたが嫌いなんだよ」という言葉で終わったという話があります。
私の持っているテニスの技術論は私なりに裏付けはあります。基本的に好き嫌いだけで考えているわけではありませんが、結局好みなのだと思います。
個性の強いコーチにバックハンドのダブルハンドをテニスの技術として認めないなどという人もいますが、個人的にはダブルハンド、シングルハンド、これ程違う技術でさえ合理的な根拠を示して優劣決められないこと自体、スポーツの技術の曖昧さというか大なる可能性というか、奥の深さを感じる面でもあります。
今、ラケットヘッドを上げてバックスイングをするように指導していますが、これはその昔ラケットヘッドを下げてバックスイングをするレンドル選手がナンバー1だったころからの考えです。理由はいくつかありますが、やはり、結局私のテニス観なのでしょう。
私は自分が行っているレッスンでの技術以外を完全否定はしません。だた、私がコート上でレッスンしている技術が幸せにテニスをしていくためにはお勧めです。
勝者のフットワーク塾 中屋
私はそのなかでテニスがゲームである以上、テニスの技術として正しいと言えるのはゲームに勝っている人の技術になるのだと主張しました。
極端な話、過去にナンバー1になった選手の技術がその時には正しい技術だと言うしかないわけです。大抵、それを追認するかたちでもっともらしく理論的な説明が加えられることが多いです。そしてそれは移り変わっていきます。ですから何が肝かが大事な問題になります。
いかに理論的に合理性があると証明されても、その技術を使って勝てなければテニスの技術として正しいとは言えません。。
テニスの技術論は世界中に諸説紛々で、議論を始めると切りがありません。どちらが正しいかという判断は「で、それでゲームに勝てますか?」ということになるのでしょう。
ところで、皆さんはサーブを打つ時に、後ろ足をステップアップさせますか、させませんか。
例えばステップアップさせることが正しいと主張した人とさせない人が議論になったとして、結局じゃあゲームで決めようということになったとします。
それでステップアップさせる人がゲームで勝ったとして、そこでステップアップさせることが正しいと決まってしまうでしょうか。当然、そんなことはないですよね。
やはり、現在、過去問わずテニス界全体を見て、また実験データを見て、さらにそれぞれの試合経験をもとに培われた理念で判断するしかいないのすが、つまるところ好みの問題になるのかも知れません。
相反する思想を持ったある有名な経済学者2人が寝ずに議論した結果、結局「あんたが嫌いなんだよ」という言葉で終わったという話があります。
私の持っているテニスの技術論は私なりに裏付けはあります。基本的に好き嫌いだけで考えているわけではありませんが、結局好みなのだと思います。
個性の強いコーチにバックハンドのダブルハンドをテニスの技術として認めないなどという人もいますが、個人的にはダブルハンド、シングルハンド、これ程違う技術でさえ合理的な根拠を示して優劣決められないこと自体、スポーツの技術の曖昧さというか大なる可能性というか、奥の深さを感じる面でもあります。
今、ラケットヘッドを上げてバックスイングをするように指導していますが、これはその昔ラケットヘッドを下げてバックスイングをするレンドル選手がナンバー1だったころからの考えです。理由はいくつかありますが、やはり、結局私のテニス観なのでしょう。
私は自分が行っているレッスンでの技術以外を完全否定はしません。だた、私がコート上でレッスンしている技術が幸せにテニスをしていくためにはお勧めです。
勝者のフットワーク塾 中屋