2010年06月19日
技術の美しさ 中屋の響き:鐘の音
「図面を描いて最も美しいと感じる飛行機、それが最も性能の良い飛行機だ」
これは第2次対戦中、世界をあっと驚かせた戦闘機、零戦、隼、紫電改などを設計した男達の合い言葉です。
日本の航空技術の水準に脅威を感じたGHQによって敗戦後は徹底的にその研究や教育を禁止されたのでした。そして昭和27年、彼らはやっと研究開発が許され、戦後初めての国産旅客機YS11を設計するに至りました。
現在でも世界中の空で活躍する息の長い優秀な飛行機が彼らの手によって作られたわけですが、その共通のこだわりが「美しさ」だったという事が興味深いです。
見た目の美しさという極めて感覚的な要素が、性能を判断する合理的な根拠になりうるのか、やはり疑問です。
しかし、私自身の感覚の中にも、プレーヤーのフォームを見るとき、私が感じる「美しさ」の基準で善し悪しを判断しているということは否定できません。
以前、このブログの鈴の音で「テニスは科学であり、芸術でもある」とつぶやいたことがあります。科学的な目を基準するのと、芸術的な目を基準にするのと、両面が必要なのではないかと思っています。
私が美しいと感じかどうか、それはコーチとしてのセンスなのだと思います。それは科学では整理しきれない部分かもしれません。
YS11を開発した技術者達も、合理的な理由を求めて突き詰めた結果、自分が感じる美しさが最後に信頼できる基準になるのではと考えたのかも知れません。
私も最後は自分のセンスが頼りだと思います。
勝者のフットワーク塾 中屋
これは第2次対戦中、世界をあっと驚かせた戦闘機、零戦、隼、紫電改などを設計した男達の合い言葉です。
日本の航空技術の水準に脅威を感じたGHQによって敗戦後は徹底的にその研究や教育を禁止されたのでした。そして昭和27年、彼らはやっと研究開発が許され、戦後初めての国産旅客機YS11を設計するに至りました。
現在でも世界中の空で活躍する息の長い優秀な飛行機が彼らの手によって作られたわけですが、その共通のこだわりが「美しさ」だったという事が興味深いです。
見た目の美しさという極めて感覚的な要素が、性能を判断する合理的な根拠になりうるのか、やはり疑問です。
しかし、私自身の感覚の中にも、プレーヤーのフォームを見るとき、私が感じる「美しさ」の基準で善し悪しを判断しているということは否定できません。
以前、このブログの鈴の音で「テニスは科学であり、芸術でもある」とつぶやいたことがあります。科学的な目を基準するのと、芸術的な目を基準にするのと、両面が必要なのではないかと思っています。
私が美しいと感じかどうか、それはコーチとしてのセンスなのだと思います。それは科学では整理しきれない部分かもしれません。
YS11を開発した技術者達も、合理的な理由を求めて突き詰めた結果、自分が感じる美しさが最後に信頼できる基準になるのではと考えたのかも知れません。
私も最後は自分のセンスが頼りだと思います。
勝者のフットワーク塾 中屋