2012年06月18日
フェデラーのフォアハンド「たわむ」動き 中屋の響き:鐘の音
この写真で注目は、フェデラーの頭の位置と腰の位置です。
打球前の写真では、体重は右足なのに頭の位置は左脚の股関節の上にあります。
打球時の写真では、体重は左足なのに頭の位置は右脚の股関節の上にあります。
フィニッシュでは、頭の位置を更に越して右脚の股関節はネット方向に向かっています。
(ちなみに頭と腰の移動は並行移動とは限りません)
頭の移動距離が少ないことを考えると、腰のたわみがパワーを生んでいるのでは、、、、
短いヒモを用意して、片方の端を左手で持って下さい。
そして、右手でもう片方を持ちます。ピンと張らずに持ちます。
真ん中が垂れて少したわむ状態です。
この時に左手を動かさず右手を素早く小刻みに振って上下してみて下さい。
緩んでいるヒモの真ん中のたわみが勢いよく上下に動くことがわかると思います。
今の操作をヒモを縦にしてやってみます。左手が上です。
このたわみの中心を腰になるというイメージで見て下さい。
それと左手を頭、右手を足という感じでイメージしてみて下さい。
わかったようなわからないような「軸」と「脱力」の正体が少し見えるかも知れません。
腰の移動距離と頭の移動距離が同じ人は「たわみ」を使っていないということだと思います。
鋭い回転によるスイングの一つのヒントですね。
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