2012年06月22日
Vfooter I さんとお別れ
昨日、Iさんの藤沢のご自宅にお線香をあげに行ってきました。
Iさんは、3年前の10月、テニスパーク湘南での我々のワンデーレッスンをコートサイドでご覧になって、見たこともないレッスンの光景に興味を持ち、Vfootworkのレッスンに参加されるようになりました。
その後、Vfootworkメソッドの良き理解者として合宿、ワンデーレッスンに常連でお会いするようになりました。
思ってもみないメールが届いたのは、去年の石垣島サマーキャンプの後でした。
肺がんの宣告を受け、来春までもつかどうか、、、、。
え!まさか、そんなことが、、、肺せん癌ステージⅣ。
舎人塾の退会の連絡のなかに綴られていた信じられない内容に正直動揺しました。Iさんは、遥々、藤沢から2時間以上かけて毎週、舎人塾に通って来てくれて、そんな活動的なIさんがそんな病魔に襲われているとは想像だに出来ませんでした。
その連絡の後、昨年、お見舞いに何度か伺ったのですが、抗癌治療の経過がいいようで、広瀬コーチ、松田コーチを連れてお宅にお邪魔した時は、極普通に世間話をして談笑が出来たくらいで、薬の副作用のお顔の湿疹以外は本当に変わりありませんでした。このまま回復を、、、、
そして、今年、2月、姫路キャンプへの参加申し込みを頂きました。奥様とご一緒で。
人は限りある命と知ったうえでどんなことをするのか。片生いの私には、とても思いが届き得ない領域です。
限りある貴重な時間を共有する機会を頂いたことは光栄なことです。私は、いつも通り渾身のレッスンをするだけです。
Iさんの奥様は、初参加でしかもそれほど得意でもないテニスなのに、気丈な覚悟とお見受けしました。
Iさんが追いかけているものを同じ時に同じ空間で追いかけて、出来るだけ何かを夫婦で共に掴もうとしているように見えました。
いつもの様にレッスンに集中するIさん。でもその身体のなかの病魔は、確実に今ある健康体を蝕んでいるのかと思うと遣る瀬無い気分になりました。
この姫路キャンプ後、病状は急変しました。癌細胞はIさんの脊髄液を侵し、Iさんの言葉を奪っていました。言葉の不自由さを自覚したIさんの申告に、当初その担当医は見抜けずにうつ病との診断がなされ、奥様はそのことが悔やまれると涙ながらに訴えていました。肺の方は抗癌治療の効果がはっきり表れていたのに。
Iさんからお手紙を頂いてました。便箋にびっしり8枚。テニスに対する熱い思いとVfootに対する期待が記され、そして最後にVfootの仲間たちに宜しくお伝えくださいとの一文がありました。
それでこのブログの場を使ってお伝えすることにしました。
実はIさん、抗癌治療で大変ななか昨年10月に舎人塾の仲間に最後の挨拶に来てくれていました。でも、何も言わずコートの外で立ってレッスンの様子を見て手を振ったりしてましたが、いつの間にかそこには姿は無くなってました。無言でした。たぶん心で何かをつぶやいてコートを後にされたのだと思います。
そう言えばVfootとの出会いもコートサイドでレッスンを見たところからでしたね。
今週の水曜日に奥様から、Iさんの訃報を頂き昨日、弔問に伺った次第です。
「随分、あっちこっち通ったけど、やっぱりここしかないんですよ」と笑顔で語ってくれたIさんがまたコートに来てくれそうです。
40代、余りにも若すぎます。
I さん、本当にお疲れ様。ご冥福をお祈りいたします。
勝者のフットワーク塾
中屋
Iさんは、3年前の10月、テニスパーク湘南での我々のワンデーレッスンをコートサイドでご覧になって、見たこともないレッスンの光景に興味を持ち、Vfootworkのレッスンに参加されるようになりました。
その後、Vfootworkメソッドの良き理解者として合宿、ワンデーレッスンに常連でお会いするようになりました。
思ってもみないメールが届いたのは、去年の石垣島サマーキャンプの後でした。
肺がんの宣告を受け、来春までもつかどうか、、、、。
え!まさか、そんなことが、、、肺せん癌ステージⅣ。
舎人塾の退会の連絡のなかに綴られていた信じられない内容に正直動揺しました。Iさんは、遥々、藤沢から2時間以上かけて毎週、舎人塾に通って来てくれて、そんな活動的なIさんがそんな病魔に襲われているとは想像だに出来ませんでした。
その連絡の後、昨年、お見舞いに何度か伺ったのですが、抗癌治療の経過がいいようで、広瀬コーチ、松田コーチを連れてお宅にお邪魔した時は、極普通に世間話をして談笑が出来たくらいで、薬の副作用のお顔の湿疹以外は本当に変わりありませんでした。このまま回復を、、、、
そして、今年、2月、姫路キャンプへの参加申し込みを頂きました。奥様とご一緒で。
人は限りある命と知ったうえでどんなことをするのか。片生いの私には、とても思いが届き得ない領域です。
限りある貴重な時間を共有する機会を頂いたことは光栄なことです。私は、いつも通り渾身のレッスンをするだけです。
Iさんの奥様は、初参加でしかもそれほど得意でもないテニスなのに、気丈な覚悟とお見受けしました。
Iさんが追いかけているものを同じ時に同じ空間で追いかけて、出来るだけ何かを夫婦で共に掴もうとしているように見えました。
いつもの様にレッスンに集中するIさん。でもその身体のなかの病魔は、確実に今ある健康体を蝕んでいるのかと思うと遣る瀬無い気分になりました。
この姫路キャンプ後、病状は急変しました。癌細胞はIさんの脊髄液を侵し、Iさんの言葉を奪っていました。言葉の不自由さを自覚したIさんの申告に、当初その担当医は見抜けずにうつ病との診断がなされ、奥様はそのことが悔やまれると涙ながらに訴えていました。肺の方は抗癌治療の効果がはっきり表れていたのに。
Iさんからお手紙を頂いてました。便箋にびっしり8枚。テニスに対する熱い思いとVfootに対する期待が記され、そして最後にVfootの仲間たちに宜しくお伝えくださいとの一文がありました。
それでこのブログの場を使ってお伝えすることにしました。
実はIさん、抗癌治療で大変ななか昨年10月に舎人塾の仲間に最後の挨拶に来てくれていました。でも、何も言わずコートの外で立ってレッスンの様子を見て手を振ったりしてましたが、いつの間にかそこには姿は無くなってました。無言でした。たぶん心で何かをつぶやいてコートを後にされたのだと思います。
そう言えばVfootとの出会いもコートサイドでレッスンを見たところからでしたね。
今週の水曜日に奥様から、Iさんの訃報を頂き昨日、弔問に伺った次第です。
「随分、あっちこっち通ったけど、やっぱりここしかないんですよ」と笑顔で語ってくれたIさんがまたコートに来てくれそうです。
40代、余りにも若すぎます。
I さん、本当にお疲れ様。ご冥福をお祈りいたします。
勝者のフットワーク塾
中屋