2010年10月05日
渡る世間に鬼は無い 中屋の響き:風の音
先日、出張レッスンで青山に行った時のことです。
テニスコート付近、青山三丁目交差点近くのコインパークに車を停め、いつものようにボールバスケットをキャリーに乗せコートに向かいました。
空は秋晴れ、いつになく心地良い空気を感じながら、キャリーを引っ張って歩いていました。
そこで女性とすれ違う時、転がしてるキャリーが少し邪魔そうな感じだったので少し角度を変えて引っ張ったところ、キャリーが横転し、ボールバスケットも横倒しになってしまったのです。
このボールバスケットにはふたがついているのですが、あろうことか空いてしまい、さらに最悪なことに坂の上という絶体絶命の状況にあったわけです。
次の瞬間すごいことが起きていました。おしゃれな青山の坂、車が激しく往来する道にテニスボールをぶちまけてしまった!
私はと言えば「わっ!」と言ったまま固まって、鮮やかな黄色いボールがグレーのアスファルトに散りばめられる光景を坂の上から見下ろすしかありませんでした。
さて、そこから想像もしない展開になりました。坂の下の方にいる人たち誰もが、大人も子供も、みんな転がって来るボールを拾い「こっちにもある」とか「来た来た」とか口々に言いなが拾い集めてくれました。なかには駐車しているトラックからわざわざ出て拾ってくれたりして。
そして、なぜかこんなにとんでもない迷惑を掛けているにも関わらず私のボールバスケットにみんなニコニコしてボールを入れに来てくれました。結局私は3つ4つしか拾わずにただ頭をかいてお礼を言っているだけでした。
最後に私がすれ違った女性が「これで最後だと思いますよ」と坂の下からボールを抱えて持ってきてくれて、あっという間にぶちまけたボールは回収が出来たのでした。
人ってなんて優しいんだろうと思い知った出来事でした。世知辛い世の中ですが、何だか思いがけず暖かいものを感じた日でした。
「渡る世間に鬼は無し」妙なドラマのせいで勘違いしそうです。
テニスコート付近、青山三丁目交差点近くのコインパークに車を停め、いつものようにボールバスケットをキャリーに乗せコートに向かいました。
空は秋晴れ、いつになく心地良い空気を感じながら、キャリーを引っ張って歩いていました。
そこで女性とすれ違う時、転がしてるキャリーが少し邪魔そうな感じだったので少し角度を変えて引っ張ったところ、キャリーが横転し、ボールバスケットも横倒しになってしまったのです。
このボールバスケットにはふたがついているのですが、あろうことか空いてしまい、さらに最悪なことに坂の上という絶体絶命の状況にあったわけです。
次の瞬間すごいことが起きていました。おしゃれな青山の坂、車が激しく往来する道にテニスボールをぶちまけてしまった!
私はと言えば「わっ!」と言ったまま固まって、鮮やかな黄色いボールがグレーのアスファルトに散りばめられる光景を坂の上から見下ろすしかありませんでした。
さて、そこから想像もしない展開になりました。坂の下の方にいる人たち誰もが、大人も子供も、みんな転がって来るボールを拾い「こっちにもある」とか「来た来た」とか口々に言いなが拾い集めてくれました。なかには駐車しているトラックからわざわざ出て拾ってくれたりして。
そして、なぜかこんなにとんでもない迷惑を掛けているにも関わらず私のボールバスケットにみんなニコニコしてボールを入れに来てくれました。結局私は3つ4つしか拾わずにただ頭をかいてお礼を言っているだけでした。
最後に私がすれ違った女性が「これで最後だと思いますよ」と坂の下からボールを抱えて持ってきてくれて、あっという間にぶちまけたボールは回収が出来たのでした。
人ってなんて優しいんだろうと思い知った出来事でした。世知辛い世の中ですが、何だか思いがけず暖かいものを感じた日でした。
「渡る世間に鬼は無し」妙なドラマのせいで勘違いしそうです。
人間関係が希薄になったりした世の中では、
意外と大きく感じますよね
ボールを拾ってくれた人たちの光景が浮かんできて、
何か自分も暖かい気持ちになりました。
猜疑心は猜疑心を生みますよね。