2009年04月12日
勝者のフットワーク塾 中屋の響き 鐘の音
質問を頂きました。
「こんにちは、この1ヶ月ブログを大変楽しく拝見させていただいております。現在、勝者のフットワーク塾のDVDの購入やレッスンの受講を検討させていただいているのですが、いくつか質問させていただきたい点がありましたので、ブログ等で取り上げていただければと思いコメントさせていただくことにしました。」
1.基本から応用まで含めてコーチが段階的に教えていきたいと考えていらっしゃるフットワークやスウィングは全体として何種類位あるのでしょうか?
※ビンスバークレーアカデミーで指導をしているフットワークメソッドでは、全体で約80種類と言われています。それはステップダウンという1つのフットワークだけでも例えば回り込んでステップダウン、リズムステップダウン、スリーステップステップダウンなどいくつか分けての数字ですが。更にフォアハンド、バックハンドに種類は分かれるということもあります。
そのフットワークメソッドから選んでお伝えしようと思っているのですが、基本的に幹となるフットワークで今のところ考えているのは20種類くらいです。
スイングについては、フォハンドは4種類の分類があります。バックハンドについては特に分類はされていませんでした。スイング軌道がある程度に限定されているということだと思います。
2.現在発売されているDVDやレッスンでは、1.の最も基本となる部分についてのレクチャーであると解釈してよろしいのでしょうか?
※DVDの各巻のセクション1,2は共通コンテンツになっており、そこでこのメソッドの基本として押さえて欲しい項目を説明しています。
DVDでは基本的に使用頻度が高いと思われるフットワークから各巻毎に数種類ずつ順に紹介しています。またTheBasicについては一般的に基本と言われる前足に踏み込むフットワークのステップダウンを解説しながら初心者向けの内容を収録しています。
3.コーチが真剣に取り組んでいらっしゃる生徒さんに目指して欲しいテニスとはどういうものなのでしょうか?
※バランスのよいテニスです。それによってテニスは成長していくと考えてます。目の前のゲームにこだわるだけでは技術は偏るでしょう。のちのちの成長のためにはバランスよいテニスが必要だと考えてます。
例えば、基本と個性のバランスです。もともと持ち前ている能力だけでゲームに勝つことも出来ます。しかし、それはいつかは狂いや迷いが生じます。無意識的に実行していた技術を調整できるのが基本だと思います。また基本を知ることで新しい個性を知ることが出来ます。
その昔武道の達人が残したあらゆる場面に応じた型は、いわゆるコツと言われる理合いを後世に残そうと考えたものです。このフットワークメソッドでも、場面に応じたフットワークを知ることで、状況に応じたフットワークを意識して練習することが出来ます。
分類された基本となるフットワークを意識することで、自分に欠けている動きの領域を補い、動きのバランスの水準を上げることが出来ると考えています。それによって健全なテニスの成長が実現をして欲しいと思っています。
メンタルのうえに技術、技術のうえに戦略があると考えています。狭い技術のうえでは結局限られた戦略だけでゲームをするしかありません。
自分のテニスの成長が楽しめれば、そのテニスが幸せな人生をサポートしてくれるはずです。私がオーストラリアで学んだことで一番大きかったのはスポーツへの関わり方です。それは日本では学び得ないことだったと思います。生涯楽しめるバランスのよいテニスを目指して欲しいと思っています。
eddyponさん、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
勝者のフットワーク塾 中屋