2011年06月18日
清新 中屋の響き:鐘の音
世界剣道選手権大会の覇者は栄花直輝さんが色紙に書くのがこの「清新」という言葉です。常に清らかで新しい気持ちを心がけている方なのです。
世界的にも剣道の競技人口は柔道に匹敵するくらいの数なのですが、オリンピック種目には敢えて名乗りを上げていません。柔道とは違う道を歩んでいます。
「ただ勝ってもダメだ」。「勝ってなおかつ正しくなくてはならない」 勝ち負けを重要とする論理しか持ち得ない文化では、オリンピックに参加することで、きっと、いまの剣道はよそのところに行ってしまうような気がします。
世界選手権大会はイギリスで開催され、エリザベス女王も観戦に来られたとのことです。日本の伝統の精神世界の理解者は結構いるものです。
何者にも囚われない不動心というものは、剣の道では特に重要で、剣道は瞬速の世界であり、しかも常に相手と向き合うことを互いに課しています。
だから、何かに心を捉われてはならないのです。逆を言えば、あらゆることに注意を向けておく必要があります。相手の出方や相手の呼吸を量るには、目・竹刀・腕・足・顔(表情)などすべてに気を配らなくてはなりません。それをどこか一箇所に捉われすぎると、他の部分からの情報取得が疎かになってしまうのです。そして対応を誤ることになります。
テニスもゲーム中に心を囚われてしまうことがよくある。そして、一つどころか何も見えなくなっています。本来持つ力を発揮するためにはそれではまずいです。余計なこだわりやエゴを捨て、相手を尊重する姿勢は剣道の精神に学べる点だろうと思います。
栄花さんは、毎日道場の雑巾がけを欠かしません。それは初心のころと変わらないそうです。まさに「清新」だ。毎日新しい気持ちで過ごしましょう。
世界的にも剣道の競技人口は柔道に匹敵するくらいの数なのですが、オリンピック種目には敢えて名乗りを上げていません。柔道とは違う道を歩んでいます。
「ただ勝ってもダメだ」。「勝ってなおかつ正しくなくてはならない」 勝ち負けを重要とする論理しか持ち得ない文化では、オリンピックに参加することで、きっと、いまの剣道はよそのところに行ってしまうような気がします。
世界選手権大会はイギリスで開催され、エリザベス女王も観戦に来られたとのことです。日本の伝統の精神世界の理解者は結構いるものです。
何者にも囚われない不動心というものは、剣の道では特に重要で、剣道は瞬速の世界であり、しかも常に相手と向き合うことを互いに課しています。
だから、何かに心を捉われてはならないのです。逆を言えば、あらゆることに注意を向けておく必要があります。相手の出方や相手の呼吸を量るには、目・竹刀・腕・足・顔(表情)などすべてに気を配らなくてはなりません。それをどこか一箇所に捉われすぎると、他の部分からの情報取得が疎かになってしまうのです。そして対応を誤ることになります。
テニスもゲーム中に心を囚われてしまうことがよくある。そして、一つどころか何も見えなくなっています。本来持つ力を発揮するためにはそれではまずいです。余計なこだわりやエゴを捨て、相手を尊重する姿勢は剣道の精神に学べる点だろうと思います。
栄花さんは、毎日道場の雑巾がけを欠かしません。それは初心のころと変わらないそうです。まさに「清新」だ。毎日新しい気持ちで過ごしましょう。