2010年03月12日
オーストラリア旅行記8
2日目の朝、昨晩、9時にロビーで待ち合わせという話で分かれので、ロビーのソファーでゆったり待っていた。この時期、全豪観戦を目当ての宿泊客が多いらしく、ロビーで交わされる会話はテニスについてが多いようだ。
夫婦連れ、家族連れ、カップルいろいろだ。我々のようなおっちゃんの2人連れは珍しい。そうだ、ここはオーストラリアだ。そういうカップルも珍しくはないかも、そう思うと勘違いをされないようにしなくてはと要らぬ心構えを持ったりして、どうでもいい。
ふと時計を見ると9時を回っている。ヒロセにしては珍しい。主に感覚で生きている割には時間には正確なのだ。取りあえず携帯に掛けてみたが、つながらない。何度か掛けたがつながらない。
厄介なことに彼の部屋番号もうろ覚えなので迎えにも行けない。仕方ないので朝食を食べに行くことにした。確かサザンクロス駅にハンバーガーショップがあったはずだ。ロビーでの待ち合わせを見切って駅に向かうことにした。
朝食セットにみたいなものは、どこのバーガーショップでも同じようなものだと思いながら、通りのテーブルで通行人を見ながらの朝食。ゆったりと流れる時間のなか携帯が鳴った。ヒロセだ。
「すいませ~ん」明らかに起きがけの鼻声だ。「お前、今何時だと思ってんだ!」「はい、9時半です」おびただしい着信の表示を見て、すでに怒られモードになっている。40過ぎの男に今更、時間の大切さの説教をしてもしょうがない。
「駅前だ。いいから早く来い」手短に指示だけ伝えた。
程なく乱れた身なりでヒロセが表れた。「携帯の電源切っていて、寝過ごしました」起きて携帯の電源を入れたとたんに海外ローミングサービスからの通知がどかどかっと来たらしい。もちろん私の携帯からのものだ。
携帯充電用のACアダプターを用意してないやつが目覚まし時計を持っている訳もないだろう。ある意味必然の出来事かも知れない。呆れてしまう。
朝から予定を崩されたが、今日が最高の日になる予定なのだ。何と言ってもロッドレーバーアリーナの3試合目にナダルの試合がある。この目でナダルを直接見ることが出来る。 それとトニーのコーチしているソフィーの試合もあるのでトニーにも会えるかも知れない。
横の寝ぼけた男のことは忘れよう。会場までの大混雑のトラムなか我々の全豪2日目は始まった。
つづく
夫婦連れ、家族連れ、カップルいろいろだ。我々のようなおっちゃんの2人連れは珍しい。そうだ、ここはオーストラリアだ。そういうカップルも珍しくはないかも、そう思うと勘違いをされないようにしなくてはと要らぬ心構えを持ったりして、どうでもいい。
ふと時計を見ると9時を回っている。ヒロセにしては珍しい。主に感覚で生きている割には時間には正確なのだ。取りあえず携帯に掛けてみたが、つながらない。何度か掛けたがつながらない。
厄介なことに彼の部屋番号もうろ覚えなので迎えにも行けない。仕方ないので朝食を食べに行くことにした。確かサザンクロス駅にハンバーガーショップがあったはずだ。ロビーでの待ち合わせを見切って駅に向かうことにした。
朝食セットにみたいなものは、どこのバーガーショップでも同じようなものだと思いながら、通りのテーブルで通行人を見ながらの朝食。ゆったりと流れる時間のなか携帯が鳴った。ヒロセだ。
「すいませ~ん」明らかに起きがけの鼻声だ。「お前、今何時だと思ってんだ!」「はい、9時半です」おびただしい着信の表示を見て、すでに怒られモードになっている。40過ぎの男に今更、時間の大切さの説教をしてもしょうがない。
「駅前だ。いいから早く来い」手短に指示だけ伝えた。
程なく乱れた身なりでヒロセが表れた。「携帯の電源切っていて、寝過ごしました」起きて携帯の電源を入れたとたんに海外ローミングサービスからの通知がどかどかっと来たらしい。もちろん私の携帯からのものだ。
携帯充電用のACアダプターを用意してないやつが目覚まし時計を持っている訳もないだろう。ある意味必然の出来事かも知れない。呆れてしまう。
朝から予定を崩されたが、今日が最高の日になる予定なのだ。何と言ってもロッドレーバーアリーナの3試合目にナダルの試合がある。この目でナダルを直接見ることが出来る。 それとトニーのコーチしているソフィーの試合もあるのでトニーにも会えるかも知れない。
横の寝ぼけた男のことは忘れよう。会場までの大混雑のトラムなか我々の全豪2日目は始まった。
つづく