2010年02月13日
勝者のフットワーク塾 オーストラリア旅行記5
メルボルン空港は正式にはタラマリン国際空港という。ここから市内まではSkyBusというシャトルバスがある。我々のホテルはサザンクロス駅の近くで、サザンクロス駅は丁度SkyBusの終点だった。
30分ほどでサザンクロス駅についた。ホテルは4年前に使ったホテルなので場所は何となく覚えていた。ところが当時はサザンクロス駅が大改修の最中だったので街の様子はすっかり変わってしまっていた。バスターミナルの場所も全然違う場所でホテルの方向が全くわからなくなってしまっていた。
しかし、準備に怠りはない。以前来たことがあるとは言え、ホテルまでの地図はプリントアウトして持ってきている。バックから取り出して見る。う!何ということだ。字が小さくて読めない。ここのところ老眼の進行の激しさに対応できていない。困ったものだ。
横にいるヒロセに「これわかるか」と不本意ながら地図を渡した。「わかります。わかります。大丈夫っす。」この必要以上の承諾の意思表示が意外と空回りすることがあるので要注意だ。
オーストラリアの街はわかりやすくなっている。通りを挟んで交互に番地が付けられているので、片方のサイドが偶数なら反対サイド奇数というわけで、通りの名前と番地がわかれば探すのは簡単だ。
この虫のように小さい字さえ読めれば楽勝なのだが地図の見方を説明してヒロセにナビを任せることにした。ほんとんどの判断を勘に任せているヒロセの説明を聞いているうつろな目が少々気になったが、地図を見て「こっちっす、こっち。」という言葉に従った。
キングストリートに着いた。この名前は聞き覚えがある。よしよし。ここから左右どっちに進むかだ。「こっちっす、こっち。」ヒロセがホテルの番地を確認して左に進んで行った。
気温は30度くらいだろうか、からっとしているので不快感はない。オーストラリア独特のさわやかな気候である。しかし、スーツケースを引きずりながら荷物を持って歩き回るには暑すぎる。15分ほど歩いた。
「大丈夫かよ」「大丈夫っす。間違いないっす。」突貫とっちゃん坊や、ヒロセはずんずん進んで行く。少し不安になりホテルの番地を確認してみると130番だった。こっち側の歩道は偶数だ。間違いない。ところが残念なことに曲がり角で150番から始まった番地の数字が大きくなって300番にいる。何ということだ130番から遠ざかっているではないか。
また、15分歩かなければもとに戻れないという現実に直面することになった。ヒロセのいいところはどんな現実にもずんずん向かっていくところだ。私のスーツケースを汗だくになって引っ張っている。いいやつだ。
もとの曲がり角にもどった。150番地だ。そこから130番はすぐそこで、そのあっけなさが余計に徒労を身に沁みさせてくれる。やっと着いた。懐かしいビル、4年前のたたずまいそのままだ。
チェックインをして部屋に向かった。シングルルームでこぎれいな部屋だ。4年前は一番安い共同トイレ・共同シャワー部屋におとぼけずっこけ野郎のタケと宿泊を共にしたことが思い出される。そんなことを感じながら荷物を置いた。
昼食を取りに駅ビルにヒロセと向かった。フードコートを見つけ、フライドライスと照り焼きチキンの入ったタッパを買った。7ドル50セント。日本のデフレのせいもあるが安いとは言えない。
ヒロセと顔を突き合わせて弁当を食べながら、今日のこれからの予定など話しているとヒロセが彼の携帯電話にまつわるびっくりするようなこと報告をしてくれた。全くアホか! つづく
30分ほどでサザンクロス駅についた。ホテルは4年前に使ったホテルなので場所は何となく覚えていた。ところが当時はサザンクロス駅が大改修の最中だったので街の様子はすっかり変わってしまっていた。バスターミナルの場所も全然違う場所でホテルの方向が全くわからなくなってしまっていた。
しかし、準備に怠りはない。以前来たことがあるとは言え、ホテルまでの地図はプリントアウトして持ってきている。バックから取り出して見る。う!何ということだ。字が小さくて読めない。ここのところ老眼の進行の激しさに対応できていない。困ったものだ。
横にいるヒロセに「これわかるか」と不本意ながら地図を渡した。「わかります。わかります。大丈夫っす。」この必要以上の承諾の意思表示が意外と空回りすることがあるので要注意だ。
オーストラリアの街はわかりやすくなっている。通りを挟んで交互に番地が付けられているので、片方のサイドが偶数なら反対サイド奇数というわけで、通りの名前と番地がわかれば探すのは簡単だ。
この虫のように小さい字さえ読めれば楽勝なのだが地図の見方を説明してヒロセにナビを任せることにした。ほんとんどの判断を勘に任せているヒロセの説明を聞いているうつろな目が少々気になったが、地図を見て「こっちっす、こっち。」という言葉に従った。
キングストリートに着いた。この名前は聞き覚えがある。よしよし。ここから左右どっちに進むかだ。「こっちっす、こっち。」ヒロセがホテルの番地を確認して左に進んで行った。
気温は30度くらいだろうか、からっとしているので不快感はない。オーストラリア独特のさわやかな気候である。しかし、スーツケースを引きずりながら荷物を持って歩き回るには暑すぎる。15分ほど歩いた。
「大丈夫かよ」「大丈夫っす。間違いないっす。」突貫とっちゃん坊や、ヒロセはずんずん進んで行く。少し不安になりホテルの番地を確認してみると130番だった。こっち側の歩道は偶数だ。間違いない。ところが残念なことに曲がり角で150番から始まった番地の数字が大きくなって300番にいる。何ということだ130番から遠ざかっているではないか。
また、15分歩かなければもとに戻れないという現実に直面することになった。ヒロセのいいところはどんな現実にもずんずん向かっていくところだ。私のスーツケースを汗だくになって引っ張っている。いいやつだ。
もとの曲がり角にもどった。150番地だ。そこから130番はすぐそこで、そのあっけなさが余計に徒労を身に沁みさせてくれる。やっと着いた。懐かしいビル、4年前のたたずまいそのままだ。
チェックインをして部屋に向かった。シングルルームでこぎれいな部屋だ。4年前は一番安い共同トイレ・共同シャワー部屋におとぼけずっこけ野郎のタケと宿泊を共にしたことが思い出される。そんなことを感じながら荷物を置いた。
昼食を取りに駅ビルにヒロセと向かった。フードコートを見つけ、フライドライスと照り焼きチキンの入ったタッパを買った。7ドル50セント。日本のデフレのせいもあるが安いとは言えない。
ヒロセと顔を突き合わせて弁当を食べながら、今日のこれからの予定など話しているとヒロセが彼の携帯電話にまつわるびっくりするようなこと報告をしてくれた。全くアホか! つづく