2010年02月21日
勝者のフットワーク塾 オーストラリア旅行記6
フードコートでヒロセと今日の予定を確認していた。そこで、まあ別々になっても携帯があるし連絡は取り合えるからと思っていたら、「部屋で試したんすけど、携帯が充電できないんですよ」とさりげなく悩みを告白してきた。
「何で?」口をとんがらせた不本意顔のヒロセに事の詳細を聞いた。「オーストラリア仕様のかたちのコンセントは買ってきたんですけど、それを使ってコンセントを差し込んでも充電にならないんすよ」更に口がとんがる。
取りあえず基本的な事を確認して見ることにした。「ACアダプターはついてんのかよ」
「いや、ついてないっす」と決定的な原因を事も無げに吐露した。問題は解決しないが、原因は一気に判明した。オーストラリアと日本では電圧が違うというのに、差し込み口の形がオーストラリア仕様のアダプターを間にかませただけで充電ができるわけがない。よく携帯の画面が爆発しなかったものだ。アホか!
この時は携帯の充電が出来ないくらい大したことはないと高をくくっていたのが、後になっていろいろな事態に絡んでくることになった。その話は後ほどということで、我々は明日から観戦予定の全豪オープンの会場を取りあえず下見いくことにした。
会場まではトラムという路面電車で15分ほどだ。市内はこのトラムが縦横無尽に走っている。何とこの時期、メルボルンパーク行きのトラムは全て無料になる。全豪を見る人だけかと思ったら全面的にタダ、無料らしいのだ。さすがグランドスラム。
しばらくするとトラムの窓からメルボルンパークのロッドレーバーアリーナが見える。あのでかい屋根の下では大歓声を浴びながら世界最高峰のプレーが激突いるのだ。脈拍が上がっている。しかし、隣に座っているご婦人は買い物帰りだろうか。スーパーの袋をぶらぶら揺らして無表情に途中の停留所で降りていった。我々とはかなりの温度差だ。
さあ、メルボルンパークの停留所に着いた。警備の制服を着たおじさん達がたくさんいる。持っているチケットは明日からのものなので予定では入場ゲートまで来て帰るつもりだったのだが、ヒロセと顔を見合わせて「やっぱり見たいよな」と暗黙に頷く。
次の瞬間、ヒロセは当日券売り場に直行していた。グランドパスと言ってアリーナ以外の外のコートだけ見られるチケット29ドルを買ってきた。さすが突貫とっちゃん坊ややることは速い。
予定外だがせっかくここまで来たのだからという思いをそのまま行動に移してしまった。ついにメルボルンパークに入場! 今日は木曜日、全世界的に平日なのだが何という大混雑、人、人、人、老若男女大集合だ。
そして、コートには一流選手の最高のプレーが溢れている。おーキリレンコがいる。アザレンカがいる。 つづく
「何で?」口をとんがらせた不本意顔のヒロセに事の詳細を聞いた。「オーストラリア仕様のかたちのコンセントは買ってきたんですけど、それを使ってコンセントを差し込んでも充電にならないんすよ」更に口がとんがる。
取りあえず基本的な事を確認して見ることにした。「ACアダプターはついてんのかよ」
「いや、ついてないっす」と決定的な原因を事も無げに吐露した。問題は解決しないが、原因は一気に判明した。オーストラリアと日本では電圧が違うというのに、差し込み口の形がオーストラリア仕様のアダプターを間にかませただけで充電ができるわけがない。よく携帯の画面が爆発しなかったものだ。アホか!
この時は携帯の充電が出来ないくらい大したことはないと高をくくっていたのが、後になっていろいろな事態に絡んでくることになった。その話は後ほどということで、我々は明日から観戦予定の全豪オープンの会場を取りあえず下見いくことにした。
会場まではトラムという路面電車で15分ほどだ。市内はこのトラムが縦横無尽に走っている。何とこの時期、メルボルンパーク行きのトラムは全て無料になる。全豪を見る人だけかと思ったら全面的にタダ、無料らしいのだ。さすがグランドスラム。
しばらくするとトラムの窓からメルボルンパークのロッドレーバーアリーナが見える。あのでかい屋根の下では大歓声を浴びながら世界最高峰のプレーが激突いるのだ。脈拍が上がっている。しかし、隣に座っているご婦人は買い物帰りだろうか。スーパーの袋をぶらぶら揺らして無表情に途中の停留所で降りていった。我々とはかなりの温度差だ。
さあ、メルボルンパークの停留所に着いた。警備の制服を着たおじさん達がたくさんいる。持っているチケットは明日からのものなので予定では入場ゲートまで来て帰るつもりだったのだが、ヒロセと顔を見合わせて「やっぱり見たいよな」と暗黙に頷く。
次の瞬間、ヒロセは当日券売り場に直行していた。グランドパスと言ってアリーナ以外の外のコートだけ見られるチケット29ドルを買ってきた。さすが突貫とっちゃん坊ややることは速い。
予定外だがせっかくここまで来たのだからという思いをそのまま行動に移してしまった。ついにメルボルンパークに入場! 今日は木曜日、全世界的に平日なのだが何という大混雑、人、人、人、老若男女大集合だ。
そして、コートには一流選手の最高のプレーが溢れている。おーキリレンコがいる。アザレンカがいる。 つづく
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